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プロフィール
コメント数 418
性別 男性
自己紹介 1959年生まれの48歳。
神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する
市井の人であります。
ま、コツコツとレビューしようと思ってます。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  ターミネーター2 押しも押されもせぬSFアクション映画の傑作。何よりジェームズ・キャメロン監督の妥協しない、観客を失望させない映画作りに対する姿勢を評価したい。衝撃的な前作を超える続編物を作るなんて、そう簡単に出来るものではない。本作は前作とつながりを持たせつつ、ターミネーターに感情みたいなものを入れたり、ターミネーターどうし闘わせたりと見所を満載させ、方向性と展開を大きく様変わりさせたところに勝因があると思う。前作をなぞった描写はあるが、映像、音楽共にパワーアップしており、さしずめ重厚なヒーロー物というところか。またSFドラマという側面を持ち、この救いようのない人類の近未来に於いて、親子の愛だけは唯一不変という演出も素晴らしい。オープニングシーンからしてワクワクさせてくれた。期待に応えての「服をよこせ」の傍若無人振りに、黒ずくめのターミネーター・ルック。ラストのシーンは分かってながらも泣かせてくれた。重厚な超ド級の作品に、10点満点!!10点(2003-03-31 20:38:45)(良:2票)

2.  ターミネーター 初見は随分前なんですが、スピルバーグ作「激突!」を見た時と同種の衝撃と興奮を覚えたものです。ただならぬオープニングシーンからしてゾクゾクさせてくれたし、ド胆を抜く描写と展開にはキャメロン監督の異才ぶりをも十分に感じさせてくれた。さらに、これでもかという観客へのサービス精神と映画作りに対する姿勢は、スピルバーグのそれとまた一味違った独自のものを感じさせる。そしてシュワルツェネッガーに目を移せば、ハマり役というよりもこの映画の主役を張るために生まれてきた様なもの。その後の彼の活躍振りはまさにターミネーターそのもの。1970年代以降の、エンターテイメントSFの傑作シリーズとしては「エイリアン」と双璧を成しており、またキャメロンとシュワルツェネッガーを世に知らしめた記念すべき作品だった。10点(2003-02-17 09:55:33)

3.  たたり(1963) みなさんの仰るようにカメラワーク、映像、音、俳優陣の演技だけで背筋がゾクゾクするほどコワがらせてくれる力量ある演出は、さすが名匠ロバート・ワイズ。幽霊を見せるか見せないかギリギリのところまで引っぱる、人間の内面から揺さぶる恐怖の醍醐味。この、ワイズ監督の格調高い雰囲気とゾクゾク感、そして演出の妙が充分に味わえる。この映画ではカメラワークと音(とくに効果音)の使い方が巧みなのはいうまでもありませんが、モノクロ映像ならではの、陰と闇の抜群の効果が存分にイマジネーションを働かせてくれた。このように、モノクロ映像が放つ魅力を再認識させてくれる、代表的な作品ではないだろうか。ところで本作は、視点を変えて見るならば孤独な女性の悲しい物語とも言えると思います。女性としての大切な時期を母親の看病にすべてを捧げたあげく、唯一の遺産である家屋を姉夫婦(たしか記憶では)に奪われてしまう。帰る家もなければたよれる人もいない。前途に希望を見出せず精神的に不安定になっているところ、引き寄せられるように巡り合えたのがこのヒルハウス。ただ怖がらせるだけではなく、悲しいドラマという側面をもたせ印象度を高める辺りは、やはりロバート・ワイズらしい。たしかに小品ですが、恐怖映画の傑作と言い切ってよいと思いますね、本作は。9点(2004-09-14 15:39:27)

4.  タイム・マシン/80万年後の世界へ 初見は随分前になる子供の頃なんですが、あの手作り感に満ちたタイム・マシンのデザインにはもうゾクゾクものでした。思い出しては色鉛筆でノートに丁寧に描いたものです。個人的には「海底二万哩」のノーチラス号と甲乙つけがたい程の、アナログ感溢れる魅力的なデザイン。コクピットから窓を通して見える時空が過ぎ去る様子や、マネキンの衣装が目まぐるしく変わるシーンが印象的で、作り手のセンスの良さを十分に感じさせてくれる。さらに切ない友情を絡めると共に、核の驚異という確かな文明批判をも見てとれる内容。特撮うんぬんより、SF的な着想とテーマ性は何ら古ぼけておらず、想像力を掻き立ててくれるSF映画の名作です。9点(2004-03-08 17:26:14)(良:1票)

