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1. ザ・メニュー
映画としては、終始 緊張感に貫かれ、スリリングな感触を得られながら最後まで楽しめる秀作だと思います。ただ一方では、やはり設定の非現実さに違和感を抱き続けることにも。深読みはしないでおきますが、ミシェフ一人の美学で押し通すというところまでは承認できます。しかし、スタッフ全員がそれを受け入れるというのは無理があるでしょう。チーズバーガーで一人だけ帰還できるというのも、シェフの理念から外れているように思います。当然、脱出に使った船が爆発するかと思ったのですが。[映画館(字幕)] 9点(2022-12-04 11:25:01)
2. ザ・ロック
冒頭からのスピーディーでスリリングな映像に興味津々となり、印象そのままに最後まで見続けることになりました。
内容的に基本的にはテロリストに感情移入せざるを得ませんが、突っ込みどころ満載です。
そもそも首謀者の甘さへの苛立ちはぬぐいようがありません。そもそも最初から××(ネタバレ)のつもりだった!?。攻撃を受けた時点で1基ぐらい発射しろ!。迎え撃ちには出るが、ロケットに防衛を当てないなんて。etc.etc.
この映画の本質はアクションやサスペンスにあるのではないと思います。見る者に何らかの思索を要請する作品が名作足りえるとすれば、本作もそうなっているように思います。
「テロリスト」の主張の是非はそっちのけ。要求を呑むという選択肢を検討しようともしない。金で済むのに民間人81人等の見殺しを選ぶ。まあ、国家権力とはそういうものかなと。
米軍も使わないオスプレイを爆買したり、おそらく永遠に完成しない辺野古新基地に金をつぎこみ続ける国がすぐに頭に浮かびます。
「英国野郎め! おれはアイルランド系だ!」についても自分の勉強不足を振り返る契機になりました[地上波(字幕)] 7点(2024-01-24 10:38:52)《改行有》
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