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プロフィール
コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  奇跡の人(1962) 《ネタバレ》 様々な意味・意義を備えている歴史的なエピソードだと思うのですが、その中で見どころは明確に絞ったうえで映画にしている、という感じを覚えました。本作が真に描きたいのはやはりクライマックスのヘレンの目覚めであり、もう一つはソレを引き出したサリヴァンの信念かと思います。ややもするとある種、現代に至ってこのお話の例えば社会的(歴史的)意義の描き出しであるとか、或いは教育論だとかいった側面までに何らかの深い(またはモダンな議論に耐えうる)クオリティを期待したとすると、少しそーいう感じでもないかもな…と思ったりもするのですよね(そりゃまあかなり昔の映画ですからね)。 ただ、そのメインコンセプトたるひとつのシーン(とソコに繋がってゆくシークエンス)、そしてそれらの場面での2人の演技のクオリティとゆーのは、これはもう確実に映画史に永遠に残るというモノだったかと思います。前述どおりのアン・バンクロフトの毅然たる様子も素晴らしかったですが(最近『コーダ』を観た時にも感じたコトですが「魅力的な教師」のひとつのパターンとして「揺ぎ無い」とゆーのは割とオーソドックスかなあと思いました)、それ以上にパティ・デュークの迫真の演技・表情とゆーのが目に焼き付きましたですね。たぶん、全人類が観るべき映画のひとつだと言えるでしょう(出来れば義務教育の時分のうちに)。[DVD(字幕)] 8点(2022-02-15 23:12:35)《改行有》

2.  恐怖の報酬【オリジナル完全版】 《ネタバレ》 やや長めの前段部分が少々分かりにくいのが玉に瑕(カットされたのも分かる気がする)。だが(人物の背景描写としての)試み自体は良いと思う。これも含め主筋以外の部分の作り込みが中々優れてるのも(割とどうでもいい部分のアクションとかも)個人的には好印象。 で、メイン部分は元ネタを踏襲してる箇所も多いが、部分的には間違い無く進歩させていると言ってよい出来。特に素晴らしいと思うのが「(全てを飲み込み腐らせるかの様な)ジャングルの絶望感」と、具体的には豪雨・吊り橋のシーンである。ラストも個人的には結構好き(元ネタより良いとは言わない)。リメイクとしては十分に合格点だと思うし(これを凡庸な二番煎じと見るのか、リスペクトと見るのかは難しい問題だろう)、単純に、確実に楽しめる傑作スリラーかと思う。フリードキンの代表作なのは言うまでも無い。[映画館(字幕)] 8点(2020-04-29 03:29:12)《改行有》

3.  キャッシュトラック 《ネタバレ》 序盤はいつものステイサム無双!に見えなくもねーのですケド、作品自体は全体的にはもう少しシリアス・シビアとゆーか、特に中盤が結構深刻で陰惨でかなり重めなのですよね(テンポ的にもお話的にも)。ただただ痛快・爽快に娯楽120%!という感じでもない作品だとまずは思いました(ソコは多少好みがあるトコロかと→特にステイサムものとしては)。 しかし、終盤のアクションはシンプルにメッチャ面白かったす。結局はほぼ全員悪人!というお話なのですが、悪人であると同時に全員かなりの手練れ!でもあって、ラストのアクションはなんかかなり高度だと感じましたね。現金輸送の会社が舞台ですが、実際のその業種の方面にチャンと取材でもしてるのか設備や運用にもリアリティが有る様に感じましたし、元軍人の襲撃犯と訓練を積んだ警備会社メンバの戦闘は(特にステイサム一人で何とかなるワケでもない、という意味で)前述どおり相当に高度で諸々見応えが凄かったですね(どちらの陣営も誰しも一筋縄では殺られない様なしぶとさを備えてるとゆーか)。また、襲撃犯は完全防弾装備・警備会社スタッフも防弾チョッキ着用、で銃撃に対する防御力が皆かなり高いのもちょっとユニークだったと思います(ショットガンをブチかましてもまだ止まらないという)。一点指摘するなら、結局オーラスはやっぱステイサム最強!的に締めるのだったら、ソレはラストのアクションシークエンスの中でやり切るべき(いったん流れを切るのはチョイとだけ興ざめ)かとは思いましたかね。ただ、重ねてこのラストのアクションの出来に免じて、少し甘めですがこの評点としておきます。[映画館(字幕)] 7点(2021-11-01 21:33:08)《改行有》

