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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  華氏911 何よりも先ず最初に言いたいのは…このタイトルが不快!!ブラッドベリの傑作SFを汚すが如きムーアのセンスの悪さにムカムカした。中身も当時の大統領選に照準を絞ってブッシュ”バッシング”に特化し(過ぎ)ており、客観性もヘッタクレも無い余りの大人気(おとなげ)無さに辟易。正直言って個人的にはブッシュを弁護するつもりも支持するつもりも一切Nothingではあるが、ドキュメンタリーというノンフィクション映像を駆使して世論を動かしたいのなら、レネの「夜と霧」や亀井文夫の「戦ふ兵隊」レベルの成熟した語り口を見せないとまるで説得力に欠けるし観る者の心には響かないと思う。まぁ近年のカンヌは選考基準から何から何処かピントが呆け気味なんで、例えコレがパルムドールに輝こうが個人的評価は一向に高まりはしないが。「別にブッシュがクリーンで非の打ち所の無い人間とは思わないが、だからといってこんな稚拙なプロパガンダもどきに好い様に踊らされる程こっちも馬鹿じゃないんでねw」という合衆国の良識派は意外と多かったのであろう。本作が結局はブッシュ再選を阻止できなかった、という苦い事実が何より雄弁に裏打ちしている。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-05-26 05:20:47)

2.  カリフォルニア・ドールス 《ネタバレ》 全米ランキング3位になっても尚、次のマッチメイクまでは切り詰めに切り詰めて安モーテルを泊まり継ぎ、果ては生活費稼ぎに”泥レス(ポロリ付き)”までせざるをえないカリフォルニア・ドールズ一行に漂う浮き草人生のペーソス。アメリカ女子プロレス界に生きる厳しさ・侘びしさが観る者にひしひしと伝わってくるかのようだ。派手なリング上でのファイトとは対照的な、裏舞台の地味なディテールを手を抜かずにじっくりと描いたアルドリッチの演出が確実にタメを醸成し、ラストの全米女子チャンプ「トレドの虎」とのタッグマッチで一気に爆発する。とにかく、ドサ回りからラストの決戦まで(ミミ萩原の日本ペアとも対戦)彼女らの試合を惜しみなくタップリ見せてくれるサービス精神が嬉しい。見世物ムービーはこうでなきゃ!ドールズ役の二人も激しいプロレス演技は勿論のコト、なかなか夢を実現できない焦りや対戦相手に選ばれる為に興行主に身を鬻ぐ哀愁まで実にうまく演じていたと思う。コロンボ以外での映画出演では余り感心しないことが多いピーター・フォークも今回のマネージャー役はグッジョブ!といって差し支えない名演だった。イケメンの若造じゃアノ味は逆立ちしても出せまい。ハッピー・エンドで後味も爽やかだし、私もスポ根モノでは「ロッキー」より断然こっちだなぁ。ドールズに乾杯!!8点(2004-12-07 03:10:32)(良:1票)

3.  案山子男2 復讐の雄叫び<OV> 《ネタバレ》 悪の案山子デビッドと善の案山子カールの対決をクライマックスに据えた辺りは東宝特撮の名作「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」を髣髴とさせ…るわきゃねーだろ!!このバカチンが!!くう~何だか無性に”読み手の気分を害するコメント”やら”卑猥なコメント”やら書き殴りたい衝動に駆られちまうぜぇぇぇぇ!!でも削除されたくないんでココは我慢だ、オレ!!もうマジで前作よりショボ。うぉのれ、アルバトロスめ~2点を…食らえっっっ!!!!2点(2004-11-25 01:50:30)(笑:2票)

4.  凱旋門 《ネタバレ》 流石は朝吉さま、実に鋭いですねぇw。確かにコレはマイルストン作品ではスカの部類に属するでせう。同じ原作:レマルク・監督:マイルストンの組み合わせでも「西部戦線異状なし」とは正に雲泥の差!原因は色々あるかと思いますが、個人的には主人公である亡命オーストリア人医師ラヴィック役に選りにも選ってシャルル・ボワイエみたいな典型的フランス人をキャスティングしたセンスの悪さ!に尽きると思います。コレでは原作の有する”大戦勃発前夜の異郷の地・巴里での主人公の絶望感””刹那的に燃え上がる根無し草同士の暗く悲愴な恋愛感情”が全く活きてこないので、画面に説得力が皆無です。だってラヴィックがモロにフランス紳士にしか見えないですもんw。スウェーデン女優バーグマンにイタリア人女性ジョーン・マドウってのも違和感バリバリ。もちろん抜群の恋愛感情表現も含め、演技は上手いっちゃ上手いんですがね。ま、原作知らない方はそこそこ楽しめるのかもしれませんが、個人的には大いに失望させられた作品なので悪いけど4点マイナスさせてもらいます。6点(2004-10-03 03:28:10)

