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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 片腕マシンガール 《ネタバレ》 こういう映画だろうなとは分かって観始めたものの、一部の主要キャスト以外が学芸会レベルの演技力かつ、全編通してのゴア描写に、中盤から既にお腹いっぱいって感じでした。初めて「キル・ビル」を観た時はやりすぎの描写も笑えたんですけど、何故かこの作品ではそこまで笑えなかったです。 腕を切断されてそこにマシンガンや武器を付けて闘う女子高生という設定は面白いし魅力的なんだけど、チープさをウリにした事で、演技面でも妥協した部分が多々観られ、コメディのような雰囲気は漂うものの、溶け込んで楽しめなかったのが残念でした(期待しすぎたかな?)。 ただ主演の八代みなせさんはとっても頑張っていました。制服姿の彼女がマシンガンをぶっ放すシルエットは最高にカッコいい。とてもミスマリンちゃんとは思えません。 ただオープニングから復讐に燃えるヒロインを見せた事で、作品を引き締めたことができた反面、弟思いの優しい姉貴という対比が最初から弱まってしまったのは残念だった。それとイジメ、拷問、指詰めの寿司、死姦…。コメディタッチという言葉では片付けられないすっごいイヤーな気分になる演出も多々あります。敵役の容赦ない悪い部分を見せるのは完全懲悪の作品にある程度必要ですけど、観終えてスッキリさせるには、もう少し抑えてもいいです。ゴア描写ってここぞという所だけで強烈に見せるほうがインパクトを残せるのですね。 穂花とヤクザの息子が顔半分切り取られ、挿げ替えて乗せられるあのラストは良かったです。ヤクザの親分はカブキパフォーマンスですね、あそこまでやらんでもいいです。[DVD(邦画)] 5点(2009-11-23 19:02:24)(良:2票) 《改行有》 2. カレンダー・ガールズ 《ネタバレ》 人間てのは成功してくると何故当初の目標を見失ってしまうのかな?と思いました。実話という事ですが、思った以上にカレンダーが売れた後、マスコミに取り上げられたり増刷、ハリウッド進出と進む上で、既に自分を見失っている辺りが結構リアルで興味深かったです。第三者的な目線だと、かなり早い段階で達成(病院に追悼のソファを贈るお金集めから、儲ける事に意識が変わってきてる)されてるのに、冒険心から最後には仲間同士で罵り合いにまで到ってしまう。人間ってつくづく哀れだなあと感じました。ヌードカレンダー作成から成功するまでで尺の半分もかかってなかったので、そこからの転落は予想できましたが、人間あまり調子に乗ると、支えてくれた人々や家族に迷惑かけるぞという事を、このようなサクセスストーリーでは常に警鐘してますね。[DVD(字幕)] 6点(2007-01-06 16:41:00) 3. カンパニー・マン 《ネタバレ》 この作品は監督が「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリってだけでかなり期待されてたんですね。でも私は安易に「CUBE2」などを監督せず、こういった全く別の作品(でありながら共通の匂いは残している)に挑戦した所を評価したいです。自分自身を洗脳して潜入したり、幽霊的存在の3番目の名前の人物が自身だったなんて凄いオチだなって驚いてしまいました。最後にビルの上で二重スパイの主人公がヘリで逃げる時、互いの会社の人物が「顔見たか?」「奴が?」みたいなキョトンとした表情を見せた数秒後には爆破という強引なオチへの持っていき方が、序盤からのテンポのよさを象徴しているようで印象的でした。説明的ではなく映像で見せる作品ですが、初見だと勿論全体を理解して見えないので、正直話に付いて行くのがやっとなんですが、全体を理解してから2度目に観るとこの作品の狙いや面白さが堪能できると思います。何百階まで一気に上るエレベーターの内部が映った瞬間、「あ、やっぱりナタリ監督は閉鎖的空間、エレベーターが好きなんだなあ」って妙に納得してしまいました。個人的には「CUBE」で外壁の設計者を演じてたおじさんが出てたのが嬉しかったです。 <10年後に再見 7→6点に修正> ヴィンチェンゾ・ナタリは閉鎖空間を描くのがとても上手いと思う。 そして近未来を描くビジュアルセンスも抜群だと思う(特にエレベーター等の乗り物を外側から描くのが上手い 笑)。 この作品も決して退屈しないし、話もつまらなくはないのだが、なぜかあまり印象に残らない。 そして二重スパイの話だけど、あまりハラハラしない。それってあまりどの登場人物にも感情移入できないからだろうか。 「CUBE」の監督の次作という期待感があって、凡作に感じる方も多かったのかもしれないが、10年くらい経った頃に ふとまた見返したくなり(そうだ!途中でオチわかりやすいやつだ!)と思い出す。そんな同窓会みたいな作品です。[DVD(字幕)] 6点(2006-08-20 12:26:29)(良:1票) 《改行有》 4. ガール・ネクスト・ドア 中学生の頃、ラテ欄を見るとテレビ東京の夜中3時位に「<映>個人教授」なんて見つけると「これはもしかして!」なんて思い、思春期の自分は親に見つからないようにコッソリ録画予約したもんです。シナリオなんて二の次、要はまだ見ぬワンダーランドに踏み込みたいってだけでした、年上女性への憧れが強いお年頃でしたし。さてそれから15年後・・・。「24のあのエリシャがAV嬢役?」ってだけでビデオ屋に走る自分、そしてやはりシナリオなんて二の次で「もしかしたらエリシャの何かが拝めるんですか?たった350円で」なんて考えて即借りです。まったく社会は確実に時を刻んで進歩しているのに、私という男は15年前と同じ食いつきから何も進歩せず映画を観てますごめんなさい・・・。でもこの作品は純粋に青春ラブコメと見ると中々面白い佳作です。ただ私が勝手に想像力豊かで違う方面を期待してしまっただけなんです。唯一の救いは、私のような男性はこの世の中には沢山いるってことです。エリシャ最高♪[DVD(字幕)] 6点(2006-08-09 16:32:13) 5. カサブランカ 俺がシリアスに口にしてるのに、何故か100%の確率で大爆笑になる台詞の代表が「君の瞳に乾杯」です。ボギーと同じ意味の事言ってるのに、私の台詞だと口説きが完敗です。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-11 15:10:05) 6. カッコーの巣の上で 難解なはずなんだけど劇中全く目が離せない展開に圧倒された。主演のジャック・ニコルソンも看護婦のルイーズ・フレッチャーも、そりゃオスカー獲るだろうなあと言った圧巻の演技だった。ただ、イマイチメッセージ性が分からないし伝わってこない。個人的にはあの後味の悪さもちょっとマイナスです。でも周りの役者さんも有名な方が多く、そういう意味で観返してもいいかもしれませんね。2度観たら評価が若干変わる映画かもしれません。[DVD(字幕)] 6点(2006-06-19 14:56:09) 7. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督) 17世紀のパリを舞台に権力と贅沢に酔うルイ14世と、忠誠を誓った四銃士の生き様。自分勝手なルイと、牢獄に閉じ込められている「仮面の男」の正体!そしてそれを知った四銃士の起こした反乱とは!?なんて映画記者みたいな触れ込みしてしまいましたが(笑) 音楽もカッコいいんですよ!すっごく(^^)あのロシアのフィギュアスケートの王者、ヤグディンがこの映画のサントラで見事な演技をこなし10点連発した冬季オリンピックを思い出します。映画も音楽の盛り上げ方が凄い!なんでこんなカッコいい音楽作れるのかな? ディカプリオは実に損をしている!四銃士の映画ですね、特にダルタニアンの。オチは言えませんが「お~!」と思います。勿論ガブリエルバーンだけじゃなくマルコビッチもジェレミーアイアンズも素敵!やっぱり俺も同じ男として「シブイ」男に憧れるのかな(^^) 男も惚れる四銃士の話なのです!! ガブリエルバーンに6点!音楽に+1点!7点(2004-09-22 18:46:35)《改行有》
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