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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 戦火の勇気 おそらく今後のキャリアを考えてM・ライアンが熱望したために本作に出演できたのだろうが、やはり違和感をぬぐうことはできない。『羅生門』スタイルの構成は嫌いではないが、あぶりだされる真相が予想の範疇を越えず、今ひとつ効果をあげていない。しっかりと謎を構築した上でプロットの組み立てをしてほしいものだ。E・ズウィックの演出も手際がわるくもたついてしまている。5点(2003-12-02 19:27:43) 2. セブン 《ネタバレ》 フィンチャーの底力を痛感させられる力作。詳細はanemoneさんのレビューで語り尽くされていて、俺などが付け加えられることは一つもない。では、なぜ低評価なのか。犯人を最後まで正体不明とすることで、普遍的な悪と感じさせる手法は評価できる。しかし、ならばミステリーの文法を持ち出してはいけない。前半のプロットが謎解きをメインと据えているために、観客はラストに至って肩すかしをくらう。全体を見据えたプロットの構築をお願いしたい。6点(2003-12-02 19:19:26)(良:1票) 3. 絶体×絶命 A・ガルシアは顔の濃さに比べて存在感が薄い役者なんだろう。おかげで、終始M・キートンに目がいってしまう。コメディアン出身ではあるが、M・キートンは狂気をにじませる演技が非常に上手い。プロットは平板で盛り上がりに欠けるが、M・キートンを観ているだけで充分に楽しく時間が過ぎていく。キートンよ、『バットマン』新作で悪役としてリベンジしてみてはいかがか?6点(2003-12-02 18:53:54) 4. セックスと嘘とビデオテープ 女性の心を具現化しようという試みは確かに興味深いのだが、如何せん作品にリズムがない。観客の目を意識したプロット展開を心がけてくれないと、観客は退屈するばかり。批評家受けはいいのだろうが、思えば本作からすでに俺のソダーバーグアレルギーが始まっていたのだろう。観る人を選ぶ作品で、残念ながら俺は受け付けなかった。4点(2003-12-02 18:49:57) 5. 絶叫屋敷へいらっしゃい C・チェイス、D・エイクロイド、J・キャンディとコメディファンなら垂涎もののキャスティングにも関わらず、やっちゃったね、エイクロイド。面白くしたいという意気込みはわかるのだが、すべてが空回りで、まさに本作自体が『Nothing but Trouble』だった。3点(2003-12-02 18:46:03) 6. ゼイリブ 主演俳優がプロレスラーであることも知らず観たが、B級ものとして開き直っていて素直に楽しめた。いくらでも料理できそうな設定を格闘一本勝負でぐいぐいと演出していたのは、主役がプロレスラーだったからなんだな。本当はK・ラッセルあたりで映画化したかったのかもしれないが、この人選もなかなか。7点(2003-12-02 18:41:26) 7. 戦慄の絆 とかく外面的変貌ばかりクローズアップされるクローネンバーグ作品。しかし、彼の本質は未成熟な精神を持つ男性のもろさではないか。死と隣り合わせである麻薬・SEXに溺れ、全く対照的であったはずの双子が徐々に同一化していくさま。J・アイアンズの名演も手伝い、観る者の心を静かに揺さぶっていく・・・。8点(2003-11-20 03:13:00)
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