5.  怪奇!吸血人間スネーク 《ネタバレ》 やましん様、お先にレビュー&コメントさせていただきまする。さて本作ですが”70年代ホラー映画特集”みたいなヤツが名画座で連発された時期に観ますた。いやぁ兎に角、非道い、非道過ぎるぅ!所謂マッドサイエンティスト物の一本ではありますが、本作のストロザー・マーティン扮する博士のトンデモ基地外ぶりは常軌を逸しています。「この汚染された地球で人類が生き残るにはヘビにならにゃ」という理屈が先ずもって全く意味不明。ダーク・ベネディクト扮する助手が実験台にされ徐々にヘビ化していく展開は定石なんですが、普通は土壇場で何とか元に戻れて助かるハズ…とタカを括っていたら意外にも!何と助手はそのままヘビになってしまう!しかも最後はマングースに殺られる!!何故マングース??ヘビ研究のオーソリティなのに毒蛇に噛まれて死ぬ博士って一体…??何が「吸血」なんだ??と、まぁ万事がトホホ状態の嵐。確か同時上映が「大襲来!吸血こうもり」だったような記憶がありますが、いずれにせよショボさに変りは無いので容赦なく7点マイナァス!!やましん様、折角の新規登録なのに御免なさい…(笑)。3点(2004-04-25 17:38:01)

6.  怪獣王ゴジラ 《ネタバレ》 偉大なる54年版に新撮のアメリカパートを無理矢理ねじ込んだ正に「蛇足」な一作。こんなことしなきゃ当時は海外配収が見込めなかったのだろうか??核の脅威への警鐘という最も重要な部分が見事にアク抜きされて見る影も無し。まぁレイモンド・バー扮する新聞記者が替え玉(バレバレだ)と共演する滑稽な資料的価値のみに3点。3点(2004-04-15 01:02:23)

7.  剃刀の刃(1946) 《ネタバレ》 アン・バクスターが見事オスカー(助演女優賞)に輝いた一作。とは言え余り面白くはない。アル中演技がウケたのかもしれないが、「この程度でオスカー?」と疑念を抱かざるをえない。寧ろ「熱砂の砂漠」のムーシュ役の方が遥かに良かった。タイロン・パワーもよろしくない。やたらと思わせぶりに深刻そうな演技で空回り状態。特にインドに修行に行った件(くだり)は書き割りのヒマラヤ同様、ハッキリ云って失笑モノだ。ジーン・ティアニーは女のエゴ剥き出しで悪くは無いが、今一つ。ジョン・ペインに至っては「え、いたの?」てな感じ(笑)。でも一番ウザイのはハーバート・マーシャル演じるモームかな。狂言廻しよろしく最初から最後まで出突っ張りなので(それでいて何の役にも立たぬ木偶の坊っぷりだから)煩わしいコトこの上無い。救いはグールディング(とアーサー・ミラー)の流麗極まるワンショット移動撮影の妙!もうオープニングの夜会シーンからグリグリ動き回るカメラには溜息が出そう。あと、エリオット役のクリフトン・ウェッブは気位の高いスノッブを小気味良く演じてイイ味出しまくり健闘。時代性も加味して差し引き3点で7点進呈~!7点(2004-02-20 04:04:18)(良:1票)

