みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 川本喜八郎をはじめ様々なアニメーション作家が参加したオムニバス作品。 秋に始まり春に終わる物語、「風」だったら「風」というように連想ゲームの感覚で繋がっていく。 松尾芭蕉、屏風、句の後にアニメーションがはじまる。 秋の野山をかける男、キツツキ、坂を転がる唐笠を追いかけるスピード、野山を駆け抜ける風。 人形アニメーション、椿。 冬、CG、酒屋、月夜。 酒瓶、トラック、一気に現代に、トラックは馬のように嘶き走り出す、柿、月夜。 蒸気機械、歯車の軋み、馬、赤い閃光が飛び交う薄野、夕日。 田んぼ、箪笥の中の家に飛び込んできた男は鷺と一緒に震える、鳥は人間の女になり、髪の毛が無限に拡がる様は恐ろしい。赤ん坊を奪われた女の髪の毛も無限に伸びる。 ロトスコープ?、白装束の女性、割れて粉々になる大地。 森のような女、廃墟、燃え上がるふくよかな女性。 カラス、冬、寒々しい家、カラスの巨大な影。 「冬の日」を書かれた本がめくられる、本の中を飛び交う色彩の数々。 木の下で胸や尻をだし男をさそう女(やけにコミカルな絵柄だこと)、霧が隠す情事。ここからしばらく変わった絵柄が続く。 船曳?船に乗り込むデブチビハゲのクソ女、ああ殴りたい、心中、沈む時だけシリアスな音楽流しやがって。 江戸時代の美人画みたいな絵。 キツネを取り囲んで脅かす鬼たちが消え、桜の木の下で二人っきりで思い出をめぐらす。 人形アニメ、風に吹き飛ばされる様々なもの。 粘土アニメ。 近未来のSF?、蝶、エイリアン?、檻の中、銀河鉄道? 絵本みたいな絵柄、月夜の光を反射、放たれた矢はロビン・フッドから壇ノ浦、ジョン・ウェイン、「蜘蛛巣城」の三船敏郎を通り過ぎ、芭蕉?を射る。矢ごときでは死なない芭蕉、笑ってみせる。 木こりの帽子を射ぬく矢、木「今です!」、何事もなかったかのように去っていく。 河童、目玉をはめる。 鏡に映る目玉。なにがあったんだよアンタ。 冬、着物姿、下し髪の美女、川のようにうねる長い髪。 人形とアニメの混ぜこぜ。 髑髏から弥生時代? 中国、戦場を舞う幻想。 観音像?ホトトギス。 雨音で絵師もみんな眠くなる、何故か鳩時計と水洗トイレ。 月を見て、豚が頭の上を舞う、豚の行進、幸せそうに酔う。 ま た 豚 か。 豚の酒盛り、バラの園、バラを頭に飾り、琵琶打ち、バラ色に染まる月夜。 牛と琵琶打ち、さっきまで元気に歩いていた牛が…ショックで文字通りブルーに。 滝平二郎みたいな切り絵、牛の骨。 砂絵、夜空に輝く、赤ん坊、妹の眉、星がギラギラ鋭く輝く。 裸の女、薄絹一つ、ビーナスの誕生? 平安時代? 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-08-29 21:24:53) 2.日本独自の文化である「連句」を一句一句、内外の名だたるアニメーション作家に解釈、イマジネーションしてもらいアニメーション作品とする着想が素晴らしいです。そして30数名ものアニメーション作家の作品を、流れるように鑑賞できる贅沢には幸せを感じます。池辺さんの音楽もそれぞれの作品に合っていい感じですね~。私はけっしてアニメに造詣が深いわけではありませんが、一つ一つの作品の個性から、その作家の他作品を見てみたいという鑑賞欲が湧き上がってきます・・・特にはロシアのアレクサンドル・ペトロフさんのガラス画の繊細なタッチに強くひかれました。それにしてもアニメーションとはまさにアニマ=魂が宿ったものであることを再認識させられた次第であり、先日放送されていたドキュメント番組で見た川本喜八郎さんの人形アニメに対する情熱には敬意を表さずにはおれないのであります。 【彦馬】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-05-14 23:42:14) 1.芭蕉の連句「冬の日」を連句同様、内外のアニメーター達によって描いた連句アニメーション。それぞれ独自の解釈、独自の世界観が出ており、引き込まれました。後半は各人による解説的な部分もあるので、より深い意味を知る事が出来る。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2004-01-29 22:02:30)
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