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穴(1957)

1957年【日】 上映時間:103分
サスペンスコメディモノクロ映画ミステリー
[アナ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-09-24)【イニシャルK】さん
公開開始日(1957-10-15)


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監督市川崑
助監督井上芳夫
キャスト京マチ子(女優)北長子
船越英二(男優)千木恋介
菅原謙二(男優)猿丸警部
山村聡(男優)白州桂吉
北林谷栄(女優)赤羽スガ
日高澄子(女優)中村武子
潮万太郎(男優)甘粕左平
見明凡太朗(男優)大屋編集長
浜村純(男優)円タクの運転手
夏木章(男優)警官
小山内淳(男優)刑事
杉森麟(男優)浮浪者
高村栄一(男優)警部補
中田勉(男優)刑事
伊東光一(男優)警部補
此木透(男優)中年男
目黒幸子(女優)夜の女
岡村文子(女優)極楽荘の太った女
新宮信子(女優)夜の女
石原慎太郎(男優)青年作家
脚本久里子亭
音楽芥川也寸志
挿入曲石原慎太郎「DREAM」
撮影小林節雄
製作永田秀雅
企画藤井浩明
配給大映
美術下河原友雄
編集中静達治
録音渡辺利一
照明米山勇
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【クチコミ・感想】

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17.京マチ子とはこういう役者だったのかと初めて知りました。セクシーだったり、ものすごく地味だったり、この作品の楽しさはこの方の縦横無尽ぶりに負うところが大きいですね。ただ、全体的に台詞が説明的で不自然なのがマイナスです。 次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 6点(2017-09-22 15:44:05)

16.複雑に絡み合った話だったため、やや説明的なセリフが多かった印象がありますが、テンポ感やメリハリの効いた演出で、最後まで突っ走りましたね。アイディアや音楽も良く、古い映画なのに何ひとつ色褪せた感がなく、楽しめました! ramoさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-08-14 19:19:52)

15.《ネタバレ》 以前のレビュアーの方もおっしゃてるように、私も市川崑は”日本のビリー・ワイルダー“だったんだなと再認識させられました。コメディと言っても、邦画界でこれだけセリフ過剰な映画を上手くコントロールできる監督は稀有な存在でしょう。そしてあの京マチ子がこんなに早口なセリフのオンパレードでコメデイ演技を易々とこなせるとは全く想像を超えていました。彼女を観ていると、『ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦』のジェームズ・キャグニ―を思い出してしまいました、そういえばこれも監督はビリー・ワイルダーでしたね。 ミステリーと言ってもこういう緩いお話しなので重箱の隅をほじくるような観方をしてもしょうがないです、でもミステリーとしても良く考え込まれた脚本だと思います。ラストの船越英二の飛び込みはちょっとシュールさすら感じる唐突ぶりですけど、そのために窓に空いた大穴の周りで、死ななかった登場人物たち全員がカーテンコール宜しく勝手なことを言い合っているところなんぞ、市川崑らしいブラックな幕切れだと感じました。 でもいちばん訳が判らなかったのは、石原慎太郎の無意味としか言いようがない出演でしょうね。もう調子に乗ってど下手な歌まで披露しちゃうんだから… S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-06-16 23:23:15)

14.アイデアとテンポは秀逸。京マチコの声や演技が、宮本信子とよく似ている。 nojiさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-01 22:26:55)

13.《ネタバレ》 伝説の女優、京マチ子のチャーミングな魅力でいっぱいだった。 トントさん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-11 06:08:59)

12.《ネタバレ》 船越英二は息子よりかっこよかった。
現代劇の京マチ子は、時代劇の京マチ子より、意外と魅力を発揮していた。

この話、クライムサスペンスというより、ミステリー色が強い。
謎解きモノが好きな方には、必ずやお気に入りの一本になるはず。

京マチ子が痴漢に乱暴されるシーンは必見。
船越英二の、飄々としたダンディズムも良い。

ところで、ラストの船越英二のアッと言わせるダイビングは、かの飢餓海峡が影響を受けたのでは?と思わせるほどのデジャヴ。 にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 5点(2012-09-06 17:12:35)

11.凝ったシナリオ、独特の軽快なテンポ、京マチコの圧倒的なキャラ。良作ですね。かつての日本映画の圧倒的なエネルギーが感じられて、そこは何だか切なくなる。 ashigaraさん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-09 14:07:48)

10.テンポ良く、シナリオも非常に練りこまれていて、何より京マチ子の絶妙の演技、表情、仕草が軽快なテンポと完全にシンクロして、最初から最後まで画面に釘付け。今まで見た日本映画で最高のサスペンスコメディーかもしれない。サスペンスに必要な論理的展開と、コメディーに必要な有り得ない行動とを、これほどうまくバランスさせるのは至難の業のように思う。かなり複雑なストーリーなのに、スピード感あふれるテンポで見せつつ、コメディータッチのドタバタを入れつつ、破綻することなくしっかり伝わって来て、突飛なシナリオをスピードだけ押し通してしまうようなハチャメチャコメディになっていないのがお見事。白黒のスタンダードサイズだし、題名も地味だけど、日本映画侮りがたし。
nobo7さん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-26 01:50:10)