8.  革命児サパタ 《ネタバレ》 メキシコ独立の立役者エミリアーノ・サパタの生涯を描いたエリア・カザンの力作。脚本を手掛けたのは作家ジョン・スタインベックという異色さだ。ドキュメントではないので史実に相当な脚色が入っているのはスタインベックの作家魂といったトコロか。カザンという監督は”赤狩り”に際して「裏切り者」の烙印を押されて以来、毀誉褒貶の激しい人物ではある。が、こと演出には筋金が入っており圧倒的な自信を持って役者を制御していることが本作を見ると実によく分かる。あの強烈なオーヴァーアクト男優マーロン・ブランドをここまでねじふせ、持ち味を遺憾なく引き出す監督は他にいまい。「ゴッドファーザー」のコッポラなんぞカザンの足元にも及ばない。場面的にはサパタ逮捕を知るや、農民たちが石と石を打ち合わせつつ集結するシーン、雨中をついてマデロが暗殺されるシーン、ラストのサパタ射殺シーンは鳥肌モノの緊迫感で圧倒される。鉈彫りの如き荒削りな演出タッチが絶妙にマッチして一層味わいを深くしていると思う。お見事!9点(2004-01-25 22:04:38)

9.  案山子男(OV) もしもパチーノ&ハックマン主演の「スケアクロウ」が、この邦題だったら…?少なくとも日本では陽の目を見るコトは無かったであろう。イヤァ片仮名邦題もたまには役に立つのね~。などとどうでもイイことばかり書いてしまう程ショボい未公開ホラー。案山子(かかし)が襲いかかる!って本当にソレだけ!!ド派手なパッケージだけは勢いが無くもないが恐らく誰も騙されはすまい。観ぬが吉ってコトで3点進呈!カズゥー柔術さん、折角の新規登録なのにゴメンなさい…。12/12追記:お?何か注目度が上がってますねぇ"アンザンシ"は…。こうなりゃ、このままレビュー30人以上を目指して「北斗の拳」や「シベ超」「北京原人」を凌駕するワーストにランクインさせちまいましょう! Let's come and join us !! 3点(2003-12-07 02:09:06)(笑:3票)

10.  かわいい女(1969) 《ネタバレ》 チャンドラー原作「The Little Sister」を映画化、とかフィリップ・マーロゥをJ・ガーナーがアッサリ薄味関西風に凡演とかはハッキリ言ってこの際どうでもいい。本作のキモ!それはブルース・リーの「燃えよー」に先立つ米映画出演場面にある。否、それしかナイ!!と言い換えよう。しかし、その余りに寒い役柄には愕然とする。マーロゥのオフィスにやって来るなり、室内を滅茶苦茶に破壊し(脚を垂直に振り上げて天井から下がった電灯を蹴り上げる様は圧巻!)、マーロゥに向かって渾身のドラゴンキック!!が、スカッ!とマーロゥにかわされ窓から勢い余って墜落死!!まるでハリケーンが吹き荒れて去ったが如き衝撃と訳の分からなさを我々の脳裏に刻み込み。サァもう後は観る必要はナイ。早送りなり巻き戻してリプレイなりAs You Like。5点(2003-11-10 00:39:26)

11.  カサブランカ  昨今の映画は男女同権!どころか寧ろ女性が勇ましくメインを張る作品が多いから本作でのバーグマンの微妙なポジションを「打算的なズルい女」としてしか観られず酷評してしまうのカモ。そもそも戦前・戦中の米映画なんて完全に男性中心!よって彼女はボギーのダンディズムを引き立てる言わば”触媒”に過ぎなかったハズなのである。が!しかーーーし、誇り高きバーグマンは敢えて添え物の刺身のツマに甘んじるコトなく、予定調和な職人マイケル・カーティスに敢然と反旗を翻す!!その類稀な美貌と抜群の恋愛感情表現で月並みなメロドラマに過ぎなかったであろう本作に永遠の生命を吹き込んだのだ。加えてボギーの下積みを経た男の渋さ溢れる「キミの瞳に乾杯!」という台詞も相手がバーグマンなればこそ説得力を放つ。悪いがヴェロニカ・レイクやヘディ・ラマーみたいな妖婦タイプの女優がイルザだったらココまで語り継がれる名作のステイタスは(確信を込めて絶対に!)得られなかっただろう。オスカー作品賞・監督賞・脚色賞に輝いたのは戦時下でのウェルメイドなメロドラマに一票!てな感じだったのだろうが、個人的にはバーグマンの圧倒的存在感とサムが歌う「As Time Goes By」なくして本作を語るコトは出来ないと思っている。ドイツが生んだ不世出の名優コンラート・ファイト最後の輝きに…8点!勿論ボギーもニヒルでキマってるけどね。8点(2003-09-07 16:53:58)(良:4票)

