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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
61. グレイスランド 《ネタバレ》 エルビス云々を除けば、出先で起こる出来事やその描写のパターンはとてもありがちです。つまり、設定によりかかりすぎているということです。それによって主人公がどのように成長して変化していったのかという着眼点こそがほしいところでした。ブリジット・フォンダ様のナイスなステージに5点。モンローメイクでの登場にはこりゃしまったと思いましたが、やはり可愛らしいですね。[DVD(字幕)] 5点(2009-03-05 02:42:10) 62. グリフターズ/詐欺師たち せっかくの詐欺師トリオなのに、こんなに盛り上がりないまま終わってしまうとは・・・。アンジェリカ・ヒューストンのじわっとした存在感が、軽快さを削いで、かえって裏目に出てしまった気がする。[DVD(字幕)] 4点(2008-11-21 04:30:02) 63. クイズ・ショウ 何よりも、要の2人のジョン・タトゥーロとロブ・モローの個性が薄いのが痛い。レイフ・ファインズと比べても、キャラクターの方向性というものがほとんど見えません。枠組自体は地味で、しかも実話であればひねりようもないのだから、この辺がしっかりしていないと楽しみようがないのです。類作の先例の「ネットワーク」や「ブロードキャスト・ニュース」と比較すると、何が足りないのかがよく分かります。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-30 03:50:34) 64. グリーンフィンガーズ 《ネタバレ》 色とりどりの花々が表現する状態そのままに、刑務所もののくせして異様にハッピーな作品。大抵、こういうときは、粗暴なだけで仲間に加わらない同房の囚人がいたり、意地悪なお偉方から妨害が入ったり、ハプニングが起きて完成が超困難になったりするものですが、そんな障壁が少なくとも画面上はほとんどありません。多少起こったとしても、あっという間に解決されます。そんなわけで、見ていて前向きな明るい気持ちにはなれるのですが、囚人たちの勉強の過程、目覚めの過程はもっときっちり描写すべきだったと思うし、見る側の理解度を恐れずに専門用語・概念もがんがんちりばめるべきだったと思います。[DVD(字幕)] 6点(2008-05-14 03:21:43)(良:1票) 65. 靴をなくした天使 《ネタバレ》 この種の「本当は違うんだよ」系の話は、見ていてイライラが溜まって印象が良くないことが多いのですが、本作で新鮮だったのは、偽ヒーローのガルシアを、よくあるペテン師とかではなく、実際にヒーローにふさわしい善行を行う人間として設定していること。これならば中盤までのストレスも低くてすみますし、あのラストでも納得します。それと、最後に「どういたしまして」でこの作品で唯一心底嬉しそうに笑うホフマンと、それを受けるジーナの微笑、あれで反則的なほど上手くまとまりましたね。こういう、人間の善意の価値を正面から(しかも嫌味なく)讃美する作品は、いつの世でも貴重だと思います。本題に入るまでが少し長すぎるのが難点。[DVD(字幕)] 7点(2007-12-07 23:36:20) 66. 黒い罠 すみません、一体何が謎であって、誰がどのような立場からそれに関わっているのか、ほとんど分かりませんでした。途中からは分かるのかと思って見ていましたが、最後まで同じような感じでした。演技がみんな似たような感じだからでしょうか?[DVD(字幕)] 4点(2007-09-13 04:08:44) 67. グッバイガール すべての現代ラブコメ映画の源流が行き着く記念碑的作品。前半の2人がいがみ合う部分は、会話が詰め込まれすぎていて逆に作り物っぽさが漂っていたが、2人の感情が動き出してからは、ラストまでは怒濤の勢いだった。締め方も実にお洒落で、後味も良く、もう一度見たくなる作品。室内のシーンが多い中で、奥行きを十分に駆使したカメラワークもいい仕事をしていると思う。[DVD(字幕)] 8点(2007-05-13 23:25:01) 68. クラッシュ(2004) スピーディーな群像劇で最後まで退屈させずに見せきっているのだが、個別のストーリーの内容が特段目新しいものではなく、しかも結論がうやむやのままに終わっているので、単に都合の良い断片を切り取っただけではないかという印象は拭えない。