みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
19.《ネタバレ》 『地上最大のショウ』原題、邦題タイトルに違わず、正にその通りの豪華大作。見世物主義に生涯徹した、デミル監督らしい観客へのサービス満点のサーカス映画ではあります。ノッポのJ・スチュアートを一度もメイクを落とさないピエロ役に当て嵌めたのも効いてるし、ところどころで顔を出すカメオ出演のスターの顔ぶれも楽しい。パレードのシーンを観ながら、サーカスっていうのは当時の一般大衆にとって「移動するUSJやディズニーランド」って位置づけだったんだなって思いました。気になったのは、本筋のストーリーとは全く関係のないサーカスの演目紹介が延々と続き、一編の映画作品としては著しく間延びした状態になってしまった事。しかも肝心要のクライマックスにまで演目紹介シーンは続く為、流石に興を削がれました。2時間半の上映作品ですが、そのあたり20分ほどカットしたらもっと締まった作品になったんではないかと。デミル監督晩年の超大作「サムソンとデリラ」「十戒」も観ましたが、点数はほぼ同じですが自分は前述の史劇2作品のが好きかな。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-03-28 16:44:27) 18.サーカスの実態に迫っているというテイストはあるものの、全体的には古き良き?アメリカ映画という印象で、さすがに2020に見ると古臭さは否めない。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-12-12 23:28:43) 17.サーカスの記録映画という感じだが、所々に恋愛も絡み冗長感は否めない。 ということで、長い。観ている途中で何度か中断しながらたどり着いた作品。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-01-26 12:45:07) 16.某シネコンで「映画、だけじゃない」とか言ってるように、昨今では映画館でコンサートのライブ中継とか、プロレス中継とか、いろいろやってますけれど、本作の発想もきっと同じようなもんなんでしょう。ナマのサーカスをなかなか見る機会のない人たちは、この映画で楽しんでね、と。 ということで、一応、四角関係的なストーリーはあるものの、作品の見どころは、際限なく続くサーカスの演目シーン。ここまでやると、さすが見応えがあります。さらには、俳優たち自身が(チャールトン・ヘストンを除く)体を張っているのも見どころ。圧巻のサーカスシーンをボケーっと観てると、やっぱり客席でボケーっと観てる観客の姿が映し出されて、ふと我に返る、という寸法。 終盤は、「地上最大のショウ」というだけあって、なかなかショウ撃的な事件が勃発しますが(なんのこっちゃ)、これをきっかけにオハナシを一気にかつ強引に纏めきり、「ロクにストーリーらしいものなどなかった」というのをすっかり忘れさせてくれるのは、なかなかの手腕と言えましょう。 映画の中には、サーカスの団員たちが「帰宅する」シーンなどというものはなくって、まさにサーカスが我が家、興行から興行へと、巡業列車に乗って旅を続ける日々。で、人生ツラいことが多いけど、サーカスで夢のひと時を、と、サーカス愛を謳い上げる。セシル・B・デミル調の派手な作品ではあるんですが、一方でこの素朴過ぎるほどの素朴さが、本作の魅力になってます。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-29 11:52:40) 15.《ネタバレ》 一応最後まで見続けることは出来たけど、やっぱりちょっと長いと感じた。特に色恋沙汰は冗長かな。 CG入れまくりの現代映画と違って、苦労して撮影してるのはアリアリと感じられるところは良かった。 内容を楽しむというより、資料的に知るという要素のほうが強いかな。 一番印象に残ったのは、パレード中に半透明になりながらブランコに乗るヒロインでした。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-24 13:20:14) 14.《ネタバレ》 いやーサーカスの運営は大変だわ――。これだけの大所帯だからまとめ役が超大事だよね。でも最後の列車事故は正直ショウどころやないと思うんだけどなぁ・・・絶対死人が出てる級の大事故だよ。警察なり消防なり救急なりの機関にまず連絡しなきゃ。一つ一つのお話しは若干散漫な印象だけど、やっぱりワクワク感や空中ブランコのドキドキ感(本作では実際に失敗場面がある!)はこの歳になってもありますね~。そういえば去年初めて観に行った某〇下サーカスの高揚感と60年以上前の本作と基本的にノリが変わんないんだなぁというところに感心点プラスで7点。 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-07 07:32:57) 13.私が子どもの頃は毎年のようにサーカスがやって来た。その中で見た映画、随分昔のことだからストーリーは忘れてしまっていたけれど、空中ブランコで技を競うシーンなど印象に残るシーンがなつかしい。終盤で列車がどうして脱線したのか、ピエロがどうして手錠をかけられたのか、子どもの頃は理解できなかったところが今になってわかった。あのピエロはジェームス・スチュワートだったんだな。