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プロフィール
コメント数 1893
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 「ゴジラ」――。終戦直後の日本が生んだ、この世界に誇る大怪獣がハリウッドで、しかも巨額の予算を投入して映画化、しかも当時はアメリカが日本に投下して間もなかった原爆という悪魔に対する怒りをその創作の原動力としていたのに対し、本作のゴジラは大震災後に起きた原発事故によって日本にもたらされた未曾有の危機の暗喩として描かれているということを知り、なかなか興味深いものを感じてこの度鑑賞いたしました。まず最初に言っておくと、僕はずっと昔に記念すべき第一作目である白黒『ゴジラ』を観たのだけど、確かにその優れた脚本やゴジラという特異な魅力に満ちた怪獣の造形美などは充分に認めるものの、そこまで心に残るものを感じませんでした。なので、僕はゴジラというものにそんな思い入れもないまま、基本的にニュートラルな立場で最後まで鑑賞。結果、映画の出来として純粋に評価するならまあ“及第点”というレベルになるのではないでしょうか。2時間、ビール片手にポップコーンでも食べながら頭空っぽにして観るモンスター・パニック・ムービーとしてはぼちぼち楽しめると思います。肝心のゴジラが一向に出てこないやーん!とか、魅力的なキャラクターなり印象に残るシーンなりがほとんどなーい!やら、映画の胆となるべきゴジラ大暴れシーンが暗くて見難いんじゃー!といった本作の欠点もまあ目を瞑れる範囲内であったと思いました。てか、つがいの巨大昆虫ムートーが交尾し卵を産んで子孫を増やそうという極めて自然な営みをしようとしていたのに、そこに勝手にやって来て邪魔するゴジラって、ムートー目線で見たらけっこうヤな奴ですよね(笑)。そんなリア充カップルに執拗に嫌がらせをしに来る非リア充の哀しき男子・ゴジラ君が大活躍するクライマックスに僕は思わず応援せずにはいられませんでした。うん、ゴジラ君にはこの勢いで世の中のムートーみたいなカップルたちをとことん蹴散らしてもらいましょう!!頑張れ、ゴジラ!![DVD(字幕)] 6点(2015-08-24 00:17:37)

22.  ゴースト・エージェント/R.I.P.D. 《ネタバレ》 相棒の汚い裏切りにより無残にも殺されてしまった刑事が、なんだかんだあって復活し、悪霊を専門とする〝ゴーストエージェント〟になったのだった!彼とコンビを組むことになるベテランエージェントとの世界を救う大活躍をコミカルに描いた、ぶっちゃけ、まあそれだけっちゃあそれだけの映画でしたね。でも、こういう風呂上りにビールと枝豆片手に肩肘張らずに観るのに最適な薄味エンタメ映画も、たまに観る分にはけっこう好きなんですよ、僕(毎回そればっかだと、さすがにIQが下がっちゃうんで10本に1本くらいの割合がちょうど良い感じですね)。それに、そんな映画の中にたまに「え、これは意外にけっこう好きかも…」という掘り出し物が混ざっていたりもするんで、なかなか侮れないのだけど、今作は見事なまでに「まあまあこれくらいじゃろうな~」と僕が事前に予想した通りの出来でありました。てか、これって「メン・イン・ブラック」の宇宙人から幽霊へと設定を変えただけで中身はほとんど一緒ですやん(笑)。さすがにもうちょっとオリジナリティといった物が欲しかったですね。でも、このけっこうお金かけたであろう派手なアクションシーンだとか、主人公コンビが人間にはゴージャスセクシー美女&冴えない中国人オヤジに見えるというアホらしい設定とかは、ぼちぼち楽しめたかな~。まあ、3日も経てば完全に記憶から消え去るだろうけど、「ヒマ潰しに観る分にはぼちぼち楽しめる」この作品、うん、6点![DVD(字幕)] 6点(2014-07-25 21:12:26)