5.  大脱走 《ネタバレ》 1970年代にはホントによく繰り返しテレビで放映されており、翌日の教室ではこの映画の話で持ち切りになったものです。本作を見返すたびに、そんな懐かしい学校生活や級友たちのことを思い出したりもします。それはさて置いてこの映画、単なる絵空事の作り話しなどではなく、第二次大戦中の史実だというから驚きです。(もちろんかなり脚色されているが) この映画の素晴らしいところは数多くあるわけですが、まずまっさきに取り上げたいのは見せ場をふんだんに盛り込んだストーリーテリング。大作にふさわしく二部構成となっており、前半は脱走までのハラハラドキドキするシーン、そして後半は屋外で繰り広げられるスリリングな逃走劇。どのような手段でもって大量に脱走するのか、どんなラストが用意されているのか最後まで観客をくぎ付けにする。監督スタージェスの渋く味のある演出が冴えに冴えており、つい口ずさんでしまう“大脱走のマーチ”が象徴するように、作品を盛り上げるテーマ曲の選び方が本当に上手い。そして個性派揃いのキャストの描き様も申し分ない。スティーヴ・マックィーンを筆頭にきっちり色分けして描いており、そのことが後半の各人各様の逃走劇に見事活かされている。エンターテイメント大作の傑作であることは言うまでもなく、個人的にも思い出深い映画でもあります。9点(2003-05-11 15:37:23)

6.  タクシードライバー(1976) 《ネタバレ》 冒頭のタクシー会社での面接からわかるよう、トラヴィスという男は世間一般の感覚からいうとかなりズレている。ベッツィを誘った時もそうだったし、シークレットサービスとのやり取りなんてほとんどイカレている。ベトナム帰りで不眠症という設定もそうだが、ロバート・デ・ニーロがこのアウトロー的な役に大いにハマっておりアブナイ雰囲気充分である。このような性格の持ち主が、社会に受け入れられず孤独と疎外感にさいなまれるとなると、常人では理解し難い行動に出るのであろう。オレはこのままでは終らない、何かひとつ大仕事をやってやる…。この映画のように一躍ヒーローに躍り出るか、狂気じみた犯罪者になるかどうかは両刃の剣。つまり何かが引き金となり、ゴミのような連中を拳銃で片っ端から一掃することだってあり得る。普通の感覚の持ち主だと、そんなものは都会の産物なのでしょうがなく、警察や政治家にまかせればよい事だと納得する。ところで、何事も無かったかのようなエンディングシーンからすると、この出来事はあくまでもトラヴィスの願望であり妄想として見てもおもしろい。またスコセッシ監督の夜のニューヨークを演出する、映像と音楽による巧みな雰囲気作りも、この孤独な男のストーリーによく似合っていた。[DVD(字幕)] 8点(2007-08-19 21:07:51)

7.  タイムマシン(2002) もしも過去を変えることが出来るのなら、あるいはあらかじめ未来が分かるのならというのは大好きなSF的テーマのひとつ。そこで、そんな夢をかなえてくれるのが、時空を自由に超えることが出来るタイムマシンという魔法の装置。監督は原作のH・G・ウェルズの曾孫に当たるらしく、本作が初メガホンという。平坦な演出と説明不足な展開はこれからの課題としたいが、オリジナル版に敬意を払った仕上がりには好感が持てる。映像とセット美術は申し分ない。期待に応えてのマネキン人形の衣装替えに、加速度的に変化するコクピットから望む眺望。そして何より、42年ぶりにリニューアルされたタイムマシンのゴージャス感溢れる魅力的なデザイン。基本的なコンセプトを継承しつつ、パーツひとつひとつが手作り感に満ち溢れており期待どうりの近未来型となっている。このニュータイムマシンを拝見出来ただけでも及第点を与えたくもなります。世間の評価は決して高くはありませんが、オリジナル版に敬意を表した作風とニュータイムマシンに、ちょっと甘いが8点を差し上げます。《ネタバレ》ところでラストなんですが、主人公アレクサンダーは婚約者を救うべく執念の産物ともいえるタイムマシンに見切りを付けます。変えられない過去に執着するよりも、今現在をそして未来に向けて生きることの方が大事なんだと、タイムトラベルを通じて悟ったわけなんですよね。このあたり、作り手の説明不足もあり観客に上手く伝わらなかったのがちょっと残念。8点(2004-04-26 23:14:41)(良:2票)

8.  ダイ・ハード 手に汗握るハードアクションの連続で、最後の最後まで画面にクギ付け! ! まさに、見応え満点な娯楽大作に仕上がっている。マクティアナン監督の勢いある演出はもちろんのこと、工夫を凝らした脚本が作品全体を盛り上げる。しかし何といっても、主人公マクレーンを演じるブルース・ウィリスの人間臭いキャラクターが魅力十分。孤軍奮闘、大活躍のおじさんは一夜にしてニュー・ヒーロー! ! その後彼は、見事スターダムにのし上がっていった。8点(2003-09-07 15:21:25)

