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21. ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦 牛のロデオを初めて知りました。ペキンパー印のスローモーションでの暴れ飛び跳ねる姿に惚れ惚れと。8秒間に挑むスティーヴ・マックィーンの絵になる姿にも見惚れます。それぞれが我が道を行きながら家族を思いやるストーリーも味わい深く、気丈なアイダ・ルピノにホロリと。酒場での大乱闘シーンのクドさに-1点。[DVD(字幕)] 7点(2022-08-15 03:32:11) 22. 深夜復讐便 お目当てジュールズ・ダッシン監督らしさは少々薄いものの、一気に魅せる良作です。 金と両脚を盗られた父親の敵討ちに、リンゴを積んだトラックで36時間かけて仲買青果商フィグリアに向かうニック。 私の血圧計が振り切れた卑怯千万なフィグリアを演ずるリー・J・コッブが本作MIP。いいようにしてやられるニックに「しっかりせんかい!」見守り続けた結末が、監督は妥協したのだろうかと感ずるものでありました。[DVD(字幕)] 7点(2022-07-17 12:19:29)《改行有》 23. シェラ・デ・コブレの幽霊 《ネタバレ》 CBSのホラーシリーズのパイロット版第1話として製作されたのが、社長夫人達の横槍に嫌気がさした監督が降りてしまいお蔵入りとなり、日曜洋画劇場で1967年に一度放映されたのみで幻の名作と呼ばれる本作。マーティン・ランドー、ジュディス・アンダーソン・ダイアン・ベイカー出演も併せて期待特大でしたが。肩透かしを食らいました。社長夫人の怖すぎるという物言いは当てはまりません。展開は無理筋ではないものの、名優3人の演技同様淡々としており揺さぶられません。あぁ、残念。 アマプラの字幕が消えるのが早くて度々停止して何言ってるのか確認する(こんな事初めて)のも何だかなぁでした。[インターネット(字幕)] 5点(2022-05-29 21:07:01)《改行有》 24. 新・猿の惑星 インパクトに欠けるありきたりなキャラクターが繰り広げるありきたりな展開ながら、まずまず楽しめました。 「いずれはと言いながら何もしない」台詞に+1点。[DVD(字幕)] 6点(2022-03-14 16:39:31)《改行有》 25. シンドバッド虎の目大冒険 《ネタバレ》 ジェーン・シーモア出演以外の知識無く鑑賞。お綺麗ですが他作での神々しいまでの美は感じられず。その他全員揃いも揃っての大根芝居が特撮怪物話の添え物だとしてもお寒い限り。黙々と主人に仕えた挙げ句に使い捨てカイロ扱いされたミナトンの存在感たるや。足下にも及ばない大物二世役者のペラッペラぶりを改めて思わされるところです。[DVD(字幕)] 3点(2022-02-24 16:10:30) 26. シシリアン(1987) 冒頭 a Michael Cimino film に「うわぁ、知らなんだ」思わず上映時間をチェックしたら140分。「やっぱり長い、でも、まだマシか・・・」 お目当てテレンス・スタンプ演じる日傘を始めとした浮世離れした言動での艶やかなお姿の公爵様。インパクトは見た目だけでペランペランな人物像に心底ガックリ。 義賊を気取る青年の栄枯盛衰が監督らしい思い入れタップリに描かれておりおなかいっぱい胸焼け寸前。 ♪街中が裏切りに溢れてると・・・♪ な人間の性に溜息。だからといって 罰は天が下すものだと思っているので、裏切り者に死を にも溜息が出ます。 中断無く完走出来たのを良しとする作品。[DVD(字幕)] 4点(2022-02-16 02:33:49)《改行有》 27. 重犯罪特捜班/ザ・セブン・アップス カーチェイスありきで作られたかのような作品。そのシーンは労力は感じられるのですが「天国に行けないパパ」を超えるものでは無かったです。ありきたりなストーリーにも盛り上がれず。期待値が高かっただけに残念度も高いところです。[DVD(字幕)] 4点(2022-01-17 00:45:30) 28. 少佐と少女 《ネタバレ》 ジンジャー・ロジャース31歳がもうすぐ12歳の少女を演じるのも大概なのに少佐が最後まで少女だと信じているなんて! 嘘くさい話を白けることなく観られたのは、脳天気、もとい、爽やかレイ・ミランドのなせる技でしょうか。