23.  声をかくす人 《ネタバレ》 南北戦争終結後、ようやく平和が訪れると歓喜に沸いていたアメリカ社会にリンカーン大統領暗殺という悲劇が襲い掛かる。再び混乱へと陥ることを怖れた政府は全力を挙げて容疑者たちを次々と逮捕していく。そんななかに、暗殺計画の中心人物だった青年の母親が含まれていた。北軍兵士として戦った主人公の弁護士は、そんな母親の弁護を担当することになる。そうして始まる裁判を通じて、法と正義、勝者と敗者、個と公、そして親と子の絆といった重厚な人間ドラマが展開されていく。法廷劇としてみれば(結局、死刑になるということが分かっていることもあって)少々地味で印象に残るシーンが乏しいという面は否めないけど、それでも歴史という巨大なうねりの前でちっぽけに押し潰されそうになりながらも、最期まで凛とした誇りを失わなかった一人の女性の悲劇は充分に見応えがありました。 もうちょっとドラマティックでも良かったかなーとも思うけども。[DVD(字幕)] 6点(2013-10-03 22:26:11)

24.  コンテイジョン 《ネタバレ》 丁寧に作られたパンデミック・スリラー映画。豪華な俳優人の抑えた演技が緊迫度を増していて、ソダーバーグの手堅い演出が光っている。映画が始まってから約二時間、緊張の糸が途切れないのがすごい。ただ、それが余りにも優等生なつくりに仕上がっていて、幾分物足りないようにも感じる。この群像劇のなかにもっと一人くらい人間的な壊れたキャラクターが欲しかった。監督が過去に撮った傑作「トラフィック」に出てくる、子供のために麻薬を売り捌く母親のような。[DVD(字幕)] 6点(2012-08-12 10:49:28)(良:1票)

25.  コーヒー&シガレッツ 《ネタバレ》 都会の様々なカフェやホテルのロビーで日夜繰り返される何気ない日常。久々の再会を喜ぶ人や予期せぬ出会いに戸惑いを隠せない人々。交わされるくだらない会話も絶えず変化する人間関係も他人にしてみればありふれた光景でしかない。そこには友情や愛情もあれば、ちょっとほろ苦い嫉妬や諍いもある。でも一杯のコーヒーと至福の時をもたらす煙草さえあれば、人生はほんの少し豊かになる――。インディペンデント映画界の巨匠ジム・ジャームッシュがバラエティ豊かな面々を揃え、そんな人生の一断片をユーモアとペーソスを交えて捉えた11のエピソード。全編モノクロで撮られたそんなオムニバス作品、いかにもジム・ジャームッシュらしい独特の雰囲気とジャジーでお洒落な世界観を堪能できる一本でした。個性豊かな人々によって交わされる微妙に噛み合わない会話劇は何処かほろ苦さを感じさせ、それがコーヒーの苦みと煙草の紫煙によく合う。ロベルト・ベニーニやイギー・ポップ、スティーブ・ブシェミやビル・マーレイと言った何気に豪華なキャスト陣もばっちり嵌まってました。中でも一人二役を演じたケイト・ブランシェットは、さすがの貫禄。と、一つ一つのエピソードは程度の差こそあれ、けっこう面白かったのですが、一本の映画として観ればさすがに物足りない。オムニバスなので仕方ないのかも知れませんが、いかんせん中身が薄すぎます。この監督らしいペーソスに満ちた雰囲気は良かっただけに、なんとも惜しい。[DVD(字幕)] 5点(2020-02-24 01:42:05)

