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プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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1.  告発のとき 《ネタバレ》 何を書いてもこの映画で受けた衝撃をうまく言葉で表せず、現在三回目のレビュー書き直しです。筆舌に尽くしがたいとはまさにこういう心境なのでしょうか。衝撃的な内容だったことは事実です。 退役軍人のハンク(=トミー・リー・ジョーンズさん)が息子の無許可離隊の通報を受け現地に探しに行くと息子は遺体で見つかり、その背景を突き詰めていくとイラクへの派兵が彼らの精神状態にとてつもなく大きい爪痕を残しているのがわかってくる・・・といったストーリー。 この映画にはイラクが具体的にどのような状態だったかはほとんど描かれていません。そもそも映画ですし、作中にあった映像などを100%真に受けるというのはナンセンスです。しかし、イラクの”本当の”状況やそれによって影響を受けた兵士達に思いを巡らすには充分な内容でした。個人的な意見ですが、戦場のせの字も知らない自分のような日本人は、彼らが逃避のためにドラッグをやってても責めることすら出来ない、そんな気持ちになりました。 特に象徴的だったのがマイクを殺したペニングの供述シーン。殺した相手の父親が目の前にいるにも関わらず淡々と自分の犯行を述べたり、マイクのイラクでの異常行動を父親に聞かせたり、挙げ句「マイクを埋めようとしたが、腹が減ったからみんなでチキンを食べにいったんだ。」 まさに”異常”です。 しかしそれがただの”異常”ではなく、必ずしも彼ら兵士だけが背負うべきではないとても特殊な”異常”ということも同時にわかります。供述シーンで父親は息子のことを蔑むように語るペニングに飛び掛かると思っていました。彼をそうさせなかったのは上のような理由と、さらにそんな軍や兵士、ひいては国の状況に絶望し、もはや彼のことなど見えていなかったのかもしれません。、 逆さの国旗は救難信号。「もうどうにもならない」「誰か助けてくれ」そういう意味があるんだと主張したハンク。再び逆さになった国旗が、息子の事件を通じて自分の国の現状を知ったハンクの気持ちを象徴しています。 いつかあの掲揚台からガムテープが解かれ、国旗がまっすぐになる日が来るのでしょうか。。。[DVD(字幕)] 10点(2011-01-21 00:15:00)(良:2票) 《改行有》

2.  コンテイジョン 《ネタバレ》 2回目の鑑賞です。初めて観た時はもう10年近く前で、まさかその時はこんなに現実とリンクした映画になるなんて夢にも思わなかった。 映画の感染症はもちろんコロナではないし症状も違いますが、未知のウィルスに対する人々の恐怖や、対処の仕方がとてもリアルだった。専門家批判が起きたりWHOが何かに忖度して情報隠しをしてるんじゃないかとか、いくつかはコロナで実際にあったことと全く一緒で、Rノート係数の話など、映画がかなり入念に作り込まれたものなんだということを変に実感しました。作り込みで唯一気になったのは、感染が広がって咳き込む人を見て危ないと思うのに映画の中では医療関係者以外ほとんどマスクを付けないこと。まあこれは今だから言えることでお国柄の問題もあるかもですが。 感染症の、いわゆるパンデミックって、おそらく人がそれこそ機械のように完全に統制されたコントロール下で動くことができれば簡単に収まるんでしょうね。その考えの下で映画でも現実でも共通して思うことは、やっぱり人の心なんて完全に制御なんてできないんだなということ。自分のでもコントロールしきれてないのに、ましてや他人の行動なんて制御出来るわけがない。感染症を止めるためにまさに粉骨砕身で働いていたチーヴァー博士も、家族を助けたい一心で妻に内部情報をリークして公開情報より一足先に避難させようとする。そこにあるのは、「感染を止めたい、しかし家族を危険に晒させたくもない」といういたって真っ当な人間の考え方。人間がまともであればあるほど感染は止められないというジレンマを見た気がした。ワクチンにしても、理路整然と人々に順番に支給されるわけではない。奪い合いがあり、譲り合いがあり、騙し合いがある。形は違えど、今のコロナとそう変わらない状況に心がざわざわしながら鑑賞しました。 DAY1の描写はただただ見事。最後の最後で感染源・経路が明かされることで視聴者は感嘆しつつスッキリできましたが、これも今となっては現実に対する皮肉のようになってしまって映画の出来に対してではないモヤモヤを抱えながらのエンドクレジットとなりました。[インターネット(字幕)] 9点(2021-07-26 00:32:52)(良:1票) 《改行有》

