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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  明日に向って撃て! 《ネタバレ》  子供の頃、初めてテレビ放送で見た時ほど、主人公の二人を称賛できないのは彼らの素性が強盗で、大人となった今は当時ほど純粋に彼らを英雄視出来ないからかもしれない。  それでも、彼らが進んで人を殺していない事、逃走中にみせる二人の会話・軽口などからその友情を好ましく感じている事などによって、なかなか憎めない。  だから、ボリビア軍の銃弾の雨に飛び出すラストシーンは、彼らの「明日」を信じてあげたくなるのだ。  そうだ、このタイトルが素晴らしいのは、これが彼らに向けた声援だからなのだろう。ボクら観るものの気持ちの代弁なのだから。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2004-08-11 09:48:59)《改行有》

2.  アンナとシャム王 《ネタバレ》 基本的には「王様と私」。同じ原作なんだから当然だが。でも、まさかのタプティム、厭な奴設定には驚き。劇中劇の「アンクルトム」も『王様と私』のようにアンナの成果として描かれていなくて、残念。でも、アンナ先生と王様の微妙な心の通い様は、流石ストレートプレイだけあって分かりやすい。チュラロンコンのお辞儀に関する公布はやはり感動する。[DVD(字幕)] 8点(2018-05-17 23:14:42)(良:1票)

3.  アナと雪の女王 《ネタバレ》  全体的には悪く無いと思う。だが、二つだけ何か釈然としない気持ちが残る。  ひとつは、日本の観客をも含んだ現象についての事。Let It Goが大はやり。もちろん、エンディングにも流れているくらいだから、制作側もこの曲を大プッシュなんだろう。だけど、この曲は作品テーマ的には、真反対とは言わないが、かなりダメな方向へ向かってる歌ではないか。  最終的に物語はエルザが「愛する気持ち」を取り戻すことで力を制御出来るようになり、事件が終息する。「ありのまま」だけではダメだったわけだ。勝手に歌ってる観客側はまだしも、制作側がこれを推してくるのは違うのではないかと思う。作品自体の罪ではないが、できればクライマックス時に、もっと感動的なナンバーがあってよかったと思う。  もう一つは、音楽がヨーロッパの小国の雰囲気を表現していない、という事だ。作品マーケットが世界だからなのかもしれないが、ディズニーのアニメーションミュージカルって、どれも音楽的に無国籍な印象を受ける。音楽的素養にかける自分が言うのもナンだが。  ロジャースだって、ウエバーだってシェーンベルグだって、聞いただけで作品世界を思い浮かべるような音楽を書いている。そこがどうも……。  とはいっても、総合的には面白い。お笑い担当のキャラ、お約束のワルモノ、冒険を共にした真実の友人など、鉄板の布陣だ。雪と氷の表現も美しい。最後の「真実の愛」が、あの青年じゃなかったのが意外といえば意外だが、そりゃあ肉親の愛情に勝るものはないわなあ。[DVD(字幕)] 8点(2014-07-23 11:55:11)《改行有》

4.  アラモ(1960) 《ネタバレ》  史実であるアラモ砦の戦いを、大胆に脚色して魅せるウエスタン大作。と言っても、アメリカの歴史などよく分かっていないのだが、おそらくクロケットがサン・アントニオに入ってから戦況が厳しくなるあたりまでは(あれ?殆どか)、創作だろう。だが、そこの所が面白い。西部劇のいろんな要素を目いっぱい詰め込んだ、「特盛り」感があり、お腹いっぱい楽しめる。上映時間が長いのは、そういった意味でのサービスの結果なのだろう。  内容的には、ヘンにアメリカの国土拡張の思惑などの政治的な部分を描かずに、男の信念と「共和国』に対する思いを、前面に出した話なのが良い。デイビー・クロケットが、子供を慈しむように共和国への思いを話すシーンは、私の大好きなシーンだ。 [DVD(字幕)] 8点(2013-06-29 17:30:23)《改行有》

