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性別 男性
年齢 53歳

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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121.  シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ 《ネタバレ》 「アナタねえ、いつも怪獣と戦ってくれるのは結構ですけど、そのたびにビルを壊すのはやめてくださいよ」と抗議を受けてすっかりしょげ返るウルトラマン。とかいうシーンがもしあったら、なかなかオマヌケだと思うところですが、本作の前半はそんな感じなんです。 でも映画が進むに従い、そんなことはどうでもよかったらしく思えてくるので、我々にとってもどうでもよくなってきて、とりあえず無理やりヒーローたちが仲間割れして戦う、という展開。 普段見ることのないインディのプロレス団体の「5対5イリミネーションマッチ」とかを見て、誰が誰でどういう因縁どういう組み合わせで戦ってるのかサッパリわからんわい、という状況に、少し近いものがありますが。ま、とりあえずにぎやかな戦いではあります。 こうやって見ると、どうやら一番強いのはスパイダーマンみたいだな~、とか思ったりもするのですが、そういう理解でよろしいのでしょうか???[CS・衛星(吹替)] 5点(2018-07-31 22:11:25)《改行有》

122.  ショーシャンクの空に 私の周りにも、この作品に惚れこんでいる人(あるいは少なくとも、惚れ込んで「いた」人。今でもまだ惚れ込んで「いる」のだろうか?)ってのは確かにいたけど、私にはどうもよくわからなくって。そういや私は3人きょうだいで映画の好みは3人それぞれ見事にバラバラだったんだけど、この映画に関しての「確かに退屈するほどではないけど、とりたててイイというほどでも・・・」という感想は、妙に一致しており、なんだこれは、一種の家系的なものなんだろうか。 いや、最近また観てみたところ、少し退屈しかかってしまいました。この映画が好きな人、ごめんね。 作品の構成自体が、いかにも「総集編」か何かを見せられてる感じで、気分が乗ってこない。主人公が、こんな目にあったんだそうです、大変だったんだそうです、という解説をパラパラと見せられて、サラサラと映画は進んでいく。いや私が、映画で見たい・映画から感じ取りたいのは、そういう「結論」ではなくて、ツラさ・過酷さ・大変さというものそのもの、いわば「過程」なんですが。 モーガン・フリーマンの目を通して描くことで、主人公の内面を封印して見せるのも、確かにアリだとは思うけれど、でもその内面を間接的にでももう少し示唆してみせることだってできるだろうに、これじゃあまりに、伝聞的に過ぎるのでは。何だか、この主人公ならどんな事にでも耐えて当然、みたいな感じにすらなってしまう。 結局のところ、作品全体をお伽噺風のオブラートにくるんでしまったことが、緊張感をことごとく削いでしまっている。背景に厳然と存在するはずの刑務所の過酷さが伝わってこない。懲罰房に閉じ込められる過酷さは、一体どこに? 長い長い年月のお話らしい。相当永く耐えているらしい。セリフでそう言ってるから。残念ながらそれを感じ取ることは、ちっともできないけれど。 一番ゲンナリしてしまうのが、主人公が無断で刑務所内にレコードを放送する場面。自分が好きな曲を無理やり全員に聞かせよう、って発想が実にくだらないし、それに反応してすべての囚人が耳を傾ける姿もアホらしい。軽薄なばかりで、ちっとも美しいシーンであるようには見えません(せめて、誰も聞いてない中でモーガン・フリーマンだけが聞いてる、ってんなら、まだしも)。音楽ってのは、もっと「個人的なもの」だろうに、と思っちゃうんですけどね。少なくとも、私にとっての「音楽への愛」というものは、このシーンからは微塵も感じられませぬ。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-03 02:47:19)(良:1票) 《改行有》