3.  この森で、天使はバスを降りた 《ネタバレ》 DVDを持っているのに、ここでのレビューはまだ書いていなかった。改めて、久しぶりに鑑賞することに。幸か不幸か、ほとんど内容は忘れていて新鮮に楽しめました(笑) 1996年製作かあ。もう今年も終わろうとしているし、およそ25年前の映画ということに。光陰矢の如し。時の早さを痛感します。 というおっさんのぼやきはともかく映画の方ですが、洋画なのにここで出てくるGileadの町はなんだかとても日本的ですね。突然現れたよそ者に無遠慮の好奇の目を向け、訝しみ、陰口をたたく、と。小さい集落のようなところなら日本でも海外でも雰囲気には大差ないということでしょうか。そんな空気の中、店内のPercy(=Alison Elliotさん)を訝しむ人たちに聞こえるように、「ねえハナ?そういえば私って5年間刑務所にいたんだって言ったっけ?」と店内で大声で言うシーンは爽快でした。凛として堂々としているPercyに好感を持てた瞬間でした。 一部の猜疑心にとらわれた人たちを除き、彼女は徐々に町に溶け込んでいきます。と同時に徐々に彼女のバックグラウンドも明らかになっていきます。刑務所に入っていた理由は殺人だった、子供ができない体になった、それは・・・などなど。彼女に深くかかわった人たちは彼女を受け入れ、そうでない人は猜疑心を抱き続ける。特にこの映画の場合は、近づいてみないと人間なんて理解しあえないということを強く打ち出しているように感じます。彼女とShelbyの関係も、Hannahとも、Joeとも、Eliとも、彼女はかかわった人すべてと深い関係になり、彼らの人生を充足させているように思えます。邦題の「天使」が適切かどうかはわかりませんが、実際彼女は鬱々とした空気でとごったGileadの町に舞い降りた天使だったのかもしれません。 それだけに、ラストはショッキングでした。まさかそうなるとは。彼女の葬儀に訪れた町の人の顔、そこで自らの罪を告白したNahumの様子から、彼女の存在の大きさが伝わります。最後、エッセイコンテストをものにしたPercyと同じ「よそ者」のClaireを笑顔で迎えられるように町の人を変えたのは、まぎれもなくPercyの存在によるところでしょう。 携帯電話もない、ろくに自宅に鍵もかけない、そんな時代のそんな集落とも呼べる規模の町の雰囲気をよく表した映画だと思いました。映画の雰囲気がどこか日本的だと上述しましたが、ほんと、これそのまま日本でリメイクできそうですね(笑)[DVD(字幕)] 8点(2020-12-24 00:43:14)《改行有》

4.  荒野の七人 《ネタバレ》 たった20ドルの報酬で命がけの人助けをした7人は男だ!! それにもかかわらず彼らを売った村人たちはクズだ!! 確かに自分の家族を守るためには仕方なかったのかもしれない。 けど彼らにカルベラを倒すように依頼した時点でそういう状況になるということは覚悟できていたはずである。事実作中でもそういう覚悟はあると村人達は言っていたのに、あの様である。 この村を助け出した7人は多少志は違えど、それぞれが真の侍だった。 そしてそれと対照的に、村人はほんとに救いようがなかった。 しかし映画としては正しいものだったと思う。 というのも、この映画はこういう場所に住む人達のいわゆる保守性というものをうまく書き出していると思うからである。外界をしらない人達はえてして外から来た人間に猜疑心を抱くものです。それがよく描けていた。 個人的に好きだったのはナイフ投げのブリットです。まさに彼のその名の通り、彼のナイフはブリット(弾丸)並みである。死んで欲しくなかった・・・(泣)。 8点(2004-10-05 20:52:13)(良:1票) 《改行有》