12.  悲しみよこんにちは  原作は当時18歳の少女だったフランソワーズ・サガンが発表し大センセーションを巻き起こした同名処女小説。当時の社会的多数派だった謹厳実直なモラリストたちを煙に巻く大胆さ・不敵さは流石。つまり本作の場合、この原作の有するスキャンダラス性を無視して1本の映画として観ると些か食い足りない印象となる。まして毒々しいTV映像の溢れ返った現代ではセシルカットもセバーグのボーイッシュな小悪魔ぶりも「はぁ?」「それがどうした」レベルとなるコト必至w。原作込みで評価するなら当時としては斬新なヒロイン像を確立した功績はサガンのみならずオットー・プレミンジャーも充分称えられて然るべきかと。だって…ゴダールもセシルカットをいじってないし。それ程セバーグの本作で与えたインパクトが強烈だった何よりの証拠だろう。実際、セバーグは終生セシルカットのイメージを払拭出来なかった。とは言え私メは男性なもんで、こんな早熟なブルジョワ娘には特に深い共感を覚えた訳ではないのでアーサー・ローレンツ十八番の回想入り乱れ脚本に苦笑しつつ…7点進呈。【STING大好き】さん、確かに”餅は餅屋”ですねw。7点(2003-08-31 17:17:29)

13.  硝子の塔  ヤッパ駄目だわ、シャロン・ストーン。「氷の微笑」で自分のヌードをセールス・ポイントだと勘違いして主演した超駄作サスペンスがコイツ。W・ボールドウィンもアレだけのハイテクを駆使しておきながら、やってるコトは単なる”覗き”ってのも…無駄遣いてゆーかヴァカ??「氷の微笑」ではバーホーベンのハッタリ演出が(多少は)利いていた分まだマシだったが、コイツはフィリップ・ノイスの演出が余りにメリハリに欠けてショボいから怒りも倍増。3点が相応しかろう。3点(2003-07-20 09:54:20)

14.  華麗なるギャツビー(1974)  フランシス・スコット・フィッツジェラルドという作家は「通俗的で娯楽重視」なハリウッドの作風とは対極にある、と常々思う私としてはコッポラの脚本は些か下世話で端折り過ぎていて余り感心できない。レッドフォードをお耽美的に撮っただけの薄っぺらで陳腐な凡作。ジャック・クレイトンという監督は「年上の女」で可成り注目したが、ヘンリー・ジェームズの「ねじの回転」を映画化した「回転」のつまらなさに失望してとどめにコレ。ガッカリしたもんだ。5点。5点(2003-07-15 01:34:15)

15.  風と共に去りぬ  原作はマーガレット・ミッチェルの同名小説。セルズニックが映画化権を買い取ってから、スタッフ&キャストは二転三転して御存知の顔触れとなった曰く付きの作品でもある。監督も最終的にはヴィクター・フレミングとなったが、ジョージ・キューカーとサム・ウッドも関わっており、正に超大作の名に恥じない。レット・バトラー役にはG・クーパーも候補に挙がったらしいが、原作者の支持でキングことクラーク・ゲーブルと相成った。今では彼以外に考えられないという方も多いハズ。一番難航したスカーレット役には当時のハリウッドの錚々たるトップ女優達がオーディションを受けたが、プロデューサーであるセルズニックの強い後押しで英の無名女優ヴィヴィアン・リーに決定。コレ又現在では彼女以外には考えられない程のハマリ役となったのは周知の通り。ただ「長い」という理由で敬遠したり低評価する向きもあるようだが、原作のダイジェストとしては理想的なヴォリュームだと個人的には思うが。自分としてはアシュレー役のレスリー・ハワードには余り魅力が感じられず、スカーレットが一途に彼を慕うストーリーに今イチ説得力がないような気がした。オリビア・デ・ハヴィランドのメラニーにも同じような印象(今イチ)を受けた。しかーし!主役二人の圧倒的なハマリ具合と、父親役のトーマス・ミッチェルや乳母マミー役のハティ・マクダニエル(黒人初のオスカー受賞!)ら脇を固める助演陣の好演も相俟って、そんな些細な不満はアッサリ吹き飛ぶけどネ。尚、一説ではヴィヴィアン・リーはキューカーが降ろされた後も彼に演技指導を受け続けたらしい。事実であれば「女性映画の第一人者」の面目躍如たる裏エピソードである。マックス・スタイナーの主題曲も格調高く良し。アカデミー賞8部門に輝く本作に…言うまでもなく10点っしょ?10点(2003-07-04 05:50:18)(良:2票)