4.  キッスで殺せ! 《ネタバレ》 アルドリッチ、大好きなのですよ。彼我の双方が死力を尽くす、正に死闘と言うべき争い。そしてそれがもたらす重厚なスリルの素晴らしさたるや。本作もずっと観たいと思っていた所、微妙に中古DVDの価格が下がっていたので、世知辛い昨今、少しでもテンションを上げてゆくために思い切って購入してしまった。 ただ、本作に関して言えば展開運びは決して巧みとも言えず、かなり終盤までグダグダと、かつ率直にイマイチよく分からない展開が続くのも事実。しかしながら、随所で冴え渡るお得意のヴァイオレンス描写に加え、非常に個性的なその他のシーンも多く(ヴァ・ヴァ・ブーンとか)、観ていて決して飽きが来るとかいう訳ではない。そして件のラストはこれまた非常に独特な一種のショックシーンになっており、これは確かに「名作というよりはむしろカルト」という類いの映画と言って間違いは無い。普通にそこそこ面白くもあるが、だいぶんマニア向けな作品かと思う。[DVD(字幕)] 7点(2020-04-04 23:00:37)《改行有》

5.  きみに読む物語 《ネタバレ》 R・マクアダムスが屈託無く笑う感じが可愛かったですね。この笑顔のためなら人生でも何でも捧げられる、という様な。 ゴズリングも、個人的に見た目が少し軽薄そうにも見えるのですが、全編通して非常に誠実でこちらも魅力的に見えました。ごく単純なラブストーリーとして、男女のどちらもが魅力的、というのは、重要なポイントであるように思います。[インターネット(字幕)] 7点(2019-11-19 20:51:34)《改行有》

6.  恐怖のまわり道 《ネタバレ》 大昔の、そして非常にシンプルなノワールですね。暇潰しには持って来い!ですが、重ねてごく純粋なサスペンスなので(同時に)ドラマにも成っている…とは言えないって感じでもありますかね。個人的には、第二の「死」の顛末は多少トリッキーだと言えるかとも思うのですが(⇒そんなコトがホントに起きるかは別として意外ではあった…と)翻って第一の「死」には結局ナンの仕掛けも無かった様なのですし(⇒現代的な感覚では、だったら素直に警察に行ってれば好かった…と)そしてその後に女と出会ったのも偶然なのであれば出来すぎ…かとも思われますかね(⇒何らか合理的な理由とゆーのをもう少しハッキリ説明して呉れた方が好かった…と)。でもでも、前述どおり、シンプルでコンパクトなので暇潰しになら(やはり)絶好だとも思いますかね。アマプラでタダですので、お暇なら。[インターネット(字幕)] 6点(2023-05-23 23:09:36)

7.  キングスマン: ファースト・エージェント 《ネタバレ》 いちおう、今作は前日譚で(だから)扱いとしてはスピンオフであり、現在オリジナルシリーズの方で第3作が準備中、というコトのよーですね。正直個人的に、そのオリジナルの方は2作とも全くハマって居ないのですが(殊にその「悪趣味」が故に)、逆に今作のこの「全然別物」な感じは所ドコロでかなり好みでしたすね(ある種、ナニか意外性が感じられちゃった…とでも言いましょーか)。そもそもキョウビのスパイものって根っこのトコロでどーしたって「無理」が在るとも思ってますし、その意味でも100年前という時代設定自体がごく好みだったりもするのですよね(アクションとて、銃撃戦よりはこーいう肉弾格闘・チャンバラの方が絶対に好きなワケですし)。んでココは監督のセンス!とゆーか、比較的シンプルながらやはりドコか独創的なアクション自体の出来はまずまず悪くなかったとも思いますし。 ただ、評価自体は(かなり迷いましたが)低めの方に寄せておきました。最大の理由はシンプルに(個人的にま~たイマイチ)レイフ・ファインズが魅力的に見えなかった⇒なのにハリス・ディキンソンを途中で退場させてしまった…という(第1作と同じ)過ちを繰り返しているコトですね。なんなら、どー考えてもポリーの方が(⇒彼女じゃねーにしてもまだショーラの方が)全然キャラとしては魅力が在りますよね。ソコとかも、彼ら英国紳士ども(=貴族には滅法弱いという封建制の亡霊たち)との「感性の違い」だったりする…のでしょーかね(知らんケド)。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-21 23:25:56)《改行有》