5.  氷の微笑 《ネタバレ》 とても雰囲気がありました。もうこの映画の製作からおよそ20年が経とうとしていますが、昔ながらのサスペンスを見れた気がします。 全編を通して底の見えない女を演じきったシャロン・ストーンさんはかなり恐ろしいです。古い映画なので今彼女を見ると女性としては野暮ったい印象は否めませんが、例えば今の時代のスター女優に同じように迫られたらどうでしょうか?今現代の日本で言えば、広末さんとか香里奈さんとかに。たぶんほとんどの人は騙されるんだと思います。美しい女性がその気になったら簡単に人一人の人生壊せるんでしょうね。それが恐ろしいと思いました。 あとはマイケル・ダグラスさん演じるニックがやたら右往左往するのが気になりました。Aっぽい疑惑があったらすぐそっちを疑い、逆にBが怪しくなったら一直線にBを問い詰めに行くという。いやいくら何でも自分ブレ過ぎだろうと(笑)まあ製作側としては視聴者視点で事態を追っかけて欲しかったんでしょうけど、あまりに周囲から影響されやすいキャラだったので、そんな簡単でいいのかとちょっと思ってしまいました。しかも直情型なのがまたイタイ。 しかしラストの引き方は結構好きでした。あれぞサスペンス!!って終わり方だったと思います。結局キャサリンとねんごろになったニックがいつかやっぱり殺されんじゃないかと心配になる感じで、不安とも恐怖とも付かない印象をラストに残す手法は個人的に好きですね。 あと個人的にセクシーと思ったのは、ニックがキャサリンに「火をちょうだい」を言われて、火をつけてあげるのではなく、自分の火のついたタバコをあげたシーンが印象的でした。[DVD(字幕)] 7点(2011-01-17 11:39:54)《改行有》

6.  コーリング 《ネタバレ》 とてもハートウォーミングな話でした。ラストは遂に奥さんの遺体とご対面なのかと思いきや、まさかそういう風にくるとは・・・。不覚にもウルッときてしまいました。奥さんがあそこまで執拗にジョー(=ケヴィン・コスナー)にコンタクトを図ろうとしたのもあれでうなずけました。終わり良ければ全て良し、というわけではありませんが、少なくともこの映画においてはあのラストによって、それまでの不可解なところが自分の中で解消できました。良かったね、見つかって。 ストーリーは、赤十字で海外医療に従事する妻がある日事故で亡くなり、残された夫のジョーがその喪失感に苦しむのですが、やがて瀕死の状態から回復した患者から「あの世であなたの奥さんに会ったよ」と言われ、妻が彼らを通じて何を伝えようとしてるのかということを、ジョーが追いかけていきます。 この映画で思ったことは、合理化が進んでいくこの現代で、死者の声が聞こえるとかそういうものはナンセンスであり、そんなことを言ってるのは頭がおかしいと思われがちですが、個人的にはとても夢があり断片的にでもそういうことを信じて生きていくとこは大事なことなんだなということを思いました。この映画のような超常現象はおそらく起こりませんが、亡くなった人がどのように感じているかとか亡くなった時どのような気持ちだっただろうとか、そういったことに思いを巡らせることは、漠然とした観念ですがきっと生きていく上で大事なことなんだろうなあと思いました。 ご近所の弁護士のミリアムが、スティーブンキングの『ミザリー』だったのにビックリしました(笑)[ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-01 12:48:09)(良:1票) 《改行有》

7.  交渉人(1998) 《ネタバレ》  「交渉人は"no""can't"、"won't"みたいな言葉は使ってはいけない」ビルに立てこもったDanny(=Samuel.L.Jackson)のセリフですが、それってむちゃくちゃ難しい・・・(,,-_-) 映画観ながらそれらを使わずにダニーのセリフに答える練習しましたけど、"no"の類の言葉使わずに会話せえってそりゃ無理!! やはりオレも「あいきゃんとすぴーくいんぐりっしゅ」で場を乗り切る日本人の血が流れてるんだと実感・・・σ( ̄▽ ̄;)  サミュエル・L・ジャクソンはどんな映画に出ててもあの独特の、どこかリズミカルで高圧的な感じの語り口は変わらない(笑)彼のしゃべり方好きです(*^ー^*) ケビン・スペイシーは、うん、普通の人だね( ^ ^ ;) 彼がどんなに凄んでもあまり怖くない。彼の制止を無視して突入した警官隊の気持ちもわからんでもない。そして名脇役としてひそかに大大大ファンであるデビッド・モースはもう最高!!ラストのほうで脇腹を撃たれたダニーを担ぎながら、今まで極悪犯だと決めてかかっていたのを詫びるかのように彼のことを「警官が一人負傷した、至急救急車を!」と言って「警官」として扱うシーンは、雨降って地固まる的な男の友情を感じた。  洋画を英語字幕で観ていて、本当に洋画の英語の使い回しってうまいと思う。ネイティブの人達には当たり前の表現の仕方なんだろうけど、実際そういう表現がスパッと頭に浮かんで口に出せるかと言うと現実はそう甘くはない。特にこの『交渉人』は「交渉」という言葉を扱う人物たちに焦点を当ててるわけで、言葉の選び方、使い方の複雑さを学べた気がする。[DVD(字幕)] 7点(2006-12-05 23:22:48)(良:1票) 《改行有》

8.  ゴーストシップ 《ネタバレ》 音楽好きですね、この映画は。個人的にはロック好きなんで・・(苦笑)。演技好きだったので、マーフィー死んで欲しくなかったなぁ。しかもめっちゃせつない死に方(泣)。でもホラー映画なんだけどなんかSFの要素も入っててけっこうお気に入りの映画です。過去に戻る部屋なんか絵がすごく綺麗で、あれは感動しました。「おお、きれいだ・・。」って普通に思いましたし。きれいと言えば、最後の船が沈む時の霊が成仏していく時の絵も良かったです。なんか第2作がでそうな雰囲気あったし、出て欲しいですね。7点(2004-03-22 20:44:25)

9.  ゴースト・イン・ザ・シェル 《ネタバレ》 昔プレイステーションで、この映画でも出てきたスパイダータンクを操るゲームがあったのですが、私がこの映画(アニメ?)について知っている知識はそれくらいです。ゲーム自体は面白かったのですが、はっきり言ってストーリーの方はまったく記憶にありません。 これを見て、タイトルの意味がようやくわかりました。殻(シェル)の中に魂(ゴースト)が宿るという話なのですね。機械が人の心を持つ、というテーマは最近ではけっこうよく見るものですね。『A.I』『アンドリューNDR114』、すでに機械が人の心を持つのが当たり前になっている『トランスフォーマー』などもそうでしょうか。そういう意味では珍しくはないテーマです。 ストーリーよりも、世界観や映像美に見せられる映画ですね。ネオンとライトが混じり合う煌びやかながらも混沌とした街並みや、芸者ロボットを倒すシーンなど見せ場がたくさんあって退屈はしません。私はスマホでの鑑賞でしたが、例えば3Dメガネやプロジェクター、VRなどで鑑賞するとさらにダイナミックに楽しめるんでしょうね。そっちで観れば良かった(泣) あと、やはり異質に感じてしまったのが北野武さんによるオール日本語の台詞。単純に「何故??」という疑問。私は知りませんが作中にそういうキャラがいるんですか?同じく日本人で出演してる桃井かおりさんは英語だったのに。なんか北野さんにだけ「日本語でも良いですよ」的な忖度が働いたのかと邪推してしまった。キャラは立っていて世界観ともマッチしていたのに、そんな風に思わせてしまう点がもったいない。私が変なことを気にしすぎなのでしょうか。う~~ん。[インターネット(字幕)] 6点(2021-10-14 17:30:55)《改行有》