5.  赤い河 《ネタバレ》  昔、「チザムトレイル」という、インディアンの脅威を通り抜けて、牛を運ぶ道を開拓した人がいた、と何かで読んだ。  その道は途中から枝分かれしたりして、網の目のように発達し、最盛期には年に何十万頭という牛が通ったという。本作はそのチザムトレイルを最初に通り抜けた、キャトルドライブの話だ。  現実の話としては、ジェシー・チザムという人が開拓したらしいが、映画では別の人の話となっている。  アメリカの国内事情により、テキサスの牛が近隣でその市場価値を失い、東部の人間をターゲットにミズーリまで牛を移動することにした。  誰も通ったことのない道を通り、数々の困難に会ううちに、使用人ではあるが旅の仲間だったはずのカウボーイたちに横暴になるダンスン。新たな積み出し駅の噂による目的地の変更の進言を拒否し、信頼を失い、怪我をして、息子同様に思っていた若者マシューに牛を奪われて、復讐のため先行する本隊を追う羽目になる。よく本などで読む、キャトルドライブの大変な辛さや、牛の暴走の迫力や、カウボーイたちの荒々しさなどが、良く描かれている。  昔の西部劇は、銃で物事を解決しないものが多いように思う。よく映画で見るカウボーイたちの酒場での乱痴気騒ぎなどを見ても、殴り合いという「自分自身の力」で相手に打ち勝つ事の重要さ・誇りといったものを、心に持っていたと言われている実際の西部人の、その時代に近しいからなのだと思っている。だから、本作のラストには、とても気持ちのいい思いを抱くのだ。  牛を奪われたと思い込んでいたダンスンが、追跡途中の村落で出会った女とマシューとの、ダンスンの昔を思い起こさせるエピソードで、恐らく彼を許す(少なくとも殺すつもりが無くなった)気になったのが、うっすら分かるのも良い。ただ、その部分のシリアスさと、最後の二人の和解の具合が、私にはアンバランスに映ってしまうのだが、その辺の気持ちの振れ幅の大きさが、豪快な西部人の特色なのかも知れない。 [DVD(字幕)] 8点(2012-07-04 16:31:17)(良:1票) 《改行有》

6.  アベンジャーズ(2012) 《ネタバレ》  実は、アイアンマンしか知らなかった。だから今まで見なかったのに「もう2枚借りた方が安い」などと言われ、つい借りてしまった。  それゆえ当然分からない事だらけだが、それぞれ「タダモノではない」描き方をしているので、多分この人スゲー人なんだろうな、という事は分かる。(緑の人だけは分からなかったけど)  だから、というかつまり、というか、『アイアンマン・スペシャル版』として楽しめた。他にも空飛ぶ空母や、神と自称する奴(多分ギリシャ神話的な「族」としての神なんでしょうね)と人間の話とか、興味深い所がいくつもあった。他の人の活躍を今度見てみたくなる。  思うツボなのかも知れないが、たまにはツボにはまるのも良いのかもしれない。 【追記】  他の人の活躍をいくつか見て思ったのだが、アメリカのヒーローとその世界の住人と言うのは、何故こんなに「力」に憧れているんだろう。特に敵側は、力を求めてダークサイドに落ちる奴が異常に多い。ヒーローも結局は力技で勝利する。日本のヒーローは、どちらかと言うと力より技を駆使する傾向にある気がする。国民性とかの差だろうか。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-13 17:34:46)《改行有》

7.  アンドロメダ・・・ 《ネタバレ》  宇宙の生物が、エイリアンなどではなく、微生物であるところとか、地下に作られた研究施設の防疫システムや、専門家たちが謎の病原体を解明してゆく、その科学的な過程などの細かい描写が、リアリティを醸し出し、サスペンスとして魅せてくれる。一方、核による自爆システムをギリギリで止める演出など、多少陳腐なところもある。  宇宙から細菌を持ち帰った衛星の形を見て、どうしても一昨年帰還した、はやぶさを思い出さずにはいられなかった。もしあれが、細菌汚染されていたら、大変な事になっていたんだと、恐ろしくなった。大気圏に突入した時の高温で、生き物は死んでしまうんだ、と漠然と考えていたが、地球上でもヒ素を栄養にする生物が発見されたり、まだまだ我々の常識を超えることが、世の中にはいっぱいあるらしいので、油断できないものだ。  物語は、これを軍の細菌研究の招いた厄災としている。研究所の危機と、アメリカ国土上の危機は、何とかアルカリによって脱した事になっているが、まだまだこれからも同様の危機が起こりうることを示唆して物語は終わる。自ら研究していた生物兵器によって、バイオハザードの危機に陥る物語は、たくさんあるが、おそらくこれはその初期の傑作であると言えるのだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2012-06-08 15:14:55)(良:2票) 《改行有》

