みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.《ネタバレ》 エイズへの理解がまだ一般にまで広まっておらず偏見や差別が強かった頃の物語。 当時はタイムリーな話題だったかもしれないが、今となっては少し古くなってしまった印象を与える。 両親を失って孤独だったキョウコの心を、ホセに教えられたダンスが埋めてくれた。 大人になってニューヨークを訪ねて再会したホセは、エイズ末期の痴呆症のためスターダンサーだったという幻想の中で生きていて、キョウコとの記憶がない。 キョウコは末期患者のホセをマ家族のいるマイアミにわざわざ連れて行ってやるが、そこまでしてあげるのは、キョウコがホセにそれだけ救われていたということ。 ところが、少女の時の交流が映画ではあっさりと流されていて、救われたことがあまり伝わらない。 なので、キョウコの献身的な行為に説得力を感じないのだ。 キョウコとの記憶が幼なじみのエレーナとの楽しい思い出にすり替わっていて、キョウコをエレーナと呼び始めるホセが切なくてよかったけれど。 ぼったくろうとしていた協力者の黒人が、キョウコの純粋さに打たれて別れ際に余分にもらったお金を返すのは、ハートウォーミングなお伽噺のようだった。 高岡早紀は魅力的だが、ダンサーではないのでそのダンスに魅了されるほどではない。 それに、主人公の設定に無理がある。 英語が堪能で、長距離トラックの運転手で、穏やかで優しく献身的で、若くて美人で踊りが上手。 そんなストーリーに都合のいい人物はリアリティがなさすぎる。 この作品ではお嬢様風の高岡早紀がダンプの運転手にはどうやっても見えないし。 原作の小説は未読だが、村上龍は流行を追いかけるのがただのファッションになっているような印象がある。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2013-06-06 00:05:54) 4.良くも悪くも小説読んでからじゃないとだめなんじゃないかなこれは。。村上龍の小説はその情景描写力がすごいと思っているのだが、それだけに彼の作品を映像化するのはすごく難しいと思う。細かい描写の文章によって読者のあたまには個々のイメージが出来上がってしまってるわけだし、KYOKOなんかはわりと分かりやすいストーリーだけど他の作品はやめたほうがいい。ってもう何本も撮っちゃってるけど。撮るなら他人に任せるべきだ、龍がやっちゃだめだ。この作品も他人に撮ってもらったらもう少し退屈しないものになった気がする。大事なダンスに魅力を感じないってのは大失敗だと思うし、個人的には映画も小説のスタンスのまま撮ればよかったのにと思った。KYOKOじゃなくて、パブロの視点、ラルフの視点、て感じで。村上龍ていろんなことに手出してるじゃない、スポーツとかイベントとかほんと色々。その実行力があることはひとつの才能だと思うけど、マルチな才能を持った人間ていないんだなと思う。だって小説が一番いいもんねやっぱ。 【らいぜん】さん 6点(2005-02-16 16:11:32) 3.原作は読まずに大学生の頃ビデオで見ました。退屈でした。 【MASH】さん 4点(2004-01-03 14:41:05) 2.幼い頃にダンスを教わったGIを訪ねにアメリカへ渡り、そこで数々の人と出会うヒューマンストーリー。軽快なラテン音楽が作品の雰囲気をより引き立てているし、軽薄な人や人情深い人など、登場人物も様々で、人との出会いによって主人公も少しずつ変わっていく様子がとても良い。 【クリムゾン・キング】さん 6点(2003-12-26 02:30:41) 1.村上龍の同名小説を自身が監督として映画化した作品。私は、原作を読んでいてこの作品の世界を熟知していたのでわりとすんなりと観られたが、原作を読んでいないと若干説明不足かなという印象はあった。ヒロインのキョウコはとても魅力的な人物像として原作では描かれているだけに、映画化においてはその配役が最重要点であったであろうが、主演した高岡早紀は良い演技を見せたと思う。 【鉄腕麗人】さん 6点(2003-11-27 15:38:32)
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