123.  シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム ホームズとモリアーティが互いに先を読んで頭の中で格闘する場面、つい、筒井康隆のショートショート「超能力」を思い出してしまいました。 それはともかく、シャーロックもマイクロフトもモリアーティも、みんなちっともアタマが良さそうではなく、何だかワトソン君だけがまだしもしっかりしているような気がしてくるのが、ユニークでもあり困ってしまうところでもあるのですが。ただ、映像の方も、アタマの悪そうな映像が乱発され、要するに「知的でないホームズもの」として、方向性は揃っているのかな、と。まあこれで、オモシロかったら良かったんですけどね。まとまりもヘッタクレもなく、どこをオモシロがって観ればよいのか、途方に暮れてしまう。 もっとも、ラストは、なかなか気が利いておりました。[CS・衛星(吹替)] 5点(2016-05-30 22:58:43)(良:1票) 《改行有》

124.  シティヒート(1984) 茶目っ気のある映画です。シャレてます。古き良きギャング映画の世界に、イーストウッドをイーストウッドのまま放り込み、レイノルズをレイノルズのまま放り込んで、片や無愛想に睨みを利かせるタフガイ、片や軽いノリでお道化たタフガイ。ストーリーなんてあるような無いような、主演二人の凸凹コンビぶりさえ描けばそれでよし、みたいなこの作品。原作・脚本のサム・O・ブラウンって誰なのよ、と思ったら、正体はブレイク・エドワーズだったんですね。“ギャング映画”がしまいには“ギャグ映画”と化しております。が。主演二人、「凸凹コンビ」と呼ぶには、あまりにそれぞれが「主演俳優」過ぎて、コンビとしては成立してるとは言い難いものが(性格は逆でも「タフガイ」という点では重複しちゃってる)。せめて、二人がもっとぶりかりあって意地を張り合ってくれれば、二人を出演させた意義もあるのでしょうが……。部分部分はシャレてると感じさせても、全体をみると、この映画は一体何がやりたかったんだろうね~と思っちゃうのです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-05-18 11:18:26)

125.  死体を売る男 ヴァル・リュートン製作の怪奇映画シリーズ。原作がR・L・スティーヴンソンに監督はロバート・ワイズ(!)、そして出演がボリス・カーロフにベラ・ルゴシってんだから、何か文句ありますか、ってな布陣なんですけれども。残念ながらちょっと文句付けたくなっちゃう。内容的には、「解剖用の死体を医者へ供給するために、墓を暴いていた死体泥棒の男が、やがて死体を得るために殺人を犯すようになり……」というオハナシ。クライマックスには日本の怪談みたいなオチが待っていて、悪くないんですけどね。殺人の場面なんかも、“街を歩く歌手が暗闇に消え、彼女を追う馬車も暗闇に消え、最後に歌手の歌声が消える”などという、「すみませんちょっと狙っちゃいました」的な、なかなか風流な演出、悪くないと言えば悪くない。じゃあ本作の何が悪いかっていうと、なんかいかにも、ストーリーをそのまま順序良く語っちゃった、みたいなヒネリの無さ、ですね。場面場面ではオヤと思わせるものはあっても、全体を通してはやや一本調子な感じは否めません。纏まりが良く安心して楽しめるけれど、怪奇映画で安心させてどうすんのよ、と。[DVD(字幕)] 5点(2012-08-28 21:29:51)

126.  新・明日に向って撃て! この作品。どうなんでしょうね。うっふっふ。トム・ベレンジャーはポール・ニューマンに似てるから抜擢された、ってな話を聞いており、観るまでは「?」だったのですが、観たら納得、確かに面影あります。でもウィリアム・カットの方はどうでしょうね~。まあでも、この「似て非なるもの」ってのが曲者、なんだかフラストレーションがたまってくる。何しろ、映画自体は、「似て非なる」どころか「まるで異なる」映画ですからね~。かの『明日に向って撃て!』と比較しちゃあ、これはキツい。しかし『明日に~』をの存在を無視すれば、何が言いたいのかわからない散漫な映画。まあ、ようするにコバンザメみたいな映画、ですが、水族館でコバンザメを眺めているのも、それなりに面白いもの、ではあります。5点(2004-08-13 15:04:33)