8.  アビス/完全版 《ネタバレ》 最初に謎の発光体を見たとには、まあ映画だから「宇宙からの未知の生命体」だとは思ったが、発光する生き物は現にいるし、光るクラゲの大きいやつ、の可能性も考えた。途中のドラマで、バカな軍人を描いて、ちょっとした風刺なのかとも思った。 でも、コレは、見事なメッセージを持った映画だった。新しい「未知との遭遇」であり、新・「海底二万哩」だ。 [地上波(吹替)] 7点(2011-11-06 23:30:55)《改行有》

9.  アニーよ銃をとれ 《ネタバレ》  実在の女性曲撃ち名人のラブコメディ・ミュージカル。作曲は膨大な名曲を残したアーヴィング・バーリン。本作は全体的に私の好みとはちょっと違う作風だが、それでも作中で一番有名な「ショーほど素敵な商売はない」は、楽しい楽曲だ。今回調べたら、ホワイトクリスマスやアレキサンダーズラグタイムバンドもこの人の曲だと知り、ビックリ。それでも、もしこれが当初の依頼通り、リチャード・ロジャースが書いていたら、という妄想も楽しかったりする。  物語は、ガール・ミーツ・ボーイと言ってしまえば単純だが、女性曲撃ち名人の成功譚を中心に、相思相愛だが曲撃ちに関して互いに譲れない二人、を描いている。「銃じゃ男は捕まらない」のに、意地をはって愛する男と射撃競争になってしまうアニー。普通なら、男のほうが折れるのが、紳士的な気もするけど、ずっと思ってきた想いのために、銃を(と言うより勝負を)捨てるアニーが良い。  ところで、英語で見れる人には判るのかも知れないが、銃が二人を近づけさせないのに、何故、タイトルが「銃をとれ」なんだろうか? [DVD(字幕)] 7点(2011-10-14 11:49:03)《改行有》

10.  アニー(1982) 《ネタバレ》  よく、役者の世界の話で、「動物と子供には勝てない」というような事を聞くが、まさしくこの映画は、アイリーン・クイーンという少女の勝利だ。特に「I Think I'm Gonna Like It Here」の時のアニーの表情は最高だ。また、当たり前のようだが、音楽が素晴らしい。ミュージカルの音楽というのは、世界における統一感が大事だと思っている。どの一曲を抜き出してみても、「アニー」の世界の中の一曲であることが明白に判る、という意味だ。「曲に署名がしてある」とでも言おうか。世界でミュージカルがたくさん作られているが、このレベルのものは実は、そう多くない。  物語は、ややもすると、金持ちのイヤラシさが感じられてしまいそうな、「孤児院の子をイメージ戦略で、招待する」はなし。でも、アニーの明るく前向きな性格と愛らしさで、劇中の人物だけでなく観客をも魅了してしまい、このイヤラシさもすぐに吹き飛ぶ。意地悪な先生にこき使われていた生活から一変、ただのゲストにいきなりサテンのシーツまで誂えてくれる、夢のような待遇、貧しい子のファンタジー。ファンタジーだからプンジャブの魔法も全然OKさっ! [映画館(字幕)] 7点(2011-08-08 02:52:48)(良:1票) 《改行有》

11.  アパッチ砦 《ネタバレ》  アメリカの第7騎兵隊の最後をモチーフにして作られた話だと言う。インディアン(ネイティブアメリカン)との戦いで、中隊を全滅させた司令官の話だが、戦いが終わった後に我らのジョン・ウェインが、しれっと隊を引き継いで、彼らは隊に生きているなどと、キレイ事を言う。  先住民を殺してひどいじゃないか、とは言わない。それが人間の歴史だから。今更否定はできないし、今の時代の人が四の五の言うべきことでもない。だが、武功を焦って隊を(ほぼ)全滅させた指揮官は評価されるべきじゃないと思う。ジョン・ウェインだって、結果的に自分がインディアンを裏切ったことに対して、もっと義憤にかられて然るべきだと思うのだが。  アメリカの昔の軍の様子とか(真実であれば)貴重だが、今見ると戦闘シーンは普通の迫力だし、シャーリー・テンプルが美人という以外、あまり評価ポイントが見つからない感じ。[DVD(字幕)] 6点(2020-08-11 17:24:18)《改行有》

