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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
41. ダーティファイター/燃えよ鉄拳 いや~、まさかウータンとお笑い暴走族が主役の映画だとは。何しろバトルな部分っていうのは物語として無理矢理な感じでしかなくって、イーストウッドもそんなコト百も承知なのか、ひたすらヤル気なし状態を見せてて、結果として目立つのは前記の2要素ばかり、と。イーストウッドが主演したバカ映画として稀少価値アリかもしれません。大して笑えませんが。少々テレビドラマの「トラック野郎BJ」とネタかぶりしてますが、こっちのシリーズが先ですか。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-17 02:57:58) 42. 007/ダイ・アナザー・デイ 《ネタバレ》 うーん、「トゥモロー・ネバー・ダイ」を楽しんだ私でしたが、これは楽しめませんでした。なんていうのかなぁ、形骸化されたモノを見せられたような感じ。ボンド映画はこうあらねばならない、みたいな要素をただ羅列しているだけのような。美女ですキザですボンドカーですアクションです・・・って。設定の縛りがキツくて無茶できない、まるで寅さんかゴジラみたい。世界情勢を取り込んでいても、元が007じゃいつも通りでしょ、っていう感じしかしませんしねぇ。あ、要塞決戦がラストじゃないあたりは、いつもとちと違いましたか。CGばりばりな世界でしたけどね・・・。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-17 02:47:47) 43. タイムズ・スクエア 《ネタバレ》 今となっては、80年代はペカペカと軽薄に輝いて、大した悩みも抱えてなかったようなイメージがあったりするのですが、この映画には、そんな80年代の陰の部分、キラキラした内側の虚ろな空気の冷たさと、それに飲み込まれまいと必死に足掻く熱さがありました。ゴミ袋をコスチュームに破壊し疾走するニッキーとパーミー、二人の熱さは無機的な都市の色、冷たい街の夜の中にあって光を放ちます。その光が夢のように幸せなファンタジーへと至る事はなくて、やがては2つの個へと分離してゆく事になるのですが、輝いている間は自分の個性を見つけるための大切な時間だったのでした。前半の快調なノリに比べて、後半は陰鬱な、歯切れの悪い展開になってしまうのが残念ではあるのですが、それゆえに、ニッキーとパーミー、それぞれの選択の意味を考える余地を与えてくれました。衝動と感覚で生きるニッキーの何者にも縛られない人生、思慮と融和で生きるパーミーの安定した人生。若さゆえの苦悩をストレートに二つの人格に投影してみせた、青春映画の秀作でした。もっとも、私は若くないのですが、いまだこの二人の選択した道の間を揺れ動いているような状態です・・・。[映画館(字幕)] 9点(2005-04-15 23:55:50) 44. ダンテズ・ピーク 《ネタバレ》 街1つがなくなっちゃうような大状況を描いた映画なのに、後半はたった4人の人間がいかに逃げるか、なサバイバルな展開、それって違うんじゃない?って思いました。こちらが見たいのは、その大状況がどう推移して街のみんながどうなっちゃうのか、ってトコなのに。にげろ~、あぶない~、たすかった~、めでたしめでたし。いや、町長と、危険を警告にきた地質学者が、めでたしで終わってたらマズいでしょ~よ。一大事を前に、今そこにある危機を乗り越えるだけの展開、なんかまるで「世界崩壊の序曲」のリメイクみたいですわなぁ。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-09 23:41:02)(良:1票) 45. タキシード(2002) うーん、脚本がかなりマズいです。パーティ会場を舞台にして敵に近づいてゆくという、このテの映画ではもはやカビが生えまくった展開を、事もあろうに1本の映画の中で2度もやっちゃうという情けなさ。ジャッキーがタキシードを着るに至る展開、エージェントを続ける事の動機などの描写が疎かですし、肝心のアクションは少量でCG頼りの見せ場へ移行、と。香港時代のデキの悪いジャッキー映画より更にダメな感じ。でも、何よりガッカリなのは、ジェニファー・ラブ・ヒューイットの老け具合。って、あんたまだ20代前半で、なーんでそんなに? ついこの間までクリクリした童顔に、不釣合いなおっきいおっぱい、ぶいぶい言わせてたのに・・・。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-09 23:24:33) 46. ダンジョン&ドラゴン 《ネタバレ》 メイジ、シーフ、ドワーフ、エルフを揃えながらちっともそれを活かしてないのがダメ。モンスターが色々と出てきて主人公一行を苦しめてもよさそうなのに、敵はプロフィオンとダモダー、やられ戦闘員しか設定されていなくてダメ。肝心のドラゴンが殆ど描かれず、言葉だけで処理されててダメ。最強と言われるレッドドラゴンの威力とやらは全く描かれず、クライマックスにやっと登場しても、どこが最強なのやら判らずじまいなのがダメ。ダモダー登場のたびに流れるBGMが、モロにダース・ベイダーしちゃってて、パロディにしか思えないのがダメ。そして、監督が高校生レベルで、見つめ合ったりする映像を入れればドラマティックと思ってるようだけど、不自然に流れを分断して、ワザとらしい画になってるだけなのもダメ。はぁ・・・なんだか疲れる映画でした・・・。[映画館(字幕)] 3点(2005-03-31 20:31:07) 47. 大逆転(1983) 先物相場って、当時は全然知識がなくって肝心のクライマックスが「???」って状態でした。今は少し知識付きましたが(えーと、要は少し価格が上がっただけでも大儲け、だけど少し下がっただけで大損な世界、ってその程度の知識かい!)、でもなんのためにあるのかは未だによく判んないや・・・。ジョン・ランディスがまだ好調だった頃の映画なので、エイクロイド&マーフィの笑いは快調、今も新年を迎えると「メリー・ニュー・イヤー!」を思い出すものです。まあ、正直に言えば、いちばん印象に残ってるのって、ジェイミー・リー・カーティスの大きな(そしてかなりタレ気味)オッパイだったりしますが。6点(2004-10-23 01:32:26) 48. ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 手持ちビデオカメラ撮りによるドキュメンタリータッチ映像は、セルマに寄り添い、やがて観客をセルマの共犯者状態に。納得のゆかない裁判、不幸を全部背負ってみせるばかりのセルマに「なんであんたはそーなのっ!?」とイライラしつつ、虚構と現実の間を行ったり来たりしていたセルマのそれ、が1つになった時にセルマの人生と映画は終わり。後には取り残されて呆然とする共犯者な観客。これって、セルマの自己完結映画なんじゃないかなぁ。いろんな人が出てきて、セルマは人と繋がっているように思えながら、実際にはそれぞれが思い込みや利己的な思考・言動に終始しているワケで、人と人との繋がりに、ある種の絶望っていうか、諦めみたいなものを感じてしまう私。それは監督の自嘲でも皮肉でもあるよーで、かな~りしたたかなモノを感じます。そんな事を色々考えつつも、最大の問題は、私がこの映画と監督が大っ嫌いだ、って事です。ん~、映画的には8点、個人的には1点なので、間を取って、と。5点(2003-12-10 21:52:50) 49. ダイナソー 《ネタバレ》 ぺかー!っとしたデジタル上映の画面にカルチャーショック! でも映画はクラシカルなディズニーフォーマットの枠からはみ出す事なく、しかもキャラクターは恐竜・・・。イグアノドンのヒロインに魅力感じちゃうほどヘンな趣味はないですしねぇ。リアルな恐竜の顔してドラマ語られちゃうと、違和感ばかりが先に立ちます。最後に楽園に辿り着きました~、という激甘なオチはディズニーの限界って感じでした。5点(2003-12-10 15:20:17) 50. ターミナル・ベロシティ 《ネタバレ》 空での撮影は「おお~」って感じですけど、構成上、そのテンションが持続されないのがツラいですね。ロシアだの元KGBだのっていうのは単なるエッセンスで、スカイアクションを見せるのがポイントなワケですけれど、展開上、無理に何度も空に上がるワケにはいかないので、とりあえずフツーな地べたサスペンスで繋いでみました、って感じで。ボスの最期はかなりマヌケだったワケですが「ここは笑ってね」って事だったのかな? だり~っとテレビで見てる分にはイイ感じ、くらいの映画ですね。5点(2003-12-10 14:31:10) 51. ダーティハリー4 《ネタバレ》 予告編で「ごーあへー、めいく、まい、でー」っていうのがあまりに何度も何度もクドく流れるので、ついつい見に行っちゃったよ~、ってトコで。だけど、中身はソンドラ・ロックの復讐物語、巨大な陰謀も悪もあるワケではなくて「キャラハン、チンピラ相手に苦戦すんなよぉ」って感じではありました。ラストは、どうであれ非情に彼女をお縄にした方が、らしかったんじゃないかなぁ。その方がシブい終わりになったと思うんですけど。6点(2003-12-10 14:00:26)(良:1票)
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