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1. さらば冬のかもめ
世の中にはいろんな人間がいますが、それをたった一つの規律しか持たない集団の中に押し込めるといろんな不都合が生じてきます。軍隊などその見本のような場所です。馬鹿野郎は馬鹿野郎なりにそれと折り合いをつけ、彼らなりに仲間を助けようとするのですが、結局はどうにもなりません。寒々とした冬の景色を背景に、馬鹿騒ぎでしか生きることを表現できない男の悲しみが、観る者の心に染み込んでいきます。[DVD(字幕)] 7点(2009-06-04 05:46:49)
2. サイダーハウス・ルール
自らの手は汚さずに理想を理想として掲げているだけでは、私たちはいつまでも幼いままで生き続けることになります。そしてその理想も、結局は人を傷つけるだけの凶器にしかなりえません。私たちは恐れながらも現実をまっすぐ見つめ、受け止めていくことによって初めて、幼い理想を捨て、より高い段階へと進むことができるのでしょう。これまで何回も見ているのに、ホーマーの帰郷の場面にはいつも涙があふれてきてしかたがありません。
[DVD(字幕)] 9点(2009-01-06 06:34:37)《改行有》
3. 最高の人生の見つけ方(2007)
つきあいで見ました。モーガン・フリーマンよりもジャック・ニコルソンの方を力一杯応援したくなります。「いけぇ~、オヤジィ! お前は間違ってないぞぉ! じゃんじゃんいけぇ~!」って感じです。[DVD(字幕)] 3点(2009-01-03 06:41:56)
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