12.  ANNIE/アニー(2014) 《ネタバレ》  前作アニーを「アイリーン・クイン」という小女の勝利だと評したが、そういう意味では今作は主人公の少女は勝てなかったのかもしれない。  私はこの物語(ミュージカル)を、明日を信じて生きる少女の物語というより「孤児院の貧しい少女が大金持ちのお父さんを得る」、一種のシンデレラストーリーとして見ていた。  さて、シンデレラとして(大金持ちの)お城に招かれた時の「素敵さ」がショボいのも私的には残念なところである。ウォーバックス…じゃないスタックス(なぜ、この人だけ名前が違うの?)の家のハイテク的な描写は全然ステキな感じがしなくて、ましてや所有している通信会社の通話を盗聴してしまおうとする行動には驚かされる。(王子様として)「こんな人ダメじゃん」感がハンパない。  そして、庶民と触れた時に必ず消毒していた彼の、その部分での変化をちゃんと見せないのもダメだ。伏線はちゃんと回収しないと。   本当は明日を信じて前向きに生きる少女の物語、というのが基本コンセプトで、そういう意味では今作のアニーは、時代設定を現代に変更することを含めて全く間違ってないんだと思う。だけど、残念ながらこの少女に魅力を感じないのは事実である。  アニーの年齢がちょっと上がったからだろうか?その衣装が綺麗すぎて孤児院でつらい目に遭っている感もない、学校に通っているため可哀想感も薄いからだろうか。(ところで先生、ちゃんと字教えろよ。) [映画館(字幕)] 6点(2015-02-16 17:38:26)《改行有》

13.  アメイジング・スパイダーマン2 《ネタバレ》  わざわざリブートしたのに、何だか普通のヒーロー物になっちゃった感じ。それと、ものすごく美人だったグエンの驚き顔がすごくて、2年の月日は残酷だなどとも思ってしまった。まあ、それはさておき。  こういうのは、敵怪人は一話に一人というのが良いんではないだろうか。もともと悪いヤツではなかった電気男の話が、無理やり収束させられた感と、ゴブリン(全シリーズでも出てきたこいつはきっと重要キャラなんでしょ)の方も出た途端にヤラれちゃってる感が否めず、どっちにしてももったいなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2014-09-06 23:55:52)《改行有》

14.  アパルーサの決闘  銃によって生計を立ててきた男二人組。ボス側は相棒に「お前が俺より劣っているのは、情に流される部分だ」と言うが、実は情を捨てきれないのはボス側の方で、相棒の方が仕事に徹していた……という話だと思っていた。が、良く考えると情に流されずにビジネスライクに徹したのはボスの方で、そう出来なかったのは相棒の方だった。その情が仕事上の正義感に発しているのが何とも悲しいし、理不尽な政治圧力に屈したように見えるボスにガッカリ感を感じるのは否めない。 [DVD(字幕)] 6点(2013-11-24 17:30:14)《改行有》

15.  アラモ(2004) 《ネタバレ》  リメンバー・ジ・アラモ。結果的に砦を見捨てて、その敵討ちに力を入れる。アメリカ人ってのは復讐に燃えるタチなんだな。日本軍は最悪な手を打ったのかも知れないな。まあ、冗談はさておき。  ジョン・ウェインのアラモよりも(多分)史実に近いのだろう、リアルなアラモ砦の物語。デイビー・クロケットはアライグマ帽を被ってないし、鹿皮服も着ていない。そしてこちらは、アラモ陥落の後、サンタアナに討ち勝ち、テキサス共和国が独立するまでを描いている。どちらかというとアラモ砦の攻防というより、テキサス独立戦争を描いている感じ。  せっかく史実をリアルに描こうとしているのだけれど、その為にと言ってはナンだが、実際に戦っている人たちの闘いにかける思いなどが見え辛いのが難点。その点はクロケットが「共和国」への期待を語る、60年版の方が好きだ。それがあってこそ、彼は夢や主義に命を懸けた戦士として見えるのだから。[DVD(字幕)] 6点(2013-06-29 17:30:58)《改行有》

