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1. キャッシュトラック
《ネタバレ》 ここの評価が低いのですが、なかなか見ごた
えがありました。
確かに痛快バイオレンスアクションを期待して観ると何とも重った
るい感じではありますが、ドンパチ映画の中では秀作の部類に入る
のではないでしょうか。
時間が行きつ戻りつしてなかなか凝った構成になっていますし、最後
までハラハラドキドキして飽きることなく一気にラストまで引き込ま
れました。
ステイサムの無双(&不死身)は相変わらずですが、彼に対抗する為
の仇役もそれなりの強力布陣を用意してくれていて対決が盛り上がり
ました。
最後はリーダーの軍曹との対峙があるのかと思ったら、こちらはあっさ
りと仲間にやられてしまってちょっと意外ではありました。まあ最後に
見せ場とばかりにステイサムが皆殺しにするよりもリアル感があった
のではと思います。
女性陣に見どころがなかったのですが、不自然に男女の絡みを挿入する
よりは良かったかもです。
Hとは一体どういう人物だったのか、なぜFBIのボスから擁護されるのか、
手下たちはどういうグループなのか結局はっきりとは分からずに終わっ
てしまいました。ステイサムの一味も結局同業者ということなのでしょ
うね。
襲った輸送車から自分たちのボスが現れて、ビビッて退散するシーンは
面白かったのですが、子分たちが勝手に輸送車を襲ったりしたらボスの
統制が取れていないことになってしまいます。[地上波(吹替)] 6点(2023-02-09 21:13:41)《改行有》
2. キングダム/見えざる敵
《ネタバレ》 臨場感に富んだ映像による戦争アクションとしては
十分に堪能できるのですが、何とも後味の悪い救いのないエンディング
でした。
偶然に地下資源に恵まれた国と、その資源を金儲けに利用したい企業
と背後の国とが手を結ぶが、それに反発する勢力は自分らの信仰する
神が物言わず自分の意志を示さないのを良いことに、その威光だけを
都合の良いように利用し、若者を洗脳・扇動し暴力的手段に訴える。
かくして暴力の連鎖は留まるところを知らず、延々と負の連鎖が続く
現実を見せつけられると、絶望的にならざるを得ない[地上波(吹替)] 6点(2020-09-11 10:14:28)《改行有》
3. ギフト(2000)
《ネタバレ》 初めて見るのかと思って見ていたら、最後の方になって何となく見覚えがしてきて、以前に一度みたことがあるのを思い出した、というほど、これといった特徴もインパクトもなく印象に残らない作品でした。製作者が大作を作成中の片手間にホラーサスペンスの色々な要素を少しづつ集めてきて纏め上げてもう一本おまけに作った小作品というイメージでした。かといってあまり批判的になる気にもなりませんでした。ストーリー的に無理はないし、これ見よがしのしつこさもないし、アニーやバディの苦しみながらも健気に生きる姿に、なんとなく勇気づけられてしまったりもします。力入れて正面から見ると失望するかもしれませんが、落ちこんだ時なんかにはほっとさせられるのかもしれません。[地上波(吹替)] 6点(2005-10-30 12:42:45)
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