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1. カーズ
《ネタバレ》 車の種類・年式自体から来る印象と擬人化したときの性格が付けとが絶妙にマッチして、完全に感情移入してしまった。
圧倒的な質感のフルCGで迫力と美しさはさすがピクサー、かつ、車の擬人化した動きも自然で、ストーリーもどこかで見たことあるようなものであるが単純明快で判りやすく、誰が見ても爽快感があってホロッとして暖かくなれる。
娯楽映画としては一級品。誰でも理屈抜きに楽しく見られること間違いなし。
一番のツボにはまったお気に入りのシーンはトラクターころがし、、農学部出身なもんで(^^;
[DVD(吹替)] 7点(2010-07-01 02:03:34)(良:1票) 《改行有》
2. カプリコン・1
《ネタバレ》 前半1時間はなかなかいい感じで、起承の部分として、大きなテーマをそれなりに緊張感たっぷりに提示してくれたのだが、後半1時間の転結の部分が、いきなりB級丸出しのただの追いかけっこになってしまい、グダグダ。個人の活躍にスポットを当てる手法はアメリカ映画の定番だが、この映画の場合、提示したテーマが大きすぎて完全に裏目に出ている。登場人物の行動、思考に対する説明が圧倒的に不足しており、前半に提示した大きなテーマに対する説得力のある背景提示もなされず、ご都合主義連発で、ラストだけ感動しろという画面作りをされても消化不良の中で感動できるわけがない。ストーリーの骨格やテーマは優れているだけに、尻すぼみのこの脚本、演出は、完全な駄作ではないのだが失敗作かな、と言う感じ。もう少しましな脚本家、監督が作ればA級大作となった可能性があるだけに残念。[CS・衛星(吹替)] 5点(2009-08-08 23:24:03)(良:1票)
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