8.  恐怖のいけにえ 《ネタバレ》 ま~たテキトーなタイトルで、もはや意味も通じないすよね。。とは言え今作、内容はま~た確かに『悪魔のいけにえ』系のツーリストものではありまして、しかしその側面はごく非常にシンプルな展開運び+直接的なショック描写も(質・量ともに)かなり控えめで、率直にそれら含むホラー要素に関しては現代に至ってはかなり手緩い…という感じかと(エロも在るには在るのですケドごくささやかなワンシーンのみで、だから中盤までは正直間延びも感じられるし、全体的にも時代相応にかなりテンポ自体が緩めだったかと)。でもその一方で、お話の根本部分は近親相姦(とソレが産んだ異形)がもたらした悲劇…というモノなのでして、逆に現代ではちょっとコンプラに引っ掛かるカモ?てレベルでインモラルでも(あるっちゃ)あるかなと。でも重ね重ね、その肝心な異形(と彼の犯行たるショックシーン)の描写そのモノとてやっぱソコまで高度にグロいってワケでもなくて(原題が『The Unseen』なダケあって終盤まで彼は全く姿を「見せない」てコトだったりもしましてですね)コレもやはり直接的な意味での「パンチ」は弱め(⇒ムムム…とつい唸っちゃう位に)ではありますかね。。 でもでも、そのまた一方で(≒その替りにとでも言いますか)個々のキャラクターの造形+ソレを表現する俳優の演技自体はかなり重厚につくり込まれているのでして、終盤にかけて劇的なシーンが展開してゆくに連れてソコはどんどん迫力を増していき、結果相当に観入ってしまった…という感じであったりもするのですよね(ある種、その人間ドラマ的な部分の質感はコレも少し「クラシカル」にかつ優れたモノであったと言っても好いかもなと)。肝心の異形を演じるのはスティーヴン・ファーストですが、率直に彼の演技はかなり真に迫ったもので多分に恐怖の対象たり得、かつ仄かに茶目っ気や無邪気さも感じられる奥深い多面的なモンスターてのを見事にリアリティ豊かに成立させていました。その父親(=諸悪の根源)を演じるシドニー・ラシックも、何処となく息子に通じるような茶目っ気も醸しつつ一方で高度な凶悪さ&狂気をも十二分に体現する演技がコレも見事でした。母親役のレリア・ゴルドーニとて、悲哀・絶望に塗れる悲惨な境遇の中でも最後に魅せつける毅然たる人間性がコレも率直に素晴らしかったかなと。そして主人公のバーバラ・バックもまずは美貌が冴え渡ってましたし、また叫びっぷりもまずまず素晴らしくてホラーヒロインとしては上々だったかと思います。結論、中々どーして掘り出し物と言って好い優れた面を持つ作品だったという気がしてますね。[DVD(字幕)] 6点(2022-06-23 00:56:14)《改行有》

9.  キャンディマン(1992) 《ネタバレ》 30年越しの続編公開に併せて観直しましたが、思ったよりよく出来てる・アイデアの豊富な作品でしたね。惜しむらくはそのアイデアのポテンシャルを活かしきれてはいない、というトコロなのですが、ソレは続編の方で結構しっかりトライしてくれてますので、本作に関しては純粋なキャラものホラーとして楽しむ方が(今や)より適切かと思います。 その意味では、やはりトニー・トッドは存在感抜群ですね。力強く男性的でありながら、どこか中性的で実に「妖艶」な妖しい雰囲気を纏っています。ある種この頃が彼の全盛期とゆーか、この時期にXファイルとかでも面白いキャラを演ってるのを観てソレも印象に残ってますね。そして彼のキャラクターの魅力のみならず、今作では主役のヴァージニア・マドセンも結構頑張ってますし、残虐描写の方もそこそこチャンと仕上げていて量も少なくないのでフィジカルな意味でもまずまず楽しめるかと。結論、シリーズ化されたのも納得な良作かと思います。この機会に是非。[インターネット(字幕)] 6点(2021-10-24 17:40:09)《改行有》

