みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ゼア・ウィル・ビー・ブラッド ダニエル・デイ=ルイス熱演は引き込まれるものがあり、興味深い展開でしたが、途中から銭が全てなダニエルの末路が想像出来てトーンダウン。「終わった」に、それはコッチの台詞、長かったわ。溜息 ポール・ダノの怪演に拍手。[DVD(字幕)] 5点(2023-11-24 02:28:13)《改行有》 2. 青春の輝き 1950年代のアメリカを舞台にした学園もの。ユダヤ人も差別の対象だったようで。 後のオスカー受賞者3名の青春時代を垣間見る貴重な作品。 ラストでの捨て台詞の吐き合いが後味悪く残念です。[DVD(字幕)] 7点(2023-07-18 01:35:23)《改行有》 3. 世界を彼の腕に 《ネタバレ》 ユニバーサル創立40周年記念作品の名に恥じない痛快海洋活劇。アラスカを買う夢を持つ豪放さとロシア伯爵令嬢に恋する繊細さを併せ持つ密漁船長を演ずるグレゴリー・ペックに惚れ惚れと。彼の引き立て役でありながら劣らぬ存在感を示したアンソニー・クインもアッパレ。分かりやすい展開ながらも、大団円を迎えた結末が心地よい余韻を残します。[インターネット(字幕)] 8点(2023-04-01 23:31:52) 4. 戦争の犬たち(1980・アメリカ) 敬愛するフレデリック・フォーサイスの原作は未読。 作戦に緻密さが無い。手に汗握れない。大どんでん返しが無い。 お目当てクリストファー・ウォーケンもパッとせず。 原作を読んだ後では1点か2点になるのであろう凡作でした。[DVD(字幕)] 4点(2023-02-07 02:53:37)《改行有》 5. 性本能と原爆戦 原爆が投下されたのですがその描写は無く、家族4人の長であるレイ・ミランドの本性と生存本能が描かれています。このお父さんのサバイバル術はとても理路整然とした且つ銃にものを言わせてどんな事でもやってのける血圧が上がる姿でした。 キューバ危機最中の作品で、こういう浅ましい事は止めましょうというレイ・ミランド監督の警鐘なのでしょうか? 原爆の雑な扱われかたに白けた作品。[DVD(字幕)] 5点(2022-06-24 02:07:17)《改行有》 6. 潜行者 ローレン・バコールを美しく(3点)撮る事だけに全神経を集中させたかのよう。ご亭主であるハンフリー・ボガートもモッサリしているだけで魅力無し。脚本が全編通して無理筋過ぎてスリル・サスペンス感がゼロ。とどめのラストショットに失笑。二人のプロモーションビデオのような作品。[DVD(字幕)] 3点(2022-05-10 10:50:33) 7. 戦慄の狼男<TVM> 《ネタバレ》 ジャケットからデヴィッド・ジャンセン=狼男と思ったのですが。中盤まで誰なのか分かりません。すぐに分かる演出から「あぁ、アンタか」分かってからは気が抜けて盛り上がりもなくお開きに。74分作とは言え、それより短い70分作の1941年「狼男」に比べてご贔屓俳優出演を差し引いても戦慄の「せ」字も哀愁の「あ」の字もない脚本はお粗末です。TV映画でも良作は沢山ありますが本作は凡作でした。[DVD(字幕)] 4点(2021-08-05 23:14:53) 8. セメントの女 トニー・ローム殺しの追跡の続編で気乗りしないまま鑑賞。予想通りの凡作でした。監督がシナトラのお抱えだという事で、サミュエル・フラーが言う「映画は戦場のようなものだ」とは無縁のお気楽な撮影現場が浮かぶところが脳天気な音楽と併せて何ともはや。[DVD(字幕)] 4点(2021-06-08 12:35:47) 9. 戦慄!プルトニウム人間 悲しみの巨大人間といった感ある起承転結が小じっかりとしていたのが意外。