ハリウッド監督デビュー作にしてワイルダー節炸裂の台詞、演出は流石巨匠。ヴェロニカ・レイク軍団には大笑いでありました。 シャルル・ボワイエをチクリと刺していましたが、シャルル・ボワイエの意見で脚本を勝手に書き換えられた怒りから監督に転向したというのに100へぇであります。[インターネット(字幕)] 7点(2021-12-21 04:44:59)《改行有》 29. 十二人の怒れる男(1957) 苦手なヘンリー・フォンダ故にスルーしてきた本作。名作の呼び声高い本作は「映画は脚本が命」を実感する紛うこと無い傑作でした。再現シーンが皆無の99%室内会話劇は何時も思う人が人を裁く事の難しさを見せつけられます。本作では有罪=死刑で人の命がかかっているところに陪審員制度の重みを感じるところです。[DVD(字幕)] 9点(2021-10-05 16:47:44)(良:2票) 30. 地獄の一丁目 リュー・エアーズ22歳!はオトコマエながらボスの器で無いので凄んでみても強がってみてもイキリにしか見えず半笑いが浮かびます。ストーリーはしょうもなく、演出もまた然り。お目当てジェームズ・キャグニーも何と言うことない役柄でオーラも感じず。残念無念。[DVD(字幕)] 3点(2021-09-30 01:16:43) 31. 島の女 ソフィア・ローレン(23歳)はエヴァ・ガードナーを思わせる美しさ。後の猛女の片鱗が窺えるキリリとした姿にも見惚れます。対するアラン・ラッドはシェーンから4年しか経っていないのに老けた印象。落ち着きと言えるのでしょうが、何かこうハリの無い姿が歯痒い。ローレンより低身長であるのに撮影中酷く落ち込んだというのに、クロード・レインズ、エドワード・G・ロビンソン、アル・パチーノのメンタルを持って欲しかったと激しく思います。 美しすぎるギリシャを舞台としたお宝争奪戦は弟の活躍が良いアクセントになっている見応えのある楽しめた佳作です。[DVD(字幕)] 6点(2021-08-09 15:14:26)《改行有》 32. シー・ホーク(1940) 《ネタバレ》 マイケル・カーティス、エロール・フリン コンビによる定番海賊活劇。フリン痛快アクション大活躍、と言っても海賊の分際なので、「あんまりいい気になっとったらアカンで」とばかりのお仕置きシーンも添えられています。と言っても結末は分かりきっているので悲壮感はありません。決闘模様は「ゼンダ城の虜」ジェームズ・メイソンを思わせる名シーン。 彼を盛り立てる脇役陣、 お目当てクロード・レインズの小柄であっても周りを圧する存在感は流石ですが、見せ場に欠けるのが残念と言えば残念。 オリヴィア・デ・ハヴィランドに代わるヒロインブレンダ・マーシャルのクール・ビューティぶりはなかなかのもの。 そしてエリザベス1世役のフローラ・ロブソンは本作MIPで浮世離れしたド阿呆ではなくお茶目な一面も見せる人物像が好印象。 まずまず楽しめた力作です。[DVD(字幕)] 7点(2021-08-05 22:09:56)《改行有》 33. シティ・スリッカーズ 《ネタバレ》 ジャック・パランス オスカー受賞作以外の知識無く鑑賞。冒頭でのビリー・クリスタルに「エッ、コメディ?」混乱と不安が。ふざけ具合が鼻につくギリギリのところで押さえられていたのは幸い。2週間牛追い体験ツアーでの牧童頭パランス登場シーンのド迫力が「待ってました~、たっぷり!!」真打ち登場で、少ない登場シーン全てで画面を支配する存在感が「ジャック・ウィルソンの38年後の姿か」感慨深い。余談ながら授賞式で片手腕立てを披露する72歳に私も拍手喝采。早々のお役御免(憤・悄)で気が抜けましたが、子牛を旨く絡めた展開で結末まで楽しめ、3人の顔つきが精悍に変わっていたところに励まされるものがありました。良作です。 ビリー・クリスタルの息子役ジェイク・ギレンホール(11歳)デビュー作というのに100へぇ。[DVD(字幕)] 7点(2021-07-19 14:51:50)《改行有》 34. 仕組まれた罠 《ネタバレ》 冒頭での列車疾走シーンに「何かが起こりそう」釘付けで、何も起こりません「ん?」でしたが掴みはOK。ブロデリック・クロフォード、グロリア・グレアム夫妻にグレン・フォードが絡む展開は、クロフォードに何時バレるのか、グレアムが何時裏切るのか、フォードがどんな最期を見せるのか、興味津々で結構ハラハラさせられました。