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1. ターミネーター2/特別編
《ネタバレ》 途中の展開はそこそこハラハラするし、出来は悪くない。でも一番許せないのはシュワちゃんが溶鉱炉で溶けていったことに対する少年のコメント。このあさはかさで映画全体が嫌いになっちゃう。5点(2004-02-22 09:42:05)
2. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 この映画が何を訴えたいのかわからないし、ストーリーも雑です。「ビルがセルマの金を盗んだこと」「セルマがビルを殺したこと」「再審のために弁護士を雇うためには手術費用を使わなくてはいけないこと」という、3つの「物語の核」すべてに、必然性がありません。ストーリーの展開に必然性を持たせて、「どうしようもなく、こうなった」と思わせてくれれば、どんなに不幸な結末でも、感動できるはずです。[DVD(字幕)] 3点(2008-09-09 03:18:11)
3. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 フェリーでみんなが起爆スイッチを押さなかったのは、「自分一人が悪者になるのは嫌だ」という利己的な理由からですよね。なにせ、無記名投票では「起爆スイッチを押す」という方に投票してる方が多いわけで。「自分で押すのは嫌だ。誰か押してくれないかな」と皆が思っているわけです。それなのにお互いのフェリーを爆破しないのを見てジョーカーが「がっかりだ」とか言ってるのは滑稽。ジョーカーさん、あんたの計画がまずいだけですよ。本気で市民に市民を殺させたいなら、誰が起爆したかわからないシステムにしなきゃダメでしょう。「笑っていいとも」の「お手元のスイッチ」みたいなのを配るとかして。大勢が見つめる中で起爆スイッチ押す人がいると思いますか? むしろ、自分一人が悪者になって、自分と同じ船に乗っている人たちの命だけでも救おうとしてスイッチを押す人が、もし仮にいたとすれば、その人こそ「ダークナイト」と呼ぶにふさわしい。英雄をねつ造するために罪を被ったバットマンや、その後事情が変わるかも知れないのに後先考えずに起爆スイッチを海に投げ捨てた黒人の「勘違いヒロイズム」には辟易。バットマンがやったことは「先生はこの国に必要な方ですから」と、収賄の罪を被る政治家秘書とあまり変わりません。まあ、何にしろ、はなっから「善」だとか「悪」だとかいうものを信じていない僕のような人間には、どうでもいい映画でした。
[映画館(字幕)] 0点(2008-09-08 00:19:40)(笑:3票) (良:9票) 《改行有》
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