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1. 父親たちの星条旗
《ネタバレ》 「戦車だ」→ドゴーン!!(゚д゚)ヒエエー! こういった場面がある辺り、スピルバーグの影が見え隠れしますな。あの星条旗が実は2つめで、さらにまだ戦闘中であったことは初めて知ったのですが、国債回収のためのプロパガンダに利用されたのは容易に想像できます。生死をかけて国家のためではなく友と自分を守るためそれだけに戦った若者たちが本国で英雄視され見世物になってしまう姿は監督の痛烈なメッセージであり、「友軍を見捨てない」で有名な米軍を真っ向から否定するところに本気が見えます。特殊効果を駆使した硫黄島の激戦シーンは釘付けになります。遠くないほんの少し過去にあった出来事だと思うと辛くなります。そして若者たちが政治に利用され、その後は(アイラは気の毒すぎる…)静かな人生を送っている描写にとくに戦争の残酷さを感じさせられました。3人がイベントで大群衆の前に登場するシーンに至っては、その当時のプロパガンダ批判精神がはっきり出ていて、「北朝鮮も米国も変わらないんだ」と言わんばかりの迫力に圧倒されました。続編『硫黄島からの手紙』がどのように総括し、この作品とリンクするのか今から楽しみです。しかしバリー・ペッパー、またあんたかい!しかも今回も爆死なんて(T_T)[映画館(字幕)] 7点(2006-11-19 22:48:31)
2. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 怖いよ・・・怖い、この映画。一見ファンタジーというチョコレートでくるんでいるものの、その内側にはビターな麻薬が…(>_<)いや、本当に怖いですよこの映画は。起きた出来事に対してフォローもないという! みなさんの評価は高いようですが、すすんで幼い子供に見せられる映画じゃないなって思います。楽しさの裏側にある悪趣味さ、冷徹さ、コメディ化された真の残酷さを感じ取る必要があるように思います。ラストはハッピーエンドですが、拾ったお金でモノを買う少年ってどうなんでしょう。あれれ・・・ちょっと真面目に見過ぎちゃったかな? イッツ・ア・スモール・ワールドにケンカを売るような工場の入口からしてホラーなこの映画。さあ、あなたは楽しかった?それとも怖かった?[映画館(字幕)] 5点(2005-09-21 13:45:11)
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