出ずっぱりの婚約者が都合良くしゃしゃり出てくるも安い台詞しか吐かず物語に機能していなく、かといって華があると言えない存在に段々と嫌気がさしてきて、あのまま一緒に落ちればいいのにと思ったのは言い過ぎか。ラストの攻防が住民の反応も含めて至極アッサリした演出であるのも残念。それを差し引いてもまぁまぁ見応えある佳作です。[DVD(字幕)] 5点(2021-05-31 13:39:31) 10. セックスと嘘とビデオテープ 身の上相談を今までもこれからもしない身にとって、身の下相談を赤の他人にしている姿に恥に対する価値観の違いを感じます。会話中のため息を始めとした鬱陶しいアンを筆頭にいけ好かない人物達の湿度100%の会話劇にグッタリ。意味不明な結末も痛い。目を惹いたジェームズ・スペイダーに興味が湧いたところに+1点。[DVD(字幕)] 5点(2021-05-21 15:18:31) 11. They Made Me a Criminal(原題) 《ネタバレ》 世界戦を制したその夜に殺人事件に巻き込まれたボクサーが無実の罪で逃走。辿り着いたのはアリゾナの農場。更生中の少年達とその中の一人の姉との触れ合いの中で賞金稼ぎの試合に出場することに。リングサイドで観戦する彼を執拗に追う刑事に見守られての一戦で。 クロード・レインズが気に入らなくて断った役を無理矢理引き受けさせられて生涯に亘って最も嫌いだという本作。彼の演ずる過去の過ちから上司同僚から蔑まれている刑事は少ない出番の大半が屈辱的なものですが、試合会場に辿り着いてからラストまでは、負け組だけど負け犬ではない姿で場面をさらっており、ラストシーンにいたっては「カサブランカ」の元ネタのようで胸熱激痺れ。彼の役者としての凄みを見せつけられた秀作。[DVD(字幕)] 8点(2021-04-30 22:18:18)《改行有》 12. 西部の王者 邦題に西部劇に於ける身のこなしがピカイチのジョエル・マクリーに期待膨らませての鑑賞。豪華俳優陣、カラー映像、超超超絶迫力戦闘模様、人間扱いされていた上に誇り高き姿(アンソニー・クインを筆頭に)の先住民、幸せだと感じた瞬間が不幸の始まり、不幸だと思ったところが幸せの始まりな人生模様。至福の90分間を過ごさせてもらった傑作です。[DVD(字幕)] 10点(2021-01-09 15:17:23) 13. ゼイリブ ロディ・パイパーは贔屓選手の一人です。利かん気で駄々っ子のようなイキのいいラフファイト&やられっぷり(半ケツ姿も多々あり)は見ていてスカッとするもので、中でもブルーノ・サンマルチノとの抗争には毎回興奮させられました。マイクパフォーマンスにも秀でた彼の主演作という事で興味津々での鑑賞。う~ん・・・リング上程には輝いていなかったですねぇ。風刺の籠ったアイデアは良かったのですが、脚本と演出が彼を活かせていなかったという事でしょうか。[DVD(字幕)] 4点(2021-01-03 01:54:47) 14. 戦場よさらば 原作未読。78分版鑑賞。共に若いゲイリー・クーパーとヘレン・ヘイズのロマンスは、深みが無い幼い印象を受けました。物語のキーパーソンとも言えるアドルフ・マンジューも今一つ物足りなさを感じたところです。[DVD(字幕)] 5点(2020-11-29 23:55:01) 15. 戦艦バウンティ号の叛乱 帆船好きの身にとってバウンティ号を見ているだけでワクワクします。お目当てチャールズ・ロートンのパワハラぶりはネチーッと絡みつく厭らしさが絶品。髭無し男前クラーク・ゲイブルが殴り込みをかけるのを今か今かと待っておりました。叛乱後の展開が思いもよらぬもので、少し興醒め。鑑賞後、ジェームズ・キャグニー出演(ノンクレジット)を知り仰天。返却を早まったと地団駄踏んでおります。