みんなのシネマレビュー |
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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アンストッパブル(2010) あ~みんなが忘れた頃にまた『Speed』の二匹目のドジョウ狙いなB級映画か。今さらそんな手にひっかかるかボケ!と敬遠してたが意外とみなさんの評価が高かったので見てみたら予想してたのとは違う違う実話ベースのしっかりとした映画でいい意味で裏切られた。ベタなハリウッドのヒーローモノパニックアクションと言ってしまえば駄作に見えるが、素晴らしい臨場感、迫真性と、他のパニックアクションではしばしば主張しすぎなドラマ部分がクサすぎないバランスでスマートに仕上がっており、これだけ面白いとダイハードと同じく高評価にせざるをえない。[DVD(字幕)] 9点(2012-04-25 16:22:49) 2. “アイデンティティー” 若干小難しいが非常に丁寧な作りで傑作としか言いようが無いサスペンス好きには外せないサスペンス映画。近年には珍しい「アイデンティティ」がある作品だね[DVD(字幕)] 9点(2009-11-01 06:40:32) 3. 赤ちゃん教育 キャサリン・ヘプバーンは何てイイ女なんだろうと思う。現代ですら魅力に感じるボーイッシュさ、当時の女性の概念としてはよほど型破りだったものでしょう。刑務所でプッツンしてしまい凄い剣幕で畳み掛ける彼女の魅力にホの字にされてしまいました。下品とも取れる言動の中に感じられる彼女の上品さ、決してルックスがずば抜けているわけでもない彼女がハリウッドで重用された理由が即座にわかる映画です。彼女は永遠のアイドルであり大女優ですね。[インターネット(字幕)] 9点(2006-04-24 02:53:10) 4. 雨に唄えば トーキーに順応できなかった大女優の顛末をまるでコントのようなコメディタッチのミュージカルで描いた傑作。名曲の揃ったミュージカルでダラダラ長くも無く圧倒的なハイテンポ、ハイテンションでコミカルな最高のエンターテイメントに仕上がっている。ラスト前の唯一余分な長めのロマンスミュージカルシーンが無ければ満点だった。とにかくジーン・ケリーの動きに圧倒される。唄って踊れるジム・キャリーだもんなあ…[インターネット(字幕)] 9点(2005-12-29 01:21:54) 5. アパートの鍵貸します 個々のエゴが絡み合う社会派映画をさらりとしたコメディタッチに仕上げるワイルダーはさすがだ。ゴマすり、権力、不倫、かなわぬ三角関係など現在のテレビドラマの基本が既に多く盛り込まれていて、退屈するはずがなかった。馬鹿コメディだった「お熱いのがお好き」とは違い笑いを狙うジョークもウィットに富みすぎていて逆に関心してしまった。例えば皮肉も感傷も決別も全て「毎年フルーツケーキを送るわ」というセリフひとつで表してしまうセンスに脱帽。[DVD(字幕)] 9点(2005-12-05 14:09:41) 6. アウトブレイク 典型的SFパニックだが攻めてくるのは宇宙人ではなくウィルスで主人公もウィリスじゃなくてホフマン。少しの変更でここまで変わるもんである。ウィルスの脅威に関してはしっかりと考証してあるようでSFとしての陳腐さも感じない。むしろその脅威がアクションシークエンスの大味さを優れたエンターテイメントに昇華している。後年のコンテイジョンも静的でいいスリラーだったが、動のこっちもいいね。[DVD(字幕)] 8点(2012-04-12 15:16:08) 7. アポロ13 脚色を最小限に抑え再現に拘った、宇宙を舞台にしながらサイエンスフィクションというジャンルには含まれない稀有のノンフィクションモノの傑作。実在のモデルとなった人物達が揃って大満足と言った顔で制作ドキュメンタリーに登場する辺りその信憑性はうかがえる。実際の映像や音声と映画の映像やセリフを重ねても相違が無い部分が多く再現VTRの様相を呈している。