127.  13日の金曜日PART3 そういや昨日久しぶりに、テレビ大阪で真っ昼間に放送してたナ。当然見逃したが。前作に引き続き、懲りずにスティーヴ・マイナー監督が演出。よく見たらホッケーマスクってちょっと怖いよね、という事を気づかせてくれました。3Dが売りなもんで、ややカメラを意識したジェイソンが、ちょっとイヤかも。3作目だから三次元映像という安直な発想、どっかのサメ映画やら最近の某映画やらでも見られますな。では四作目ではゼヒ四次元殺法を望みマス。5点(2003-10-19 12:55:40)

128.  13日の金曜日PART2 2作目の犯人は、あのジェイソンです。動機は復讐心からの逆恨み。これってネタバレですかね。『ハロウィン』って映画がすでにちゃんとあるのに、大差ない路線へ。しかも、前作に便乗しちゃっだけなもんで、マスクなり、定番の武器なり、何のギミックも準備できてない情けない殺人鬼。ジェイソン(仮)ってとこですか。まあ貴重な映像ではあります。5点(2003-10-19 12:29:48)

129.  シンドバッド虎の目大冒険 最初の宇宙人3兄弟みたいな奴はよかったんですけど、後がさっぱり。モンスターのキャラが弱く、あんまり心ときめきません。大体、無理にコマ撮りやらなくても、着グルミか何かでも表現できるそうなヤツが多い(実際一部の撮影ではそうしてる)。敢えてコマ撮りにこだわるのは、「動きがギクシャクして特撮っぽくて面白かろう」という、コマ撮りの限界を自ら認めたような開き直りにも感じられてしまいます。やっぱりキャラが命! ストーリーの方はハナからもうデタラメで、モンスターにも魅力がないとくれば、どうにも見どころが少ない。労力があまり報われなかった残念な映画です。5点(2003-10-12 10:01:18)

130.  新・13日の金曜日 13金にフーダニットの要素を間違って持ち込んでしまった異色作。しかも13金にしては殺し方がエグイ。5点(2003-05-17 11:35:02)

131.  シカゴ・コネクション/夢みて走れ グダグダ感が、何となく「破壊!」を思い出させます。ハイアムズはほんとはこういう映画が好きなんだろうか。5点(2003-05-17 11:19:52)

132.  13日の金曜日PART7/新しい恐怖 このラストは、スバラシイ。実はなんだかイイ話だ。5点(2003-05-17 00:25:14)(笑:1票)

133.  シェラマドレの決斗 いかにも「映像にこだわりました」という作品。レオーネ風(?)に顔面どアップを繰り出したかと思えば、会話シーンで手前の人物の後ろ姿を画面の中心に据えるなど、画面ナメまくり、視点歪ませまくり。 こういうのは、ふとしたシーンで目を引くからこそ効果的なんであって、こんなに乱発しても、目障りなだけ。 思えば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」なんていう映画は、他愛ないっちゃあ他愛ないのかも知れませんが、それでも「このシーンをどう撮影してどのように見せれば、物語が面白く動いていくか」という点へのこだわりに関しては、本当に素晴らしい作品だったと思います。頭が下がります。それぞれのシーンが事件を孕んで物語の進行を促し、面白いシーンの積み重ねが面白い映画を作る。 たいして面白くないオハナシを、「その代わり映像にはこだわりました」というシーンがいちいち停滞させてちゃ、やっぱりダメでしょ、と思っちゃうのですが、こういうのも一種の、流行りすたり、でしょうか。一風変わった、西部劇。 サソリがデカくてなかなか見栄えがしてたのは、そこは良かったですかね。ああいう腕相撲はしたくないよね、というのはよく伝わりました。まあ、そんなもんでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-07-16 06:34:11)《改行有》