[DVD(字幕)] 7点(2020-09-07 16:37:08) 16. ゼンダ城の虜(1937) 1952年版とほぼほぼ一緒な起承転結。 ロナルド・コールマン>スチュワート・グレンジャー 気障であっても嫌味のない台詞回しが冴えてます。ラストのやせ我慢もきまってます。 ダグラス・フェアバンクス・Jr<ジェームズ・メイソン チャライだけで史上最高の悪役には遠く及びません。 マデリーン・キャロル <デボラ・カー 美しさでは少し負けているかな。 ソードファイトシーンは1937<1952 淡白でした。コールマンVSメイソンを妄想しながらのリプレイタイムとなりました。 戴冠式は1937>1952 セット装飾の荘厳さが見事。 1952年版と遜色無い出来栄えで大いに楽しめました。[DVD(字幕)] 8点(2019-10-22 04:07:17)《改行有》 17. 征服 シャルル・ボワイエとグレタ・ガルボによるナポレオンとマリア・ヴァレフスカのロマンス。日陰者との逢瀬での色男としての魅力は流石のものだけど、カリスマ性が感じられなかったのが物足りない。[DVD(字幕)] 7点(2019-09-19 01:32:51) 18. 鮮血の情報 《ネタバレ》 CIA前身組織のノルマンディ上陸作戦前夜に於ける奮闘を描いたスパイ映画。背景が良く分かった冒頭のナレーションに好感。「陸軍中野学校」を思わせる前半を経てジェームズ・キャグニーがフランスに乗り込んでからの手に汗握る展開が素晴らしい。キャグニーのアクションシーンでの絞め技・巴投げにビックリ。「この人は柔道をたしなんでいるのだろうか」 スパイものに於ける非情な最期は余人には出せない彼ならではの姿でした。[DVD(字幕)] 9点(2019-08-18 03:10:26)《改行有》 19. 潜水服は蝶の夢を見る 目力が持ち味のマチュー・アマルリックの「目は口ほどにものを言う」迫真の演技に息を呑みました。「僕は自分を憐れむ事を止めた」千鈞の重みのある言葉を忘れちゃならないと思う次第です。[DVD(字幕)] 7点(2018-09-23 12:45:24) 20. ゼンダ城の虜(1952) 《ネタバレ》 ルリタニア王国ルドルフ国王が戴冠式間近に、王位と王妃との結婚を狙う異母兄マイケルの陰謀で毒酒を飲まされ倒れる。英国から休暇に訪れた国王と瓜二つのルドルフ・ラッセンディルが身代わりで戴冠式に臨む。王妃は優しさ溢れるラッセンディルに惚れる。マイケルの腹心ヘンツォ伯爵によってゼンダ城に囚われた国王救出に向かうラッセンディル。という物語。 ジェームズ・メイソン演ずるヘンツォ伯爵は鑑賞史上最高の悪役で、まさに「華麗なる悪」のバイブルと呼べる存在。 ハンス・グルーバー(アラン・リックマン) フランツ・フォン・ヴァルトハイム大佐(ポール・スコフィールド) エミール・ビュイッソン(ジャン・ルイ・トランティニャン) 永遠に変わる事がないと思われた順位が一つずつ繰り下がる事になりました。 超絶オトコマエのルックス、紫の軍服の完璧な着こなしと身のこなし、ベルベット・ボイスで放たれる一言一句のクレバーさと腹黒さとふてぶてしさ、マイケルの愛人を口説きにかかる色気、主人マイケルを一突きで瞬殺する残忍さ。堪りません。 ノックアウト状態なのに更に繰り広げられたラッセンディルとの5分弱にも亘る剣での一騎打ちに完全にとどめを刺されました。 ヘンツォ伯爵判定勝ちの決着が-0.001点 ルリタニアン・ロマンスの語源となった傑作であり、現時点での best of James Mason に酔いしれた絶品。[DVD(字幕)] 9点(2018-05-15 02:31:54)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS