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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
41. シカゴ(2002) 《ネタバレ》 ミュージカル映画が苦手だが、現実感を与えない芝居をつけることで、音楽・ダンスが突然入る不自然さをなくしてあり、素直に世界に入っていけた。シルエットに映える囚人達の罪の告白、操り人形とマスコミ、と仕掛けも発想もユニークでよい。ギア、ゼルヴィガーの歌は水準に達していないが、C・ゼダ・ジョーンズは圧倒的な魅力があった。また、J・C・ライリーは歌・演技ともに存在感絶大で作品内では決して「セロファン」ではない!8点(2003-11-28 13:53:16) 42. ジェイコブス・ラダー(1990) 《ネタバレ》 やましんさんのご指摘通り、ルービンの脚本が素晴らしい。後の『シックス・センス』の元ネタとも言えるような秘密の作り方によって観客をひきつけつつ、死のビジョンを体感させ、最後には深い感動と問題意識をしっかりと胸にやきつけられてしまう。もちろん、豊潤な映像で地獄を具現化したラインの演出力、キャストの熱演もいい。無垢なカルキンくんも出色の出来。9点(2003-11-28 13:39:29) 43. JM バル・キルマーは降板して正解。巧みな心理を表現できるキルマーは本作にはもったいなく、演技は下手だが娯楽作ではスクリーン映えするキアヌが主演となったのは、ビジュアルだけで押す本作には結果オーライ。とはいえ、平板なプロットゆえ何も面白みが感じられなかった。確か、ラングレンも誰かが降板して急遽キャスティングされたはず。役の向き不向きなど関係なく、予定通り撮り終えるために、手当たり次第に交渉した結果なのだろう。2点(2003-11-28 13:32:56) 44. JFK 《ネタバレ》 これが完全なフィクションならば、演出力の巧みさ・キャストの演技ともに高得点。しかし、やはり現実の事件を扱い、裁判において無罪を勝ち得た人物を犯人と決めつける視点は何があっても許されるべきものではない。しかもXなどという根拠のない人物まで登場させて・・・。本作によって犯人と決めつけられた人物およびそのご家族の方々の心境・今後の生活を考えると、これはメディアの暴挙としか言いようがない。0点(2003-11-28 13:19:20)(良:2票) 45. シー・オブ・ラブ 俺が初めてA・パチーノを観た作品。しわがれた声にやつれはてた顔。これが名優と呼ばれている俳優なのかと少々拍子抜けして劇場を出た記憶がある。まぁ、今思えばアル中からの復帰作で、肩慣らしというところだったのだろうが。作品としては、サスペンスの張り方が下手で、定番の疑心暗鬼の緊迫感すらあまり感じられない。しかし、主題歌の良さゆえそれなりにまとまってみえるのも事実。5点(2003-11-28 13:00:17) 46. G.I.ジェーン 論議の的となる男女平等問題。しかし、本作はその視点からは逃げている感じを受ける。というのもあまりにもデミの設定をスーパーウーマンに設定しすぎていて、本質的な男女の肉体的・精神的な差異から生じる諸問題についての言及を行っていないためである。それにしても・・・デミは様々な作品で本当に頑張っている。その頑張りはすでに男勝りであるとともに、女性の共感を得られるヒロイン像の創造という点では全く空回りしているのが事実でもある。3点(2003-11-28 12:51:50) 47. 幸福の条件(1993) スキャンダラスな題材選びで話題をさらうエイドリアン・ライン監督だが、ネタぎれ? この題材ならば、レッドフォードの役を色気のない中年男性、ハレルソンに夫として申し分ないと思われる初期設定を与えて、はがれていく夫のメッキ、じわじわにじみだす中年男性の魅力、そして金で買ったことへの後悔、など人間の本質を浮き彫りにするための工夫が必要であったように思う。2点(2003-11-28 12:25:17) 48. 恐竜小僧(ジュラシック・ボーイ) M・ショートは決して嫌いな俳優ではないが、ちょっとこれはやりすぎ。元気良く彼が暴れれば暴れるほど、こちらはひいていく・・・。2点(2003-11-24 12:27:22) 49. ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 芸達者を揃え、ユーモアたっぷりにうまくまとめ上げたなぁと感じる小品。ラストが完全な違法行為であるにも関わらず、映画を観ている時には「あぁ、よかったなぁ」と素直に感動させられてしまうのは、丁寧に主人公の周辺を描いているからだろう。それにしても・・・高い平均点ですねぇ。世の中を斜に見過ぎなのかな俺は・・・。7点(2003-11-21 08:00:18)
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