10.  コララインとボタンの魔女 《ネタバレ》 近所のゲオではこのDVDがずっとレンタルされっぱなしの状態で、いつもこれが置いてある棚を探しに行くのですがありませんでした。それが今回ようやくあったー!と思ってすかさずゲット⇒鑑賞しました。 さて内容は・・・、というと正直普通でした。アニメ映画にありがちな教育的な内容はなく、かといってすごいアドベンチャー作品というわけでもない。日本で言えばちょっとホラー仕立ての『千と千尋の神隠し』という感じでしょうか。現実の両親がかまってくれないさみしさから、もう一つのボタンの世界に没頭してしまうコラライン。しかしボタンの世界に住むには目をボタンにする必要があると言われ、そこで初めてその世界に恐怖する。という内容。 年齢だけでいえばもう30手前の自分はもうとっくに大人ですが、イマイチこの映画に不自然さを感じるのはそのせいなのかな??コララインほどボタンの世界に魅力を感じられないので(ていうかあの世界観怖いし)、それにのめりこんでしまうコララインに感情移入できず。チーン。 近所の人たちとの関係も実に希薄。ほんのチョイ役程度に出てきて、はい終了。なんだかなあ、脇のキャラたちが全く立っていない。日本びいきするつもりはありませんが、ジブリの映画とかなら脇のキャラがすごく立っています!『ラピュタ』のドーラだったり、『トトロ』ばあちゃんだったり。洋画でもそういうのがないわけではありませんが、少なくとも今作にはなかった。なんかバイク少年みたいのがいたが、あれは全然ダメ。魅力ゼロでした。[DVD(字幕)] 6点(2012-07-18 13:42:23)《改行有》

11.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 日本のドラマとかに出てくるヤクザとかを見てても思う事なんですが、こういうマフィアやらヤクザみたいなのはどうしてこう他人の命は簡単に奪えるくせに自分やその親族の命には過剰な反応示すんでしょうね。自分の親族が死んだら復讐したくなるくらいの反応をするってことは家族を失う痛みってのもわかってるはずなのに、たかだか勢力争いのために他人の命は奪えるんですもんね。すっげぇ皮肉だなと思って観てました。いかにもマフィアを綺麗に見せようみたいな映画の構成があったように思いましたがオレはこれっぽっちもこういうマフィアが良いもんだとは思いませんでした。もっと言うなら、そんなに続編をポンポン出すほどのもんかと。話のほとんどはドン・コリオーネ(=マーロン・ブランド)とその一家の話に尽きたんですが、逆に言うならそれはその勢力争いの陰で死んでいく人達は全く描かれないで、表面的に感動できる部分だけを映した映画という印象を受けました。マイケル(=アル・パチーノ)の恋人のケイがマイケルと寄りを戻すのを最初嫌がったのもわかる気がします。マイケルと婚約するっていうのは下手をすれば対立勢力に殺される可能性も充分出てくるし、ケイは知りませんがマイケルが隠居生活中に簡単に浮気をしていたりその相手が死んでしまったらすぐにまたケイと寄りを戻そうとするところなんかもう見ていて気分が悪いの何の。本当にこんなマフィアとかヤクザなんて自分勝手な生き方で迷惑以外の何者でもないもんだなというのが感想です。これがかっこいいと思う人達がいるのかねぇ・・・。オレにはわかんないです。[DVD(字幕)] 6点(2005-04-17 02:01:24)(良:3票)