映画としては7点かなと思ったけど、サーカスの大変さにプラス1点。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-11-24 20:45:01) 12.《ネタバレ》 空中ブランコや綱渡りなどエンジェルたちが美技共演。スクリーンいっぱいに広がるサーカス・ショウに彼らの淡い恋愛ドラマが色を添える米アカデミー作品賞受賞作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-27 00:28:10) 11.これを見ている時は楽しくて元気な気分になります。スケールの大きさと迫力の凄さに公開された時の人達はアメリカ映画の素晴らしさに驚愕したと思います。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-09-19 14:41:37) 10.セシル・B・デミルといえばやっぱり『十戒』を思い浮かべるんだけど、『十戒』もこの『地上最大のショー』もデミル監督の最晩年の作品。実はそれよりもずっと以前、1910年代から超大作をバンバン作ってきた人で、映画=スペクタクル=ハリウッドという図式の礎の人でもある(もちろん『十戒』が極めつけであることは間違いない)。サーカスってのは映画以上に=スペクタクルなわけでサーカスの見所をたっぷりと見せることがそのまま映画のスペクタクルとなっている。花形スターもいれば道化役もいる。仕切り役もいれば裏方もいる。スペクタクルを生み出す大サーカス団はデミル監督にしてみればまさに映画製作チームと同じだろうと思われる。プライベートよりもひたすらサーカスのことだけを考える座長はもちろんデミル監督の分身なのだろう。だからこそその意志を一番の理解者であるヒロインが引き継ぐラストシーンが爽快なのだ。男女の掛け合いがストーリーに埋没してしまい、それ単体で楽しめないのがもったいない。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-06-10 15:44:00) 9.サーカスのシーンの映像的迫力は認めますが(象の行列とか)、それ以外のドラマ部分が、同じようなシーンの繰り返しで退屈です。また、サーカスのシーンも、「何でその場面が必要なのか」という考察抜きに積み重ねられても、インパクトが薄れてしまいます。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-04 23:53:00) 8.《ネタバレ》 なんか懐かしいものを見たような気がしました。 初めて観たのですが、子供のころ見たサーカスを思い出しました。 私もサーカスが好きで見終わったあと真似してました。 高いところに上ったりヨガみたいなことやってみたり・・ そういえば小学生のころの思い出ですが、 歩道橋の手すりに上がりサーカス気取りで歩き大騒ぎになったり・・ (決して真似しないように!) セシル監督といえば「十戒」スペクタクル映画で有名。 主演もモーセをやっていたC・ヘストン。 面白くないわけがない。 さらに最近好きでよく観てるJ・スチュワートがピエロ役。 でもピエロのままで通すとは思わなかったなぁ・・(爆) これでは「キングダム・オブ・ヘブン」のE・ノートンだよ(笑) 日本の昔の映画にありそうないい役なんですよ。 ピエロは実は・・コレ言うとネタバレなのでやめますが、 ピエロの最後の扱いが特に日本人の私から見ると不満。 誰に感情移入するかが難解なドラマであります。 なぜならば登場人物の心境がコロコロ変わり共感できないから。 そこで真の裏主役であるのがこのピエロだと思うのです。 この映画の無口な語り部でもありますので、 もっと演出してくれたら感動的になったかもしれない・・ 最後があれで仕方がないならさらにそう思う。 ピエロの目で冷静に見て客観的に楽しもうではないですか。 観客は何年も前からこのサーカス団にいてて、 夢をともにし裏も見ながら共存はできないのです。 ところでこの映画のDVDを検索しましたところアマゾンでは残念ながら見当たらず。 実は500円で売っていたりするわけで・・ 最近正規版ではないけどきちんと店で500円で売ってたりします。 画質が当時のビデオと変わらないのですが廃盤なら買うしかない。 わりと種類も出てるのでクラシック好きには嬉しいです。 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-22 12:27:21) 7.《ネタバレ》 サーカスを見るつもりでこの映画を見るならば、非常に優れた作品だと思う。この時代にしてここまで作れたのはすごい。しかし、ストーリーは、ジェームズ・スチュワートのエピソードが心に残るぐらいで、それ以外は情けないくらいにお粗末。特に、団員どおしの恋の争いは昼メロ以下だ。一番納得行かなかったのが、最後の列車事故後の対応である。どんな事態でもショーを開くサーカスを美談として描いているが、事故直後に、破損していない機材をどう使って、どこでショーを開くのかということを真っ先に考えているのを見て寒気がした。本来なら、死傷者がどれくらいいるのかを把握し、傷の程度に応じて治療の優先度を決め、ライオンなどの猛獣を捕らえることが先決ではないだろうか。医師であることを隠して警察から逃げていたバトンズが、大怪我をしたチャールストン・ヘストンを治療し、逮捕されるのを美談として描いているが、ほかにも重傷者はいただろうに、治療したのはチャールストン・ヘストンだけ。