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41. サーカスの世界 《ネタバレ》 ど迫力の贅沢なサーカスシーンは存分に満喫できるし、クラウディアとリタ・ヘイワースのセクシー美女対決も、視覚的にかなり美味しい。なんだけど、それ以外のドラマ部分があまりにも凡庸で、見るべきところがあまりないのですね。結局、作り手側がサーカスそのものに寄りかかってしまったのかも。あと、尺ももっと短くできたと思います。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-06-04 01:53:06) 42. ザ・タウン 《ネタバレ》 前作もそうだったけど、ベン・アフレックという人は、どこに監督の才能を隠していたのかなあ。実に堂々とした安定した進行っぷりです。いくら晴天でも決して爽快にはならないどこか鬱屈とした空気感(しかもそれが作中の重要なキーワードとリンクしている!)、当事者がわーわー勢いで犯罪を行うのではなくて、何か流れる血の中からいつの間にか行動があふれてくるような自然感。そのようなトーンの統一が見事です。俳優陣も、いかにも呼吸するように悪事を働きそうな自然な悪人顔のジェレミー・レナーを最右翼に、他人を生かす技を心得たアンサンブルを展開しています。隙間からふと外を見るとびっちり警察がスタンバイしているカットなど、いろいろなところで職人芸的なポイントがあるのも楽しい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-06-01 02:27:34)(良:1票) 43. 最高の人生の見つけ方(2007) 肝心の2人の「それに至るまでの背景」にまったく配慮されていないので、死期を前にした脱走という設定に説得力が全然ない。というより、設定のための設定になってしまっている。したがって、ニコルソンとフリーマンをいくら掛け合わせても、「ただ喋っているだけ」であって、とても演技のぶつかり合いにはなっていない。[CS・衛星(字幕)] 3点(2013-04-15 01:00:09) 44. 砂丘 このサイケデリックな開放感とダラダラ感が、いかにも70年。全体のバランスなどまったく考えていない構成がよろしい。[DVD(字幕)] 5点(2012-10-28 23:03:44) 45. 最後に恋に勝つルール くっつきそうで別れそうでという微妙な関係がもたらす切なさを出したかったのでしょうが、肝心の描写自体が凡庸というか無内容なので、何も面白くないのです。[CS・衛星(字幕)] 3点(2012-10-20 02:31:25) 46. さよならをもう一度 実は若い頃のバーグマンよりも、こっちの方が魅力的なのではないか。生活に少し疲れた感じのほどよい色気が絶妙に発散されており、年下男がころりと参ってしまうのもよく分かる。ただ、作品としては、尺が不必要に長く、中盤で少しだれてしまっている。あと20分は短くできたと思う。[DVD(字幕)] 6点(2012-07-01 02:29:34) 47. ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー 筋立てとしてはごく単純であり、特に変わったことをしているわけではないのですが、それだけに明快なさっぱりとした破壊力があります。ただ、タンジェリン・ドリームの音楽がえらく強引であり、ここはむしろサックス一本か何かでもっとクサくいってほしかった。[DVD(字幕)] 6点(2012-06-25 02:11:00) 48. ザスーラ ジュマンジが凄かったのは、次々迫ってくる危機が、あくまでも日常生活の延長線上に存在するものだったという点で、だからありえない世界のはずなのに変にリアリティがあったし、大人が見ても背筋がぞくっとするような地味な恐怖感があった。この作品は、ジュマンジの騒々しい賑やかな部分だけを捉まえて上澄みだけをなぞったものにすぎず、危機のための危機があるだけ。最後まではらはらしながら見ることはできましたが、中身は乏しいです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-03-24 01:18:28) 49. ザ・ファイター 《ネタバレ》 途中まではボクシングの試合そのものにもドラマを絡める努力をしているのに、肝心のメインイベントがどこかで見たようなありきたりな逆転劇展開。これは拍子抜けしました。ウォールバーグ/ベール/アダムス/レオの演技は充実しており、この緊張感だけで2時間楽しめます。というか、その4人にかなり助けられています。[DVD(字幕)] 6点(2011-11-17 00:42:24) 50. 三銃士(1993) 音楽が安っぽくて軽すぎて、見ていていらいらしました。サザーランドとチャーリー・シーンが悪人面にしか見えないのも難点。せっかくこのキャストなんだから、中途半端に風格有武芸者風の扮装にしなくてもよかったんじゃない?あと個人的には、ジュリー・デルピーのコンスタンスをもう少し見たかった。