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プロフィール
コメント数 3886
性別 男性
年齢 53歳

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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101.  ジュラシック・パークIII 冒頭で、子供がパラセーリングしてて、ふと気付くと、引っ張ってたモーターボートが破壊されて無人になってたじゃない? アレは一体何が起こったの? 翼竜はまだこの段階ではケージから出てないハズだし。まさかインジェン社は海に首長竜やら何やらを「放流」してたのか?そりゃヒドイ。生き物は最後まで責任を持って飼いましょう。なんのこっちゃ。いずれにせよ、このモーターボート事件の真相は、不明のまま。この辺りが、3作目たるものの確信犯ぶりというべきか。それに反比例して、CG恐竜はますますスゴくなっていく。昔の川柳「売り家と 唐様で書く 三代目」ってのを思い出しちゃいました。それにしても、ナゼか、大人気のティラノサウルスをそっちのけで、スピノサウルスとか言うルーキーを大いに持ち上げてしまった本作。コレって、もしかして、いわゆる「最新の考古学」とやらに従って、恐竜を描写しようとするもんで、「ティラノ大暴れは科学的にマズい」とかいう遠慮が出たんじゃあ、ないでしょーね。ああやだやだ。次回作では羽毛恐竜とか出てくるンでしょ、きっと。少年の夢をこわすな~(笑)。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-23 22:20:48)

102.  シモーヌ 21世紀版『トッツィー』とでも言いましょうか。今回は女装どころか、実在しないCGバーチャル女優。まーさすがに、多分に荒唐無稽なコメディタッチの映画、ではありますが、ハリウッドのダメな現状を小馬鹿にし、色んな人を敵に回しちゃいそうな、はたまた、ついでに自分の首も締めそうな、思い切った映画でもあります。「俳優なんて実はCGでもいいんじゃないの~」と言うにとどまらず、「肥大化しシステム化されきった映画産業なんて、所詮、実態の無い幻影じゃないのか」、と、問題は深し。それを、まあ一応、笑って飛ばせるかな、という、ギリギリ角の立たない映画に仕上げて、楽しませてくれます。いや実際、アホらしくて楽しい映画。ストーリー的には、落としどころが無くて困ったのかな、と思わせる、いささか張り合いの無い展開ですが・・・。映像的には、背景を赤や緑の単色に染めてみたりして、ちょっと非現実感を加え、荒唐無稽な内容にマッチしておりました。またコレを観ながら、読む必要のない裏を読んでみるのもまた楽し、「このシーンの背景もCGではないのか」「このシーンの群集も実在しないCGではないのか」「そもそもこの人は本当にアル・パチーノ」なのか、等々。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-19 22:20:00)(良:1票)

103.  シービスケット 疾走する競走馬の美しさ、その美しさを見るだけでも一見の価値アリ。ヤサグレ馬のシービスケットを成長を、やはり恵まれない境遇の若き騎手の成長に転写し、ダブらせて描くことによって、ワカリヤスイ成長記として描いたのが成功、物語の基本的な軸は「騎手の成長の物語」のハズなんですが、それでもナゼか、「馬の成長物語」を観たような気になってくる。どんな馬でも(つまり、どんな人でも)、必ず誰かの役に立ち助けとなることができる、というメッセージ性がクリアに示されており、故障し殺される運命にあった馬が調教師に命を救われ、後に、気難しいシービスケットをなだめる役をこなす、なんていうエピソードがうまく物語を支えています。というわけで、判り易い分、例えばラストなどには「オイオイそんなんでいいのかよ」と思っちゃう都合のよさを感じたりもするのですが、この映画は、そこに至る経緯と、それを描く圧倒的な映像、これが重要なのであって、もうラストはどう終わってもよかったのかな、と。[DVD(字幕)] 8点(2005-12-06 23:01:17)

