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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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21.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 クイズの質問が、彼の半生の場面を次々に導いていくという趣向。その意外なつながり具合の楽しさで見せていく。最後は、前もって提示しておいた「三銃士」がクエスチョンに出てくるというヒネリがあって、これもいい。でも、そういったやや寓話性のある話に合った演出だったかなあ。なんか目まぐるしく、まさにテレビのショーを見ている感じ。テレビショーをテレビ的な演出で描いたら、映画の余地がなくなってしまう。カットが多くても落ち着いている映画はあるもので、展開の落ち着きのなさ、だ。語っていくことにばかり夢中で、その語り口を豊かにしようという工夫があまり感じられなかった。シンプルなラブストーリーでもあるのだから、もう少しじっくりした部分もほしい。結局、もう語るものがなくなったエンディングのダンスが一番落ち着いて見られたことになる。全体、音楽が調子いい。[DVD(字幕)] 6点(2010-01-24 11:57:12)

22.  スクープ・悪意の不在 “みんなが自分の任務を一生懸命に務めた”結果としてのドラマなら確かに面白いし、問題提起にもなるんだろうけど、どうもサリー・フィールドの役どころが単純すぎるんだよなあ。といって、“マスコミとはこうも単純な世界なのだ”という警告のドラマでもなかった。もう少し推理したり裏を考えたりするんじゃないか。自殺しちゃうことになる女が朝、新聞を拾い集めるシーンなどはかなり良かったんだけど。…といった感想を観た当時ノートに記しているが、いやいやマスコミなんてのはこんなもんらしいぞ、と昨今のテレビや週刊誌報道を眺めていると、改めたくなってくる。「新聞の文面作る機械が面白かった」とも記されていて、コンピューターで新聞作るようになり始めた頃だったのだろう。[映画館(字幕)] 6点(2009-12-06 11:58:19)

23.  ストレンジャー(1996) 今ではちょっと下火なのかな、20世紀末からしばらくサイコホラーってのが流行って、でも考えてみれば映画ってものがそもそも精神分析と同じころに誕生した兄弟だったわけで、『カリガリ博士』の時代にすでに心理学ブームはあり、このころは二度目の流行りと言えようか。表面だけを記録していくフィルムの機能が、かえって幻想を描くと生きてくる。これなんか一つのアイデアだけが命のホラーで、弦楽器のネットリした音楽が雰囲気をつないで、とりあえず一本の時間を退屈させずに見せてくれている。もっとじらしてほしいところもアッサリしてたりして、演出にコクがないけど、基本的にサイコホラーってのは凡作でも何か映画のポイントをつかんでるみたいなんだ。フィルムにおける内面の不可視ってことと関係があるんだろう。原題は「知らない人と口きいてはいけません」って。[映画館(字幕)] 6点(2009-08-03 11:56:41)

24.  素晴らしき日 実に正統的なアメリカのラヴコメディ路線で、公と私がぶつかってしまう一日のドタバタ。雨の曇天で始まり、サッカー会場で晴れ渡るのも正しく、一日の出来事で収めているのも嬉しい。いちいち時間経過が出る。楽しめた。こういう映画は、延長線を引くと日本の小市民映画とつながっていきそうだな。このころのM・ファイファーは、きつい目とくしゃくしゃっとした顔の造作から、ツッパって生きているけどオチャメという役に合っていた。子どものオイタがちょっとクサすぎたのが引っ掛かるけど。携帯電話もすっかり映画の中で役割りを持てるまでに、生活に入り込んだころ。映画の中では、信頼と責任の揺れから恋は芽生え出すらしい。信頼して子どもを任される、信頼されたのに迷子にしてしまって責任を感じる、そうして関係が深まっていく。でも現実社会ではののしり合って終わりの可能性のほうが高い。[映画館(字幕)] 7点(2009-04-24 12:04:18)

25.  スリング・ブレイド なんか『うなぎ』みたいな話だが、キリスト教が絡む、父殺しの神話性が絡む。一番引っかかったのは、周囲の主人公への反応で、やさしいか軽蔑かのどっちかなんだな。誰も薄気味悪がらない。最初スーパーに来たとき、母親が「つけてきたの?」と言ったときぐらい。こういう前科もの・精神病院退院者の場合、薄気味悪がられるってのはドラマとして大事な要素だと思うんだ。明確な拒絶でも受け入れでもない中途半端さが、社会というもののややこしさのエッセンスを見せてくれて。どうなんだろう、個人主義が発達したあちらの社会ではこういう応対が普通なのか、このドラマだけの演出なのか、やたら薄気味悪がる日本の濃厚な“世間”の方が異常なのか、そこらへんが気になった。この映画のポイントじゃないんだけどね。あとアーカンソーあたりだと、日本ふうの竹林があることを知ったこと。[映画館(字幕)] 6点(2009-02-28 12:07:10)

