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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 海底二万哩 この作品は子供の頃から特別な思い入れがあり、深海をゆったりと潜行するノーチラス号にはもうゾクゾクものでした。頭部は硬質なエビ、胴体はカジキをイメージさせるノーチラス号の荒々しくも美しい勇姿にすっかり一目惚れ。潜水艦の出てくる映画は数多くありますが、これほど毒っ気が強くインパクトのある潜水艦は、そうはお目にかかれないでしょう。見せ場もたっぷりと用意されており、とくに巨大イカとの格闘シーンと人喰い人種の襲撃シーンは力強い描写も手伝いなかなかの見応え。ディズニーの家族向け映画にしては、意外なプロットと個々の人物描写ともに秀逸。特撮は今見ても充分に味わい深く、質の高い古典SFといえるでしょう。9点(2004-08-31 13:47:23)(良:1票) 2. カプリコン・1 特撮らしい特撮が何ひとつないSFサスペンス映画。アポロ11号は本当に月面着陸したのか? NASAの自作自演ではないのか? 誰しもふと思う冗談みたいな発想で、それを火星に置き換えるアイデアはおもしろい…と言いたいところなんですが…。うーん、冷静に考えてみると無理でしょう。実際こんなことをやっても、内外から「おかしいぞ」の連発ですぐバレてしまうと思うのだが…。そう思うのは私だけだろうか。ただ、スリリングな演出は上手いと思う。6点(2004-06-25 09:49:00) 3. 眼下の敵 人物描写、艦内描写(とくにUボート)共に何だか嘘っぽく底が浅いなーと思いつつも、作り手のスリリングな演出のおかげで最後まで一気に見せてくれた。米軍と独軍、対等に血の通った人間として描かれており、しかも予想を覆す結末をも含め、この時代に米国で、本作のような映画が作られたことは評価に値するのではないだろうか。もっとも作り手は、スポーツマンシップというか騎士道精神みたいなものを、ただ単に、戦争映画に託して描きたかっただけなのかもしれないが。しかし、歴史的事実を踏まえたリアリティ溢れる戦争映画という視点からすると話は別。戦争の本質がさほど見えて来ず、とくにラストの人間ドラマは嘘っぽく説得力に欠ける。(強烈なメッセージと余韻を残す「Uボート」「プライベート・ライアン」を見よ!) 頭脳戦アクション映画として見るならば上出来です。7点(2004-05-08 11:09:33) 4. 風と共に去りぬ 誰しもが認める、映画史上に残るべく大作にして名作でしょう。子供の時分から幾度となく見てきましたが、アメリカという国のスケールの大きさ、驚くべき行動力、底抜けの楽天主義など島国日本とは本質的に人種が違うということを痛感させられましたね。当時としてはケタ違いの制作費、超一流の豪華キャスト、驚きの総天然色、アカデミー9部門受賞 …等々、どれをとっても文句の付けようがありませんです、はい。8点(2004-02-18 23:37:32)(良:1票)
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