見立てが外れた結末は監督のいくつかの作品で感じた身を捩る物足りなさがありました。とは言うものの、ささくれだった3人を表す演出は監督ならではと思える佳作です。[DVD(字幕)] 7点(2021-07-15 00:13:30) 35. シェーン 《ネタバレ》 子供時分に何度か観ているもののラストショット以外記憶無く40年以上の時を経ての鑑賞。アラン・ラッドの華奢な体つきと過去を背負った男に見えない線の細さがもどかしい。出演が嬉しかったヴァン・ヘフリン、ジーン・アーサー(最後の映画出演)、ジャック・パランスもステレオタイプなキャラでこれまた歯痒い。ただ、ホームステッド法に於ける牧畜業者と開拓農民が争う中での意外に理性的なライカーの言い分に、そもそもその土地は先住民から力づくでむしり取ったものであって、「力だけが正しい」生々しさを感じるところが印象的。そして特筆すべきはラストシーン。画の美しさとスターレット一家にとっての流れ星のような存在であったかの去り行く姿は私的に「第三の男」と並ぶ鑑賞史上屈指の幕切れです。[インターネット(字幕)] 7点(2021-07-09 02:12:10) 36. 七人の愚連隊 《ネタバレ》 往年の大スターが加齢で見るに忍びない姿になるのはままある事ですが、本作お目当てエドワード・G・ロビンソン(70歳)冒頭スピーチは歳相応の皺が増えただけでギャングボスの貫禄は全く衰えず嬉しい限り。4分半は短いようで製作者シナトラの大スターへのオマージュを感じる魅力が詰まった長いシーンで満足です。以後、ラストまでノラリクラリとした展開でキレに欠けるミュージカル場面、締まりの無いラストシーンをのんびり眺めておりました。シナトラの一歩退いたような元気のないような演技と小悪党感丸出しのピーター・フォークのカクカクとした演技も何だかなぁといったところ。やっつけ仕事のような邦題も酷い。[DVD(字幕)] 6点(2021-06-12 21:56:04) 37. 情熱なき犯罪 《ネタバレ》 クロード・レインズのデビュー2作目にして本格的俳優人生がスタートした作品。敏腕弁護士の皮を被ったペテン師を淀みなく演じています。窮地に陥るともう一人の自分が現われて叱咤激励する演出はエドワード・G・ロビンソン作品(どの作品か思い出せない)でもあり、更に嫌悪感が募ります。丹念に積み上げてきた積み木を丸ごとひっくり返すような結末に「何じゃそりゃ?」と呆れると共に、ダークヒーローらしからぬ惨めっぷりが絵になる姿でありました。[DVD(字幕)] 7点(2021-03-29 12:45:32) 38. 情熱の航路 幼少期から母親の歪んだ価値観を押しつけられて自己否定で精神を病むオールドミス(ベティ・デイヴィス)が精神科医(クロード・レインズ)の療養所での治療を受けて回復し、航海で妻子持ちの男性(ポール・ヘンリード)に出会う。までは興味深かったのですが、結末までの無理筋な展開に醒めてしまいました。希少価値の高いベティ・デイヴィスの毛虫眉毛が凄いインパクト。クロード・レインズ陰り無き善い人ぶりは物足りなく残念です。2007年に米国フィルム保存委員会により永久に保存されるべき映画に指定されたという事ですが、素直に同意出来ない作品でした。[DVD(字幕)] 6点(2021-02-27 19:36:22) 39. 幸せへのまわり道(2019) wikiでのフレッド・ロジャースにトム・ハンクスの役作りの確かさを見ました。名優流石の仕事ぶりであります。取材に来た記者を逆にカウンセリングする物語は良いハナシではあるものの、むず痒いものがありました。自分がすさんでいるのかもしれません・・・・[DVD(字幕)] 6点(2021-02-25 00:18:21) 40. ジョジョ・ラビット 10歳少年のヒトラー総統とユダヤ人への疑いの無い思い。「違うんじゃないのだろうか」疑念が確信に変わる過程での出来事に胸が締め付けられます。キャリアを考えて尻込みするような役柄を自らが演じた監督に拍手。そして子役のローマン・グリフィン・デイビス君のルックス&演技力に大拍手であります。[DVD(字幕)] 8点(2021-02-05 04:05:24)(良:1票)
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