104.  シマロン(1960) まさに超大作。荒野を再現した巨大なスタジオセットも無駄にスゴいけど、なんと言っても、土地争奪大レースのこの非常識なまでの規模。圧巻です。大作たるもの、細かいことにはこだわらない。例えばソールがならず者に瓶を持たされ銃の的にされるシーン、撃たれる直前まで空は曇っているが、撃たれた後のシーンはカンカン照りで影の向きも逆。このくらいのおおらかさは他の映画も見習って欲し・・・くはないけど。さてさて、何も無い荒野に築きあげられていくオーセイジの町、そこで新聞社を開く正義の男、ヤンシー・クラバット。しかし彼が先住民になぜそこまで肩入れするのやら、少々ピンと来ません。これが「アメリカ人らしい正義感」だと言うのなら、まさに絵に描いた餅・・・ところでどうでもいいことだけど、中盤で先住民の少女が小学校を追い出されるシーン、おさげ髪に結った彼女の後ろの校舎には“OSAGE SCHOOL”との文字が。これは言動不一致だ(←本当にどうでもいい)。それはともかく、この映画は、夢と実行力にあふれ(過ぎ)た男と結婚しちゃった女性の、喜びとユーウツを描いた映画、とでも言った方がよいかもしれません。私の個人的な意見としては、奥さんがこんな女性では疲れるなあ、まさに悪妻は百年の不作!と思わないでもないのですが、まあ、そういうスッタモンダが大河ドラマとしての本作に厚みを加えているわけで、ラストの静かに手紙を読むシーンにも味わいを加えているのだなあ、と。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-06 23:23:00)

105.  新・明日に向って撃て! この作品。どうなんでしょうね。うっふっふ。トム・ベレンジャーはポール・ニューマンに似てるから抜擢された、ってな話を聞いており、観るまでは「?」だったのですが、観たら納得、確かに面影あります。でもウィリアム・カットの方はどうでしょうね~。まあでも、この「似て非なるもの」ってのが曲者、なんだかフラストレーションがたまってくる。何しろ、映画自体は、「似て非なる」どころか「まるで異なる」映画ですからね~。かの『明日に向って撃て!』と比較しちゃあ、これはキツい。しかし『明日に~』をの存在を無視すれば、何が言いたいのかわからない散漫な映画。まあ、ようするにコバンザメみたいな映画、ですが、水族館でコバンザメを眺めているのも、それなりに面白いもの、ではあります。5点(2004-08-13 15:04:33)

106.  市民ケーン 本サイトの投稿における、映画の点数付け、映画の完成度によって付けるべきものであれば、例えば、『市民ケーン』を10点、『ミミズバーガー』を0点とした数直線上に他の映画を載せて行く、という行為なのかもしれない。しかし私は10点ではなく9点にしました。映画はやはり客観的完成度だけでは語れないから。いや、この映画、映像にはとことん圧倒されたし、しかもミステリー仕立てのストーリーの、このラストの衝撃。観終わって、う~ん、これがあの『市民ケーン』なんだ、さすがだ!と唸ってしまいました。しかし。さすがに不勉強な私でも、本作のスゴさというものは、それまでに何かにつけ見聞きしてきており、観ていても「ああ、このシーンも『市民ケーン』の一節だったのか」などと思うシーンもちらほら。いや確かに、映画を観る前に、その魅力、見どころを知っておくのは、悪いことじゃない。字幕を追ってストーリーを追って、さらに映像を堪能するのは、1回の鑑賞では難しいが、事前に知識があれば、その大きな助けになります。だけど本作ほど映画の魅力が語りつくされ、分析されてしまうと、さすがにどうでしょう。私が映画から一番衝撃を受けるのは、「分析不能の得体の知れぬパワー」。その意味では、本作は、手垢がついてしまい、本来持っていた筈の衝撃力を弱められてしまった気がします。不幸にして人為的に古びさせられた映画、とでもいいましょうか。そう、まるで有力なスポーツ選手ほど、他の選手にマークされ易く、必ずしもトーナメントで優勝できなかったりするかのごとく・・・。本作の映像のスゴさはどこにでも書いている(勿論このサイトにも)ので、今更私ごときが付け足す事もない。ここでレビューを終わってもよいのですが、何だか映画自体について何も語っていないようなので、最後に珍説を発表しておきます。「本作のカメラ、それは写真芸術とは異なる。ショットの中に、空間的時間的(物語的)拡がりが凝縮されている。そう、これはまさにヒトコママンガだ!市民ケーンとはヒトコママンガの集合体なのである!」なんちゃって。9点(2004-08-13 14:22:36)(良:1票)