10.  キックボクサー リジェネレーション 《ネタバレ》 全っ然悪くはないですよ。少なくともリメイク元に比べれば、軽く30年分は確実に進歩してます。話は元ネタと全く同じですが、別にそれが悪い訳ではないでしょうし、肝心のアクションも分量がまず豊富、登場人物の格闘技的な動きの質も思ったより高度、かつ「スポーツ」的で、アクションとしてもスポーツとしても両面で「観れる」クオリティだと言えます。肩肘張らずに楽しめる格闘アクションとしては、十二分に使い道のある作品だと言えるでしょう。 ただし…その水準を更に超えてゆくような突き抜けて良い部分があったかと言われると、少し微妙かとも思います。何と言うか、総じて何もかもが75点くらいのまろやかなクオリティだ、という感じなのですよね。例えば主演男優なんかも、前述どおりアクションも体格もルックスも全てまったく悪くはないのですが、いざ点数を付けるなら結局どの要素も75点、というか。元ネタだと、これが抜群のイケメンで躰もバッキバキだったヴァン・ダムなのですから、そこは正直に少ーし見劣りがするな、と。 更にその意味で言うと、師匠役で登場するヴァン・ダム本人も動きのキレや筋肉は到底全盛期とは言えず、ちょっと期待からは外れ気味と言う感じでこれも残念です。このように、総じて平均的な本作で唯一平均点以上と言えるのは、ラスボスのバウティスタの存在感ですかね(やはりスッゴいガタイですね)。とは言え重ねて、決して中々悪くはない作品です。[インターネット(字幕)] 6点(2020-10-06 22:05:18)《改行有》

11.  君の名前で僕を呼んで 《ネタバレ》 夏の北イタリアの透き通った情景は非常に美しく、観ているだけでも気持ち好い気分になれるホド。そんな中に繰り広げられる情熱の限りを注ぎ込んだかの様な濃厚な恋愛事象もまた、それでいて実に美しく眼に映る。ただそれは、確実にどこかに真実めいたものを秘めつつも、永遠に続くことを希われた様なものであったか、と言われればもっと淡く、儚いものであった様にも思われる。 どちらかと言えば私は、恋愛映画というよりは青春映画として本作を解釈する方が(あくまで個人的には)納得が深い様に思う。その意味では、本能の目覚め、種々の葛藤、情熱と痛み、等々、ティモシー・シャラメの演技はそのどれもを素晴らしく表現できていたと思う。恋愛要素について、ちょっと情熱的過ぎてコアな部分の描写に少しだけエグみを感じてしまった、ということと、映画としても全体的に少し尺を取り過ぎている様に感じたこと、2点を踏まえて、一応のこの評価とさせていただきたい。[DVD(字幕)] 6点(2020-06-12 14:06:42)《改行有》

12.  ギャングバスターズ 《ネタバレ》 B級テイスト、かつどこか確実にタランティーノ風味な、お手軽アクション・ロードムービー。おバカチンピラ三兄弟(+預かったターゲットの小僧)と迫り来る暗殺チームとの手に汗握る(と言うホドでもないグダグダマッタリな)バトルを思う存分楽しめる。三兄弟の次男および小僧が喋れないというキャラ被りをものともしない設定だが、この二人がどちらも中々イイ味を出している。暗殺チームも個性豊か(年増お色気軍団・黒人ヒャッハー軍団・あとメキシカン?ネイティブアメリカン?系のなんちゃら軍団)だが、揃って腕前はさほどでもないというごく暢気な物語。アクションもハッキリ言ってド初っ端が一番出来が好く、後は至極普通(ラストも意外なホドにアッサリ)。ただ、程好くコンパクトで前述どおりのマッタリさを含め、頭空っぽにしてノンビリ観るには地味に最適な映画。間違い無く有用な作品だとは断言できる。[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-19 12:15:44)