12.  コラテラル 《ネタバレ》 始まって20分ぐらいはなんかとてもいい感じでした。夢を持つタクシードライバーとそのドライバーと楽しげに話す白髪のサラリーマン風の男との都会の一角での和やかな一時・・・。それはゆったりと安堵に浸れる時間で、忙しい毎日を忘れられる瞬間とさえ感じました。その心地よさが良かっただけに、最初の犠牲者が車から落ちてきてからの残りの展開はありきたりのサスペンス映画に成り下がってしまい、残念でなりません。脅されて車を飛ばすだけなら『スピード』の方がよっぽどワクワクするし、暗殺者の美学を語るなら『レオン』の方がよっぽど感動できます。なんかやっつけ仕事ですみたいな感は否めませんね。最後に狙われてた女の人もちゃっかり『マトリックス』のナイオビだったし(笑)。話の中盤で出てきたコヨーテがなんか不思議な印象を受けてちょっと一瞬別世界に行けた感じで気持ちよかったです。作品評価5点のところ、そのコヨーテで+1点。っつーことで計6点で。6点(2005-03-24 01:42:11)

13.  コール 《ネタバレ》 なんかいやらしいケビン・ベーコンが出てるあたり、どうしても「ワイルド・シングス」と比べてしまいます。なんか根拠のない自信に満ち溢れてるんですよねケビン・ベーコンって。まさに今作は根拠のない自信というのがぴったりの映画でした。完璧、完璧とケビンはうたうが、あんなん口では殺す殺すとか言ってても、結局金をもらうまで人質は殺せないんだし、はっきり言って火サスかはぐれ刑事純情派にでてくるレベルの誘拐犯人です。病院に殺された子供のためとか言って少し人情味を見せちゃったり、色んな意味で中途半端。キャストは感動しました!ってもシャーリーズ・セロンを見たのは初なんですが。かなりキレイな女優ですよね。それだけに、「モンスター」でどこまでこの女優が豹変しているのかとても見てみたくなりました。あと、二代目レスタトもちゃっかりいるし、サムの娘もいるし、一生船から降りなかったピアニストの友人もいたし、(←わかりますか??)キャストを眺めてるだけで充分楽しめる映画でした。6点(2005-01-02 22:05:01)

14.  恋におちたシェイクスピア 《ネタバレ》 多くのヒョロヒョロナヨナヨとした男達がひしめく中、唯一存在感が感じられたのがベン・アフレックだった。ウィル(=ジョセフ・ファインズ)がいくら長い時間スクリーンに映っていても口がうまいだけのナンパ男にしか見えなかった。シェイクスピアにはもっと作家っぽい人を持ってきて欲しかった。シュイクスピアに頼りなさを感じてしまってる中、助け舟を出してくれたのは女性陣の好演だった。それぞれがよく役柄にマッチしてたと思います。グフィネス・パルトロウは良家のお嬢様の雰囲気めちゃくちゃ出てたし、そのメイド役のおばちゃんもピッタシでした。エリザベスも、あのただの太ったおばちゃんにしか見えない人が妙に役柄にあってるような気がして、同時に笑えました(笑)。本物は実際どんなもんだったんでしょうね? ラストはなんかやるせない感じでしたね。あのインケンで嫉妬深いにいちゃんとの結婚は免れたものの、結局ウィルとも一緒になれない・・・。嬉しくもあり、悲しくもある複雑な心情で終わりを迎えてしまった気分です。 DVDのほうで未公開シーンの中に別エンディングってのがあったんですが、恋愛の代わりに男の友情を見せてくれて、それはそれでけっこう気に入りました。オレ的にはこっちのほうが◎。 6点(2004-10-16 16:33:25)《改行有》