それにも関わらずここまで娯楽映画としての完成度が高いというのは宇宙という神秘さと早大さに満ちた舞台の表れで、その宇宙に果敢にも挑み続けるNASAの関係者には敬意を示したい。[DVD(字幕)] 8点(2012-04-10 18:20:06) 8. アナザー プラネット なかなか興味深いトレーラーだったが、どうせ制作費の関係でいつもの安っぽいSFかなとあまり期待しすぎずに見てみたら・・・誰もが思い当たる人生の岐路と自責・後悔の念を掘り起こすメインテーマにSF的設定をうまく絡めた骨太ヒューマンドラマだった。人生の選択のもう1つの展開をもう1つの地球という「ぼんやりとした」存在で薄い期待感を漂わせる演出がにくい。テレビやラジオを中心に組み立てられたリアリティのある鳥肌モノの時代・空気感と、印象に残る綺麗な映像に加え、これぞSFの醍醐味という考察甲斐のあるラストまで完成度の高い低予算SF映画だ。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-22 16:34:35) 9. アルマゲドン(1998) リヴ・タイラーは父親にあんまり似なくてほんとによかったなあ(涙)。リヴが父親似だったらヒロインはジェニファー・ロペス辺りで主題歌はセリーヌ・ディオンが歌うことになっていただろう…とまあ冗談さておき、脚本はここまでやるかというくらい王道をいくフラグ立ちまくりのプロットで、意外性など微塵もないが、ある意味ハリウッド映画の最高到達点と言える完成度である。つまり伝統の「英雄」「家族」「国家」といったベタベタなプロットをサイエンスフィクションだと認めることもできる文句のつけようがない感動ストーリーでまとめ上げ、更にアメリカが誇るロックスターによる泣きのバラード主題歌までパーフェクトだ。名作とはお世辞にも言えないが面白いんじゃないの。決して誰と観にいったって不愉快にはならない。よく見ると単純で中身は薄くてもシビれる、ある意味ロック(もちろん商業ロック)な映画とも言える。専門家以外にはもっと評価されてもいいと思うので高得点で。[地上波(吹替)] 8点(2009-02-05 23:46:41) 10. アマデウス ディレクターズカット 確かに彼は堕落した人間であるようだが、音楽という現在でも直に触れられる作品が残っている以上、その天才ぶりは疑い様が無い。本当に彼の残した作品は凄い。モーツァルトの有名作品の見せ場を繋ぎながら、彼の華やかでありつつ闇にも満ちた波乱万丈の人生を描いた映画は、さながらそれ自体が一つのオペラのよう。[DVD(字幕)] 8点(2006-08-09 15:24:40) 11. ある日どこかで ここまでストレートで清々しい純愛ラブロマンス映画は今時珍しい。これほど盲目的に異性を愛せたら素晴らしいと思いますよ。[DVD(字幕)] 8点(2006-05-19 18:05:53)(良:1票) 12. アメリカン・パイ なんて正直な脚本だ。高校生男の妄想をそのまま映画化してしまったような感じ。ムラっと来た女子学生が突然おっぱじめそれを盗撮でネット中継なんて普通映画じゃ考えられん。はっきり言ってエロビデオの「サイドストーリー」を集めてしまったような話だが、あまりにも正直すぎて逆に異様にリアルでそれほど抵抗無く普通に見られる。騙されて見るべき映画。面白かったのがオープンな家族を明らかに勘違いしてるオヤジ、あんた息子を理解しすぎ。[地上波(字幕)] 8点(2005-12-13 03:15:21)(良:1票) 13. アナライズ・ミー 見る前にまずいままで見てきたデニーロという役者はどういう役者だったか完全に自分の中でイメージ化してから見ると倍楽しめる。普段の自分のイメージを逆手に取ったギャグが満載で、医者に向かって「Do I look like a guy who panics?」と凄んだり、逆にタクシードライバーの調子で「You're good」とやったり。とにかく前にデニーロを見ていればいるほど楽しめる。マフィア映画によくある「雰囲気で先の展開が読める」空気や、マフィア映画の典型的展開も利用しているので、マフィア映画が好きな人ほど良いでしょう。