13.  キャリー(2013) 《ネタバレ》 メチャカワなクロエちゃんへの「ぽくない」批判は重々承知だが、敢えて言わせてもらえば(あくまで個人的には)雰囲気も演技もそんなに悪くはないと思う。寧ろジュリアン・ムーアの方がちと狂気が足りない(常識人ぽさが消せていない)。 で、リメイク元はバケツ以降の展開が実は非常に薄味なのが残念だったのだが、今作はそこはかなり改善しており(それでも相当マイルドにも感じるが)、一般映画ファンが観る分には十分に面白い作品になっていると思う。 ただ、このリメイクの真のコンセプトは何なのかとなると話は別(ホラーと言うには怖くなさ過ぎなのはなにも変わっておらず)。主筋もまんまリメイク元どおりで、その展開運びは(デパルマのお手本が優秀なのはあれど)そこそこではあるのだが、コンセプト的には単なる可哀そうな女の子の話(観たくもない)な訳だし。 (こうすれば良かった)改善案として、  ①大暴れをグロ全開にしてスーパースプラッタにする  ②虐めっ子その他をもっと悪質にして(ネガティブな)皆殺しカタルシスを極大化する とかなら私でも思い付く。まあ、中高生向けジュブナイル・ホラーとしては今作でも十分に思うけど。[インターネット(字幕)] 6点(2019-12-07 17:59:38)《改行有》

14.  吸血鬼ブラキュラ 《ネタバレ》 ブラックスプロイテーションというジャンルが在るのだそーで、コレはズバリ黒人観客に観てもらう為に黒人のキャスト(+スタッフ諸々)を起用したった…という意味でのエクスプロイテーション(⇒B級映画)の一種だってコトらしいのですね。ただ、だとするとソレを「~プロイテーション」と言ってしまうのは(少なくとも)「余計なお世話」にも思えるとゆーか、ソレはナンなら全部そージャン!という気がしてしまうのも確かですね。なので、最近はこーいうのは「ブラック・ムービー」って言っちゃった方がより適切なのかも知れません(⇒ジャンルの用語としてはやや範囲が広がって+曖昧になってはしまうのですケド)。 今作は、その70年代初頭の「ブラック・ムービー」の中でも比較的有名、かつつくりがしっかりしてる方…とのコトで、観ると確かに当時(とゆーかちょっと前)のハマー・フィルムの怪奇映画…位の質感は間違い無く有していると(私も)思いました。とは言え、筋書き自体は結構ムチャクチャではありまして、何故かルーマニアのドラキュラ伯爵の城に奴隷貿易を止めさせに来た部族の長が、逆にドラキュラの呪いを受け棺に封じられ⇒そして現代のロサンゼルスに復活する…みたいな(ワリとトンデモな)ヤツですね。多少面白いのは、流石にロサンゼルスはトランシルバニアの山奥ではねーのでブラキュラがちょっと血を吸うと⇒結果的に吸血鬼がドンドン増えていく…みたいなゾンビ的要素のある種の先取りがされているコトと、そして何よりクライマックスで思ったより潔く死んでゆくブラキュラのキャラクターそのものですね。そーなのです、ブラック・ムービーだからって主役のドラキュラをブラキュラにしちゃってるってのは、よく考えるとナンか変じゃね?(逆じゃね?)みたいな気がワタシ最初っからしてたのですケドも、ソコはフツーにチャンとしてました…てコトかと思います。結論、隅々まで中々に物珍しくて面白かったので(+終盤は結構派手に盛り上がってフツーに面白く観れて居たので)ココは一点プラスしておこうかと思います。お暇ならそのうちどーぞ。[DVD(字幕)] 5点(2024-03-05 21:34:16)《改行有》