134.  ジョンQ-最後の決断- 《ネタバレ》 息子に心臓移植手術を受けさせるための大金が準備できず、人質をとって病院に立て籠もる父親の話。そこに医療制度や保険制度への批判なども絡めたりして。 しかし主人公を演じるデンゼル・ワシントン、どうもこの優等生顔を見てると、いわゆる「勝ち組」にしか見えなくて、多少ドロ臭い印象があっても良さそうなこの主人公の役を、やたらスマートに演じてます。いや、主人公が事件を起こすまでの過程は、彼の誠実なイメージに加え、畳みかけるような演出もあって、惹きつけるものがあるんですけどね。ただ、いざ人質をとってからは、犯人がいいヒト過ぎて、緊張感が持たない。 人質たちが、リラックスしまくりで、こんな緩いノリでいいんだろうか。ただでも、見てる我々が主人公のことをいいヒトだと思っているのに、人質たちがそれ以上に「彼はいいヒトだ」アピールするので、さすがにクドくなってくる。このマッタリ感の中、互いに八百長臭い意見をぶつけ合うセリフの応酬で、社会批判。クドい。 これがデンゼル・ワシントンみたいな誰にも好かれるベビーフェイスタイプじゃなく、ウェズリー・スナイプスみたいに皆に嫌われてそうな(?)ヒールレスラータイプの人が主人公を演じて、それでも映画終盤には我々の心をガッチリ掴むことができたなら、さすがこれぞ映画の力、と大いに感心し感動できるところだと思うんですけれども。 結局最後は、作品が狙った社会批判からもかけ離れた、「ドナーが見付かるか見付からないか」という単なる物理的な問題へと帰着させざるを得なかったあたりにも、作品の限界を感じてしまいます。[インターネット(字幕)] 4点(2021-10-24 08:42:26)《改行有》

135.  13日の金曜日(2009) なんぞ極端に軽そうなモンでも観ようかい、という訳で、この2009年版13金。しかしこりゃいくらなんでも軽すぎて、そもそも、旧作の設定をまーったく知らずにコレを見た人がいたとして(多分いないと思うんだけど・・・)、何が何だか、わかりますかね。「設定その他、どうせ皆知って観てるんだから」とばかり、もうテキトーなんです。冒頭からショックシーンを持ってきて、でも、描写というものが「断片的=緊迫感」とでも思ってるのか、ただ見えづらいばかりで、「コワイ」以前に「よく見えない」「ワカラナイ」が感想として先にくる。以降のショックシーンも押しなべて同様。ただ、殺人シーンでは、肉体に対する貫通というものを好んで描きたいらしく、ちょっと手作り感のあるショック描写が微笑ましかったりもするのですが。殺戮描写だけでは映画になりえず、それ以外の部分で、例えば不気味な平穏さみたいなものがあればよかったんですが(旧作13金ではそういう部分がチープさでもあれば魅力でもあった)、そういうのもなくって、その一方で「被害者の一人がジェイソンに囚われている」という羊たちの沈黙風のノリを加えてくるのが、いささか鬱陶しくもあります(囚われの彼女にどういう危機が迫っているのか? ただ単に囚われているだけ)。妹を探す男と山荘オーナーの息子との折り合いが悪く、「警察に連絡を」「出ていけ」と大ケンカしている場面。黒人青年が「外を見てくる」と出ていったとたん、その後は家の外の黒人青年側の描写ばかりとなって、家の中(先ほどの大ゲンカ)などそっちのけ。こういうのも、いかにもテキトーだなあ、と。ま、何かと懐かしさみたいなものは感じさせる作品ですが、懐かしさだけじゃあ、ねえ。[DVD(字幕)] 4点(2015-05-17 09:06:02)(良:1票)