107.  ジャッジメント・デイ/合衆国が震撼した日 《ネタバレ》 敵がネオ・ナチというのが新味と言えば新味。でもこの際どうでもよい。いきなりドンパチばっかり続く。背景に流れる音楽もまた、このテの映画にアリガチなB級煽り系音楽・・・と思いきや、これがよく聴くと、おやおや何だか勇ましくも物悲しいメロディ、何だかムード音楽風、いやむしろ演歌調とでも言いますか。さてさて、ドンパチが続く中にも、どうやら映画の主題は、2人の主人公、タネンとPJの友情にあるらしい、という事が何となくわかってくるのだが、残念ながら、2人のうちどっちがタネンでどっちがPJなのか私が認識する前に、早々に一方が死んじゃったよ。これじゃちっとも感動できん。でも、一応泣かせるシーンのつもりなんだろうナ~、という事はヒシヒシと伝わってくる。何しろ、背景の音楽はギター演奏へと変わり、ほとんど古賀メロディかと思わせる泣きのメロディ。さてさて、後半はタネンの活躍なんだけど・・・見どころはすぐにやってくる。まずはホッケー会場での死闘。タネンと敵との銃撃戦の中、何故か選手達はホッケーをやめない。さすがは氷上の格闘技と言われるだけの事はある競技だ。気合いが違う。しまいにゃ、タネンが落としたピストルをパックと間違えてプレーを続ける始末。さすがに不注意だと思うぞ(笑)。それはさておき、その後の展開、敵は核ミサイルのサイロを占拠してしまう。しかもミサイルを操作できる博士を拉致、仲間に引き入れる。まずは政府へ脅しをかけるため、ミサイル一発ぶっ放してやれ! しかしこのミサイル発射のシーンでは、ミサイルを吊るすヒモがあまりにも鮮明に!(見なかったことにしよう)。で、いよいよクライマックス、タネンは仲間と共に、占拠下のサイロへ潜入。敵の数がミョーに少ない気がするが、まあいいでしょう。一方タネン一行の中には、何故か、上述の拉致された博士の娘の姿も。いや彼女の存在はダテではなく、システムに侵入し、ミサイル発射を阻止するという任務があるのだ。かくして、敵の手先となってしまった博士と、それに立ち向かう娘との間で、システム上でミサイル制御の主導権を奪い合う戦いが! 親子でテレビのチャンネル争いをしているかのようで、なかなか微笑ましいぞ! という訳で、結局、敵の野望は無事阻止されるのでした。メデタシメデタシ。う~む。前半のPJの存在は、一体何だったんだ?後半はめっきり忘れられた存在になっちゃった気が。4点(2004-04-18 00:56:30)

108.  シュレック こういう作品は賞味期限がありますね。だからさすがにそろそろレビューしとこうかと。やっぱりCGはスゴイですよ、充分見どころになってます(今の所、まだ)。でも内容的には、ディズニーに対抗しようというその一点のみのアイデアで、勢いで作っちゃったみたいなところがあって、どうも充分に練られた作品に思えない・・・単に「裏返し」にしただけでは「意表をつく」という所までは至らない訳で。だもんでラストも、別にビックリはしませんでした、「ああ、やっちゃったか」ってな感じ。6点(2004-04-11 17:20:00)

109.  シャレード(1963) やっぱりヘンリー・マンシーニって人は凄いなあ。テーマ音楽が有名なので、その部分ばかりが注目されがちだけど、映画音楽全体をよく聴いてみよう。誰の耳に馴染み易いメロディのテーマ音楽をちゃんと提示した上で、要所要所では様々な技巧をこらした現代的な響きも聴かせてくれる。それでいて音楽の統一感も失っていない! 勿論この映画の魅力は音楽だけではありません。ヒトクセもフタクセもある登場人物たち。特にジョージ・ケネディ、彼は義手という設定だが、時々、手が長すぎるゾ!(←どうでもいいけど)。また脇役ですが、あのヒトのいい収集家も忘れられません。そして意外なストーリー展開。何の予備知識も無く観たお陰で、見事にしてやられました。撮影についても、暗闇の使い方が(ちょいとキメ過ぎのきらいもあるが)実に印象的で、サスペンスを盛り上げます。満足感あふれる一本です。9点(2004-04-11 02:05:14)

