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21.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇> 脚本自体はそれほど悪くはないと思うが、問題は演出ではないだろうか。 特にイウォーク絡みのストーリーは子ども騙しと言い切ってしまっても問題ないだろう。イウォークと帝国軍との戦いは、あれではさすがにちょっと酷すぎやしないだろうか。 弱き者が強き者に対抗するという視点やどんなに弱くても皆が力を合わせれば強い者を打ち破ることができるという視点は確かに必要だと思うので、やはり演出の不味さの問題だと思う。 皇帝との戦いやベイダーの葛藤などももっと上手く演出できたはずだ。 [ビデオ(吹替)] 6点(2005-06-20 23:39:50)《改行有》

22.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲<特別篇> 《ネタバレ》 微かな記憶ではシリーズの中でこの作品が一番面白いと思っていた。しかし、改めてみると決してつまらなくはないのだが、シリーズの中で一番低い評価を与えざるを得ない。スターウォーズシリーズに特別の思い入れも何もないのだが、見ていて何か残念な気持ちがした。 その理由としてはストーリーの核となるべきルークがあまりにも中途半端かつ無意味な描き方しかされていないからである。ファンにはそれが良いのかもしれないが。とにかく今回のルークの行動を簡単に追ってみよう。 雪男に殴られ拉致られる→ハンソロに奇跡的に助けられる(このシーンには別の意図があったとも聞くが)→飛行機で突撃→仲間が瞬殺される→飛行機で活躍できず→ライトセーバーでAT-AT ウォーカーを破壊(ここだけはカッコいい)→ダゴバでヨーダとの修行→Xウイング・スターファイターを持ち上げられずに簡単に諦めてしまう→しまいには修行が終わっていないにもかかわらずにヨーダの元を去る(仲間を助けるためには確かにやむを得ないが)→ホスへ向かう→ダースベーダーとの戦い→「俺はオマエの父だ」→「ガーン(心に衝撃)」→「右腕切られて落下」→「レイア助けてくれ」→「なんでオビワンは教えてくれなかった」こんな感じじゃなかっただろうか。 冷静にみると助けようとしているつもりが助けられてばっかり、しかもやることなすこと皆、空回りしている。 描き方としては、まず修行に対して何かを為していないのに、ただ抜け出すというのはマズいんじゃないだろうか。少なくともXウイング・スターファイターを自力で持ち上げるか、それとも洞窟みたいなところで幻を打ち破らないとかしないと、修行の意義やヨーダの存在自体が問われてしまうと思う。 個人的にはホスで活躍の場をルークに与えればストーリーがより良くなるのではと思う。ボバ・フェットをⅥであのような間抜けな殺し方をするくらいなら、今回ルークとの激しい一騎打ちでも盛り込んで壮絶な死を与えた方が俄然面白くなったのではないか。 いわゆる修行の成果やジェダイとしてのルークの成長を観客に見せる必要があったのではないかと思う。ルークの常人離れした強さを示すことによって、ベイダーの強さがより引き立つという仕掛けが必要だ。ボバ自体の強さを示せば、この仕掛けがさらにより効果的になる。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-20 23:34:54)《改行有》

23.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 エピソード1~3の流れの中で、本作は、アナキンの心の弱さを中心に、正規軍という名のクローン軍が創設されてしまい。また、ジェダイの力が弱まりつつあり、ダークサイドの力が元老院にまで及んでいることが描かれている。 大きな流れの中では、エピソード2の位置付けの意義は充分と考えられる。 一方、エピソード2を単体の映画と評価すると、後半の怒涛の展開には文句のつけようが無く、満点を付けても良い。ただ、どうも中盤のバランスの悪さが目に付く。 確かにアナキンがダークサイドに転落するまでの大切な過程なので、じっくり描くことは否定しない。 タスケン族惨殺事件は、自分の力の足りなさによって、母を死なせてしまったという自分への苛立ちとオビワンへの怒りを描くためにも必要不可欠だ。 エピソード1でヨーダが、恐れは怒りを産み、怒りは憎しみを産み、憎しみは苦痛を産むというセリフからもここは大事な部分だろう。 問題は、アナキンとパドメの恋愛だ。確かにこの二人が恋に落ちないと、ルークとレイアが産まれないので既定路線であり仕方がない部分はある。しかし、必要以上にこの二人の関係が描かれすぎている。エピソード3で強引に二人の関係を引き離そうという動きでもない限りやり過ぎではないか。この二人の恋愛をファンが見たいかどうかは想像がつくとは思うが。 そして、ルーカスの演出方法として、様々なストーリーを同時並行的に描く手法がよく用いられる。ストーリーがよりスピーディーになり、より引き締まるという効果があるとは思う。しかし、今回のようにジャンゴを追うオビワンとパドメ護衛のアナキンのストーリーを並行的に描くことによって得られる相乗的な効果は、それほどない。 緊迫感のあるジャンゴとオビワンとのやり取りに対して、野原で二人でゴロゴロしているシーンを並列的に並べるのは、互いを殺してしまっている気がする。 もしどうしても描くとすれば、今回ばかりは、それぞれのストーリーをややじっくりと描く必要があったと思う。 個人的に好きなパルパティーンがイマイチ出番がないのが残念だが、要所要所でしっかりと影を感じられたので良しとしたい。[DVD(字幕)] 8点(2005-06-12 19:53:53)(良:1票) 《改行有》

