|
1. 激流(1994)
《ネタバレ》 結局、これってメリル・ストリープ演じる主人公が一番バカでダメな女だということが、最後に分かる映画だ。
出だしは、あたかも夫がダメ人間かのように描かれているのだが、この夫は危機に陥ってからは大活躍である。
しかし、息子がこの父親を中盤まで尊敬していないため、危機を更に悪化させてしまう。
これは母親である主人公が、夫を尊敬していないのが息子に伝染している為だ。
そもそも、あんな危険な川下りに小さな息子を連れ出す感覚が理解出来ない。
しかも遊んでいるわけじゃ無い夫を小馬鹿にしている。
見ていて誰のせいでこうなったのさと、イライラし通しである。
ラストも、何故撃ち殺す?
殺さなくても自由を奪える体の部位はたくさんあるのに、完全に殺しにかかってる。しかも息子の目の前で。夫や犬には好感が持てたが、こういう主人公の女は好きになれない。[地上波(吹替)] 5点(2014-11-11 22:51:56)《改行有》
2. ゲーム(1997)
《ネタバレ》 一番やってはいけないラスト。「はい、ドッキリでした。銃撃戦も車水没も墓中埋葬も飛び降りも、み~んな緻密に計算してたんです」・・・って、そんなの都合良すぎでしょ。車水没なんか、あのハンドルの使い方に気付いてなきゃ死んでるよ。飛び降りだって、違うところから飛び降りることは十分考えられるし。主人公の思考回路も大人しすぎる。自分なら、あそこまでハメられ、敵アジトへ潜り込んだと思っている場合、普通はまず、あのエレベータの中で男の一人の指をへし折るか銃で殴り倒してる。女にたどり着いた直後に女の足にも一発食らわしてこちらの本気度をアピールする。ドッキリでしたと打ち明けられた途端目の前のヤツをぶん殴る。それが、普通の反応でしょ。とにかく全てが、ラストの為のご都合主義的辻褄合わせ。一応、途中までは楽しめたので4点は付けときます。[地上波(吹替)] 4点(2010-06-03 17:33:45)(良:1票)
|