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1. セルピコ
《ネタバレ》 自分の正義感を押さえられず、勝ち目の無い組織浄化の戦いにつきすすんでいって、恋人には次々と去られ、仲間に裏切られて重症を追い、最後に警察の腐敗を世間に暴露して改革は行われたけれども、結局セルピコ本人は警察をやめ、アメリカを去ることになる。なぜ全てを失ってまで潔癖さにこだわるのか。それは世渡り上手でこずるい人達には到底わからないだろう。なんか自分の人生とダブってしまって切ない。しかしアメリカを去ったセルピコは全く後悔しなかったのだろうか、愛する人と平凡だけど平和な家庭を築く道を選ばなかったことを。 7点(2003-10-31 16:23:43)
2. 正義のゆくえ/I.C.E.特別捜査官
《ネタバレ》 何か米国移民局のお仕事についてのドキュメンタリー
番組を見るような感じではありましたが、たぶん実話に基づいたオムニバス
風の物語ではあったのですが、思っていたよりも引き込まれました。
それぞれ母国にいられない、母国では生活できない人たちが米国での生活を
を夢見て何とかして市民権を得ようとする現実は、平和な国に暮らす人間
には理解しがたいものがあり、また勉強にもなります。
嘗ては人種のるつぼと称されて、アメリカに同化することが期待されていた
移民ですが、最近では同化せずに母国の文化や思想を維持したまま生活する
人々が多くなったそうです。少子化の進む日本もやがては移民を大量に受け
入れざるを得ない時が嫌がおうにも来るのでしょうね。
それにしてもアシュレイ・ジャッドは年取りましたね。ダブルジェパティで
最初見た時は美しさに感動しましたが。[地上波(吹替)] 6点(2022-11-28 22:00:54)《改行有》
3. セント・エルモス・ファイアー
《ネタバレ》 古き良き時代の青春映画という感じで、無難な内容ではあったけど、卒業まだ間も無いという設定だからか、それぞれが抱える問題もあまり深刻さが伝わってこず、社会人物としては重みが今一つだった。実社会での本当の苦労はまだまだこれからだと思うけど。ちなみに、テレビで放送された「愛と言う名の下に」がこれのパクリだという批判があるようですが、私は二つは全く別物でそれぞれ良い作品だと思います。確かに、仲良し7人組(男4人に女3人)、溜まり場になるバーがある(St.Elmo's Barとレガッタ)、最後に一人が去って行く、などパクリの部分はあるけども、内容は独立した話だと思います。 6点(2003-11-28 21:42:58)
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