24.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 《ネタバレ》 評判は良くないけど、映画自体はとても良く出来ていると思う。 脚本はよく練られているし、映像も素晴らしいとしか言いようが無い。欠点を一言でいえば、「スターウォーズ」らしくないというところだろうか。 エピソード1~3までで、アナキンがダースベイダーになるまでと、共和国が帝国になるまでが描かれると思われる。今回、序章ということで、アナキンがパダワン見習いになり、パルパティーンが議長になるところまで描かれるのは総論からすれば、充分だろう。パルパティーンは結構好きだな。エピソード1~3の裏の主役ではないかと思うほど存在感がある。 各論からすれば、ポッドレースには臨場感があり、アナキンの細かいリカバーなど詳細に描かれている。ポッドレース自体は素晴らしいと思う。しかし、ストーリーに比して、このポッドレースに重きを置きすぎている気がする。バランスが悪すぎる。 一方、ラストの展開はなかなか面白い。クワイガン他1名とダースモールの戦い、ジャージャー率いる部隊と機械兵との戦い、アナキンの戦闘機での戦い、パドメの侵入作戦と4つのストーリーを交互に描くことで、よりスピーディーな展開となり、ダースモールの戦いの緊張感が他のストーリーにも及ぼしていて、よりよい効果をもたらしている。 しかしこのような効果にも関わらず、各ストーリーのオチはお粗末なものだ。 ジャージャーの戦いは陽動作戦であるためこのオチは動かしようはない。ただアナキンのはなんとなく…過ぎないだろうか。フォースのなせる技という説明かもしれないが、R2-D2が誘導したなりの説明が必要かもしれない。 パドメの侵入作戦は、総督がいきなりパドメに対して女王であることを前提に話し始めたため、「おい!どういうことだ!」と突っ込もうとしたら、偽のアミダラが出てきてよく分からない内に終わってしまう。 ダースモールの戦いも拍子抜けだ。あれくらいでオビワンが勝てるぐらいなら、クワイガンの存在が薄くなってしまう。クワイガン即死でないなら、最後に弟子のためにダースモールの動きを邪魔するくらいしないと不味いだろう。[DVD(字幕)] 8点(2005-06-12 16:00:16)《改行有》

25.  スターダスト・メモリー 正直言って、この映画の良さを自分が理解するのは難しい。 感傷的なストーリーをわざと直球で描かずに、暴投気味の変化球でストライクを狙ったように見えるし、そもそもストライクを狙っていないのかもしれない。 「マンハッタン」で甘い感じの映画を創っているので、同じような映画は取りたくないのかもしれないが、人生に成功したかに思われる映画監督が、自分の人生の意味に苦悩し、最後に一つの結論…ドリーと過ごした春の一日、音楽とそよ風を思い出すというシンプルなストーリーにした方が共感は得られやすいと感じる。 しかし面白いシーンはいくつかあった。 「81/2」は見ていないので、あまり語るべきではないのかもしれないが冒頭の電車のシーンは実に皮肉的で面白い。 人生を楽しんでいる陽気な人達が乗る列車とみじめな人生を送った陰気な人達が乗る列車。 サンディは陽気な人達がいる列車に乗りたいと願うも走り出した列車を止めることは出来ず、その願いは叶わない。 到着駅はゴミ捨て場であるが、とぼとぼと歩いていくと、向かい側から陽気な人達が乗る列車に乗った乗客に出会う。 この絶望的な人生観は見事としか言いようがない。 また、壁紙を使って、その時の深層を表現するというのも斬新な手法だろう。 この映画は自分には、アレンのあらゆるものからの決別の一種の決意のようにも感じる。 あらゆるものとは、大衆やファンであったり、商業的なものであったり、自分の映画への評価や研究、偽善的と言っては言い過ぎかもしれないが寄付等への決別。 「過度の現実を好まない」大衆に対して、自分は現実を描くというアレンの一種の決意なのではないかという気もする。 もっともアレンはこの映画の中のサンディと自分とは全く別の違う人間と言っているが、「コメディ」云々の話からどう考えても重ねて見てしまうだろう。 その狙いがないとすれば、サンディ役は別の俳優をキャスティングすべきであった。 アレンとサンディを重ねることによって、この映画の真意を探るための弊害になっている気がする。 また、映画の中に更に映画を入れるということが果たして良かったのかどうか疑問に感じる。 特にこの映画のように境界線が不明瞭であるとするとテーマや感じ方も不明瞭になってしまう気がする。4点(2005-03-20 21:40:07)(良:1票) 《改行有》

