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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アマデウス 高校時代、休講を連発していた音楽の先生が珍しく3週連続して授業を行い、見せてくれた作品。当時はモーツアルトの奇行にしか目がいかず、ピンとこなかったが、大人になってから再観賞し言葉を失った。天才に敵わない秀才の苦悩。そうか、俺も罪作りな男だったわけか。小学校時代俺に一度も相撲でかなわなかったYクン。今更ながら謝るよ。キミもなかなか強かったよ・・・。10点(2003-11-21 13:16:44) 2. アパートの鍵貸します さすがはB・ワイルダー。現実を見つめるシビアな視点を持ちながらも、軽妙なタッチで描ききっていく。役者陣の的確な芝居も含め、これは映画の教科書である。まだ観ていないみなさん。すぐにレンタルショップへ走ってください。10点(2003-11-21 12:29:19)(良:1票) 3. 明日に向って撃て! 男ながら惚れ惚れする主役二人の2ショット。ラストの決断には時代性が感じられるが、それでも現代での観賞に堪えうる名作。やはり男気あふれる大人の男性になりたいと憧れるが、もう時すでに遅しか・・・。9点(2003-11-21 11:37:35) 4. “アイデンティティー” 《ネタバレ》 前半方向性が定まらず、少々ダレ気味。しかも、冒頭を含め随所に挟まれる精神鑑定のシーンを見ていれば、ミッドポイント(開始45分ぐらい)の囚人が逃げたつもりがモーテルに戻ってきてしまうシーンでみんな多重人格であることは確信できる。しかし、そんなのは製作陣の計算通りなのだろう。真犯人(人格)を巧みに隠し、仮にばれても芸達者の役者陣で見せきってしまおうという潔さは買い。中でもレイ・リオッタはこういう役をやらせると安定感がある。ケレン味には欠けるが、連続密室殺人事件ものとしても、多重人格サスペンスとしても充分に整った佳作。あえて言えば、アマンダ・ピートが終始オーバーアクトで場を白けさせてしまうのが残念。顔はキレイなのに……。あと、タイトル自体がネタばれすぎないか?8点(2004-05-05 15:20:36) 5. アンタッチャブル デ・パルマが毒気を抑えて商売に徹した作品。正義漢コスナー、悪人デニーロに渋いコネリー。全てが心地よいアンサンブルを導き出し、大作感あふれる出色の出来。高校生だった俺は、殺し屋役のビリー・ドラゴの冷たい視線に震えあがった。 8点(2003-11-21 14:17:59) 6. アポロ13 八尾の朝吉さんが指摘されているように、確かにわざわざ映画化する点はあざとさを感じる。にも関わらず、この作品には無視できない魅力があったのも事実である。熟練したR・ハワードの演出手腕、キャスト陣の好演、ともに見応えがあり、ドキュメンタリーの持つ真実の力に虚構作りのプロの意地が対抗している様にスリルを感じずにはいられない。8点(2003-11-21 13:05:30)(良:1票) 7. アラジン(1992) 試写会の券をもらい期待せずに観た映画。しかし、R・ウィリアムズの妙味を最大限に引き出したジーニーの造形が見事で、当時かなりはまった記憶がある。子供ができたら見せてあげたい映画の一つ。7点(2003-11-21 13:52:45) 8. アフター・アワーズ 家に帰れない。ワンアイデアだけで勝負した佳作。昨年『ホーム・アンド・アウェイ』という連続ドラマで脚本家の君塚良一がオマージュを捧げていたが、プロなら一度は試みたくなるほど羨望の対象となるのも納得の一本。7点(2003-11-21 12:48:39) 9. アンツ 深いテーマを扱っているのにどうしてCGアニメ? この疑問が頭から離れないが、それでも豪華声優陣(それもまとまりのない人選)の甲斐もあって、大人の観賞に堪えうる出来になっている。逆にいえば、子供には少々きつい作品とも言える。6点(2003-11-21 14:30:31) 10. アメリカン・ビューティー アメリカに潜む病理に鋭くメスを入れたブラックコメディ。故に確かに日本人の俺には実感がわかないところも多々ある。しかし、スペイシー演じる主人公にはなぜか親近感を感じるのも事実。やっぱり現実って厳しいからさ。