9.  タワーリング・インフェルノ 災害パニック映画の傑作 ! ! 巨費を投じた大スペクタクル映画の名に恥じぬ見事な出来映えは、「ポセイドン・アドベンチャー」に一歩も引けを取らない。冒頭から只ならぬ気配を感じさせる演出はゾクゾクもので、じわじわと大惨事へと向かう展開も申し分なし。そんな中、絶体絶命という状況下での、縦横に繰り広げられる人間ドラマもしっかりと描かれている。もちろん、今見ても色褪せない特撮は迫力十分。安全性を返り見ず、先端技術を競い合う事がいかに悲惨な結果を招くか…。決して絵空事とは思えない見事な大作でした。8点(2003-08-09 17:31:59)

10.  タイタンの戦い(1981) ハリーハウゼンが手掛けた映画では、実質上これが最後の本作品。CGが主流の昨今、手作り感溢れるモデル・アニメーションという技法は、古き良き“特撮”そのもので、ある種の新鮮味さえ感じさせる。 この映画でのお気に入りは、やはり髪の毛が蛇というメドゥーサの登場シーン。見る者を石に化すというので、勇者ペルセウスはどんな戦法で闘うのかワクワクドキドキしたものだ。子供の頃から、ファンタジックな世界を楽しませてくれたレイ・ハリーハウゼンに「ありがとう! ! 」の意を込めて …8点。8点(2003-07-12 20:47:23)(良:1票)

11.  ダーティハリー この当時、綺麗ごとで終らせないニューヒーローの登場には、驚きと共に大変な新鮮味を感じたものです。額の血管をひきつらせ「法の番人くそ喰らえ、オレが裁いてやる」と言わんばかりに、イーストウッド演じる刑事ハリーがマグナム44をぶっ放す様は迫力満点だった。この映画では、連続殺人犯が悪法のせいで釈放されてしまうわけですが、ハリーが法を超えた手段でケリをつけるというラストは痛快そのものだ。しかしなんだか、現在の法を超え独自の正義を行使するアメリカを見せつけられたような気がして、娯楽映画として割り切れないのも事実です。8点(2003-06-14 20:38:34)

12.  ダイ・ハード2 前作と比べてみても、まったく遜色のない見応え十分の作品! ! ブルース・ウィルス演じるマクレーンの超人ぶりは、ますます凄みを増しスーパーマンも驚く大活躍! ! ! プロットもしっかり練り上げており、予断を許さぬ展開も申し分なし。「そんなアホな~」と突っ込みを入れるスキも無く、連続、また連続のド迫力シーンは余りにも圧巻だった。前作同様、理屈抜きで楽しんだ2時間でした。8点(2003-05-31 13:10:11)

13.  ダークマン いかにも人気アメコミの映画化という感じでした。ストーリー展開もノリもB級の域を出ないアクションものなんですが、意外にも巨費を投じてあるみたいで見応えは十分。壮絶な復讐劇は終り、どこへともなく去って行くダークマン。見事、哀愁を漂わせており、その後シリーズ化されたのがよくわかる。7点(2003-09-07 15:21:08)

14.  大空港 この映画、古典的な演出がどうにも馴染めず、とくに人間模様を描いている前半は、いい加減にして欲しいくらい退屈だったのを覚えています。ただ、爆弾犯が潜む機内のシーンだけはけっこう緊張感があり、どう展開するか目が離せない。それと当然ながら、タダ乗りお婆ちゃんと、哀愁漂う爆弾犯の夫婦がしっかりと場面をさらっていたのは言うまでもない。7点(2003-07-12 20:47:35)

15.  ダイヤルMを廻せ! ヒッチコック劇場のゴージャス版という感じで、サスペンスのお手本みたいな作品。ひねりが利いており、二転三転、最後の最後まで眼が離せない。俳優陣の手慣れた演技は、今さらどうこう言うこともないレベル。やはり紅一点のグレース・ケリーは美しく魅力的で、とくに判決を下される時の表情は印象的でした。7点(2003-05-04 13:06:46)