110.  シザーハンズ かなり以前ですが、ジョニー・デップが私生活で問題を起こし、某一般紙の社会面にも記事が載ったのですが、本人の最新の写真が入手できなかったのか、何故かそこに載っていたのは、本作出演中のエドワード役の顔写真。ものすごくアブナイ人に見えちゃっておりました。つまりですね、この映画、ファンタジー映画にしてはどうも主人公の顔がコワイ。実際、子供は観てて怖いらしく、私の姉も息子達が喜ぶだろうと思ってビデオを見せたところ、すっかり怖がってしまって(どうやらエドワードが悪者に見えるらしいんですね)。しかし私はと言えばもうオトナ、これしきの怖さは耐えられる訳で。この映画、ファンタジックな部分とオドロオドロしい部分、非現実的な部分とミョーに現実的な部分が、混じり合い切らずにチグハグさを残しながら、微妙にブレンドされて、独特の雰囲気を作っています。内容的にも同様の二面性があり、ストーリー自体は、あり得ないような設定の映画なんですが、その一方でエドワードの気持ちというのは実に現実的で---誰でも、とは言わないまでも、少なからぬ人々の共感を呼ぶものではないでしょうか(私もそう)。おそらくティム・バートンにとっては切実な映画であり、私もその切実さに共感せずにおれないのです。9点(2004-03-28 01:24:47)(笑:1票)

111.  将軍 SHOGUN<TVM>(1980) これは元々はテレビシリーズですけど、これがテレビ朝日系列で放送された時はまさに話題騒然。観なかった人っているんですかね。ははは。そりゃいるだろうけど。とにかく面白かった。事前にメイキングがテレビで紹介されたりして「ウワー地震のシーンって、カメラ揺らして撮影するだけじゃなくて、ちゃんと地面が陥没するんだあ。さすが金かかってるなあ」「嵐のシーンもド迫力だあ」「スゲー、人間の首、刀で切り落としちゃったよ(人形だけど)」「あ、この人、霊感ヤマ感第六感の司会者だ(←フランキー堺のこと)」とか、期待高まりまくりの状態で観て、しかもその期待はまったく裏切られなかった!もう夢中で見続けたのでした(首チョンパのシーンは画面の端で切れて映ってませんでした。どうでもいいんですけどね)。内容は、戦国時代の日本に漂着した西洋人の波乱万丈の物語で、この舞台として描かれている日本という国、なかなか悪くない。実にエキゾチックで、私も日本人ながら、憧れてしまうね。セップクなんかもお約束として盛り込んでるし、美人の人妻は風呂に乱入してくるし、もう異国情緒満点。また、この作品、勇壮なテーマ音楽が実に素晴らしいのでした。今でも耳に鮮明に残っています。さてさて、このテレビシリーズを劇場用に編集したバージョンもあって、こちらは確か、上述の首チョンパシーンがちゃんと映ってましたっけ。あとテレビ版との違いは、島田陽子のおっぱいが映ってたこと?それはどうでもよくて。なお、監督はジェリー・ロンドン、そう、あの超名作『殺人ブルドーザー』を生んだ、テレビ映画界屈指の名匠です。8点(2004-03-21 02:54:10)(良:1票)

112.  シン・レッド・ライン 公開当時に観に行った時、有給休暇とって平日の朝から観に行ったせいもあるのでしょうが、観客の大半が年配の男性だったのが非常に印象的でした。やはり太平洋戦争への関心からなのか? で、いざ映画が始まってみると、戦争や人の生死をもまるで自然の風物の一つとして、言わば「天の視点」で描いているかのような描写、これには観客の皆さん反発を感じていやしないかと心配したものでした(プライベート・ライアンはこれとは対照的に「地の視点」でしたね)。私自身は、戦争を知らないからだと言われりゃそれまでですが、別に悪い気もせず、この映画のある種不思議な世界に約3時間どっぷり浸かっていたのでした。この映画、既成の音楽を色々引用しており、特にクライマックスシーンのバックには、アイヴズの「答えのない質問」がアレンジされて流れているのですが、これが見事にハマってます。映像にマッチし過ぎて、曲がしばらく流れてようやく気づいたくらいですから(この曲好きなんですよ。それでも最初気づかなかったのです。余談ですがこの曲ラン・ローラ・ランでも使用されてます。引っぱりだこですな)。このセンスには脱帽です。ところで、気になった点も無い訳ではなく、ニック・ノルティ演じるトール中佐についての、深入りしそうなしなさそうな半端な描き方、コレだけは正直「えっ?」と思ってしまったのですが。それでも、気分を削がれるまでには至らなかったので、全体的には好きな雰囲気の映画なのであります。8点(2004-01-12 02:24:25)