いくら今日休みだからってずっとレビューしてる俺も人生を考え直さなければいけないかも。どこかに人生を狂わせるような女の子はいないかな・・・(違)6点(2003-11-21 13:34:48) 11. 雨に唄えば 昔から映像でのミュージカルに違和感を感じずにはいられない。どうして突然歌い出すのか? 踊り出すのか? これが現実だったら変人扱い決定。でも、意外と楽しめるんだよね、これが。とはいえ・・・やっぱりこういった日常的なストーリーはミュージカルではなく自然な芝居で堪能したいと思う。6点(2003-11-21 13:22:13) 12. ア・フュー・グッドメン トム・クルーズの青臭さを上手く物語に消化し、ワン・パターンになりがちな彼の弱点をカヴァーした演出は評価するに値する。 ただし、プロットの運び・明かされる真相の扱いなどやや物足りない点も見受けられる。6点(2003-11-21 13:11:03)《改行有》 13. アビス(1989) 《ネタバレ》 キャメロンらしい作品だが、唐突なラストには疑問というのが公開時の印象。しかし、後に完全版を観て文明社会批判がしかっりと伝わり納得。様々な事情があったのだろうが、やはりカットしてはいけない部分だったように思う。よって、ここでは公開時のバージョンの採点をしておく。6点(2003-11-21 12:44:44) 14. アダムス・ファミリー2 1に比べれば、ソネンフェルドにストーリーテリングの技術が身に付いてきた点が収穫。ラウル・ジュリアはいい性格俳優であったことも確認できる。今は亡きラウルに合掌。下にもあった3作目だが、テレビムービーとして制作されたが、キャスト・スタッフともに一刷されていて、母親役はD・ハンナ。出来に関しては、ハンナ好きの俺でも・・・。6点(2003-11-21 12:06:15) 15. 悪魔を憐れむ歌 《ネタバレ》 G・ホブリットは毎回動向が気になる監督の一人。実際の役者の声を使いながら、ナレーションを主人公のものと誤認させるといった、映像版叙述トリックに挑み、見事成功させただけでもこの作品の価値はある。今後この芽をどうサスペンス映画に活かしていくのか。次世代の監督たちへの挑発ともいえる。6点(2003-11-21 11:15:37) 16. アウトサイダー(1983) やはり10代の時に観たので思い切り感情移入した記憶がある。しかし、それ以上には何も頭に残っていない。おそらく再度は見直さないほうが美しき青春(だったかは疑問だが)のためには得策なのだろう。6点(2003-11-21 10:56:18) 17. アウト・オブ・サイト 決して演技巧者ではない2人を上手く用い、軽くおしゃれなラブストーリーを展開させた本作。ソダーバーグの才気が大衆向けにアレンジされている点では優れていると思う。あまり好きな監督ではないが、この映画内のラブシーンはデートにはぴったり。すぐにホテルに行きたくなります・・・。6点(2003-11-21 10:04:56) 18. アイアン・ジャイアント ビジュアルに抵抗は感じるものの、構成がうまく飽きずに最後まで観られる。ただし、泣けるかどうかは・・・やはり人を選ぶかな。6点(2003-11-21 09:49:40) 19. アイズ ワイド シャット 《ネタバレ》 遺作だという先入観があるためなのだろうが、どうも映像にキューブリックらしい粘りが感じられなかった。それは主演2人にも言え、トムはやはりプレイボーイにしか見えず、クライマックスでの愛への渇望が真実味をもっていない。もっと濃密な空間を作り出せていたら、ニコールの「fuck」が『時計じかけのオレンジ』並みの破壊力を持ったのかもしれない。6点(2003-11-20 21:28:40) 20. アンブレイカブル 《ネタバレ》 「『シックスセンス』の夢よ、もう一度」とばかりに、ラストで伏線を回収するスタイルにこだわったのが敗因。この物語を活かすためには、ミスターガラスを主人公に設定し、少年期の苦悩から自己探求のためにヒーローを見つけようと犯罪を画策するようになる過程をおっかけていくべきだったのではないか? ミスターガラスの造形が出色なだけに残念。5点(2003-11-21 14:38:19)(良:1票)
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