みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.歌舞伎という伝統芸能を紹介する記録映画。 歌舞伎というものに造詣のない私からすると、その凄さがさっぱり分からなかった。 でもその一方で、歌舞伎は戦争をも乗り越えて、現代に脈々と伝わっているのだと感嘆した。 小津映画を観たというより、とてつもなく貴重な、日本の伝統芸能の映像を観たという感覚だ。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2016-06-01 05:46:52) 5.《ネタバレ》 フィルムセンターで鑑賞。 「鏡獅子(菊五郎の鏡獅子)」。歌舞伎を記録したドキュメンタリー。 提灯、ナレーション、入口、舞台、客席、幕が上がり花道が。菊五郎の女形、静止画が続く。菊五郎の男役、様々な役、鬘(かつら)、着物、扇を映していく。 演技の前の台本を読み、鏡の埃を羽箒で払う。 幕が上がり演目が始まる、演奏と歌、ロングショットとクローズアップの切り替え、菊五郎の女形による舞踊を8分も延々と映していく。 やはり同じ画面で同じような事を続けるのはどうにも退屈だ。時折視点が斜めになるだけ(それも同じ角度で繰り返し)。 舞台で見たら臨場感があって面白いのだろうが、映画で見ると舞台の良さは伝わらない。事にドキュメンタリーに徹して舞台に上がらず被写体を追わないのなら尚更。 踊りの後はようやく別の演技に・・・と思ったらまた踊り始める!いや、菊五郎の激しいステップは見るものを引き付け始める。 舞台を駆け抜け消えていく姿をカメラが追う!そして同じ道から現れる鏡獅子!全身を震わせて激しく舞い続ける、ドカッと段に座り、そこに現れる二人の女形の舞い、二人に肩を叩かれて獅子は飛び上がり、再び激しい舞いを始める。 雄々しく振り回される長大な白髪、獅子が段上にそびえ地面を蹴り、睨みをきかせて幕は下りる。 【すかあふえいす】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-07-28 16:55:36) 4.これの英語版ってやつもスクリーンで観ているが、「ライオンダンス」なんだな。舞台の長唄連中は「バンドマン」さ。彼ら自分がバンドマンだったとは気がつくまい。太鼓は「ドラム」だったか。これはあくまで六代目菊五郎(今の勘三郎の母方のおじいさん)の記録ということに重心が置かれてしまうフィルムで、さして小津めいたものを探しても意味はあるまい(このちょっと後に撮った『淑女は何を忘れたか』に歌舞伎座のシーンがあるけど)。六代目はこの記録を気に入らなかったらしく、「俺はこんなに下手かい」と人に言っていたそうだ。もっぱら正面と上手より斜めからのと二つの視点に、ときに上からのカメラも加わる。花道はまた別。空襲にやられる前の、戦前の歌舞伎座の内装が記録されてもいる、と思ってるんだけど、これ本当にあそこなんだろうな。借り切って深夜に撮影したって話はよく聞いた。でも獅子頭に引きずられて花道を引くところなど、花道より下手側の客席がなかったように記憶してて、というか花道が壁ぎわにあって、…あれ? 桟敷席ってのは戦前もあったんだろ? 映ってたかな? などと混乱している。冒頭のバンドマンたちが、説明的な画面もなく消えてしまうのも不親切。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-07-04 12:04:38) 3.かなり久しぶりに見た小津安二郎監督の映画だったのだが、これは劇映画ではなく、歌舞伎「鏡獅子」を舞う尾上菊五郎(六代目)を丹念に撮った記録映画で、冒頭部分に歌舞伎の解説ナレーションまで入ってどうやら海外に日本の伝統芸能を紹介する目的で作られた映画のよう。75年ほど前の映像なので今見るとかなり貴重な映像だが、正直、歌舞伎にほとんど興味がないのでちょっと退屈に感じられた。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-02-27 01:45:04) 2.小津安二郎唯一のドキュメンタリーで、古典舞踊を丹念に追った短い作品。ほとんど興味がない自分には時間が長く感じられただけだが、見る人が見たらすごいんだろうな、と。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-07-05 10:13:29) 1.評価が難しい映画。よくわからないけど尾上菊五郎の舞踊はすごいと思った。 【バカ王子】さん 5点(2004-01-10 08:52:19)
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