26.  コード211 《ネタバレ》 それは平凡な一日になるはずだった。いつものように――。定年を間近に控えたベテラン警察官、妻の妊娠を知り人生の絶頂に居る若手警官、学校での乱闘騒ぎから丸一日のパトカー同乗体験を余儀なくされたいじめられっ子の高校生、長年連れ添った妻との記念日を迎えた銀行の支店長、そして凶悪な犯罪者を追ってアフガニスタンからやって来たインターポールの刑事……。彼らの平凡な日常が、突如として切り裂かれる。街の一画にある大手銀行を狙って、元軍人たちで結成された凶悪な強盗集団が襲撃したのだ。何丁もの武器と大量の爆発物を用意した彼らは、瞬く間に銀行を占拠し、中に居た客や行員を人質にする。白昼堂々と行われた大胆な犯行。異変を察知した、偶然近くに居た警察官の通報により、緊急コード〝211〟が発動されるのだった。それは、現在進行中の銀行強盗を意味する秘密のコードだった――。果たして人々は無事にこの大惨事を乗り切ることは出来るのか?突如として修羅場と化した地方都市を背景に、偶然そこに居合わせた人々のサバイバルを臨場感たっぷりに描いたクライム・アクション。毎度おなじみニコラス・ケイジ主演で送るそんなオーソドックスな本作、まあやりたいことは分かるのですがなんだか全体的に演出の詰めが甘い作品でしたね、これ。一応群像劇っぽい作りになっているのですが、それぞれのエピソードの描き方がいまいちよく練られてません。例えばニコラス・ケイジ扮するベテラン警官、なんか妻を過去に失くしてそれが原因で娘と疎遠になってるっぽいんですが、そこらへんが説明不足でよく分からないんですよ。偶然パトカーに居合わせたという高校生もそのキャラ設定の詰めが甘くいまいち感情移入できない。インターポールの女性刑事に至っては、正直何がしたいのかさっぱり理解できません。終始こんな感じで、肝心のドラマ部分にうまく乗り切れないんですよ、残念ながら。対する銀行強盗たちも綿密に計画を練ってると思いきや、かなり行き当たりばったりの無為無策ぶりでちょっと呆れてしまうレベル。最後、追い詰められた彼らがどうするのかと思ったら、まさかの重たいバックを背負ってえっちらおっちら正面突破。当然のように瞬殺されるという捻りの無さには思わず苦笑しちゃいました。最近のニコケイ映画にしてはアクションシーンにけっこうお金を掛けていて、白昼の街並みで展開される銃撃戦などはなかなか迫力あっただけになんとも残念。[DVD(字幕)] 5点(2020-02-15 23:00:44)

27.  ゴースト・イン・ザ・シェル 《ネタバレ》 サイバーパンクSFの金字塔として有名な日本のアニメをハリウッドがリメイク。主人公は今を時めく人気女優スカーレット・ヨハンソン、日本からは北野武、桃井かおりの両氏が参加しております。もともとの押井守版アニメは正直、あまり好きではなかったのですが、いろいろと話題になっていたので今回鑑賞してみました。結果は…、やっぱりあんまり好きではなかったです(笑)。観終わった後に誰かと何がしかの議論を交わしたくなる深いテーマ性(のちのエヴァシリーズにも通じる?)は確かに一見の価値はあると思うのですが、僕はさっぱり嵌まりませんでした。あと、何故か日本語しか喋らないたけしのキャスティングも違和感しか感じられなかったですし。[DVD(字幕)] 5点(2018-05-26 21:25:31)

28.  コール 《ネタバレ》 娘と両親をそれぞれ別々に誘拐し相互に連絡を取り合うことで完全犯罪を目指す誘拐犯と、突如として悲劇に見舞われた被害家族との攻防を描いたクライム・サスペンス。つかみは良かったのですが、後半から脚本が穴だらけ過ぎていまいち楽しめなかったです。クライマックスなんてもう突っ込みどころ満載…。ケヴィン・ベーコン&シャーリーズ・セロン&ダコタ・ファニングの豪華共演に+1点。[DVD(字幕)] 5点(2018-04-23 22:47:39)