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-11-16 20:03:51) 51. サンシャイン・クリーニング 《ネタバレ》 もっと明るく楽しく前向きな内容かと思っていたのですが・・・全体の雰囲気が妙にじめじめしていて、いざ開業というときでも、何かを突き破ったエネルギーや勢いというものが感じられない(結果、後で出てくる挫折の部分でも、その意味合いが薄くなっている)。ラストも辛うじてゴールしたという感じで、開放感や達成感がないですね。結果、題材に寄りかかったような感じになってしまいました。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-11-08 05:13:39) 52. ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト 《ネタバレ》 気合を入れてカメラを入れまくったはいいけど、ちょっとあれは割りすぎでしょ、スコセッシ先生。あまりにも目まぐるしくて、人の動きを追うのに苦労しました。それに、8割くらいはミックしか撮ってないじゃん(まあ、キースもロンも、ほかのことを考えてるのかと思うくらい動きが少ないわけですが・・・)。終盤の定番曲連打で盛り上がってはいますが、これがバンドの代表映像作の一角を締めないことを祈ります。前半は、選曲対象アルバムが妙に偏っているのが気になったのですが(「女たち」と「ならず者」)、何か意味があったのでしょうか。"She Was Hot"と"All Down The Line"が格好良い曲であることに気づいたのが収穫でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-30 00:37:44) 53. 最後の誘惑 当時はかなりの問題作として騒がれていたような気がするが、それよりも観念的・抽象的描写の方が勝っており、そんなにどぎつい作品ではない。ウィレム・デフォーが一般的な意味で顔が整ってて爽やかすぎて、この役にはあまり合っていないのが気になった。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-31 01:15:02) 54. 砂漠の流れ者 ウエスタンの皮を被ったコメディですね。神父の言動がいちいちアホすぎて笑えます。ヒロインも含めて、みんなの行動が脱力系でいい加減なのが面白い。人生の哀愁をそこはかとなく感じさせます。[DVD(字幕)] 7点(2010-09-11 23:44:48) 55. サムシング・ワイルド 前半の、何気ない光景を積み重ねながら着実に日常生活からの離脱を示していく描写は、勢いがあって面白かったのですが、同窓会の後は何か一本調子になってしまいました。あと、メラニー・グリフィスの天然無軌道ぶりに比べ、主演の彼の「受け」の演技がついていっていなかったのがちょっと残念です。[DVD(字幕)] 6点(2010-07-18 03:35:06) 56. さらば、ベルリン 雰囲気だけで全体が流れてしまっており、何かのパロディにしか見えません。ケイト・ブランシェットを投入しておいてあれだけ平凡なシーンしか与えていないのも、彼女の実力に大して失礼です。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-06-13 02:11:23) 57. サハラ 死の砂漠を脱出せよ 最低な邦題から想像できてしまうとおりの内容。何が主題なのかがぶれまくって、最後まで焦点が全然絞られていない。何でこんな作品に2005年にもなってペネロペ・クルスが・・・。[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-02-17 02:08:24) 58. 三人の妻への手紙 出だしのところで、これはまさに船上という閉鎖空間で各人の思惑と疑心暗鬼が衝突し、そこから3人の道が分かれていく・・・みたいな展開を勝手に予想してしまったので、多くが淡々とした回想シーンで流されるのに拍子抜けしました(しかも、それぞれの筋が必然的に絡み合っているわけでもない)。ラストのスマートな締め方で大分得をしている気がします。[DVD(字幕)] 5点(2009-12-13 01:35:39) 59. 最高のルームメイト 設定から何となく予想できるとおりの内容でした。あっちへ行ったりこっちへ行ったりしながらも結局は大筋を外れることなく進むので、ドラマ性がないのです。[DVD(字幕)] 5点(2009-12-05 22:26:45) 60. 砂塵 特筆すべき点があるようには思えませんでした。あまりにも牧歌的かつ単純で、これならば作品としての骨格はその辺で目にする時代劇なんかとあまり変わりありません。[CS・衛星(字幕)] 3点(2009-11-10 01:20:40)
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