15.  コレクター(1997) 《ネタバレ》 別に悪い意味ではなく、昔流行ったサスペンス、って感じです。懐かしくも面白かった。こういう映画の手口って、いつも同じですよね。連続殺人が起こり、その手口が謎めいていたり猟奇的だったり。で、捜査線上に浮かんだ犯人がスケープゴートで実は別の犯人が。。。 手口を知ってるので、序盤から気分はすでに犯人探しです(笑)途中で出てきたあからさまに怪しいやつも真犯人じゃなくて、真犯人はすでに出てきてる登場人物の誰かなんだろーなーとか思ってみたり。ヒロインの女性が真犯人で全ては自作自演だったんではなかろうかとかまで考えてしまったり。いろいろ頭を使って楽しめた映画でした。 今だと少し廃れてきた感がありますが、こういう劇場型の猟奇殺人って当時はどこかセンセーショナルな魅力がありましたね。だからこういうドラマや映画が流行ったんだと思う。そういう観点から行くと、現在2023年のいまこれを見ると時代が変わったなと思います。 今でもそういうことを考える人がゼロではないと思いますが、今の時代はこんな風に自己を過激に外に表現するよりもむしろ内に溜めて溜めて、それがある日爆発してシンプルな殺意に変わるようなことの方が多い気がします。簡単に言えば、熟慮の末に犯行、というパターンは少なくなってる気がします。勝手な個人の感覚ですが。人間が短慮になってきてるとも言えます。 少し、自分が中学生の時の時代を思い出しながら眺められた映画です。あとモーガンフリーマンさんが見られて嬉しかったです。そこは変わらんなあ。。。[インターネット(字幕)] 5点(2023-02-12 10:29:16)《改行有》

16.  氷の微笑2 《ネタバレ》 前作パート1を鑑賞後、引き続いての第2作鑑賞。基本的に第1作と構成は同じです。冒頭のアイスピック殺害シーン→車でダイブに。前作のニック(騙される主人公役)→医者のマイケルに。スケープ・ゴートにされる容疑者B役は前作のベス→刑事のロイに。といった感じ。そういう意味では『氷の微笑』感はたっぷりありました。 ただ相変わらず視聴者の代わりとなって視点を動かす主役が、あっちこっち立ち位置を変えて落ち着かない。前作のニックと一緒で、発見した新事実?に影響されすぎ。ロイが汚職刑事と聞けばそれをまんま信じるし、小説の内容を現実にリンクさせまくるし(気持ちは分かるが、あんなに慌てなければいけないことだろうか?)、あの安直・極端さがちょっと引いてしまうくらいわざとらしい。 でもひどいと言うほど悪くもない。このレビューの評価の基準に従えば、「可もなく不可もなく」といった感じです。 別に自分は年上好きというわけではありませんが、それでもあのシャロン・ストーンみたいな人と同じような状況にあって平静を保てる人は世の中にどれだけいるでしょうか。『氷の微笑』は邦題なのに、作中の彼女の笑みが本当に文字通りの氷の微笑で、怖かったです。[DVD(字幕)] 5点(2011-01-17 12:23:51)《改行有》

17.  コン・エアー 《ネタバレ》 これをレンタルビデオ屋で借りてきた直後に実は金曜ロードショーでやることを知って・・・、その時点でかなりテンションは下がったんですが一応観ました。 やっぱりこの手のアクション映画は気楽に楽しめて良いですね♪敵味方がはっきりしてて、観ているほうもどっちに肩入れして観ていればいいのかわかりやすくて。けっこうニコラス・ケイジってその手の痛快アクション映画によく出没する気が。。。 ただ少しキャストに魅力が少なかったように思う。Poeは妻を守るために殺人を犯してしまったわけだが、結果獄中生活を送ることになり、なんだかすっかりおとなしく刑に服してしまって。。。もっと「自分は無罪だ!!!」とアピールして欲しかったな・・・。あんまりあっさり服役されてしまうと、「牢獄生活も仕方ねえか」って諦めてるように見える。 ラーキン?だったっけ。彼はどこかもうひとつな印象を受ける。ケビン・スペイシーもそんな感じだけど、なんか見た目がさっぱりしすぎてて、全然インパクトがない。 その点ジョン・マルコビッチは良かった。まさに主役のニコラスを食ってしまう勢いでインパクト絶大!!役どころはともかくとして、そのインパクトは忘れようにも忘れられないものがあります。俳優として大事なことですよね。 だいぶ昔にも見ましたが、この映画のおかげで"convict"=「罪人・犯罪者」って単語を覚えられたのが思い出深いです(笑) [DVD(字幕)] 5点(2007-02-18 02:57:11)(良:1票) 《改行有》

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