15.  キャンディマン(2021) 《ネタバレ》 旧作は「1」だけ観ていたのですが、今作劇場鑑賞後に急いで観直しました。いや~チャンと旧作を再見してから観れば好かった…話もモロに繋がってますし、洒落たトコロでキャストも再出演してますし、何よりコンセプトの部分がかなり旧作に準拠したリスペクト溢れるつくりになってますのよね。こーいう続編はホラーファンとしては率直に非常に嬉しい・望ましいものかと思います。 旧作とゆーのは、一見はよくあるスラッシャー・ホラー風にして、色々と特徴的な要素を盛り込んだ(意外に)ポテンシャルの高いホラーだったと思います。今作ではソレを掬い上げて適切な今風の進化を加えている、とゆーか、例えば人種問題の部分をよりクローズアップしてみたり、ホラー的には「鏡」や「蜜蜂」といったモチーフをより効果的に使っていたり、そして全体の雰囲気も旧作準拠にややアーティスティックに仕上げていたり、そこら辺は重ねて比較的好い方の仕事だったかと思います。特に鏡を活用して視覚的な工夫を施したショックシーンは(そこまでオリジナリティ溢れるとも言わないですが)まずまず以上に面白かったと思いました。 ただ、諸手を挙げて大絶賛!とまでは言えない程度に残念な箇所も含まれます。まず感じたのが、実は旧作「1」てモブキャラがキャンディマンに襲われるシーンって少なくって、あくまで主人公のヘレンがキャンディマンの幻影に捉われているという一種のサイコ・ホラーだった…というトコロ、今作は名前を唱えた人間が襲われるシーンが結構バンバン入るのです。それ自体はシナリオとしては(ホラー的に)適切だと思いますが、とにかく唱えるとほぼ秒で襲ってくる、というシーンばっかなのですよね。コレって、ちょっと気味悪いケド呪文唱えてみて一瞬緊迫感走るケド何ともない…ケドなんか気分好くない…みたいな「余韻」がスゴく大事なヤツだと思うのですよ(ナンならその日の晩とかに来る方が適切かと)。蕎麦屋の出前じゃねーんだからちょっとは泳がせて楽しんだらどう?とキャンディマンには小一時間問い詰めたいです。全体の尺自体を必要以上にコンパクトに纏め過ぎている、という感じでもありますかね(少しアート系・雰囲気系なホラーだからこそ尚更そー思うすね)。 もう一つは、キャンディマン自身がしっかりとビジュアル的にキャラ付けされないまま話が終盤まで進んでいく、という点で彼の(ホラーモンスターとしての)魅力が旧作より半減してしまっている、というコトですね。これはオチがあーいうモノであるが故、とも思いますが、旧作のその部分はトニー・トッドという逸材が素晴らしい仕事をしていた、ソコとの対比としてはやや物足りなく思うのも事実です(主役の彼自体の出来は決して悪くなかったですケドね)。 重ねての結論、全体として決して悪くないクオリティを擁していますが、特にトニー・トッド好きな私としては旧作より評価するのは難しいという感じかと思いました。全然観る価値が無い作品、とかでは毛頭ないですケド。[映画館(字幕)] 5点(2021-10-24 17:40:25)《改行有》

16.  キラー・ホビー/オモチャが殺しにやって来る 《ネタバレ》 『悪魔のサンタクロース』シリーズの最終5作目(これもクリスマスの時期の話なだけで、それ以外は特に前作までと関係は無い)。大筋は、頭のおかしいオモチャ屋がつくった殺人オモチャが人を襲う、という(結構よくある)話で、音楽の感じなんかが子供向けぽかったり、所々のつくりも率直に子供騙しだったりするのだけど、一方でショック描写の一部はかなり陰惨だし、エロシーンもがっつりあったりで、全体的に大人向けレベルとは言えないのにあまり子供向けとも言えないアンマッチな出来映えだと言える。 ただ、オモチャの襲撃シーンには(前述どおり子供騙しなのも混ざってるけど)中々ハッチャけたアイデアがあったり派手だったりで新鮮味がなくはないものもあったり、お話の方も(かなりとっ散らかってはいるが)ラスト付近にはそこそこ驚愕の展開が待ち受けていたり、コンセプトは月並だが可能な限り「今までに無かったものをつくる」という意識がひしひしと感じられる(そこに更に「センス」が溢れていればなお良い、というのは確かだとしても)。質感はかなりチープだし、決して諸手を挙げて高評価とはいかないが、個人的にはまあまあ印象の悪くないレトロ・ホラー。どーしても暇だというときには、是非。[DVD(字幕)] 5点(2020-11-04 23:40:20)《改行有》

