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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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21.  キャスパー 《ネタバレ》 『アダムス・ファミリー』で目をつけといたクリスティーナ・リッチが、ここらですっかり娘さんになった。ただしまだ“怪奇”を引きずっていた。画面の合成にはもう驚かなくなったが、視線がピタリと合っているのが丁寧。あちらの幽霊もゾンビ的なただおぞましいものから、東洋的な哀愁を帯びたものへと広がっている。思い残し、ってのが幽霊のポイント。キャスパーが一晩だけ生ま身となるところではホロッとした、あのノッペリツルツルした感じをうまく使えば、新しい気味悪さを開拓できる気がする。屋敷を見たキャットは「スティーヴン・キング」と呟いたが、字幕では「ホラー映画みたい」となっていた。親子で指切りをするシーンがあったけど、あれって世界共通なの?[映画館(字幕)] 6点(2010-03-06 11:54:18)

22.  9か月 この監督は絶対共和党だな。子どもはうるさいけど宝、ファミリー至上主義。でも映画というものが大衆へ向けられた商品である以上、この保守性・予定調和性は仕方のないこと、前提として受け入れなければならないのか。喜劇映画としてなら、ラスト近く病院へ駆けつける主人公の車に次々と怪我人が増えていくあたりから出産までのドタバタに、やや気が入っていた。途中おもちゃ屋でぬいぐるみの怪獣がしつこく絡んでくるところに、不気味な過剰さがあって、心騒いだ。しかし監督が意図したのではないかも知れない。この監督は3分の2ぐらいのところで歌を流し、細かなコントシーンを繋ぐのが、観客へのサービスだと思い込んでいるフシがある。あの怪我したほかの連中には一応オチをつけておくべきだったのではないか。[映画館(字幕)] 6点(2009-12-18 11:54:54)

23.  KIDS/キッズ すべて字体が異なるタイトル。個性の主張なのか、それぞれの孤立なのか。現代の「甘い生活」は10代なんだな。現実から浮遊して、でもそれを現実につなぐのが、実にプライベートなものである“病い”ってところに現代の特徴があるんだろう。感染を止める聖女たらんとして町をゆくが、彼女がさらなる感染へと道を開いてしまう。ひと月の物語をドキュメンタリータッチで綴っていき、もっぱら表情が雄弁だった。仲間うちで、常に観客であろうと様子を探りつつ浮かべるやや強ばりかけた笑い顔。排除されるのが怖く、付かず離れずの位置をキープする。人種問題ってのがなかったのは意図的なのか現実なのか、現代では民族よりもさらに小グループへの所属感のほうが強いのかもしれない。とにかく頭で作ったんじゃないリアリティがあった。全体が狭いほうへ狭いほうへと向かい、そして眠りに閉じていく。[映画館(字幕)] 6点(2009-07-19 12:03:05)

24.  金色の嘘 ヒロイン、シャーロット(ユマ・サーマン)は“なにも企んでません”といったキョトンとした顔のときに、かえってすごく怪しく見える。ヘンリー・ジェイムズの世界って、いつもアメリカとヨーロッパがお互いを探り合っているような関係が底にあり、本作でもイタリア男に代表されるヨーロッパがアメリカを手玉にとってるようでもあり、真実手玉にとったのはアメリカの父娘だったようでもあり、結局したたかだったのは誰でしょう、ってナゾナゾみたくなる。ヨーロッパを発つときに精一杯の見得を切る弱さもあれば、新聞に載る写真では生き生きと輝いている強さもあって、何重もの屈折が仕組まれているよう。企みを秘めた社交って設定、あっちの人は好きね。[映画館(字幕)] 6点(2008-06-28 12:13:09)(良:1票)

25.  ギャング・オブ・ニューヨーク 前半はほとんど長谷川伸的股旅ものの世界。久方ぶりに国にけえると、親分が死になすったあと子分どもは敵方の下働きになってて、情けねえ、の世界。女スリの姐御ってのも日本の時代劇の常連だ。アメリカも日本も同じころに内戦を体験し、同じころに徴兵制開始で揺れていたわけで、けっこう心性でも似通ったものが生まれる下地は出来てたんだ。国家が固まる前のならず者の時代の、自由と荒々しさはよく出ていた。まだ家畜のいるニューヨーク、火消したちの争い、いいかげんな選挙…。でも大味で、この監督ピークは10年前に終わったなあ、の思いをあらためて確認した作品でもあった。[映画館(字幕)] 6点(2008-05-31 12:17:49)

26.  キリング・ゾーイ 《ネタバレ》 殺伐としてますなあ。実人生ではもちろん、あんまり映画でも会いたくないタイプの人間てのはいるもんで、でもたしかにこういう連中は世の中にいるなあ、とは思う。退屈すらしていない連中、怒ってもいない。世間との共通の土俵をまったく見出せない連中。たとえば深作の『仁義の墓場』なんかもそれに近かったが、あそこにはニヒリズムがあった。それすらない。だからダチ公的な友愛が描かれるわけでもない。このとにかく否定文でしか表わせない人種を描くことには成功している。でももちろん観ててスッキリとは全然しないわけで。銀行の外の警察を描かないのは、演出意図か、予算の都合か。人質が殺される、ってのは、この映画に限らず、どうも観ててすごく嫌になる。範囲は狭くとも、絶対的権力を握った者による権力の行使だからだろうか。[映画館(字幕)] 5点(2010-11-18 10:17:11)

27.  金星人地球を征服 《ネタバレ》 まあこういった映画は笑いながら見ればそれでいいんで、なんのかんの言うのは野暮なんだけど、でも当時の反共的空気を感じる資料としても見られますな。もっとも56年というともうマッカーシーは退場していて、赤狩りのピークは過ぎてるけど、そういう雰囲気はまだあったんでしょう。金星人を、人類を高める“彼”として招き入れる科学者。『宇宙戦争』でも似たような牧師が出てきてた(あれは53年でまさにマッカーシー絶頂期。『グッドナイト&グッドラック』の年)。ちょっとでも理解を示すと付け入れられるぞ、というメッセージ。共産主義は理解を越えた敵、なの。エネルギーを吸い取られるってのは、ゼネストを暗示してたのかもしれない。怖いのは、その敵の金星人は新聞編集長を殺しただけだが、主人公は自分の妻も含めてそうとう多数のゾンビ化した仲間を殺している(コウモリに首の後ろを突っつかれるとゾンビになっちゃう)。正義のグロテスクさのほうが、金星人のグロテスクさよりまさっているあたり、映画というものが意図を越えて表現してしまうことがある証明。[映画館(字幕)] 5点(2008-03-22 12:20:16)(良:2票)

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