16.  第十七捕虜収容所 《ネタバレ》 邦題から察すると、スリリングな脱走もの、あるいは重厚な戦争ドラマを期待してしまう。が、しかし作風はと言うと全体的にコメディ色が強く、とくにコンビ二人の演技がしつこくやり過ぎ。辛辣な風刺を効かしているわけでもなければ、驚愕のラストが用意されているわけでもない。ともあれ本作は、何人もの兵隊が射殺されるという戦争映画。このような作調だと題材が題材だけにシラけてしまい、距離を置き冷めた目で観てしまうわけなんですよね。うーんそうかそうか、本作はもともとブロードウェイのヒット舞台劇を映画化したものなのか…。色分けした個々の登場人物、数々の小道具に趣向を凝らしたプロットなどなど。この辺り、やはりビリー・ワイルダー監督らしいとは思います。裏切り者、あるいはスパイは誰でしょう? まっ気楽に見れる群像劇というところでしょうか。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-05-18 21:29:53)

17.  大巨獣ガッパ 60年代を席巻した単発怪獣映画のひとつ。しかも家族向けに作られた異色作で、見事なまでのB級! ! オープニング早々から演歌調の“ガッパの主題歌?”に強烈な先制パンチ。日活っぽい青春活劇風なノリで進む中、日本人丸出しの珍妙な島民の踊り、たった数日でビル並の大きさに成長する子ガッパ、ゆでダコをくわえながら町を破壊する夫婦ガッパ、親子対面で涙腺が緩む感動のラストシーン等、ガッパの造形はもちろんのこと印象度の高い怪作に仕上がっている。さらに日活初の怪獣映画という事もあり、スタッフ一同笑いをこらえながら、時には笑い転げながら作り上げた様子がヒシヒシと画面から分かるゾ。まぁ、このテの単発怪獣映画が個人的に好きなので、う~ん…6点。6点(2003-11-03 13:39:12)

18.  ターミネーター3 1作目はターミネーターの戦慄すべく恐怖を描いた衝撃的な作品だった。そして2作目は親子の絆を軸にして展開される、強烈なメッセージを放った異色ヒーローもの。さて本作は? 監督がジェームズ・キャメロンではないので、ハナから期待はしていなかったんだが…。展開にしても描写にしても前2作をスケールダウンしただけで、そこには何ら目新しいものはなく訴えるものも脆弱だ。作り手はこのシリーズ、ドラマやメッセージ性に裏打ちされたSFアクション映画であることが分かっていたのであろうか。各登場人物を魅力的に描き切れていないのも致命的だし、コメディ調の演出もやり過ぎでシラける。演出、脚本共々図抜けた力量のあるキャメロン監督の手による前2作と比較されること自体、酷というのは分からなくはない。(作り手はプレッシャーもあっただろう) しかし、独創性や作家性がさほど感じられないというのはどういうことなんだろう。世評の芳しくない、エイリアンシリーズの「3」と「4」でさえも、作風の合う合わないは別として作り手の独創性と世界観は醸し出されていた。ただ、自分を見失っている薬中の若者が、自分を理解してくれる女性と出会い、希望と目的を見い出し立ち直る物語り、という視点から見るとそんなに悪くはない。だけどまぁ、前2作と切り離し、ド派手なカーチェイスが売りの“パロディ版”「ターミネーター」として見るのが正解でしょう。5点(2004-04-16 11:23:40)(良:1票)

19.  ダイ・ハード3 シリーズ3作目ともなると、衝撃度も新鮮味も薄くなるのはしょうがない。しかしマクティアナン監督の作品にしては、ずいぶん足早で強引な展開、そして大雑把な演出が目立ち過ぎる。それと、頭の回転が速い黒人(S・L・ジャクソン)がマクレーンの相棒という設定は悪いとは言わないが、このシリーズ、ブルース・ウィリス演じるマクレーンの孤軍奮闘、大活躍を堪能すべく映画だったはず。巨費を投じた大味な、凸凹コンビのアクション映画に終ってしまっているのが残念でした。5点(2003-09-21 22:34:13)

20.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 手持ちカメラのブレと独特の映像で、かなり見づらく気分が悪くなる映画だった。この映画を見終えてまっ先に考えたのは、ラース・フォン・トリアー監督って一体どういう人なんだろうか、ということ。きっと筋金入りの奇人なのではないだろうか。悲劇の極みをクセの強い手法で表現しており、ある種の視点から見れば作家性は高く通好みには受けると思う。しかも泣ける映画には違いなく、有名な歌姫ビョークが主役を演じているわで、話題が話題を呼び客もどっと入って来るだろう。しかし、主人公と似たような不幸な境遇にある人も少なくないはずで、この映画を見てどの様に感じ取ったのであろうか。奇人奇才振りは認めますが、「キングタム」といい本作といい、どうもこの監督の作品は体質に合いません。作品自体の出来映えまで否定したくありませんが、ここは敢えて3点を付けさせてもらいます。3点(2003-06-07 14:51:40)

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