16.  アメイジング・スパイダーマン 《ネタバレ》  新しく仕切り直しのスパイダーマン。最初の話はたぶん原作によって、おじさんが死ぬとか、自分でマスクをデザインするとか、蜘蛛に噛まれるとか、決まってるんだろうな。読んだこと無いからよく判んないけど。  で、今度のヒロインは可愛い。というか美人。主人公もちょっとカッコいい系の青年。主人公たちが、美男美女になったから、という訳ではないが、悪の心と醜悪の連動がちょっと気になる。  トカゲ博士は、明らかにスパイダーマンを殺そうとしていたり、実際に警官を殺したりしているのに、人間の姿を取り戻しかかった途端に、転落からスパイダーマンを救う。身の醜悪さが悪という描写だ、とまでは言わないが、もっと改心の描写が必要ではないか?例えば黒スパイダーマンの時のように、何かに心を支配されていたとか、何らかの説得力が。  無茶な人体実験に反対し、やむなく自分で試した博士が、他人を犠牲にしようとしていた上司を止めるべく行動を起こしたのに、その足でそのまま破壊と殺人に至ったのは、ちょっと違和感があった。  ま、これから化学会社のTOPの人や、父親の疾走と死の謎などが、語られるのだろう。とりあえず、楽しみにしておこう。   [DVD(字幕)] 6点(2012-11-28 20:36:04)《改行有》

17.  アイアンマン3 《ネタバレ》  私にとってのアイアンマンの魅力って、あり得そうな工業的技術によって実現する、バトルスーツヒーローという部分である。いわゆる超人でない、テクノロジーの物語だから良いのだ。  そういう世界に一番似合わないのは「怪物」だ。確かにバイオテクノロジーは科学技術だが、今の工業技術とアイアンマンの間の飛躍度合を、遥かに飛び越えたエクストリミスという技術は、魔法というかもはや「怪獣」に近い。  それがアメコミの敵役だと言われればそうなのかも知れないが、今までの(少なくとも映画版の)世界観とちょっと違ってて、私には残念に映る。  今回の物語の中心軸と思われる、トニー・スタークの心の話・「私がアイアンマンだ」に着地する話にはあまり興味をひかれなかった。彼がどんなにスーツを捨て、ナントカリアクターを取り外して自分を取り戻した気になっても、物語がそこに帰結するように出来ていない気がするのだ。  それに、どうせアベンジャーズ2でアイアンマン復活するんだろうし。  それにしても、一番手前に設定されている3D版字幕って、目が疲れるわ…。今度から2Dで見よう。[映画館(字幕)] 5点(2013-05-12 02:56:47)(良:1票) 《改行有》

18.  アイアンマン2 《ネタバレ》  この話の中で、非常に重要な要素として考えられるのは、個人が強大な軍事力を持つということは、どういう事なのか?それは許されるのか?というような事だと思う。観ている者がそれを正義だと思ったとしても、それを許すべきなのかどうかは、微妙な問題だ。  しかし、物語は、結局は、それに対抗する個人軍事力(しかもロシア由来)と、なし崩し的にそれに対する闘いの物語になって、結果オーライで、その個人は、軍から表彰される。  アイアンマンを評しないで、こういう事を言うのは何だが、この物語は、アイアンマン(1)が提議したものに、真っ向から泥を塗った形になっているのではないだろうか?確かに、バトルスーツとその戦闘シーンはカッコイイ。しかし、その意義的には、頷けない。  ああ、思い出した。合衆国には修正憲法があって、 「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であり、 人民が武器を保有し、またそれを携帯する権利を侵してはならない。」 だそうだ。これは、個人が国家の力を上回っても、有効なのだろうか?[地上波(吹替)] 5点(2012-10-08 03:06:25)(良:1票) 《改行有》

19.  アルマゲドン(1998) 《ネタバレ》 何事も無く帰還してるけど、絶対、耐熱タイルがぼろぼろ剥がれ落ちてて、機内は灼熱だろうな。[地上波(吹替)] 4点(2012-05-14 13:38:41)

20.  赤ずきん 《ネタバレ》  村人たちが疑心暗鬼に陥る辺りで、人の邪悪なダークサイドを描く映画なのかと思ったら、わりとミステリっぽく、驚くべき伏線を持った謎解きがあって、ビックリ。っていうか、これミステリだったんだ。単なるファンタジーだと思ってた。  で、肝心の人狼というのが、実はそんなに邪悪な悪魔ではなく、(まあ、人を襲うのは別として)ちゃんと人としての理由を持った、悲しい運命の人。村人を平気で拷問する神父の描写とあいまって、「正義」の胡散臭さや狼側の事情などもあり、必ずしも単なる「悪」とは思えなくなってくる。  原作童話では、「悪い事をすると悪い結果が待っている」という教訓だったのに、その「悪」の具現に、観る者の気持ちを持っていかれちゃうと、もう原作の教訓が成り立たない。もちろん、そういう物語はアリだとは思うけど、何も『赤ずきん』という題材でやらなくても、というのが、正直な感想。 [DVD(字幕)] 4点(2011-11-11 04:05:24)《改行有》

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