26.  スリーパー 巨大プリンとの格闘とか、欲望という名の電車や、名犬ラッグスとかそういう馬鹿馬鹿しいのは好きなんだが、あとは笑いがちょっとズレているのは30年前の作品だからしょうがないかな。 特にミスコンやカガミネタや懲りない爆弾班がイマイチかなと感じる。 しかしメガネを付けながら200年も寝ていたのとメガネをかけているロボットにはだいぶ笑えた。 手術シーンもそれほど面白くはないのだが、ウディとダイアンのやり取りはやはり絶妙で息がピッタリと感じる。 SFなのだが、科学や政治なんかをだいぶ皮肉っている面があると感じる。 そして信じられるのはセックスと死というのもウディらしいな。4点(2005-01-16 04:28:06)《改行有》

27.  スキゾポリス さすがにこれは酷い。 たいていの人ならまず途中で観るのを止めるでしょう。 理解できればコンセプトは面白そうだけど、常人というか監督本人以外の人間は恐らく理解は不可能。 現実を超越した世界でも描きたかったのかもしれないが、理解するためにこれを何回も見るのは時間の無駄と言える。 日本人なら夫の日本語は理解でき、妻の言葉は字幕があればあの部分は分かるでしょうが、 アメリカ人他は理解できるのか。 具体的な言葉を使わずに抽象化した言葉を使った夫婦の会話には「おっ!」というものを感じたが、まあ観るべき部分はこれだけでしょう。 ちなみにレンタルビデオのラベルには「社会派」というジャンル分けがしてあった。0点(2004-12-30 00:13:15)《改行有》

28.  スーパーサイズ・ミー 《ネタバレ》 マイケルムーア監督によってドキュメンタリーの性質が変わったことと「30日間マクドナルドを食べ続けたらどうなるか」というバカさがかなりクローズアップされていたので、本作が一体どういう映像になっているか楽しみにしていたら、意外とまともな作品に仕上がっているのでちょっと残念と思った。 観る前はただ食べ続けるだけでは映画としてはもたないだろうと思っていたが、結局、本作は教育番組のようにファーストフードの危険性をただ訴えるだけだった。 アメリカ人には興味深く切実な問題であり良い映画なのかもしれないが、日本人には対岸の火事であり、面白くも何ともないだろう。 ドキュメンタリーとしての出来は確かに良いのかもしれないが、自分はエンターテイメント性を求めていた部分もありその点はモノ足りなく感じる。 罰ゲーム的に無理やりスーパーサイズを口の中に叩きこむような監督が苦闘や苦悩する姿を想像していたが、そんなシーンも1回だけで終わり。 中毒を起こして食べるのが楽しみになっている以上そんな姿を描けないのかもしれないが、あまり大変そうに見えないのが、なによりも問題だろう。 医者のセリフだけでは死の恐怖や肝臓等のダメージは多少分かりづらいところはある。 冒頭の医者の楽観的なセリフと後半のギャップは確かに面白いと感じたのだが。 やはり真面目に作りすぎていて遊びが意外と少ないというか、子どもへの刷り込み問題や給食問題など色々な問題を詰め込みすぎたため締まりのない感じにも映った。 もっと上手な編集が出来れば良かったんだが。 出来れば、カラダや精神面の変化をもっとはっきりと描いて欲しかったし、19000個オトコのような強烈なキャラももっと欲しかった。 そしてこれだけ真面目な創りなら、本社のトップクラスとの対決は実現してもらいたかったのが正直なところだろう。 結局、自分はこの映画を見ても、映画館の帰りにあったマックは美味しそうに見えたし、今後もファーストフードを食べ続けると思う、あまり影響は受けなかったな。5点(2004-12-27 01:05:15)(良:2票) 《改行有》