29.  恋するリベラーチェ 《ネタバレ》 なぜ君を愛するのか。それは君が君だからではなく、君といる時の自分が好きだから――。70年代から80年代にかけて、天才の名を欲しいままにした実在のカリスマ・ピアニスト、リベラーチェ。常にきらびやかでゴージャスな衣装を身に纏い、絢爛豪華なリサイタルで人々を魅了する彼には、誰にも言えない幾つもの秘密があったのだった。一つは生粋のゲイであること、一つはカツラであること…。そんな彼にひょんなことから気に入られたバイセクシャルの美しい青年スコットは、彼からの猛アプローチにより、専属秘書という名目で住み込みで働くことになるのだった。リベラーチェの豪邸で、まるでペットのように何不自由ない生活を送ることになったスコット。だが、長い時間を共に過ごしていくうちに彼らの愛とプライドと憎しみは複雑に交錯してゆく…。実在した天才ピアニストの赤裸々な私生活を、ソダーバーグ監督がマイケル・ダグラス&マット・デイモン主演でゴージャスに映画化した男と男のラブストーリー。いやー、まさかこんなにもM・ダグラスとM・デイモンの濃厚なキスシーンどころか、けっこう激しいラブシーンまで見せてくれるとは…。べつにゲイの方に特別な偏見とかは持っていないのだけど、生粋のノン気である僕としては、ここまで野郎たちのケツを見せられると正直「う、うおぇぇ~~」ってなっちゃいました(笑)。あんまりよく知らないのですが、前作の「マジック・マイク」といい、今作といい、ソダーバーグってもしかしてゲイなの?とはいえ、そういうのを抜きにしても、これって(実話を基にしたから仕方ないのかも知れませんが)あまりにもオーソドックス過ぎやしません?男同士という特異な関係を取り除いたら、後には今まで散々作られてきたスーパースターの内幕を描いた凡百の伝記映画と大して変わらないと僕は思うんですけどね~。それに、リベラーチェの絢爛豪華なピアノコンサートシーンがもっと観れると思っていたのに、冒頭と後半にちょびっとだけって…。うーん、物足りん!生来の女好きで、しかもセックス依存症と診断されかつて病院に入院した事もある伝説のセックスマシーン・マイケルダグラス、彼がゲロ覚悟(?)でマット・デイモンとチュッチュチュッチュし、あまつさえ後ろから激しく突き上げられ恍惚の表情を浮かべちゃうハゲのゲイ役を見事に演じきったその役者魂っぷりに+1点っす![DVD(字幕)] 5点(2014-12-26 18:30:19)(笑:1票)

30.  コロンバス 《ネタバレ》 近代建築の宝庫として知られるアメリカの地方都市コロンバスを舞台に、建築に取りつかれたとある男女の微妙な関係を淡々と見つめた会話劇。これが長編デビュー作となる監督は、日本の名匠小津安二郎からの影響を公言しており、その構図への拘りは確かに感じられました。シンメトリーを意識しながらも微妙にバランスの崩れた映像の中で描き出される、等身大の人々の淡々とした会話はいかにも小津安二郎的。ただ、近代建築にも小津安二郎にも全く興味がない僕にとっては、最後まで観るのがだいぶしんどかったです。正直何度も寝落ちしそうになりながら、何とか最後まで観終えたようなレベル。僕の好みとは対極に位置するような作品でございました。[DVD(字幕)] 4点(2022-01-20 04:44:57)

31.  ゴジラvsコング 《ネタバレ》 監督が変わるとここまで違うかというくらい、さっぱり面白くなかったでしゅ。[DVD(字幕)] 4点(2022-01-07 00:45:19)

32.  高慢と偏見とゾンビ 《ネタバレ》 ジェーン・オースティンのメロドラマの古典的名作にゾンビという全く正反対のものをリミックス!!上流階級の優雅な恋の駆け引きに突如として迷い込むゾンビどもを、英国貴族たちが中国武術と日本刀でぶった切る!!果たして彼らの恋の行方と人類の道末は?とまあやりたいことは分かるけど、いまいち空回っている感が…。もうちょっとはじけてくれても良かったのにね。僕はそこまでのれなかったです。[DVD(字幕)] 4点(2017-12-15 22:52:10)

33.  ゴーストライダー2 《ネタバレ》 前作は観たという記憶だけはあるものの、肝心の内容はと言えば「ニコラス・ケイジが骸骨になってバイクで走ってただけのお馬鹿映画」というイメージだけしか残っていなかったので、続編である今作も特に興味もなかったのだけど、「よし、今年の映画鑑賞の締め括りということで(本日2013/12/30、たぶん明日は観ない)、半分シャレで今年の有終の美はゴーストライダー2で飾ってやろか~」と鑑賞してみました。いやー、今作もやっぱり「ニコラス・ケイジが骸骨になってバイクで走ってるだけのお馬鹿映画」でありました。でも、そこまで酷くはなかったかなー。決して面白いわけじゃないですけど、腹立つほどつまらん!ってこともなかったんで良かったんじゃないでしょうか。思い返してみれば、今年も色んな映画を観てレビューを書いてきたけど、僕が良いと思った作品が酷評されていたり、反対に僕がつまらないと思った映画が評価高かったり、やっぱり映画って人によって色んな楽しみ方が出来る素晴らしいものだとしみじみ思います。僕のように、この作品を「どれだけ酷い映画なんだろーと思ったら、そこまで酷くないじゃん、うん!それよりニコラス・ケイジ、顔疲れてない?」とひねくれた楽しみ方をする映画オタクも居るってことで(笑)。さあ、来年はどんな映画と出会うことができるんだろー。そしてニコラス・ケイジは何処に向かうのか?今から楽しみです(笑)。皆さん、良いお年を~☆[DVD(字幕)] 4点(2013-12-30 21:03:13)

