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1. グッドナイト&グッドラック
「古き良きアメリカ」という言葉はよく聞くけれども、この時代のアメリカになぜか惹かれてしまうのはアメリカ人だけではないと思う。もちろんこの時代にも様々な問題があり、黒人の人たちにはまだ選挙権もなく、女性の地位も低かった。それでもケネディ大統領までのアメリカにはまだ良心、あるいは知性といってもいいかもしれないけれども、それがあったと思う。もちろんそれがあればこその黒人の選挙権獲得、女性の社会進出があったわけだけれども。まるで少年のようなアメリカ。ベトナム以前のアメリカ。ある意味すごくピュアなアメリカが、エド・マローとともに描かれている。モノクロ画面の美しさ。デヴィット・ストラザーンのしんとするようなかっこよさ。指が焼けるのではとはらはらさせられるタバコのシーン。[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-09-19 13:09:11)
2. クローサー(2004)
《ネタバレ》 ジュード・ロウ、ジュリア・ロバーツ、ナタリー・ポートマンが出ていて、しかも監督がマイク・ニコルズ。これは絶対観なくちゃと思ったのですが、もうとにかく疲れました。こんなに疲れた恋愛映画も滅多にないです。鑑賞後寝込んでしまったくらい。ということはやはり意味ある作品なのかもしれないけれども。演技の点ではノーマークだったクライヴ・オーウェンがダントツにいやらしい男を演じていて抜きん出ていた。アンナ(ジュリア・ロパーツ)が離婚届をもらうために夫(クライヴ・オーウェン)とSEXするというのは、わたしには全く理解できなかった。そういうことを言う男って確かにいそうだけれども、それに応じる女って…そういうことをして自分が損なわれないと思う気持ちがわからない。この映画の評価は多分時間がたつにつれ、変わりそうです。[DVD(字幕)] 5点(2006-05-09 21:28:11)
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