29.  スパイ・ゲーム(2001) 「スパイゲーム」というタイトルの割にはゲーム性もなく、007のような映画とは違い、真面目で落ち着いた出来に仕上がっている。 出来自体は決して悪くはないのだが、盛りあがりに欠ける為、期待ハズレと感じる人も多いだろう。 部下であったトム救出のために動き回るネイサンの退職の日の「現実」を縦軸に、75年ベトナムでの出会いから、76年西ドイツでの二人の考えの対立、そして85年のベイルートでの二人の別れを「過去」の回想を横軸に二重構造にして描かれている。 ネイサンの信念には「情報提供者に命をかけるな」というスパイの役目や負けられない危険なゲームと割り切ることが大切という考え方があり、一方、トムは理想肌で「人を殺すことは苦しいこと」と語っていたように「人の命の重さ」を知っている。 二人の考え方はだいぶ違うと思ったが、やはり二人にはどことなく似ている部分を感じさせるし、人間的な根っこは同じような気がする。本作では師弟愛が感じられた。 しかしなあ、ネイサンはベイルートでは当然の策とはいえ、トムを待たずに、キプロス義勇軍を使ってしまったり、エリザベスをトムから引き離すために拉致って中国に引き渡したりしているわけでかなり実際はかなり非情なオトコなんだよな。 トムとエリザベスの二人の愛が本物だとは知らずに拉致ったりしているから今回のような事件が起きたわけで、28200ドルは自分のまいた種を刈り取ったようなものかもしれない。 エリザベスとトムの二人には、救出後2台の離れたヘリコプターで見つめ合う姿に愛を感じさせずにいられなかった。 ネイサンの奥さんネタも随所に登場させているから、ネイサンの奥さん、家族、愛についての考えも少しだけでも描いて欲しかった気がした。 奥さんネタはやや消化不良に終わっていると感じたな。 衛星写真のすり替えや「ディナー作戦決行」の周りの反応などニヤリと出来る場面も多く、「ディナー作戦」と聞いた時のトムの反応も特に良かった。7点(2004-12-18 16:35:49)(良:2票) 《改行有》

30.  スパイダーマン(2002) 本作のテーマは「ヒーローの宿命」ということでしょうか。 ヒーローとして生きるということは、たとえ好きな人を愛したとしても、それは結局、彼女を傷つけることにしかならないというヒーローの宿命を描きたかったのではないか。 しかし、一緒には居られないが、いつまでも好きな人を見守り続ける覚悟を決めたのが、ラストの墓の告白シーンで感じられた。 そして、何度も繰り返し語られた「大いなる力には大いなる責任が伴う。」ということを、全般を通してかなりねちっこく描いていると感じた。 自分に関係ないと思っていた犯罪者が、ひいては自分の愛する家族を傷つけることになるという一連の正義への目覚めへの流れはよく出来ている。 自分の信じる正義の道がマスコミやゴブリンによって揺さぶりを掛けられ続けるというのも悪くない流れだ。 映像の出来に関して言えば、あの浮遊感を表現できたのはモノ凄いと感じた。 小ネタだが、スパイダーマンと名づけたのがプロレスのリングアナというのはちょっと驚いた。 デフォーの二面性を描いた一種のゴラム化は見応えがあった。8点(2004-12-01 01:14:34)《改行有》