34.  こわれゆく世界の中で 《ネタバレ》 都市開発を請け負う会社の共同オーナーとして、表面上は満ち足りた生活を謳歌しているように見えるウィル。ボスニア移民の子として貧しい母子家庭に育ち、街のチンピラたちの誘惑によって今まさに犯罪者の仲間入りを果たそうとしている青年ミルサド。ある日、ミルサドがウィルのPCを盗んだことから、決して交わるはずのなかった彼らの人生が、お互いの様々な問題を抱えた家族たちをも巻き込んで複雑に交錯してゆく。いかにもアンソニー・ミンゲラらしい淡々と描かれたヒューマン・ストーリー。なんだけど、軽度の精神疾患を患う娘ビーのことで崩壊の危機に瀕したウィルの家族の再生の物語なのか、貧困の連鎖から抜け出せない青年ミルサドの葛藤の物語なのか、それともウィルの不倫の物語なのか、ミルサドを想う母の愛情の物語なのか、それとも理不尽な格差社会の矛盾を突いた社会派物語なのか、何をメインに描きたかったのかが途中から軸がブレブレでなんとも散漫な映画となってしまってます。車盗む売春婦のエピソードも、いったい何のために出てきたのかさっぱり訳分からんし。それに「いまのところ家族がとっても面倒臭い状態だから、取り敢えず他の女とHしてリフレッシュしたかっただけだろ、お前!」としか思えないジュード・ロウ演じる主人公ウィルが、最後に懺悔してミルサド救ったからOKとばかりにちゃっかり元鞘に収まっちゃうトコにちょっぴり(いや、かなり?笑)ムカついちゃいました。ということで4点![DVD(字幕)] 4点(2013-12-20 23:28:25)

35.  心のカルテ 《ネタバレ》 摂食障害に苦しむ少女たちが、型破りな精神科医が営むグループセラピーを通して徐々に立ち直ってゆく姿を淡々と描いたヒューマン・ドラマ。キアヌ・リーヴスがそんな破天荒な精神科医を演じているということで今回鑑賞してみましたが、正直、さっぱり面白くなかったです。とにかく脚本がゆるゆる過ぎます!!最後までダラダラダラダラどうでもいい話が延々と繰り返され、僕はもう退屈で退屈で眠気が止まりませんでした。拒食症の実態も上辺をなぞってるだけの薄っぺらい代物。僕が昔読んだ摂食障害をテーマにした本によると、ある拒食症患者は買い込んできた大量の食糧を夜中中食べては吐き食べては吐きを繰り返すことを止められないそうなのですが、ここにはその悲惨な現実の片鱗すらありません。もう、終始、キレイごと。それにこの少女たちのグループホームに一人だけ少年が混ざっているのもなんか不自然で、これって無理やりラブストーリーの要素を入れたかっただけちゃうんって思っちゃいました。んで、最後はお母さんの腕の中で赤ちゃんごっこしたら、過去の確執も無事解決ってあまりにも浅はか過ぎるっしょ!主役を演じたリリー・コリンズのもはや本当の病人にしか見えないメンヘラ女子っぷりに+1点![インターネット(字幕)] 3点(2020-11-21 03:01:49)(良:1票)

