みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
22.《ネタバレ》 ○何とも消化不良な印象を受ける一作。投げかけに対して少し考えさせられるが、もう一歩踏み込みがほしいと感じる。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-03-17 14:54:58) 21.《ネタバレ》 はっきりした女性嫌悪が感じられます。 悪いことはほとんど、女性の態度がその原因にある、と。 どんな立場や年代の女性でも、その点では同じように描かれています。 アメリカは建国の当初女性の数が足りなくて、ほとんどの男がアブれてしまったので、自分専用の女性を確保できないまま死んでいった男性がいっぱいいたのです。 アブれた男はどうするかというと、お金で買える女性を短時間所有したり、1人の女を他の男(たち)と共有することで、生きていたと思われます。また、このことにより、アメリカにおいてのみ見られる独特な現象が発生し、「亭主の長期不在」が様々なトラブルを生む問題と化したり、長い間の売り手市場において女性たちの専横ぶりが発揮されたり、運よく専用の女をゲットした男が過剰な配偶者防衛意識を持ち続けたり、「複数の男と寝る女」を異常なまでに蔑視したり、「分け前」をくすねる存在としてレズビアン女性を敵視したり、そういうヘンなことがあそこの国にはたくさんあって、200年経ってもまだ傷跡が癒えていないわけです。 そういう前提でこの作品を見ないといけません。 そして、この作品に出てくる女性たちのほとんどが、遠まわしに「悪役」にされていることに気がついてください。 パールの浮気ですら、彼女が男を放置してLAに行ったことが悪いんだ、と本当は言いたいわけです。女はいつも男の傍に居て、機嫌良く夜の相手をし、「他の男とは寝ないわよ」という安心感を与えるべきだ、というのが彼らの本音なのです。 これが女性嫌悪でなくてなんでしょう。 なので、この作品は「特殊な環境に置かれた国の可哀相な男たちの亡霊が生み出した幻影」というべきものです。このモチーフは、あの国の芸術作品に繰り返し繰り返し投影され、他の国の人間を当惑させます。ヘンだなって。 少年犯罪である必要もないし、ゴスリングがどうしても16歳に見えないので、作品全体に無理感が蔓延してしまっています。 ※戦後まもなくの日本では適齢期の男不足という逆の現象が起こり、結果として一生独身とか妾に甘んじる女性が大量発生した。このことは日本女性に「女性が配偶者を専有することへの諦観」を再認識させ、男性の貞操に寛容な社会慣習を更に強固なものにした。この意識は世代を超えて母から娘へ受け継がれ、現在まで廃れていない。性別人口の不均衡は常に不幸な歴史を生み、未来に影響を与える。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-10-10 12:43:39) 20.なんだか投げっぱなしの印象を受けました。制作側にしたら狙い通りに作れたのでしょうが、観客が動くとは限らないですよね。私はスルーさせてもらいました。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 2点(2008-12-08 07:44:19) 19.かなりわかりにくかったけど、人間はもっと複雑。また改めて挑戦しようと思う。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-09 10:14:04) 18.ケヴィン・スペイシーが好みそうな映画で。過去と現代が交錯しているので1回見ただけじゃわかんないところもあると思うんだけど2回も見ようかなぁという気には全然ならない。ず~~っと同じテンションで進むので静か過ぎるところはなんか嫌でした。何年か前に日本でもキレる16歳だっけ?高校はいったばっかの年齢の人らが犯罪を起こすのが問題になったけどこの映画とはレベルが違うように思えた。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-05-12 11:15:44) 17.うーん・・ちょっと中途半端な作品だなという印象。 リーランドはひとの痛みや苦しみをひとよりも深くかんじとってしまうタイプだったんだろな。だから殺害するにいたったんだな、っていうかんじです。やっぱり、重いのでつらいです。 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-10-23 22:55:06) 16.しっとりした音楽といい暗鬱な雰囲気といい、好きなタイプの作品だと思ったのだが、残念ながら不完全燃焼に終わってしまった。 登場人物の掘り下げが足りない、全体的に単調で美しい映像もほとんどない、脚本のそこかしこが他作品に似ていて違和感を覚える(ま、パクリというには微妙過ぎるんですが。