31.  スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 《ネタバレ》 正直言って、自分は全くこの世界観に溶け込めずに、完全に置き去りにされてしまった感じがした。 前編を創りたいのは分かるけど、思わせぶりのセリフが多いのもやや気になる手法。 問題点としては、まずは薄っぺらい世界に合う薄っぺらい脚本。 ご都合主義満載のストーリーにはもはや突っ込む気にはなれず、これ以上あえて語るつもりはない。 宮崎映画というより、ラストあたりは自分はルパンのクローンのやつを思い出しましたよ。 そして、全く臨場感も疾走感も感じられない映像。 CG映画は好きな方であるし、CGによって映画は発展していると感じているが、この出来は、いかがなものだろうか。 特にグィネスが序盤ロボットに踏み潰されそうになっている場面は酷いとしか言いようがない。 あれでどうやって、ドキドキしろと言うだろうか。 真面目なヒーローモノと構えずに、完全にギャグ映画だと割り切れば楽しめる人は多いかもしれない。 事実、狙い通りレトロの世界に合う古典的なギャグで場内は結構笑いに溢れていた。 自分はグウィネスが好きなのでその点は充分楽しめたし。 衣装はステラマッカートニーが担当しているらしい。彼女はビートルズのポールの娘で、元クロエのデザイナー。 現在はグッチグループで自分の名前でデザインしている人気のデザイナーなので、ジュードとグィネスの衣装には注目して欲しい。 そして、かなり引っ張りに引っ張ったラストのオチ。あれには本当にマジ参った。あれで最低の映画だったのが救われた、完全にポイントアップした衝撃の驚きのラストは必見。5点(2004-11-29 21:19:57)《改行有》

32.  スパイダーマン2 まずオープニングクレジット出来が素晴らしい。 前作の復習が出来るだけでなく劇画風デザインのセンスの良さが光る。 前作での「ヒーローとして生きる決意」を引き継いで、本作では「ヒーローとしての責任の重さ」、「その重さと一人の若者としての葛藤」、「ヒーローの孤独感」の三点が上手く描けていたと感じた。 ヒーローではない時の一人の若者としてのピーターパーカーに対してスポットを当てることにより、家賃を稼ぐために働かなくてはならない等の日々の営みがある「一人の人間」であることを改めて強調している。 普通の人間であることを強調することにより、ヒーローの困難さとその重みがますます感じられ、またヒーローとして生きるためには何かを犠牲にしなくてはならないことに説得感が増す。 しかし、たとえヒーローであっても、人を愛することまでも犠牲にしなくてはならないのかという問いに対しては、苦悩する一人の若者ということを強調することにより、ヒーローでも人を愛してもいいんではないかという答えを出したと思う。 今回、顔を晒しまくったのは、ヒーローの重みは一人で背負えるものではない、周囲の人の支えや愛する人が見守ってくれるから、ヒーローとして頑張れるということを言いたかったのではないだろうか。 それを描いたのが、電車のシーンだろう。ヒーローモノとしては最高のシーンだと思う。 ピーターの表情も良かったが、ぶっ倒れそうなピーターを皆で支えるシーンは、ヒーローはたとえ一人で戦うとしても、一人だけでは出来ない、周囲の人によって支えられるから成り立つことを表しているように感じとれた。確か前作でも橋のシーンで周囲の人に助けてもらっていたはずだ。 他にもピーターには支えてくれる叔母さんがいる。 一度は捨てたはずのヒーローの道を取り戻すきっかけになる叔母さんのセリフは本作のテーマ。あの叔父さんと叔母さん夫婦は本当にピーターにいい影響を与えてくれる。 期待していたんだが「1」に続いて地味なままで終わったハリーは次回では出番がありそうで楽しみ。 エレベーターや腰痛ネタもあり、笑えるシーンや泣けるシーン、爽快なシーン、苦悩するシーンなど様々な感情を味わえる本当に良い作品に仕上がっていると感じた。9点(2004-11-19 21:28:43)《改行有》

33.  砂と霧の家 《ネタバレ》 映画を見終った後の観客のそれぞれの足取りが重かったことがこの映画を言い表している。 映画を見た後なのに近くにいたカップルなんて一言もしゃべらずただだまって歩いていただけだし。 陳腐な言い方だが、後味のワルさと何とも言い切れない憂鬱感だけはアカデミー賞級の映画。 一体何を感じ取れば良いのかちょっと整理はつかないけど、骨太で重厚な創りと、俳優陣の演技、映像の綺麗さは誉めることができる。特にラヴシーンの綺麗さは良かった。 あんな警官とのラブシーンにあそこまで綺麗に取る必要があるかはよく分からないが。 個人的に思ったことであるが、ファーストカットとファイナルカットがかぶっている創りにする意味が良く分からん。 あんなファーストカットはほとんど意味がなく、むしろ撮るものは他にあったと思われる。 キングスレーとジェニファーの二人が取り戻したかったモノは何か? そう考えれば、キングスレーにとっては家族の幸せであり、父親としての威厳とプライドだろう。 一方、ジェニファーにとっては父と兄と暮らした幸せが詰まった想い出である。 その結果からすると、冒頭にはジェニファーの幼少期、父と遊ぶ、幸せな想い出を入れ、キングスレーには訳が分からん木を倒すシーンよりも、イラン時代の家族が幸せで自分の威厳があったシーンを入れるべきではないだろうか。その際はあの家と少し雰囲気が似ている家の必要はあるが。 その方が何故あの二人が必死になる必要があるのかがより明確になると思う。 家族への偽りの人生が招いた悲劇、その結果失ったものは、キングスレーと警官の二つの家族と一つの家…。 家族の幸せは、砂のようにもろく、霧のように掴みづらいものなんだろうか。7点(2004-11-14 22:23:31)(良:1票) 《改行有》

