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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
61. ザ・フライ 《ネタバレ》 悶絶気色悪映画の古典的名作。もう自分がじわじわと少しずつ蝿になっていく恐怖といったら考えるだに恐ろしい。そんなおぞましい世界を当時のSFX技術の粋を極めて創りあげた、徹底的にグロテスクで気持ち悪い映像はCG全盛のいま見てもなんら見劣りしないから凄い。逆に、こちらのほうが生々しくて迫力があるくらい。あと、主人公を演じたジェフ・ゴールドブラムの顔が濃すぎて人間の段階ですでにちょっと怖いんですけど(笑)。でも、やっぱりこの映画の最大の見所は、最後、もうどうしようもなくなってしまった主人公が恋人に死を願うシーンの哀れさだろう。こんなグロい映画なのに最後はちょっぴり切ないなんて……。人間ドラマとしても胸に残る名作です。[DVD(字幕)] 8点(2013-10-20 19:29:36)(良:2票) 62. THE DAY ザ・デイ 《ネタバレ》 何らかの理由により、社会秩序が崩壊してしまった世界で、あくまで人肉食を拒む主人公たちと、そんな彼らを狩り食料にしようと目論むグループとの息詰まるような攻防を描いたSFアクション。なのだけど、終始、どこかで見たことがあるようなシーンが延々と続き、新しさというものが一切感じられなかった。低予算で作られたからだろうけど、画面のいちいちに華がなくて、それならそれで誰も見たことがないような斬新なアイデアで勝負して欲しかったんだけどなー。残念ながら、僕には退屈な映画でした。[DVD(字幕)] 3点(2013-08-27 04:04:31) 63. 最高の人生のはじめ方 《ネタバレ》 長年連れ添った妻を亡くした孤独感から酒に溺れ、周囲から孤立してしまった老作家。ふとしたきっかけで片田舎の友人の家で一匹の老犬と共にひと夏を過ごすことになった彼が出会ったのは、シングルマザーに育てられる育ち盛りの三姉妹だった。隣人同士という関係から、少しずつ交流を重ねていくうちに、互いの凝り固まった心がだんだんと解きほぐされていく。冒頭部分こそ、イーストウッドの「グラントリノ」を彷彿とさせるのだけど、こちらはどこまでも薄味。根深い人種差別も理不尽な暴力も一切出てこず、徹頭徹尾、善人ばかりが登場し、そして心温まるハートフルなお話がひたすら綴られていく。そんな映画を作ろうというスタッフの潔さは好感が持てるのだけど、僕にはちょっと物足りなかったかな。これは好みの問題なんだろうけど。[DVD(字幕)] 5点(2013-08-13 12:21:22) 64. 猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 猿の惑星シリーズをあまり観ていなかったからか、まったく先入観抜きに鑑賞したら意外に面白かった。あの有名な名作に負けないくらいに面白い映画を作ってやるという監督の熱意が、冒頭の畳み掛けるような演出(主人公とヒロインとの馴れ初めは少々やりすぎな感もあったけど)からビシバシ伝わってくる。猿に感情移入させるというのも面白い設定。ただ、あらかじめラストが決まっているせいか最後にもう一捻りあればもっと良かったのにとも思う。それでも充分に面白かった。[DVD(字幕)] 7点(2013-08-07 15:24:40) 65. SAYURI 《ネタバレ》 大好きな映画『シカゴ』の監督の最新作ということで、うきうきしながら映画館まで観に行った作品。でも、期待が高すぎたのかちょっと残念な作品だった。さゆりという女性が女性美だけが価値観の全てという芸者の世界でその美貌を武器にのし上がっていく、というストーリーを聞けば誰でもあの『シカゴ』の二人の主人公たちのエネルギー爆発な姿を思い浮かべるだろうけど、今作の女たちは彼女たちに比べて少々地味。それに、日本でもかなり特殊な世界である芸妓たちの姿を、アメリカ目線でエキゾチックに描くという狙いは良いと思うのだけど、ちょっとその狙いがうまく効いてないかなぁー。映像は相変わらず美しかったけど。[DVD(字幕)] 5点(2013-05-13 18:43:45)(良:1票) 66. ザ・ロック 《ネタバレ》 アクション娯楽作としては天下一品の出来!