113.  ジョーズ'98/激流篇<OV> ジョーズ98ってことで、ジョーズの第九十八作目。ではナイ。どう考えてもユニヴァーサルの本家ジョーズとは縁もユカリも無さそうな激安の代物。"Inspired by a true story"とある通り、一応、昔実際に起きた事件、すなわち、サメが川を上って来て人を襲ったという事件を元にしてるそうですが、ストーリー自体は実話では無く、むしろ本家ジョーズのシリーズを適当に参考にして、というかパクって作り上げてます(そもそも、どこが激流やねん。ユルユルの川やんけ)。主人公の役者がそこはかとなくブロディ署長に似てるような気すらしてくる(ごくかすかに、ではあるが)。でまあ、どうパクってるかと言いますと、川で変死事件が発生、主人公はサメの仕業だと主張するも相手にされない。主人公は息子に、川に入らぬよう注意するが、友人に川遊びに誘われ・・・「ボクは親父に止められてるから行けないんだ」「ちぇっ、つまんねえヤツだぜ」「じゃあ行くよ」ってな感じで、結局川に入っちゃう。浮き輪でプカプカ浮かびながら「いやあ川って楽しいぜ!」・・・ははは、そんなに楽しそうには見えんが。あまりにも牧歌的かつ健康的過ぎる若者像に、少し目眩が。勿論、そこにタイミングよくサメが現れ、彼らが襲われる事は言うまでもない。救出に向かう主人公、果たして間に合うのか、さらには凶悪なサメを退治することができるのか?(と言ってもこのサメ、映画的には随分小さくて貫禄がない。さらに水準以下のCG描写が本作のショボさにトドメを刺す)。と言う訳で、TV作品にこれ以上ムチ打つのは少々つらくなって来ましたので、観なくても損は無い作品、とだけ言っておきましょうか。ところで、製作総指揮は、MIYOKO SAITOとか言う人なんですが・・・あんた誰??2点(2004-01-12 01:03:47)

114.  地獄の女囚コマンド 《ネタバレ》 何しろ「地獄」で「女囚」で「コマンド」ですからね。これらのどのキーワードで検索しても軽く百万件はヒットするでしょう(それは大袈裟)。まさにテレビ東京仕様と呼ぶに相応しい映画。90年の時点で、よくもまあ、このベタなタイトルが他の映画に使われずに残っていたもんだ、と妙な感心を。さて、見どころは何と言ってもジョージ・ケネディ、彼さえ出ればどんな映画も大作に見えてくるから不思議だ・・・いや、ココに例外があった。残念。某国にて囚われの革命家を救い出さんがために、世界各地から札付きのツワモノ女性戦士(には見えない)をスカウトしてきてコマンド部隊を結成、火花散る特訓を!!ってどこがやねん、ヘナチョコの極み、もう何だかねえ、自分は今、とてつもなく難解でシュールな映画を見てるんじゃないかとすら思えてきます。敵を欺くためになぜか彼女たちはスーパーモデルに成りすます!いいぞ、これは本編中唯一説得力のあるシーンだ。さていよいよ敵の本拠地へ攻め込む彼ら。やっとドンパチが始まる(B級の癖にドンパチ少ないぞ)。そこへ敵のヘリが! でも何だか地上スレスレで無意味に右往左往してるなーと思ったら、あっけなく主人公が飛び乗ってヘリを強奪、このヘリで脱出しておしまい。何とまあ。一応「女囚コマンド」達の中にも、いがみ合う者、途中で命を落とす者、裏切る者などが現れて、本来盛り上がるはずなのですが、誰が誰やらもうどうでもいいので感情移入ゼロ、ちっとも盛り上がらん。そういや、途中喧嘩ばかりしてる彼女達、プールサイドで喧嘩した挙句、プールに転落するシーンがありますが、わざわざ水中カメラでこれを撮影する念の入れよう、これはさすがにアホだと、ちょっと感心。ちなみにポロリはありません。3点(2003-11-29 01:06:16)(笑:5票)

115.  地獄の殺人救急車/狙われた金髪の美女 B級映画界のカリスマ、ラリー・コーエンが贈る、見所満載のサスペンス。邦題がヒドいせいで、周りに勧めても全然相手にしてもらえないんだけど、中身は、コレ、かなりの拾いものですよ。この映画にこんな邦題つけるんだったら、『フォーン・ブース』も『地獄の電話ボックス』にしろ!(とか言いつつ結構気に入ってマス)。さて本作、かつてのオスカー候補の面影は今何処のエリック・ロバーツが主人公。彼が街で知合ったオネーチャン、いきなりぶっ倒れて救急車で病院へ。しかーし実はそのオネーちゃんはどこの病院にも搬送されていなかったことが後に発覚。彼はオネーチャンの行方を求めて捜索を開始。こんなテキトーな人探しで見つかる訳ないんですが、そこはさすがコーエン(兄弟じゃないぞ。ロブでも無いぞ)、都合よくサクサクと話は進み・・・そこにからんでくるお巡りさんがジェームズ・アール・ジョーンズ。快演というか怪演というか、もうあまりに素晴らしいので彼のためにも一度観てやってくれよな。そして手に汗握るクライマックス!『マニアック・コップ』に匹敵しますよこれは。というわけで、一言で言うと、とても面白い映画です。はい。8点(2003-11-21 22:31:45)(笑:1票)