それでいいのか? また、とことん美談とするのなら、刑事にバトンズを見逃すくらいの度量が欲しかった。また、動物の半分は逃げてしまったというのに、周辺住民がのんきにサーカスを見に来ているのが信じられない。猛獣がつかまるまで家にとじこもるとか、サーカスの責任者・経営会社の責任を追及して、大いに怒るのが普通ではないだろうか。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-07-30 09:10:45) 6.《ネタバレ》 ジェームズ・スチュワートの何やら暗い過去を背負ったピエロのキャラクターが好き。この映画の良いところは観客とサーカス団員の両方になれるところでしょうか。子供よりもパレードに夢中になってしまう父親や、固唾を呑んで曲芸を見守るカップル、道化師を見て笑う子供たち。そしてどんな犠牲をも厭わずに危険に挑戦する曲芸師。自らの命を賭けて人々を楽しませようとする彼らの行為に改めて敬意を表したくなりました。 【かんたーた】さん 7点(2005-03-23 16:52:01) 5.心に残るシーンが多い素晴らしい映画。風船を売るセバスチャンの姿が特に好きです。 【リーム555】さん 8点(2005-03-05 14:41:51) 4.やっとさ、見れたよ WOWOWさんどうもありがとー!152分のロングラン放映をどうもありがとー!しかし、これって素晴らしいと思うから本来なら満点なんだけど、残念ながら長すぎたのが致命傷なのかな、もう2度目は見たいと思えませんもん。一度で満腹、おかわり要らない。ご馳走さん!ってところです。しかし、もっとたくさんの方に評価されてて欲しい作品です。第25回(1952年)のアカデミー賞、【作品賞】【原案賞】とたったの2つだけの受賞でありますが、個人的にはもっとたくさんの受賞であってもよかったのではないかと思います。それくらいに素晴らしかったと思います。あとは例えば【美術監督・装置賞】【衣装デザイン賞】だとか、なんで獲らせてもらえなかったのでしょう。それ以上に“赤い風車”というジョン・ヒューストン監督の作品が良かったのでしょうか。なんか気になるところです。 【3737】さん 9点(2005-01-29 23:38:59) 3.監督はあのスペクタクル史劇「十戒」の巨匠セシル・B・デミルなんですが、本作はエンターテイメント作品としてなかなか良く出来ています。世界を代表するリング・リング・サーカスとバーナム・ベイリー・サーカス。この二大サーカスの全面協力を得たことが大きいのは言うまでもなく、適度なサスペンスを散りばめたドラマ仕立てにしたのが良かったのかもしれない。ヴィクター・ヤングの胸躍るテーマ曲が流れるタイトルロールからしてワクワクさせてくれた。サーカスの華である空中ブランコのハラハラドキドキするシーン、象や犬たちのユーモラスな芸などなど、見せ場をふんだんに盛り込んでおり最後まで観客を飽きさせない。ラストに用意されたサーカス列車のスペクタクルシーンなんかも、さすがデミル監督らしくサービス度は満点。そんな中、個人的にはジェームズ・スチュワート演じる謎のピエロのエピソードが胸を打ちましたね。(何と、この時すでに安楽死の問題についてふれている) 観客に夢と感動を与える団員たちのプロ意識にはただただ脱帽。そんな彼らを取り仕切るボスこと座長の苦労の何と多いことか。古き良きアメリカを映し出すテクニカルカラーも印象的な、郷愁を存分に誘う名作です。 【光りやまねこ】さん 9点(2005-01-25 12:13:40)(良:1票) 2.映画に拘らず演劇やサーカスなど人が拘ってる娯楽ってのは華やかな表があればこうした地味で過酷な裏もあるんですよね。裏でどんないざこざがあっても舞台に立てば明るく演技しなきゃならないし、お互いのプライドをかけた戦いであっても観客はそんなこと知る由もなく、ただ目の前の演技に息を飲むばかり。実際自分も、空中ブランコ乗りどうしの熾烈を極める戦いを危なっかしいものを見るような目で見ていた。ホント、高いところが苦手な人は冗談抜きで冷や汗物でしょうね(笑)たとえ名物ブランコ乗りが落下して怪我を負おうが、列車が脱線してテントやその他の道具がオシャカになろうが何食わぬ顔で人々に笑いを提供する、その不屈の精神に完敗(乾杯)です。 【クリムゾン・キング】さん 8点(2004-08-30 13:06:48)(良:1票) 1.御都合主義的、展開が強引、女の描き方が馬鹿っぽくみえる、サーカスの説明が多い前半部分がかったるい、など、ストーリーについて穴を見つけるのはたやすい。また、古い映画のため、事故の場面も「カサンドラ・クロス」よりもさらに見劣りがする。しかしながら、それを補って余りあるほど、主な登場人物が粋で、 無性に意地っ張りで、しかもカッコイイ。名科白と名場面のオンパレード映画。ブランコ乗り同士の意地の張り合い、セバスチャンが荷物を取りにきたときの言い訳、道化が真剣に治療をしているときの、座長とセバスチャンのやりとり、刑事が道化に握手を求めるところ、などなど、いちいち書き出していけばキリがな い。見終わった後、浮かんだコトバは「芸人魂」の三文字。人を楽しませるための「芸人魂」とはどういうものかが、見事なまでに描かれていた。 【南浦和で笑う三波】さん 9点(2004-03-28 00:40:07)(良:2票)
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