しかしこのラストは『ジャクリーヌ・デュブレ』では…)、――どこをとっても中途半端で、不満が残る。 とりわけ主人公以外の登場人物が充分に描ききれていない点はどうかと思う。主人公の恋人、保護施設の職員、父親である有名作家といった重要な役割の人物像がわかりそうでわからない。生きた人間としての実在感がいまいち、浮かび上がってこない。 良作の香り漂うテーマだっただけに、もうちょい頑張ってほしかった。 【no one】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-29 14:22:49) 15.何が言いたいのかよくわからない不思議な映画だった 【かさぶた】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-03-16 19:21:54) 14.主人公の気持ちは分かるんだけれども・・・。ちょっと後味が悪い。 【miso】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-25 15:38:59) 13.暗い・・・見所がなかったような 【やっぱトラボルタでしょう】さん [DVD(字幕)] 2点(2005-12-10 22:15:17) 12.好きです。動機を求める必要はないでしょう。一つの悲しい事件と一つの悲しいドラマがあったというだけ。あるとすれば彼がペシミストであったということだけではないでしょうか。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-03 06:09:39) 11.《ネタバレ》 映画の中で言わんとするテーマは正直ほとんどわかりませんでした。わかったのは、少年院の中で教育を司る先生のような人物でもモラルに反するようなことをするんだなってことぐらいですかね。まあ完全に潔癖な人なんているわけないし、当たり前なことなんですけど。じゃあその少年院の中でのパール(=ドン・チードル)とリーランド(=ライアン・グーリング)の違いは何なんだって言われたらわからないんですよね。てゆーか、あんな簡単に不倫する男がしたれ顔で何説教しとんねん、ってちょっとムカッとしました。リーランドもリーランドで、あの状況では彼女の弟を殺したのは彼女にフラレたからと思われても仕方ないでしょう。しかも悪質な事にその弟が精神障害者だったのをいいことにそれを利用して、さも弟のほうが死にたがっていたかのように話をするリーランドはとても身勝手な人間にしか見えませんでした。彼女のフリかたもどうかと思うぐらい勝手な感じでしたしね。 結局妙に自己主張の強い人間達のセルフストーリーって感じでしょうか。あまりにも共感できるところの少なさにビックリ。 もしこの映画が「オレの合衆国だ」ってぐらい自分を中心に回ってるぜってことをアピールしたい映画なんだとしたらある意味理解できた事になるんだろうか。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-11-02 01:08:57) 10.《ネタバレ》 問題はこの世界を肯定的に眺められるかということ。何かに理由を求めずにいられない思考方法も、納得のいく答えさえ見つけ出せば安心できるという意味で肯定的な世界観の一つである。だから、最後にアランがリーランドを殺すことでポラード家を救えたと考えるのにも一理ある。一方リーランドの思考はどこまでもニヒリスティックかつペシミスティックだ。「今生きていること」と「これからも生きていくこと」は大違いだが、その両方が虚しいと感じるのは辛い。だから、人生の中身をもとめて他人と話したり、本を読む。リーランドはまさにそうだ。この映画はそこで終わってしまう。やりきれない。消化不良。ひどい私見かもしれないが、浮気教師のくだりとケビンスペイシーの役はすべて余計。そこらが気になってこの点数。 【wunderlich】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-05 01:16:58) 9.いい脚本に意外に豪華なキャスト。いい映画です。 【たま】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-24 22:45:51) 8.ウ…なんとも、不思議な映画。理由なんて無いという動機に少し違和感を覚えつつも、人の悲しみに敏感すぎる主人公の気持ちも分からなくもない気がした。しかし、障害を持つ少年を殺す動機としては、説得力に欠ける。もしも殺された少年が悲しみの深遠にいたとしてもそれを終わらせる権利が主人公にあるとも思えない。こう考える事が私が悪い意味で大人になったという事なのか?理由を求めるのが、一つの悪ならば、全ての行為を肯定しなくてはならなくなるという恐れを感じてそう思うのかもしれない。実際に社会は全ての行為を肯定してくれるほど安直でも優しくも無いという事を薄々知ったせいかもしれないなぁ。 