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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アメリカン・ギャングスター ここでの評価はあまり芳しくないようだが、個人的にはかなり見応えのある映画だった。 大物マフィアにも、ギンギラな黒人ギャングにも見えないが故に、捜査線上に全く浮かんでこない元運転手フランクに、デンゼル・ワシントンは適役に思える。 ギャング・マフィアものの映画に、スピード感や迫力を求める人には確かにこの映画の淡々とした空気は退屈に感じるかもしれない。だがこれは実話を基にした映画。余計な味付けをせず出来事を細かに確実に描いていくことで、真実味を強く感じられたし、デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの演技とそのキャラクターに深く感情移入して観ることが出来た。 映像はとても重厚な仕上がりだし、様々なジャンルのブラックミュージックも凄くマッチしていて良い。RZAやCOMMONも何気に出ていたりして音楽好きはニヤリとしてしまうんじゃないでしょうか。 見応えあり。良作。[DVD(字幕)] 8点(2010-08-13 17:17:32)《改行有》 2. 赤ちゃん泥棒 素直に面白かったです。 とにかくめまぐるしく物語が展開していくし、色んな要素盛り込みまくりですが、見ていて全く混乱せず楽しめるのは、やはりコーエン兄弟の巧さでしょう。 俳優陣全員が濃い演技で笑わせてくれますが、中でもホリー・ハンターの演技がとっても若々しくて可愛くて、見ていて惹きつけられました。 一般評価はそこまで高くないみたいで、不思議です。 赤ちゃんのズル過ぎるぐらいの可愛さ抜きにしても、かなりクオリティの高いドタバタ劇と思うのですが・・。 「コーエン作品」ってことで身構えず、素直に楽しむべき作品かと思います。[DVD(字幕)] 8点(2010-04-20 23:10:15)(良:1票) 《改行有》 3. アバター(2009) 劇場で、そして絶対3Dで観るべき映画。 これまでも3D映画はいくつかあったが、この作品の映像は今までのものとは全く別次元。 3Dというと飛び出すイメージがどうしても強いが、この映画は奥行きを強く感じさせる映像で、さらに驚かずにはいられないのが、皮膚の質感や水、樹などあらゆるものの徹底したリアルさ。 画面の隅々のディテールまで凝りに凝った、とにかく言葉で表現出来ないほど怖ろしいまでの映像美は、まさしく「体感する」映画だった。上映中何回「おおっ!」と声を上げそうになったことか。 しかしストーリーに関しては突っ込みどころ満載、感情移入を妨げるぐらい荒い出来だったのでこの点数で留めて置きます。 ストーリーはともかく、この映像美は体験しておかないと損、そのぐらい凄まじい映像作品でした。 [映画館(吹替)] 6点(2010-01-23 04:42:08)《改行有》 4. アイズ ワイド シャット 内容自体は驚くほどストレートでシンプル。 問題はその描き方で、キューブリック特有の演出で、若干解りづらく感じる部分はあるが。 映像美は相変わらず文句なし。 ニコール・キッドマンの演技も素晴らしかった。 ただ、キューブリックにしては随分と毒が無く、思いもよらぬ方向から頭をガツンと殴られるような、以前の作品ほどの衝撃は感じられなかった。 観賞後気持ち悪いが不思議と心地良い そんな感覚が後を引くのが、僕がキューブリック作品に期待している感覚なのだが、本作からはそれが感じられず。 まぁラストの台詞は最高だと思いましたが。[DVD(字幕)] 5点(2009-07-25 09:16:48)《改行有》 5. アニー・リーボヴィッツ/レンズの向こうの人生 とても良質なドキュメンタリー映画に仕上がっており、アニーについての知識が全く無くても、充分に感情移入出来ると思う。 脚色はしていないが、彼女の人生がまさに「駆け抜けた」人生だったため、ただのドキュメンタリーを観た感覚とは違い、映画として感動出来る作品に仕上がっている。 素晴らしい作品が多数紹介されるので、写真集としてみるだけでも充分に価値がある。 良い映画でした。[DVD(字幕)] 6点(2009-07-14 19:49:15)《改行有》 6. アイム・ノット・ゼア 《ネタバレ》 う~ん何だか凄く惜しい・・ 演者は全員が素晴らしかった。特にケイトとヒース、良かったです。 この映画独特の手法は好き嫌い分かれるでしょう。 僕は少し感情移入しづらく感じました。 ただ前の方コメントにもあるように、最期に本人の映像を映す演出は必要だったのか。 あれをやられると、観終わった後あの映像だけがあまりに強く頭に残る。 音楽はもちろんのこと映像が美しいので雰囲気モノとして楽しむのがいいかも。[DVD(字幕)] 4点(2009-06-24 23:30:17)《改行有》 7. アマデウス 偉人アーティストものの映画ではこれが一番素晴らしかった。音楽に興味が無い人でも充分楽しめるとても完成度の高い映画だと思う。[DVD(字幕)] 7点(2009-02-02 10:01:35) 8. アルマゲドン(1998) お金かけまくって、過剰な音楽、CG、俳優の演技で大感動を強要する「これぞハリウッド!!」という映画。[地上波(吹替)] 1点(2009-02-02 09:52:51) 9. “アイデンティティー” 《ネタバレ》 「階段を上がってたら また会った 姿のない人に そこには いない人に どうか いなくなってほしい」・・・・この引用詩が頭に残る。展開がとにかく強烈なので、サスペンス映画を初めて観る人にも、マンネリ化してきている人にもお勧め出来る作品。邦画「39」のレビューでも書いたが、多重人格って今や本当にありがちな題材だから、これで面白い作品を作れるって事自体、凄いことだと思う。[DVD(字幕)] 8点(2009-01-15 18:40:01)《改行有》
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