それまで単なるハゲで見た目の濃いイタリア系の変な役者どまりだったニコラス・ケイジを、実はアクション映画の主役としても嵌るんだというのを見出したマイケル・ベイに素直に拍手。この重厚さと軽さとの絶妙なバランス具合が観ていて爽快です。思えば、ニコラス・ケイジが甲板上で緑の発炎筒を両手で掲げたシーンを撮った時点で、マイケル・ベイの才能のほとんどが燃え尽きたんだろうなぁー。[DVD(字幕)] 8点(2013-05-02 13:37:42)(笑:1票) 67. ザ・マーダー 《ネタバレ》 とっても落ちぶれた感のある、レイ・リオッタとクリスチャン・スレーター主演のサスペンス・スリラー。そんな二人以外にも、脇を固める俳優陣までもとにかく地味な人ばかりで全く華のない映画でした。普通、こんなに女性が殺される映画って一人くらい若くて綺麗な女性がいるものだけど、みんな残念なおばさんばかり。そして何の理由もなく犯人の正体が分かり、最後はとってつけたようなハッピーエンド。とっても残念で地味な映画でありました。[DVD(字幕)] 4点(2013-04-29 22:06:58) 68. ザ・タウン 《ネタバレ》 ベン・アフレックの撮った、ハードなクライム・サスペンス。タイトル通り、犯罪にまみれた街を舞台に繰り広げられる、底辺を這いずり回るような男たちの重厚な人間ドラマと突発的に展開するスタイリッシュなアクションシーン、そして切ないラブストーリー……。なかなかやるじゃん、ベン・アフレック!と、思ったのだけどこれを観てなんとなく『ヒート』を観返したくなったので再見してみたら、「えぇー、これ、ほとんど一緒じゃん!」とびっくり。さすがにちょっとオリジナリティが欠けていたと言うことで-1点![DVD(字幕)] 6点(2013-04-27 17:41:00) 69. 3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 好きな監督に、好きな俳優陣で製作された映画なんだけど、個人的にやっぱり西部劇って苦手。面白いとは思し、ラッセル・クロウも格好いいけど、やっぱりそんな乗り切れなかった。[DVD(字幕)] 6点(2013-03-27 13:00:36) 70. 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 《ネタバレ》 めちゃくちゃお金をかけて、ひたすら薄っぺらい映画を撮らせたら右に出る者の居ない監督の作品ということで、今回もどれだけ酷いのだろうと思いっきり敷居を下げて観たせいか、それなりに面白かった。相変わらず適当な脚本とちっともハラハラしないアクションシーンの連続に、自分の嫁(ジョボビッチ)をかなり贔屓目に撮っていて、途中何度か睡魔が襲いかかってきたのだけど、飛行船同士の闘いあたりからはそこそこ楽しめる。突っ込みどころ満載の映画だけど、一つだけに限って言わせてもらえば「最初からうえの気球撃ってたら良かったんじゃないのー!?」[DVD(字幕)] 5点(2012-10-12 21:24:20) 71. ザ・エージェント 《ネタバレ》 なんだか自分には暑苦しい映画だった。この過剰なまでの人生への肯定感は、確かに一見の価値はあるけれど(突飛かもしれないけれど、僕は武者小路実篤を思い出してしまった)、個人的にはもっと人生の負の側面も描いて欲しい。ともあれ、ここまで熱い映画というのも珍しいので6点。[DVD(字幕)] 6点(2012-06-14 16:58:50) 72. サンクタム 《ネタバレ》 まあ、冒頭から最後まで既視感満載なんだけど、それでもパニックアクション映画としてはそこそこ楽しめました。ずっと洞窟のなかだけで話が進んでいくので、中盤だれるきらいがあるものの、親子の絆に焦点を絞ったところは(ベタですけど)良かったんじゃないでしょうか。[DVD(字幕)] 6点(2012-05-25 21:16:40) 73. 30デイズ・ナイト 《ネタバレ》 まあ、よくあるスプラッタなヴァンパイアムービーなんだけど、従来のそれが一晩耐え抜けば朝日が降り注いで助かることが出来る!なところを、三十日も耐えなければならないとしたところが新しい感じかな。ハートネットの好演も光っていて、なかなか楽しめました。[DVD(字幕)] 6点(2012-04-25 11:52:46)
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