|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
4.母と娘の激しい物語というと、ベルイマンの『秋のソナタ』などいろいろ思い浮かぶが、どうも和解に至るというより、どうやって感情に折り合いをつけたか、って物語になっているような。女同士って難しいらしい。主人公の子ども時代、トイピアノで遊んでいると、隣の部屋で習字の添削をしていた教師の母(渡辺美佐子・好演)が、ちょっと来なさい、と呼んで、襖の向こうからパチンという平手打ちの音が聞こえてくる、なんて、見せないことでかえって迫ってくる演出。ボケの症状がある種のサスペンスとなって描かれる。掃除機をかけている母の姿、しかし動いていくと、コードが入っていないのが見えてくる、なんてあたり。子どものとき、母に手をつないでほしかった娘(夏川結衣)が、今ボケた母の手をつなぐラストでホロッとした。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-08-13 10:10:23)
3.痴呆の話ということで、福祉系のくだらない映画かと高を括ってたら、良い意味で期待を裏切られました。本作のテーマは痴呆や介護ではなく、親子関係と過去からの解放。教師という職業柄、そして母子家庭という負い目から、母親は人一倍厳格に娘を育ててきた。一旦は息の詰まりそうな家から避難した娘は、母親の病気で家に戻らざるを得なくなる。逃げ場の無い暮らしの中で、一々過去を思い出させる痴呆の進む母親の言動。やがて娘は、再び窒息寸前まで追い込まれていく。最後に娘を救うのは、親子愛だの周囲の協力だのといった訳の判らないものではなく、「赦す」という行為。母親を赦すことで自らが過去の呪縛から解放され、初めて娘は、これからの母親との関係に向き合える様になったのです、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-17 00:33:47)
2. ラストは光の差す「救い」というよりも主人公の心境の変化だと思いました。現実を受け入れて成長して行く過程をこの作品は丁寧に描いていると思います。映画的な演出みたいなものはあまりなくリアルに現実を描いています。そこが見ている側にはツライ場面がたくさんありました。いい意味です。自分自身が大人になって行く中でこの映画は絶対に観て損はないと思います。夏川は10年前と変わらずきれいでした。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-03-17 22:57:38)
1.大変だなと。あの母親はきつい。主人公は孤独な感じで支えが必要だと思った。中盤の過去と現在が重なる争いのシーンが印象に残る。ずっと重いまま進むけど、ラストでは救われてる感じがあるのでいい。主演の夏川結衣さん、とても綺麗でした 【バカ王子】さん 6点(2004-02-10 20:30:29)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
4人 |
平均点数 |
6.25点 |
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 0 | 0.00% |
|
5 | 0 | 0.00% |
|
6 | 3 | 75.00% |
|
7 | 1 | 25.00% |
|
8 | 0 | 0.00% |
|
9 | 0 | 0.00% |
|
10 | 0 | 0.00% |
|
|
|