17.  キックボクサー ザ・リベンジ 《ネタバレ》 今作もアクションはまずまずです。前作でも感じたことですが、臨場感の高い撮り方が中々に巧いですね。かつ、今作では非常に凝ったカメラワークの長回しアクションシーンが随所に見られ、アクションの分量が2割増しになっていることも踏まえ、その面に関しては78点まで付けられます。しかし話の内容の方がどうも…中盤は正直、サッパリ入って来ませんでした。それでも序盤と終盤はごくシンプルな筋なので(それはそれで工夫が無い、のかも知れませんが)、気にせずにボーっとアクションを眺めてゆく分には大した問題ではないのかも知れません。 マイク・タイソンが出てきたり、ヴァンダレイ・シウバやら(何故か)ロナウジーニョやらが1シーンだけ出てきたり、キャストはある意味無駄に豪華ですが、やはり今作も出色はラスボスのモンクット役の彼でしょう。ストロングマンという力比べの世界チャンピオンだそうですが、2メートル200キロの体躯は正に圧巻のリアル・ゴリアテ、素直に「デケエッ」となること請け合いです。前作に引き続きそこはグッドだし、その部分には観て損が無いと言えるでしょう。[インターネット(字幕)] 5点(2020-10-06 22:07:38)《改行有》

18.  キャッスル・フリーク 《ネタバレ》 スチュアート・ゴードン'sラヴクラフト第三弾は、タイトル通り「古城の異形」の物語。夫に捨てられた公爵夫人は、復讐心から自分の子でもある息子を40年に渡り監禁し虐待し抜いた。そんな彼女が急死して城を相続したのが、我らがコムズ兄さんとバーバラ姐さんの夫婦、というワケ。親指を切り落として手枷を外し自由になった異形は、溜りに溜まった肉欲を発散すべく夜陰に乗じて蠢き始めるのであった… と、かなり古典的な怪物ものと言える本作だが、前2作(『死霊のしたたり』+『フロム・ビヨンド』)と比べると前半60分が格段に地味なのが個人的には少々マイナス(この前半も、相続した家族が訳アリだったりする部分は映画として結構ちゃんとつくり込まれてるとも思えるのだけど)。あと、肝心の古城というのが、ただ古い建物を利用してる、というか、あまり雰囲気のよい場所が出てくるという訳でもない様に思われる。後半も前2作に比べればある意味「普通」だが、流石に終盤になると思ったより盛り上がるので、ここはまあまあ楽しめる。頭オカシかった前2作よりもより一般向けで、かつ往年のB級ホラーとしての質感を楽しめる作品、という感じかと。個人的には、暇潰しには十分なるかと思った。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-07-07 23:17:07)《改行有》

19.  キラー・メイズ 《ネタバレ》 肝心カナメの段ボール迷宮の種々のギミックは、チープながらも美術面で相当に面白くてセンスも感じる出来だと言える。が、話の方は全体にかなり意味不明で、それは終盤に近づくに連れどんどん酷くなってゆく。ギミックの出来もハッキリ、序盤の方が後半より面白い。 つまり映画としては率直にかなり尻すぼみで、文句無しに楽しみ切れたとは言えない感じ。非常にユニークな作品であることは確かだが。[映画館(字幕)] 5点(2020-01-26 18:33:33)《改行有》

20.  恐怖の岬 《ネタバレ》 中盤までは、敵の悪辣な追い詰め方に対しこちらは対抗策が無く全く無力なので、実に不快で不穏で大変結構なスリラー加減。ところが終盤は、なんのこっちゃ分らん罠とやらに、悪賢かったはずの敵が猪突猛進してくる謎展開からの非常に平凡なラストと、かなり尻すぼみな印象。静かに怒りを湛えるグレゴリー・ペックも良いが、ロバート・ミッチャムa.k.aスリーピング・アイの件の目付きが非常に陰湿な感じで素晴らしい(良キャスティング)。[インターネット(字幕)] 5点(2019-12-14 02:35:04)

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