34.  スポーン 酷評されていますが、全く期待してなかった分そこそこ楽しめた気がします。 ジョーカーとペンギンを足して二で割ったようなキャラクターの下品さには閉口しながらも、復讐を義務付けられた男に復讐や暴力の空しさを説くという設定はなかなか良かった。 ただ、悪魔に魂を売るかどうかの選択にもう少し迷いが欲しく後悔や葛藤、人間らしい弱さや家族愛的な要素を更に押し出せばもっといい作品になっただろう。6点(2004-06-27 14:28:00)《改行有》

35.  スクール・オブ・ロック 日比谷で観ましたが、観客ダイブとラストには拍手が巻き起こりました。 「LOTR」や「SW」ならよくある話だけど、それほどメジャーでもないこの作品でみられるとは思わなかった。それだけ皆ハマッたといえるのではないでしょうか。 自分もロックは全然詳しくないけど、十分楽しめた口です。 ジャックブラックの好演もさることながら「ロック」への熱い情熱を高く感じられる。 ブラックの役どころが特に良かった。 途中からブラックの子どもたちへの接し方も上からモノを言うというより、同じ目線で語っているように感じられ、演じる曲もザックが原案し、皆で一緒に完成させていく姿に自分も引き込まれた。 一番気に入ったシーンは、突然の曲変更で一番きつかった照明係に演者よりも一番に労をねぎらったようなところですね。 演者だけが光があたるのではなく、それぞれ一見地味な役ところにもクラスの子どもたちを配置し、クラス全体でライブを成功させたというのが伝わってくる。 だから、子どもたち皆活き活きと演じていたような気がする。 ブラックも「ロック」の精神を教えていたつもりが、子どもたちに改めて「ロック」の精神を逆に教わったのではないだろうか。 校長や同居人の「夢」や「大人」について語るサイドストーリーも描かれているのでより深みをましている。9点(2004-06-25 14:36:32)(良:3票) 《改行有》

36.  ズーランダー とにかく絶妙な音楽センスが素晴らしい。 ガソリンスタンドは最高だが、パソコンもかなりツボにはまる。 キメ顔も観客にも「全部同じやんけ」と最初に突っ込ませて、最後のオチに使うのもなかなか上手い。 ベンスティラーが監督や脚本までやっているとは思わなかった。 6点(2004-04-20 20:51:35)《改行有》

37.  スパイキッズ2/失われた夢の島 CGのしょぼさや、背景「それ絵だろ!」とかストーリーの細かい所につっ込むようなヤボな気は全くないけどやはり子供向き映画で、大人の視聴に耐えられるほどの映画ではない。 もっとバカバカしく徹底的にやるか、それとも家族愛をもっと押し出すかした方がいいのでは。 5点(2004-03-22 23:35:54)《改行有》

38.  スクリーマーズ 観た瞬間、B級だなと思わせるもすぐにディック独自の世界に引き込まれる。 タイプⅡは誰かというストーリーで進むのかと思いきや、「生きて二人で地球に帰るんだ」みたいな「えっ、そんなストーリーだっけ?」と思うほど、ラストでは一気に恋愛色が強まるし、あのメチャクチャ感がたまらない。脱出用の宇宙船を見て、やっぱりまぎれもないB級作品だったと再認識させてくれるのもいいね。B級としてはかなりレベルの高いB級でしょう。 一応の疑問は、メガネ野郎も出血タイプのロボということでいいんだろうか、あと少年タイプを最初に撃ち殺したり、連合の基地を占拠していたロボを一緒に大虐殺するのは仲間割れしているんことになっちまうが。8点(2004-03-16 19:57:44)《改行有》

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