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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ザ・イースト 《ネタバレ》 日本も他人事ではない、「金のために倫理観を捨てる」行き過ぎた資本主義社会についての問題提起。 原発、薬害、公害…環境や人体に被害があるとわかっていても、儲かるからという理由だけで見逃される現実。 資本主義が行き過ぎたアメリカやそれに追随する日本には、現実的な問題としてこのような事態がある。 ただ単にドキュメンタリーで被害を訴えるより、こういったサスペンス調のエンターテイメントにして 問題提起をしようと考えた、主演も脚本も努めるブリット・マーリングは凄い。 というか、あれだけ美人なのに脚本を考える頭まであるなんて、ずるい(笑 中盤、彼女が金の眉と青い目で映っている箇所があり、それが素で、潜入中は眉を暗めに書いて、カラコン入れてるのかな… とか気になった。 ラストは少しぶつ切りというか、もう少し本編内で決着をつけて欲しかったかも。 エンドロールと共に流れる映像は、少し安直な結末かな…と。[DVD(字幕)] 8点(2015-08-13 16:36:32)《改行有》 2. 再会の街で 正直、見る前に期待しすぎた作品かもしれない。 9.11で家族を失って独りになった男と、かつて大学の寮でルームメイトだった男がNYの街で再会する。 家族を失った男は心を閉ざしていて… あらすじとしては、こんな感じ。 120分と長い割には、何かスッキリとしない。 傷ついた男が再生する物語かと思えばそうではなく、どちらかといえば心を閉ざした彼を周りがどう受け入れていくか、そんな話のように感じられた。 "彼なりの生き方"を見つけていこうとするのはよいと思うが、やはり観客としては、映画の上映時間の中で立ち直って欲しかった。 キーワードになっているNYの街という設定や、"父親の死"などの出来事も上手く活かせてないように思った。 しかし、家族を失った男の悲しみは伝わってきたし、随所で70年代、80年代の曲が挿入されるという"音楽"をキーアイテムとした演出はよかったと思う。 どこがどう悪いというわけではないが、見終わった後にモヤモヤしたままなのが惜しい作品。[DVD(字幕)] 6点(2011-01-27 15:47:06)《改行有》 3. サーティーン あの頃欲しかった愛のこと 《ネタバレ》 簡単に言えば、ごく普通に生活していた女の子が憧れの女の子と接近したせいで、その子に振り回され家庭がめちゃくちゃになる話。 トレイシーに感情移入して見ていたので、終盤イーヴァイに殺意を抱くほどだった。 あんなに自分勝手なことをして、トレイシーを振り回したくせに逃げるのは許せない。 しかし、良心の呵責を感じないイーヴァイのような人格を持つ人達は本当にあのような振る舞いをするのだろうと思うと、リアリティがあってとても怖かった。 ある意味この映画はホラー。 [DVD(字幕)] 6点(2011-01-21 20:53:30)《改行有》 4. さらば、ベルリン 録画後に評価の低さを知ったものの、録ったからには…と見てみたのだが、やはりつまらなかった。モノクロの良さを生かせていないと思うし、ストーリーの陳腐さがひどい。終わり方も消化不良。 冒頭から登場するキャラクターが人間的に最悪なやつで、見ていて不快だったのも低評価の理由の1つ。キャストに拘りはないが、ここまで有名な俳優陣を揃えておいてこの出来は残念すぎる。[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-01-27 15:17:15)《改行有》
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