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1. スポットライト 世紀のスクープ
《ネタバレ》 題材はおもしろかったのだけど、テレビの「世界仰天ニュース」みたいな再現ドラマを見てるようだった。
淡々としていて、ハラハラするようなシーンもあまりなく、登場人物が多くてわかりにくい。
実話を基にしてるから仕方ないのだろうけど。
でも似たようなタイプの映画のエリン・ブロコビッチはおもしろかった。
スポットライトはなぜダメなのかと考えたら、まずキャラクター。
主人公らしい主人公がいなくて、誰に感情移入して観たらいいのかわからない。
登場人物がストーリーのパーツでしかない。
また、みんな普通の人たちであまり魅力がない。
あと、わかりやすい「悪人」を登場させて「倒す」べきだった。多少脚色してでも。
数百人に性的虐待した極悪神父や、隠蔽していた教会のお偉いさんたちをなぜ登場させなかったのだろう。
最後にそいつらが逮捕されたり糾弾されるシーンでも描いたら、気分爽快だったのに。
神父だから気をつかったのだろうか。
とりあえず、「映画」と「再現ドラマ」の違いを考える上で、参考になる映画。[CS・衛星(吹替)] 5点(2017-03-02 00:58:35)(良:1票) 《改行有》
2. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 導入部からまず引き込まれる。その後は少したるいんだけど、中盤以降はハラハラしながら一気に見させる。構成も秀逸。ぼっとん便所に落ちるシーンで一瞬見るのやめたくなったが、やめなくて良かった。インドを舞台にしたのも新鮮で良い。
欠点は、いかにもフィクションな展開。とはいえバッドエンドだったら絶対文句言いたくなるのだけど。あまりに綺麗なハッピーエンドだったので、安堵感とともに、もう一捻りほしかったと思ってしまった。アカデミー作品賞で、ここまでコテコテのハッピーエンドは珍しいね。
しかし日本のミリオネアそのまんまで驚いた。司会の人もみのもんたっぽいし。最高賞金2000万ルピーって、日本円だと3500万くらいみたいだけど、日本では1000万だから、もらっても大金持ちってほどじゃないけど、インドではすごいことになりそう。[CS・衛星(吹替)] 8点(2016-03-12 23:20:23)《改行有》
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