136.  死霊の盆踊り 深夜の墓地で人知れず繰り広げられる、身の毛もよだつ饗宴、死の舞踏を、故なくして目撃してしまった男女の恐怖の一夜を描いた作品、だと思われる訳ですが。勿論、そうは見えない。裸のオネーチャンが入れ替わり立ち替わり、ひたすら踊る、踊る。せっかくコスプレで現れても、すぐに服を脱ぐ(というか、脱げている)。死霊だか、精霊だか、その類らしいのだけど、裸と言ってもパンツはちゃんと穿いてる(ちゃんと穿いてると言っても、Tバックだったりする)。踊りと言っても、単調で適当な振付、私でも踊れそうな気がしてくるレベル(踊らないけど)。この単調な踊りを見ている最中、数分に一度はふと、この作品の邦題が『死霊の盆踊り』であったことを思い出してしまう。視覚から来るヘナチョコ踊りと、脳裏に浮かぶ「盆踊り」というキーワードとが織りなす絶妙のハーモニーに、笑いがこみ上げてしょうがない。そういや特にネコ女のクネクネ踊りなんて、結構“どじょうすくい”に近いものがありますね。裸踊りをいつまで眺めていてもしょうがないので、その背景に目をやると、墓地の片隅に転がったシャレコウベが、何となくさみしそうな顔をしていて、これまた笑いがこみ上げてくる。とっつかまって縛られた男女が、踊りの前でボケーッと突っ立ってる姿にも、またまた笑いがこみ上げてくる。ついでに言うと、ミイラ男が時々C-3POみたいに見えてきて、さらに笑いがこみ上げてくる。笑いながら見てるうちに、「一体この自由さは何なんだ」と、だんだん感心を(していはいけない感心を)してしまうのが不思議。“意味”というものが削ぎ落された、まさに“意味”からの自由。途中、縛られた男がこっそり縄から手を抜いておく、というサスペンスをわざわざ準備しておきながら、製作サイドが全くこれを重視していない、この自由さ、この余裕(要するにテキトー、意味が無いというより、あったはずの意味が早々に消え去ってしまってる、という感じ……?)。……あ、そうそう、私もヘビ女のダンスは、正直、イイと思いました。思っちゃいました。[DVD(字幕)] 4点(2012-05-13 08:06:51)(笑:4票) (良:1票)

137.  紳士協定 ユダヤ人差別を告発するために主人公の作家さんが、しばしユダヤ人としての生活を送ってみる、というオハナシ。当時としてはこのテーマを取り上げたのは画期的だった、と言われればそうなのかも知れないし、またこれが当時の限界だった、と言われればそうなのかも知れないけれど。でもやっぱり「浅すぎる」よね。時代の切り込み隊長を買って出るなら、それこそ“肉を斬らせて骨を断つ”というような、相応の覚悟が必要なのでは。「根深い問題でもありますし、まあこの程度から始めてみましょう」的なヌルさが、完全に作品をスポイルしているように思え、豪華で手の込んだ映画の作りが、かえって虚しくもあり。要するにオスカーを獲っちゃう程度の「手加減」が本作の泣き所。コメディとして笑いの中に風刺を効かせるでも無し、生真面目な作りの一方で、冒頭から「パパ、再婚しないの?」なんぞと、通り一遍の恋愛モノを予告してみたり。肝心の差別問題については、映画の中で映画的に描写されることも殆ど無く、軽いイジメラレ体験を息子に語らせてみるあたりが関の山。んなコトばっかりやってるから、後で(不本意であったとは言え)赤狩りにも加担するんでしょうが、と言いたくもなる。石をぶつけられる覚悟が無ければ、時代に楔を打つことはできない。この作品の存在自体が、“紳士協定”の上に乗っかっているような感じがして仕方が無い。無論、かく言う私こそ、そんな大それた勇気など持ちあわてはいないが、その勇気の無さをしっかり自覚して生きていきたいとは思っている。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-12-04 10:16:54)

