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1. シャドウ・イン・クラウド 《ネタバレ》 面白かったです!1時間半弱の上映時間中、ずっと目が釘付けでした。理屈抜きで面白い。だから、理屈を言ってはいけない。ハチャメチャな展開は、作る側が承知でやっていることですから。 ひとつ理屈を言えば、この作品のテーマは、「女は弱し、されど母は強し」でしょうね。暴力夫から逃げ回る弱い女が、自分の子どもを守るために、とうとう最後は素手で怪物を叩きのめしてしまうのですから。その後で、幸せそうに赤ん坊に乳を飲ませる姿を見ると、こちらも幸せになれますね。この後、この人たちはどうなってしまうんだろう、とかいう心配は余計なお世話です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-10-21 19:19:38)《改行有》 2. ジェイソンX 13日の金曜日 スプラッターものは苦手で、今まで「13日の金曜日」シリーズを観たことがなかったのですが、今回は私の好きなSF仕立てということで、観てみました。これって、「エイリアン」の設定そのまんまですよね。うっかり拾った化け物に、密室の宇宙船内で襲われるって。アンドロイドが出てくるし。スプラッター場面はやっぱりイヤでしたけど、どうやってこいつやっつけるんだろう、と結構最後まで引っ張られました。作品の出来としては6点がせいぜいですが、アンドロイドのねえちゃんの扱いがおもしろかったので、1点おまけ。7点(2004-04-11 21:02:36) 3. シンドラーのリスト この作品に対する批判で良く見かけるのが、「ホロコーストはもっと悲惨だった。描写が甘すぎる」というものと、「シンドラーの行動は偽善だ」というものです。私はそう思わなかったので、コメントさせてもらいます。 まず、私はこれ以上悲惨な場面は見たくありません。現実の悲惨さを知りたければ、アウシュビッツの記録映画を観ればいいでしょう。目をそむけたくなるような場面(充分にあったと思いますが)を、もっと多くすればそれで、より良い映画になったでしょうか。 シンドラーの行動は、確かに自分のビジネスのためにユダヤ人を利用した側面がありますから、動機は不純だったかも知れません。でも、この時代に全くの善意の個人で、彼以上に多くのユダヤ人を助けた人がいたのでしょうか。その結果をこそ、評価すべきだと、スピルバーグは言っているのだと思います。 さて、褒めておいてなんですが、どうしてスピルバーグは、最後に墓参りなんていう場面を入れたんでしょう。「プライベート・ライアン」もそうでしたよね。私は、両作品とも、この余りにもウェットな場面が好きではありません。それも、スピルバーグらしい、と言えば言えますが。8点(2004-02-11 23:19:18)《改行有》 4. 十二人の怒れる男(1957) 20代に観て、もう30年経つのに、いまだに私のベストワン映画です。評論家の選出するベストテンより、ここでの評価の方が高いということと、それによって、こんな古い映画に若いファンが増えているということが、とても嬉しいです。脚本、演出、配役、撮影どれを取っても一級品で、芸術性と娯楽性が見事に調和した、とても完成度の高い作品だと思います。またこんないい映画に巡り会いたくて、映画ファンがやめられません。10点(2004-01-22 22:46:32)(良:2票)
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