みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 ある殺人事件をめぐり、弁護を担当した若き日のリンカーンが起こす逆転劇を描く。この映画が作られた当時の人がどう思ったかはわからないが、現代の目で見れば正直ちょっと物足りない。しかし、これは単なる法廷ものではない。この弁護士が後の偉大な大統領の姿なのだという伝記ものとしての価値。さらにリンカーン役ヘンリー・フォンダの演技も素晴らしい。外見も若き日を想像した場合、大きく外れてはいないと思う。そんな訳でこの点数。まずまず楽しめた。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-01 00:02:53) 3.《ネタバレ》 この映画、どこのレンタル屋さんを探しても置いてない。ずっと前から見たくて、見たくて、色んなレンタル屋さん探しまくっていても見つからなかったのに、何と言うことか?やましんさん同様、事もあろうに私も本日の昼間、たまたま他の用事で寄った100円ショップで315円で売られていた。もっと探せばきっとどこかのレンタル屋さんにあるかもしれないだろうけど、探すづくとレンタル料を考えると315円というこの料金は借りるよりも買った方が安い。そう思って迷わず買ってまいりました。そんで、先程観終わった所です。前置きが長くて申し訳ないです。さっさとレビュー致しますので勘弁を!で、この作品、流石はジョン・フォード監督らしい映画だというのが観ての感想です。まだリンカン大統領がアメリカの大統領になる前に弁護士として活躍していた時の若いリンカンの話です。独立記念日に起きたある一件の殺人事件を巡って、無実の男が容疑者とされている事に対して、ああだこうだと不利な事ばかり言う群集を前に真っ向から立ち向かい無実を勝ち取るまでの話の中で見せるジョン・フォード監督らしい重厚な演出と時々見せるユーモアとがバランス良く描かれていて見応え十分です。若きリンカンを演じたヘンリー・フォードの演技は勿論のこと、脇を固める俳優陣の演技も素晴らしい。裁判シーンでのやりとり、特にあの犬の話は笑えます。無実の罪を勝ち取り、裁判に勝利したリンカンの去っていく後ろ姿と余韻の残し方、これまたジョン・フォード監督ならではの何とも見応えのある作品でした。最後に一言!それにしてもこの作品のDVDが315円とは、安く観れて嬉しい反面、本当にちょっと哀しくもあったりと複雑な気持ちになります。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-06 19:59:37)(良:1票) 2.思うところあって、ある時から、いわゆる古典的な「名画」とよばれる作品にはなるべくレビューを書かないつもりでした。が、この映画に関しては、最近DVDではじめて見ることができ(売っていたのが某100円ショップで、値段は「315円」…。嬉しいというより、ちょっと悲しかった)、どうしても書いておきたいことがあったので、自戒を解く(?)次第です。 この映画は、題名の通り、後の「黒人奴隷解放の父」リンカーン大統領が、まだ若く、無名で、貧しい弁護士時代に、保安官助手殺しの被告となった兄弟の、弁護を務めることになったエピソードを描くものです。そしてもちろん、窮地におちいった兄弟とその一家を、リンカーンが裁判の場で見事に救うことでめでたしめでたし。ではあるのですが、見終わった時の余韻というか「感動」は、若きリンカーンの聡明さや善良さ、素朴な“田舎者”としての愛すべきヒーローぶりとは別のところにあるように思いました。 映画は、留置場や裁判中のシーンで、被告の兄弟にほとんど言葉をしゃべらせません。町民が私刑(リンチ)で彼らを木に吊そうとしたり、裁判で何を言われようと、とまどいと、少しの怯えを含んだまなざしで、じっと事の推移をうかがっている。そして兄弟の家族たちも、留置場を訪れて、一緒に歌うことしかできない・・・。 その時、彼らは白人たちであるものの、映画は明らかにこの兄弟や一家を「黒人」として描いている。リンカーンの時代から、この映画が制作された1939年当時ですら変わらず差別され迫害されてきた黒人たちの受難を、この映画はまちがいなくこの兄弟とその一家に託して語り、告発しているのだと、ぼくは思います。監督のジョン・フォードは、黒人がひとりも登場しないこのリンカーンの「伝記」映画にあって、ひそかに、しかしはっきりと、虐げられてきた「黒人たち」のための物語を語っているのです。 フォード監督は、晩年近くに、今度は本当に黒人を被告とした裁判劇『バッファロー大隊』を撮ります。あまり評価されない、しかしあの美しい映画が、実はこの『若き日のリンカン』とはるかに“共鳴”するものであったことを、ぼくは今、ある深い感慨とともに確信しています。 【やましんの巻】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-05-26 12:50:07)(良:2票) 1.《ネタバレ》 かなり昔の映画でしたが飽きずに見れました。ただ映像があんまし綺麗じゃなかったんで正直疲れたっす。さて早速、中身について語りましょう。ストーリーの方は「彼女を失った若いリンカーンが彼女のために弁護士になる」という、ラヴストーリー&法廷モノの映画でした。ちなみに法廷シーンは迫力があり、なかなかの見せ場でした。【キャスト】「ん・・・この顔の伯父さん、どこかで見たことがある。まさか・・・」そう、まさかのまさかで『12人の怒れる男』のヘンリー・フォンダでした。フォンダは演技が上手くて役に合ってて良い!しかし、難点が1つあります。それは実在したリンカーンと顔が全然似てないことです。これは痛いぞ~~!マイナス対象だ~~! 【ピルグリム】さん 6点(2003-11-07 21:33:12)
【点数情報】
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