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1. 雲の中で散歩
《ネタバレ》 筋が浅すぎという批判はごもっともで、私もそう思うが、この際素直に鑑賞するだけにとどめることにいたしましょう。第一に、悪人が出てこないところがよかった。撮影のエマニュエル・ルベッキの映像がよかった。なんといっても、アンソニー・クインがアンソニー・クインでよかった。ラストもよかった、よかった......。
アンソニー・クインの魅力をさらに味わいたい方は、名作『その男ゾルバ』にお進みなされるとよい。[地上波(吹替)] 7点(2006-05-24 04:43:06)《改行有》
2. グッド・シェパード
《ネタバレ》 なんだか登場人物が錯綜して、よくわからなかったが、とにかくキューバ危機からケネディ暗殺にいたるちょっと前の頃に焦点を置いて、当時の諜報機関による謀略・暗殺なんでもありいの、いやあーな時代のいやあーな雰囲気を、いやあーなふうに忠実に描いて、いやあーな気分が残った。楽しい気分になりたい方には、オススメできない。[DVD(吹替)] 6点(2008-09-04 03:49:48)
3. グリーン・ゾーン
《ネタバレ》 「イラクには大量破壊兵器などなかった。」ほかの方もいわれているように、なにをいまさら、と盛り上がらない。それも、正義漢と小悪人の暗闘のドラマに、歴史を矮小化してしまった。もともとの茶番劇をもうひとつ茶番劇にしたような、二重の茶番劇でした。[DVD(吹替)] 3点(2011-02-03 18:43:51)
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