26.  ストレイト・ストーリー 自分の力で兄に会いに行く、ということが主人公にとっては重要で、それも「会う」よりも「行く」の方がより重要みたい。そのマッスグさ。このトラクターの遅さがよくて、一度カメラが空を仰いで戻ってきても、さして進んでいない。妊娠娘や自転車青年など若い人も出てくるが、老人の述懐を引き出すだけの役割り、この映画に出てくる他者は老人の対立物にはならない。この監督にしては意外と定型に収まってしまう。兄のもとへ向かうという熱が、もう少し彼に混乱を起こさせてもいいような気もするが、つまりこれが老いというものだ、と言っているのか。一週間に一度鹿を轢いてしまう女性のあたり、ちょっとリンチ臭が立ち込めかけた。[映画館(字幕)] 6点(2008-10-12 12:08:21)

27.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 ヘレナ・ボナム・カーターって、普通の光線の下でも不健全な印象をもたらす人だから、こう青ざめた暗い光のドラマだと似合いすぎちゃってマズいんじゃないの、と危惧してたら、なんか良かった。内に秘めたトッドへの愛が人物造形に膨らみを与えていて、つまり、女一人でパイ店をやってきて平気で人肉パイを提案する凄腕ぶりと、たえずトッドの様子をうかがう恋する女の気弱さとが、ちょっと三枚目にかかりながら同居している。けっきょく彼女がドラマの重要な部分を動かしていたわけだし。一方ジョニー・デップの方は、見てるほうが距離感をつかみづらい役どころで、つまり、復讐は成功させてやりたいけど、トビー少年をカミソリ持って追うあたりは、トビーの側からトッドを敵役として見てしまうし、そういうブレは人物造形の膨らみよりも、どう眺めたらいいのか、距離の取り方の難しさを感じさせ、心理的に遠ざけてしまった。それと、こういう題材だから仕方ないのかもしれないが、踊りがないのがミュージカルとしては寂しく、往年のミュージカルだったら人肉パイを作り上げる工程なんかダンスにしたんじゃないか。街行く人を食材として眺めるナンバーが楽しかった。[DVD(字幕)] 6点(2008-10-01 12:16:17)

28.  スペース・カウボーイ 西部劇の空をジェット機が上昇していくという、この映画を要約するようなシーンから始まる。そもそも西部劇ってのが時代おくれの男の哀感の映画なのだ。農業の時代になってもまだ牛を追っている牧畜業界関係の男たち。コンピューター時代になってのパイロットが重なる。『七人の侍』と同じで、メンバーが集まってくるあたりが一番面白い。あの女性科学者は、いわば開拓地にいる夫を亡くした母のような役割りか。後半舞台が宇宙に移るとフツーの映画になってしまうのが残念。思い残したことについての映画、あるいは意地についての映画。[映画館(字幕)] 7点(2008-09-17 12:08:51)

29.  スターリングラード(2001) うまいところに目を付けた。ヒトラーとスターリンという悪役同士の戦場なら、おのずと兵士個人の物語へと感情移入がしやすい。都市に冠した独裁者の名を守るためにのみ、無名の若者が次々と投入されていく戦場。一方は野育ち、一方はインテリ、おそらく戦争でもなけりゃ永遠に出会わなかっただろう二人が争う。けっきょく絨毯爆撃や原爆といった巨大な暴力による大量虐殺によって終わる世界戦争の中にあって、一人一人を狙撃し仕留めていく二人が、古い剣豪物語の主人公のように見え、彼らだって殺人者なのに、その外側のより無機的な殺人システムを告発しているように見えてくる。とりわけソ連のまったく消費材としてしか兵士を見ない体質、たぶんあの戦争の時ここまで自国の兵士の命をないがしろに扱ったのは、日本とソ連がダントツだったと思うのだが、その共通点が何に由来するのか、昔から気になっているが分からない。[映画館(字幕)] 7点(2008-08-14 10:03:22)

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