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-30 18:14:49) 14. 或る夜の出来事 ローマの休日やプリティウーマンといった「経典ラブコメ」のさらに経典的存在。男がかなり傲慢な性格で、また犯罪紛いの行為をしてたりと結構悪どい男ではないかと思ってしまったのだが、こういう男が魅力的な時代だったんだろう。「席取り」や「夫婦ゲンカ」や「ヒッチハイク」など随所にコミカルで面白いシーンが鏤められており、この古さにも関わらず今でも十分楽しめる映画だった。[DVD(字幕)] 8点(2005-08-24 16:15:41) 15. アダムス・ファミリー2 特異な価値観を持つ家族の話なので、前作あまり無かった外部との接触を増やした今作は、前作よりも周りの反応など楽しめる要素が増えた。個性派揃いのキャストは前作と変わらないが、特にクリスティーナ・リッチの演技が前作より良くなっていて子役と思えぬ名演だった。1より2のほうが面白いというのは珍しいですね。ブラックなのは変わらないが、見る人を選んだ前作と違い、今作は普通にエンターテイメントコメディ映画。[DVD(字幕)] 8点(2005-08-24 16:10:40) 16. あなただけ今晩は この時代にここまでぶっ飛んだコメディがあったとは…社会派映画的要素もあったお熱いのが~やアパートの~と比較するとまとまりに欠けるが、それでもしっかりオシャレに落としてくるのは、どうしても下品になりがちな今のぶっ飛び系コメディには無い要素。ワイルダー作品の外れの無さには感服する[DVD(字幕)] 7点(2012-03-12 09:21:51) 17. アバター(2009) 早出しで勝っただけと評価するか、フロンティアであることを評価するか。評価の難しい映画だ。3D映画を大衆の鑑賞に堪えうる完成度で提供しスタンダードを作り上げたという歴史的な意味は非常に大きい。しかし一方で3Dで無ければまあそこそこ面白い「異星人モノ」SFファンタジー作品の一本として捉えられていただろう。ということは3D映画が今後非常にありふれたものになれば、結局そういう評価になりかねないということでもある。そこがある意味同じく社会現象になったタイタニックとも被るキャメロンらしさか。ただ歴史的事件を映像化したタイタニックとSFでは意味合いが違うという点で、点数はタイタニックと比べて落としておいた。8に限りなく近い7点。[DVD(字幕)] 7点(2011-06-13 08:06:07) 18. アンダーカヴァー(2007) スコセッシやデパルマ、デニーロやアルパチーノのギャング映画、刑事映画を多く見てきた人間にとっては何の新鮮味も無い、初めから筋が読めるようなベタベタ映画だが見る順番の問題であって決してそれらに劣らない、見方によってはスピード感も持ってそれらの作品の良い所を纏めたいい作品と呼ぶこともできるかもしれない。そう呼ぶことができるのも二番煎じ・パクリに終わらない役者達の重厚な演技があってこそ。こんなベタついてて筋が丸々読めても感動できた作品はアルマゲドン以来だ[DVD(字幕)] 7点(2009-07-03 02:59:54) 19. あきれたあきれた大作戦 アナライズミー、ミートザペアレンツや花嫁と父といった一本の映画として成り立つようなプロットを多数織り交ぜているにも関わらずよく一本の話に纏め上げた優秀な脚本で勝ち。ウディ・アレンの作風に似ているが、練り上げたセリフで笑いを取ろうとして白けさせるウディと違いもっとわかりやすいベタベタコメディ。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-14 02:49:06) 20. アンタッチャブル 裏社会の大巨人アル・カポネ摘発を目指すという映画。次々に暗殺の手を伸ばしてくるマフィアから逃げながらドンパチやる普通のギャング映画だが、史実が元であることもあり楽しめた[DVD(字幕)] 7点(2005-08-24 16:16:33)
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