また、登場人物を善悪はっきりつけないとか、意識的にいろいろな人種を入れ込んでいるところなども、制作者の意図が逆に見えすぎていて興ざめする。それと、アップで追いまくるだけの芸のないカメラワークもいらいらした。ただし、珍しくポイントを押さえた演技のサンドラ・ブロックと、多数の登場人物の中でも強力な存在感のマット・ディロンは評価したい。[映画館(字幕)] 6点(2006-09-24 03:07:04) 69. 偶然の旅行者 もっと明るく爽やかな話かと思っていたのだが、予想外に暗く鬱々した雰囲気にがっかり。ウィリアム・ハートの演技もぱっとしないし、ジーナ・デイビスも、これ以外にオスカーを取るべき演技はあると思う(そもそも、全然綺麗に写っていない)。犬が執拗に登場するのも鬱陶しい(大人の心理のやりとりのドラマにああいうものは登場すべきでない)。音楽にジョン・ウィリアムスを投入していながら、少しも音楽が機能していないのにもがっかり。[DVD(字幕)] 5点(2006-07-14 22:07:44) 70. クレイマー、クレイマー まったくどうということもないテレビドラマレベルの題材なのに、一切過不足なくすべてを表し尽くした脚本が凄い。冒頭からいきなりずばりと本題に入り、その後も、重要で印象的な場面を随所に挟みながら、先がどうなるか分からないまま終盤に至り、余韻と解釈を残すラストにつながるのである。もちろん、各場面の意図を的確に把握した3人(だけではないが)の演技も見事。特に、メリルの尋問の最中に目が合ったときのホフマンの一瞬の演技に至っては、神々しさすら漂っている。しかし、この映画の本当に凄いところは、20年以上を経った今でも、見た人の間で、夫婦とは、親子とは、家族とはということについていろいろな立場から議論ができるという、その問題意識と人物設定の先進性だろう。[DVD(字幕)] 8点(2006-05-07 14:30:48) 71. クアトロ・ディアス ブラジルで実際に発生した大使誘拐事件を基にしているのだが、誘拐の場面にしろその後の仲間同士のやりとりや人質とのやりとりにしろ、変に粉飾せずにごく単純に描かれているため、かえって現実の生々しさを伴って訴えてくる。クライマックスの場面も、アイディアは単純だが、そのスリリングさはなかなか。ラストの結論がもたらす妙な余韻も印象的。[地上波(字幕)] 6点(2005-12-24 02:32:28) 72. クローサー(2004) 男女4人がくっついたり離れたりを繰り返すだけ、という、中身には乏しいとも思える作品なのだが、実際の人間の行動なんてのはむしろあれに近いのではないかとも思う。その現実性と、登場人物のキャラクターの濃さ(強さとは少し違うが)によって、それなりに見られる作品にはなっている。[映画館(字幕)] 5点(2005-06-04 22:28:25) 73. クライ・ベイビー お馬鹿な雰囲気は悪くないが、弾けっぷりが中途半端で、演出も消化不良気味なので、見ていて非常にみっともない。登場する俳優たちも、みんな何かテンションが低いような感じ。4点(2005-02-24 03:30:17) 74. グレート・ブルー どこか別世界に生きているような主人公と、俗物そのもののようなライバルの対比が面白い。主人公は、ヒロインといるときよりも、明らかにイルカと戯れているときの方が楽しそうなのが悲しい。ラストなどはよく考えてみると無茶苦茶な締め方なのだが、画面の青の威力で強引に納得させられる。7点(2005-01-10 20:17:35) 75. グリース 途中から、ストーリーが全然存在していません。ところで、ダンサーのクレジットの中に、「ミミ・レダー」という名前を見たような気がするのですが、まさか別人ですよね?4点(2004-05-30 01:07:01) 76. クルーエル・インテンションズ 最初の方のひねくれた人物造形はなかなかでしたが、途中から、誰が誰に対して何がしたいのかがさっぱり分からなくなりました。3点(2004-03-26 04:51:18)(笑:1票) 77. 偶然の恋人 いい話なのに、脚本の工夫のなさとベン・アフレックの大根ぶりがすべてを壊しています。5点(2004-02-27 03:45:26)
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