36.  コレクター(2012) 《ネタバレ》 これは事実を基にした物語である。アメリカの中都市、バッファローでは毎年冬になると謎の犯人によって娼婦たちが誘拐されるという事件が起こっていた。警察の懸命な捜査にも関わらず、犯人の居所も誘拐された娼婦たちの行方もその糸口すら掴めない。予算の都合で捜査の打切りを宣言する警察。ずっとその事件を担当していた刑事マイクは、諦めきれず独自に捜査を続行するのだったが、そんなおり、反抗期の自分の娘が図らずも犯人によって誘拐されてしまうのだった――。雪深い地方都市を舞台に、娼婦をさらってきては自宅の地下室へと監禁し、暴力によって擬似家族を作ろうとする猟奇犯と、さらわれた娘を決死の覚悟で追う刑事との攻防を描くサイコ・サスペンス。とにかく、「羊たちの沈黙」の影響をもろに受けているのですが(これってパクリでは…ってくらい、同じような画や音楽が随処に使われてます)、犯人の異常さや凶悪さが全くと言っていいほど伝わってこず、おかげでそんな作品に一番大切であろうハラハラドキドキ感が見事なまでに感じられない残念な作品でありました。それに設定に無理があり過ぎ!何人も地下室に居るのだから、所詮犯人は一人なんだし、みんなで一致団結すれば簡単に叛乱出来そうなもんなのに素直に従う監禁された女性たちが、医者の手助けもなくきったな~い地下室で簡単に帝王切開で子供を産んで育てちゃったり…。挙句の果ては、「なんじゃそりゃー!」と何度も大声で叫びだしそうになるくらい、強引で無理やりであり得へんオチ。「そんなこと言われたって、だって実話だもん」という嘘八百な言い訳(だったら、とっとと真犯人捕まえに行けっつーの!笑)で、言い逃れしようとするこの作品のスタッフたちにはもう教育的指導っす!!あと、最近トホホな凡作への出演が相次いでいるジョン・キューザック、この頃なんだか小粒なニコラス・ケイジに見えてきちゃってちょっぴり心配(笑)。[DVD(字幕)] 3点(2014-05-18 12:40:22)

37.  コンプライアンス 服従の心理 《ネタバレ》 「こちらは警察官のダニエルだ。いいか、お宅の若い女性従業員のことで話がある。実は彼女は客の金を盗んだらしい。私がそちらに着くまで、店長の君には協力してもらう。逆らうことは許されない。まずは彼女の服を全て脱がして身体検査するんだ、そう、念入りにな…」。アメリカのとあるハンバーガーショップに掛かってきたそんな一本の電話によって、ある一人の少女が全裸にされ、あまつさえ幾多の男たちによって嬲りものにされたという、実際にあったセクハラ事件。これは、そんな胸糞悪くなるような信じがたい事実を忠実に再現してみせた作品である――。なんだけど、とにかく出てくる登場人物の誰も彼も――被害女性をも含む――が、あまりにも頭悪すぎて最後まで本当にイライラさせられる最低の映画でしたね、これ。ちょっと頭を巡らせて考えればすぐにおかしいと気付きそうなものなのに、どいつもこいつも犯人の言葉を簡単に信じちゃって結局こんな愚かしい事件へと発展してしまった。確かにそれはそれで悲劇ではあると思うのだけど、それをわざわざ映画として再現してみせ、さらには人々からお金を取って不特定多数のお客さんにあらためて見せる必要性ってなんですか?実際に被害に遭った少女にとっても何の得にもならないし、事件があまりにも特殊すぎて自分もこうならないために気を付けようという啓発の意味にもならないし、お馬鹿な人間を笑い飛ばそうというブラックジョークが利いているわけでもないし、ましてや胸を打つ人間ドラマがそこにあるわけでもないし…。誤解を怖れずに言えば、これって男性週刊誌の三文記事のなかの「世界の驚くべき実話」みたいなコーナーで取り上げられているのを読んで「なんてケシカラン事件なんだ!」と息巻きながら、それでもちょっぴり羨ましいと股間をもっこりさせている醜い中年男性の下品な需要に応えた下劣極まりない三流ポルノ映画だと僕は思います。こんな露悪趣味にまみれたくだらない映画を撮って、これで社会問題を告発したと得意になっているだろうこの監督の品性の卑しさに、僕ははっきり言って反吐が出そうです。うん、あらためて言わせてもらおう、これは〝はきちがえた正義感〟を隠れ蓑にして撮られた、極めて趣味の悪い「セカンドレイプ映画」だ、と。[DVD(字幕)] 1点(2015-01-13 00:40:25)(良:1票)

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