16.  華麗なる週末  ノーベル賞作家ウィリアム・フォークナー先生の短編小説を映画化したマーク・ライデル監督の秀作。20世紀初頭のミシシッピーを舞台に富豪の息子である少年と使用人のマックィーン、ルパート・クロスが当時出現し始めた自動車(1905年型ウィンストン・フライヤー)で週末にメンフィスまでドライブする話。じっくり地方色を描き出してムードを高めるライデル監督の演出がマッチして好感度大。草競馬の場面が出色。特筆すべきはマックィーンの実に味のある演技。アクション以外にも彼の魅力を改めて発見できる数少ない作品でもある。南部を舞台にしているだけあって黒人差別シーンもあるが、ここでもマックィーンがヤな後味悪さから救っている。でも、12歳の少年を売春宿に泊めちゃイカンよなぁ。2点マイナス(^^)。未見の方には是非オススメ!!8点(2003-04-06 08:19:51)

17.  華麗なる相続人  嗚呼、オードリーが老醜を曝しひたすら哀れを誘う駄作サスペンス。シドニー・シェルダンの「血族」なんて内容バレバレの作品を映画化するんなら、もっと創意工夫ってモンが無いとナァ…。テレンス・ヤングとのタッグで「暗くなるまで待って」の興奮よ再び!とか間違っても期待してはイカン!!イカンと言ったらイカーーーーン!!ただ、キャストは無闇に豪華幕の内弁当。オールド・スターばっかりだけどね。いくらオードリーのファンと言えどもコイツだけは観ぬが吉~!!5点こそが本作には相応しい。5点(2003-03-20 03:50:18)

18.  カジノ  皆さんの仰るように、私にも「グッドフェローズ」がチラついて仕方なかったナァ…。スコセッシ監督とデ・ニーロの盟友ぶりは理解できなくもないけど、コレで8作目ってのはいくら何でも主演に起用し(され)過ぎ!!ジョー・ペシも上手いんだけど、流石に「グッドフェローズ」のオスカー演技を知った後じゃインパクトは弱い。ただ、彼が撲殺される場面の無造作な迫力には圧倒されたが、別にペシの手柄でもないしな。保守的なスコセッシに失望は隠せないが、あのシャロン・ストーンをオスカー・ノミネートまで引き上げた演出力は矢張り見事。「俳優は監督次第」ってコトが本作でも如実に証明されていると強く思った。二番煎じの感が拭えぬ本作に…6点。ヤッパ3時間は…引っ張り過ぎ。6点(2003-03-04 00:20:31)

19.  カメレオンマン  本物の1920年代のニュース映画や記録フィルムにウディ・アレン扮する冴えない小男ゼリグという男がヒョロッと紛れ込む何とも言えぬ可笑しさ。デッチ上げドキュメンタリー映画であるコレはもうPRE「フォレスト・ガンプ」と言っても過言ではないだろう。個人的に自嘲的な作風とユダヤ人色が濃い笑いに余り好きになれない監督&俳優なんだが、本作は意外に楽しめた。正直なハナシ、「フォレスト・ガンプ」にあれだけオスカー受賞させるくらいなら、本作が全く無冠てのは解せないナァ…。発想のオリジナリティでは断然こっちが上だろう?トム・ハンクスの感動ストーリーに「庇を貸して母屋を取られる」ってな趣かな。そんな哀れなアレン(ゼリグ)に…8点。8点(2003-03-03 10:51:44)

20.  ガルシアの首  ウォーレン・オーツは脇でグッと光るタイプだが、主役ってガラじゃあないよな。全編通してグイグイ引っ張っていくにはチト役不足。ペキンパーとしては確信犯とは思うが、何とも薄汚い映像は矢張り2時間近く観るには苦痛。ロバート・ウェッバーとギグ・ヤングのホモ殺し屋コンビが気色悪過ぎ。個人的にホモやら近親相姦やらは例えどう描いていようと拒否反応しか起きないので…5点、悪しからず。バイオレンス描写のみ評価ってコトで一つ夜露死苦。5点(2003-02-12 02:07:35)

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