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21. チャップリンの改悟 《ネタバレ》 「悔悟(改心/改悟/泥棒騒ぎ)」。 刑務所から出所したチャップリンが偽の牧師に騙されて金を巻き上げられてしまう。 チャップリンはこの後も「偽牧師」や「モダン・タイムズ」で再び警察の世話になっている。「偽牧師」はチャップリンそのものが「偽牧師」になってしまう。 「悔悟」は「偽牧師」同様、泥棒と遭遇して一騒動起きる話でもある。 髭で涙をふいたり、店先の食べ物をヒョイヒョイつまみ食いしたり、また現れた牧師を突き飛ばしたり、警官を杖でスッ転ばせたり。 暗黒街に居そうなギャングと仲良くなって一緒に強盗をする事に。 窓の格子?を壊そうと悪戦苦闘するが、ドアはあっさり開いてしまい先にソッチのチェックをするんだった。 金庫かと思ったらピアノ、密かに警察に知らせ「仲良くしましょう」とばかりに油断させ時間を稼ぐ女性、最後の最後までケンカ、ケツにまで火がつきアチアチ、もっと不憫な殴られまくる警官のオッチャン、階段を利用して仲違いしたギャングをボッボコ、駆けつけた警官隊をやり過ごし、チャップリンはあてのない道へと消えていく・・・と思ったら例の警官がチャップリンを見つけて追ってくるのであった。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-23 23:18:53)《改行有》 22. チャップリンとパン屋 《ネタバレ》 パン屋での騒動と職人達のストライキをめぐる内容。 ストライキは「舞台裏」でも描かれる。 転んで生地を頭に落とす、ケーキが方々に飛ぶ、布巾も飛ぶ、上から生地も降り注ぐ、殴る蹴るで皿も割れまくる、シャベルで粉まみれの厨房から生地を掬う、小麦粉が弾ければオーブンもダイナマイトで木っ端微塵。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-23 23:16:16)《改行有》 23. チャップリンの駆け落ち 《ネタバレ》 チャップリンとエドナが駆落ちして車に乗って逃げ去ろうとする映画。 最初は二人の男女が駆落するまでの時間を描く。 手紙で「駆落しませんか」と誘い、テラスの上と玄関近くの下、パンを回しながら・・・まるでリンゴの皮でも剥くように切っていく、胡椒のかけすぎでクシャミ、お茶を飲むと煙る、現れる伯爵の来訪により蹴飛ばされてチャップリンは一旦去る。 巻き煙草、偶然再会した公園から脱出、レンガの投擲、終盤のカーチェイス、一旦車を戻してまで後続を突き飛ばし、海に叩き落す。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-23 00:08:25)《改行有》 24. チャップリンの寄席見物 《ネタバレ》 チャップリンが酔っ払って劇場で一騒動起こす話だけど、今回は二階桟敷の酔っ払い(何とコレもチャップリン!気付かなかった)と巨躯のイタズラ小僧も混ざり大騒動に。 さっそく二回の酔っ払いが落ちそうになったり、チャップリンも人の頭で着火、ゴミが楽器に詰まる、席もアッチ行ったりコッチ行ったり、指揮者の腕がチャップリンにぶつかりチャップリンもキレちゃって張り倒したり、楽器のパイプが外れたり、夫人を噴水に突き飛ばしたり、視界の邪魔だから羽をむしりとったり、劇場の幕もいきなり降りてしまったり、蛇使いが蛇を会場に落としてしまい大騒動、平然としているチャップリンは相当」酔ってます。 歌が酷いからってトマトを投げつけられてしまいちょっと可哀想、マジシャンが火のマジックをしようものなら消化ホースで放水して会場は水浸しに。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-23 00:03:33)《改行有》 25. チャップリンの女装 《ネタバレ》 文字通りチャップリンがいつものアイシャドウを取って女装してしまう映画。 女性用の毛皮コートとマフラー、スカートをまとって男たちから逃れる。 ちょっとおネエな気もするが、それでもチャップリンがイケメンだったという事がよく解る。こりゃ何度も結婚するほどモテるわなあ。 ただその髭を剃るのか剃らないのかちょっとハラハラしてしまった。それを見て爆笑す共演女優は本当に笑っていそう。 ただ、前半の女装にいたるまでの経過は少し長め。 芝生のスプリンクラーが霧のよう。 風でスカートがなびく、杖を脚に引っ掛けてスライド移動、杖で警官を投げ飛ばす、グルグル回ってズボンが脱げる。 女装をするのは後半から。 しかし100年前から今の「ボンッキュッボン」の流れだったんだなあやっぱり。 話は反れるが、昔からミュジドラとかアネット・ケラーマンとかナイスバストでスタイルもそれなりつうかかなり整ったタイプの美人は結構いたからねえ。少数派ってだけで。それをあのスタイルの良いマネキンが悉く物語ってくれているのです。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-23 00:00:25)《改行有》 26. チャップリンのお仕事 《ネタバレ》 何やら色々な材木を積んだトラクターを引かされているチャップリン。親方がチャップリンを馬のようにコキ使う。ここでも杖はムチのように振るわれる。 必死に坂を登ろうとするが、それが坂道を何度も下ってしまい電車に轢かれそうになるのには爆笑。言わんこっちゃない。 内装業が遅い事に苛立つ家ではコンロも爆発しまくる。やっと付いた二人も親方が落とされたりペンキをぶっかけられたりでペンキまみれの親方を“シェービング”、壁紙も全然付かずのりが四方に飛ぶ、メイドも家の住人もペンキまみれ、自称フランス人の怪しい伯爵もペンキにまみれ発砲・大爆破。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-22 23:57:56)《改行有》 27. チャップリンのカルメン 《ネタバレ》 バスター・キートンが「恋愛三代記」で「イントレランス」や「ベン・ハー」のパロディをしたように、それに先駆けてチャップリンもラオール・ウォルシュやセシル・B・デミルの「カルメン」をパロディした本作を撮った。 少なくともウォルシュのゼダ・バラやデミルのジェラルディン・ファーラーよりもエドナ・パーヴァイアンスの方が魅力を感じる。ストーリーはデミル版とそっくり。 でも抜いたサーベルが折れていたり、それをナイフ代わりにツンツンやったり、手の叩きあい、踊り、門の戸口でカルメンではなく男とブチュッとやってしまう、カルメンとやっとキスできるかと思ったら部下や住人が次々に来て中々情事を行えない、キャットファイトがボクシングに発展、石頭で曲がってしまうサーベル、踊るような殺陣、背負い投げ、レスリングにターザン、マタドール。 ラストも「これはコメディですから」という具合にデミル版と違う結末。 しかしその直前まで本当にシリアスな空気が流れていたからなあ。切り替えの凄さはやはり役者。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-22 23:56:13)《改行有》
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