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【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 この作品で緒方拳にべたぼれ。かれこれ20年。最近は益々渋さが勝ってきて素敵。え?作品ですか?そうねぇ。実はね、もうほとんど覚えてないの。すまん。でも好きな映画なの。 【成田とうこ】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-04-14 23:06:27)
1.この主人公伊平治、お国から大義を示されると、すぐそのとおりだ、と納得してしまう。女郎のほうが、何やこのおっさん、って感じで醒めて見てるのに、本人は自分の正義に酔っている。ああ、これぞ近代日本人の素顔です。国立娼館という究極の夢、天皇の立派な赤子として認められたいという希望が一方にあり、明治天皇の写真をいただきながら子孫づくりに励むあたりの滑稽と哀切は、もう本人が天皇になっちゃって小日本を作ってしまっている。作者は、馬鹿なことやってんの、という醒めた目を採りつつ、そのエネルギーには敬服してしまう。愚行の狂熱への批判と感嘆。今村昌平の基本姿勢ってこれだと思う。本作の場合、それが近代日本史そのものに重なった。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-02-15 12:19:19)
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【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
6.00点 |
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