138.  ジャッジメント・デイ/合衆国が震撼した日 《ネタバレ》 敵がネオ・ナチというのが新味と言えば新味。でもこの際どうでもよい。いきなりドンパチばっかり続く。背景に流れる音楽もまた、このテの映画にアリガチなB級煽り系音楽・・・と思いきや、これがよく聴くと、おやおや何だか勇ましくも物悲しいメロディ、何だかムード音楽風、いやむしろ演歌調とでも言いますか。さてさて、ドンパチが続く中にも、どうやら映画の主題は、2人の主人公、タネンとPJの友情にあるらしい、という事が何となくわかってくるのだが、残念ながら、2人のうちどっちがタネンでどっちがPJなのか私が認識する前に、早々に一方が死んじゃったよ。これじゃちっとも感動できん。でも、一応泣かせるシーンのつもりなんだろうナ~、という事はヒシヒシと伝わってくる。何しろ、背景の音楽はギター演奏へと変わり、ほとんど古賀メロディかと思わせる泣きのメロディ。さてさて、後半はタネンの活躍なんだけど・・・見どころはすぐにやってくる。まずはホッケー会場での死闘。タネンと敵との銃撃戦の中、何故か選手達はホッケーをやめない。さすがは氷上の格闘技と言われるだけの事はある競技だ。気合いが違う。しまいにゃ、タネンが落としたピストルをパックと間違えてプレーを続ける始末。さすがに不注意だと思うぞ(笑)。それはさておき、その後の展開、敵は核ミサイルのサイロを占拠してしまう。しかもミサイルを操作できる博士を拉致、仲間に引き入れる。まずは政府へ脅しをかけるため、ミサイル一発ぶっ放してやれ! しかしこのミサイル発射のシーンでは、ミサイルを吊るすヒモがあまりにも鮮明に!(見なかったことにしよう)。で、いよいよクライマックス、タネンは仲間と共に、占拠下のサイロへ潜入。敵の数がミョーに少ない気がするが、まあいいでしょう。一方タネン一行の中には、何故か、上述の拉致された博士の娘の姿も。いや彼女の存在はダテではなく、システムに侵入し、ミサイル発射を阻止するという任務があるのだ。かくして、敵の手先となってしまった博士と、それに立ち向かう娘との間で、システム上でミサイル制御の主導権を奪い合う戦いが! 親子でテレビのチャンネル争いをしているかのようで、なかなか微笑ましいぞ! という訳で、結局、敵の野望は無事阻止されるのでした。メデタシメデタシ。う~む。前半のPJの存在は、一体何だったんだ?後半はめっきり忘れられた存在になっちゃった気が。4点(2004-04-18 00:56:30)

139.  13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた! な~にが「ジェイソンは生きていた」だよ~。ちゃんと死んでたのをいらんことして蘇らせた癖に!ってそこは怒るとこじゃないっての。前作までは曲がりなりにも限られた製作費の中で精一杯エログロを目指してたらしいのに、この作品あたりから、おふざけモードに入っており、まあ考えようによっては健全路線になったと言えるのかも。で面白いのかと言えば・・・(溜息)。4点(2003-08-11 01:15:10)

140.  死霊のしたたり2 1作目でメチャクチャやり尽くしたから、2作目なんて要らないんじゃないか、と思ったら概ねその通りだった、残念な続編。 いや、あの目玉付きの指とか、特撮は目を引くモノがあったりもするのですが(大阪が誇るワザ師、スクリーミング・マッド・ジョージも名を連ねてます)、映画が進むに連れて見どころが薄くなっていって。それなりにメチャクチャやってはいるんだけど、一作目の後では、ちと物足りない。人造人間作るだけでは普通過ぎ。やっぱり、崩壊していく過程の方がオモシロい。 そもそも、このウェスト氏、マッドサイエンティストというより、単に実験がヘタなだけのヒトなんじゃなかろうか。人造人間の作り方、ヘタクソ過ぎ。ま、ヘタクソな方がオモシロイから、いいっちゃあ、いいんですけど。 あと、これは極めてどうでもいいことなんどけど、「生首って、肺も無いのに、喋れるんだろうか?」[インターネット(字幕)] 3点(2021-10-18 22:56:19)《改行有》

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