【クルイベル】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-11 17:10:36) 7.この作品、過去と現在のシーンが交錯しているので、一回観ただけでは分かりにくいかもしれない(ちなみに僕は二回観ました)。脚本・監督を務めたマシュー・ライアン・ホーグという人は少年更生施設で教員をしていたという事なので、てっきりリアリスティックな作品かと思ったら、どちらかと言うと詩的・寓話的な作品だと思う。主人公役のライアン・ゴスリングと教員役のドン・チードルは、とても良かった・・・ただ正直、この作品が良いのか悪いのか、良く分からないでいる。良く言えば繊細な作品だけど、表現が弱いとも取れるし、主人公のリーランドに対しても共感する部分と「繊細ぶって甘えるなあ!」と言いたくなる気持ちとある。個人的にはこの作品、いわゆる「少年犯罪モノ」として観ない方が良いかもしれない、と思う。むしろ世界中の哀しみを(それを受け入れる準備が出来ない内に)感じてしまった少年の悲劇、と取りました。音楽がとても切なかったです。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-31 18:36:32) 6.《ネタバレ》 DVDに収録されているインタビューで、ジュリー役のミシェル・ウィリアムズがこんなことを言っていたと思う。 「主要人物の誰が欠けても成立しない、奇跡の脚本」 どこがどう奇跡なんだぁ?と思いつつ、2回目の視聴をする私。そして気がついた。 たしかにスゴイことしてるかも。こりゃ~かなり練りこまれた脚本だ。 気になってネットで「16歳の合衆国」の批評を読み漁る。 あれれ?誰もこの脚本の凄さに気づいていない? ガールフレンドの弟を殺した主人公。何故?なぜ?みんなが理由を欲しがる。 しかしリーランドは言う「理由なんてない」。 現代の若者は不可解だ、と大人たちは眉をひそめる。 これは大きな社会問題だ!と騒いで、事件についていろんな分析を当て込もうとする。 「理由がみつかれば、きつく縛って庭に埋めることもできる」 リーランドは事件についてノートに書き綴る。「この中に理由があるかもしれない」と。 私たちは「リーランドの合衆国」を読んで、理由を考える。 こうなんじゃないか、ああなんじゃないか・・・ しかしリーランドは肝心なことは何も書いていない。 私たちに「さがしてみて」と投げただけだ。 動機はあやふやだし、犯行時の記憶もない。なのに「僕がやった」ということだけは、はっきり主張する。 例えばこれが”火曜サスペンス劇場”や”はぐれ刑事純情派”だったら、「こいつ、誰かを庇ってるな?」とバレバレだ。 この本来ならバレバレであるはずの筋書きも、色眼鏡をかけたまま見ると気がつかないのである。 色眼鏡の正体は、「現代の若者は不可解だ」という偏見・先入観である。 【337】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-05-19 01:25:18)(良:1票) 5.エンディングが気に入らない!!でもあれしかなかったのかな・・・人の心とか気持ちとかを感じないように、自分が傷つかないように現代の人は生きていると思う。この映画のメッセージが完全に私に届いたワケではないけれど何か涙が止まらなかった。また観たいです。 【愛しのエリザ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-05-03 23:09:42) 4.そうだな、言葉で説明するにはとてつもなく難しいことを、映画にしてしまったという感じがする。若い者も大人も、みんなして悩んでいる。喪失の悲しみ、過ちを犯したことの苦しみ、主人公の心のフィルターでは、重すぎて浄化しきれない世界の空気。彼はこんなに穏やかで優しいのに、瞳に映る全てはこんなにも寂しいものなのか。ラストは、主人公だけでなくみんなの気持ちがインスパイアして泣けてきた。ライアン・ゴスリングを始めとする若い俳優たちが、みんなよい雰囲気を醸し出している。時を置いて何度か見返し、彼の感じる悲しみの傍らに座り、共鳴や同感でなく理解をしたいな、と思う。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-04-30 11:31:27) 3.すごく悔しい想いを残して映画館を出ました。あんまりよく事の真相理解できなかったんです。ラストに至るまでの経緯が目まぐるしくて、頭の中で整理できなかったのがとても悔やまれます。絶対もう1度この映画を見て完全に「あ~そういうことだったのか」と理解したいです。その時はまたレビューし直します。とりあえず今は6点。 【未歩】さん 6点(2005-01-28 12:58:12)(良:1票)
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