9.《ネタバレ》 京マチ子って『羅生門』の時からして、すでに貫禄。森雅之と互角に渡り合い、三船敏郎をあるいは凌駕していたかもしれない。身体も貫禄充分。で、普通なら“貫禄”ってものと“キュート”ってものとは、対極にあるはずなのだが、この映画の京マチ子は実にキュートなのだ。彼女がこんなにかわいく見える映画は珍しい。七変化を見せるんだけど、化粧の濃い娘になったり、田舎ものになったり、それが何と言ったらいいか、その変装の“うまくなさ”がかわいいの。やっぱり女性映画の監督なんだな。彼女が船越英二を頼ってしまうあたりがサスペンスになってて、キュートぶりが生きている。銀行のひそひそ話・ルポに怒る刑事・クビになった京マチ子とバラバラに始めて、つながっていくあたりに監督ならではの才気。ラストもみなが早口にしゃべりまくり、娘がボソッと「あー、たいくつ」というリズム感が、監督のタッチだった。このころでも繁華街のデパートのすぐ裏あたりに、まだ焼け跡のような空き地が広がっていたんだなあ、戦争終わって干支が一巡りしてるのに。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2009-05-15 12:18:22)

8.《ネタバレ》 話の面白さはもちろんの事、音楽やテンポの上げ下げなどおそろしくメリハリが効いている作りで、完全に時間を忘れて没頭しました。「ちょ、ちょっと、そこダメでしょ、ダウト!」と突っ込みを入れたい箇所もところどころありましたが、早口でまくしたてる京マチ子に全てかき消された様な気がします。女性が強くなって久しいですが、彼女の強さや根性は現代女性とはまた一味違った魅力で惹きつけられました。体型も含め決してスマートでないところが新鮮に感じたんでしょう。話は中盤以降、失速しそうでしたが、紙キレ集めというロールプレイング要素や、逆に嵌めてやろうと奮闘する姿などが面白く、最後までテンションが下がる事はありませんでした。とても面白い映画でした。 オニール大佐さん [DVD(邦画)] 8点(2009-03-03 19:02:55)

7.《ネタバレ》 自分の市川崑監督の追悼レビューは大映時代のこの小品で。この時期の市川監督って、果敢に既存の日本映画作家が誰もやらなかった映像表現、キャラクター造りを率先して行っていたっていう印象があります。常に時代の一歩先を見据えていた作家的高揚期といったら良いか。しかもそれら実験的作品の殆どが結果的には成果を収めている、これは物凄い事だと思います。この小品も一見プログラムピクチャーを装いつつ、アングルや各ショットに意匠を凝らし、様々な冒険が施されていて面白い。ただ一連の「大映現代劇」の例に漏れず、どこか重っ苦しい暗鬱な雰囲気がこの作品にも覆われている。ヒロインの京マチ子も百面相的大奮闘の好演だけれど、豊満な肉体ゆえの鈍重さが仇となっているシーンも幾つか見受けられた。ラストの船越英二の飛び込み○◎の決めポーズ、あれって笑うトコなんですよねえ・・・?これがもし東宝で製作されていたたら、もっと軽快な感触の作品になっていたかも。う~ん、初期東宝時代の市川監督コメディ作品群がもっと観たい! 放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-22 13:39:36)(良:1票)

6.赤線地帯でもそうだったが、京マチ子がセリフの中でしれっと言うアドリブ(たぶん)がたまらなくおもしろい。コミカルでキュートでグラマラス。なんて魅力的なんだ。もちろん物語の面白さもあるけど終始、京マチ子の軽快で小憎たらしい演技に圧倒されました。そんな彼女について少し調べました。80を超え、もう隠居かなと思っていたら、なんのなんの去年は京都南座の舞台で主演されてるではないですか。今年はお休みのようだが行きたかったなぁ。ここならすぐに行けるのに・・。これから南座は要チェックです。そして更に驚いたのは、この歳まで彼女は独身を通したらしいのですよ。信じられません。しかも現在も演技されている。この銀幕のヒロインが現役のうちに是非、その演技を目に焼き付けたい。若尾文子といい香川京子といい、この時代のヒロインたちは今も尚、本当に元気で美しいです。 カリプソさん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-08-25 01:40:20)

5.あまりシリアスにならないところがなんとなくビリー・ワイルダーを思わせてくれました。面白かったです。 maemaeさん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-10-29 19:20:43)

4.ストーリーだけを見れば、相当に荒いのだけれど、そういう荒さを押し通して、娯楽作品として完成させる力強さが、当時の映画界と映画人にはあったのだと思う。
だからと言って、その強引さを現在においても用いれば良いかと言えば、そうではなく、その当時の時代の空気と価値観だからこそ生まれた映画の流れだと思う。
まあ何にしても、そういう時代の空気感も含めて、何十年も前の映画が現在も充分に“娯楽”として通じることは、とても素晴らしいことだと思う。 鉄腕麗人さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-24 02:22:28)(良:1票)

3.またしても面白い映画、見つけ!この映画、面白いです。タイトルは穴ですけど、穴てよりワナて感じの作品で、人が人を陥れる様子をテンポよく描いていて面白い! 青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-08 22:52:38)

2.57年の日本映画に、こんな凄い作品があったんですね~テンポの良さ、展開の面白さ、どれも超一級です。上辺の斬新さだけを狙ったような今時の日本映画より、何倍も新鮮です。他の「穴」も良いけど、こっちもかなり良いよ~! クロマスさん 9点(2003-04-15 21:19:35)

1.こんくらいの娯楽映画がつくれたのにね昔の日本はさ。かなりいいよこれ。自分が生まれる前にこんなセンスが存在していたとは えたひにんさん 9点(2003-04-07 22:37:26)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 7.24点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
515.88% line
6317.65% line
7635.29% line
8529.41% line
9211.76% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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