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1. 草原の輝き(1961)
《ネタバレ》 まだ世の中の時間がゆっくりと落ち着いて回っていた古き良き時代の青春映画。今の時代ではもうこんな味のある恋愛映画は作れないでしょうね。ナタリーウッドとビーティー(ベアティー?ベイテイ?なんで彼の名前の呼び方はこんなに頻繁に変わるのだろう?)の途中の絡みはちょっと間延びしていなくもないけども、なんと言ってもラストの二人の再会と別れの切ないシーンは忘れられません。ハッピーエンドで終るのではという期待は完全に裏切られましたけど、その分酔わされました。9点(2003-09-23 17:50:11)
2. 卒業(1967)
《ネタバレ》 随分久しぶりに観ましたけど、子供の頃こんな
ドラマチックで一途な恋に憧れていた頃を懐かしく思い出
してしましました。
それにしてもコミュニティも大学キャンパスもバスの中も
白人だらけで、古き良きアメリカ=白人中流階級が元気だ
った時代ということでしょうか、今ではまるで異質な世界
の物語に感じてしまいます。ベンがエレンを追い回すのも
今なら立派なストーカーですしね。
前大統領はこの時代に戻そうと叫んでいたのでしょうかね。
この時代のアメリカ英語はずっと聞き取りやすい標準的な
ものだったようです。最近は日本語でさえなんだか良く分
からないですけど。
昔ならもっと高い点数をつけたのでしょうが、やっぱり今
観ると当時のような感激はないですね。我ながら老け込んで
しまいました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-22 22:47:19)(良:1票) 《改行有》
3. ソルト
《ネタバレ》 最初から最後まで息をつかせぬめまぐるしい展開で、見終わってもああ面白かったとは
言えず、消化するのにはしばらく時間がかかりました。
やや現実離れしているとは言え、娯楽作品としては十分楽しめたと思います。
私なりの解釈では、
① オルロフの狙いはウィンタースによる米国核兵器での中東主要都市への攻撃
② ソルトはその為の陽動作戦と偽装工作に利用されただけ
③ ソルトは夫マイクの献身的な愛情に良心が目覚めロシア大統領を暗殺する指示
には従う気はなかった。
④ しかしオルロフが現れた事で作戦決行を知り、夫の身の危険を察知し、拉致され
たと知ると彼を救出するためにはロシア大統領暗殺を偽装するしかないと考えた
⑤ ホワイトハウス襲撃もオルロフの計画の内で、ソルトを利用して大統領に核兵器
のボタンを準備させ、後はウィンタースが最終行動を行う筋書きだった
しかしオルロフはここまで周到綿密な計画を立てておいて、ソルトの良心の目覚めには
気が付かずあっさり殺されてしまうほど鈍感だったのだろうか。彼女が夫婦生活を
優先させる為に内勤に変わろうとしていたことはウィンタース経由知らされていた
はず。当然彼女の自分への忠誠心に疑念を持ってしかるべきなのに気が付かなかった
そんな鈍感な人間に長年に渡る計画を実行できるのだろうか。ここでもまた“恐ろしいほど
冷静沈着な黒幕が、最後には情けないほど無様に殺されてしまう”というお決まりのパターン
にいささか興ざめしました。
またホワイトハウスでソルトは一体何をしようと思ったのだろうか。同僚が暴走して
殺されてしまい自分も追い詰められてしまったのは分かるが、なぜ大統領を地下の
作戦室まで追いかけて行ったのかは不明。そこから脱出すべきではなかったのか。
テッドの最後の計画を知っていてそれを阻止しようとしたのであれば分かるが、どう
みてもテッドがスパイだと気が付いている様子はなかったと思います。
最後の中途半端な終わり方は続編を作る意図が見え見えだと思ったのですが、彼女との
契約がうまくいかなかったのでしょうか。[地上波(吹替)] 6点(2019-04-16 20:42:26)(良:1票) 《改行有》
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