116.  処刑人 悪人をやっつけてスカっとする映画なら、デスウィッシュ・シリーズやエクスターミネーター、果ては毒々モンスターでもいい筈なんですが、まあ、この映画はそのあたりの映画よりはなんぼかカッチョ良さに配慮してるので、結構観られます。一番の見どころといえば、便器の落下シーンですか。はは。これを超えるシーンが(女装以外)無かったのが残念ですかね。ところで、もしシリーズ化したらデスウィッシュの二の舞になるのは目に見えてますな。それもまた良しか。7点(2003-11-16 11:08:53)

117.  13日の金曜日PART3 そういや昨日久しぶりに、テレビ大阪で真っ昼間に放送してたナ。当然見逃したが。前作に引き続き、懲りずにスティーヴ・マイナー監督が演出。よく見たらホッケーマスクってちょっと怖いよね、という事を気づかせてくれました。3Dが売りなもんで、ややカメラを意識したジェイソンが、ちょっとイヤかも。3作目だから三次元映像という安直な発想、どっかのサメ映画やら最近の某映画やらでも見られますな。では四作目ではゼヒ四次元殺法を望みマス。5点(2003-10-19 12:55:40)

118.  13日の金曜日PART2 2作目の犯人は、あのジェイソンです。動機は復讐心からの逆恨み。これってネタバレですかね。『ハロウィン』って映画がすでにちゃんとあるのに、大差ない路線へ。しかも、前作に便乗しちゃっだけなもんで、マスクなり、定番の武器なり、何のギミックも準備できてない情けない殺人鬼。ジェイソン(仮)ってとこですか。まあ貴重な映像ではあります。5点(2003-10-19 12:29:48)

119.  13日の金曜日(1980) 本コーナー一番最初の☆さんのレビュー、最後の一文を読んで、目頭が熱くなるものが。夢は見るものではなくかなえるものなんだなあ、と実感。さて、元祖13金であるこの映画。やっぱりタイトルが秀逸で、映画の雰囲気を決定付けます。最初の方で、クルマが森の中を走る無意味なシーンですら何か不気味さを感じさせます。「山荘もの」「孤島もの」というミステリのジャンルの一つして見れば、まあ褒められたもんではないかもしれないけど、逆にそういったジャンルに本作が与えた影響というのも多分あるわけで。と言う訳で、変にシリーズ化したせいでこの一作目まで評判を落とす結果になったものの、コレはコレで怖かったよな~、という強い記憶だけは残っているわけです。ところで、中古ビデオ屋に行くと、『伝説・13日の金曜日』『13日の仏滅三隣亡』、その他その他、紛らわしいモノが沢山あるので注意が必要(ずばり『13日の金曜日』としか書かれていないニセモノまで・・・)。7点(2003-10-19 12:01:33)

120.  ジョーズ'87/復讐篇 さすがに80年代も後半に入り、やっとジョーズ四作目が来たよ~、と劇場に足を運ぶも、随分閑散としておりました。何が復讐篇って、まさかサメの復讐譚だとは。故ブロディ署長(いつのまに死んだの?)の息子マイケルを演ずるは、『スター・ファイター』で宇宙に言っちゃった筈のランス・ゲスト。随分精悍になりました。さらにその友人には、『エクスターミネーター2』で悪玉の親分をやってたマリオ・ヴァン・ピープルズ(って、他に紹介の仕方があるだろ)、意外にイイ人の役です。いやあ、さすがにジョーズ3ではシリーズ終わるに終われなかったんでしょう。一応、路線としては正常の域に復帰していると言えるのでは。途中、海中でサメに追われるところなんか、ちょっといいじゃないですか。あとは、そうですねえ。無理に人間ドラマをでっち上げようとした脚本家の苦労が、垣間見えますねえ。6点(2003-10-19 01:27:55)(良:1票)

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