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プロフィール |
コメント数 |
418 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
1959年生まれの48歳。 神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する 市井の人であります。 ま、コツコツとレビューしようと思ってます。 |
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1. 地底探険
笑いを誘うユーモラスなガチョウ(アヒルか?)や、あっと驚く地底からの脱出劇から分かるようかなりファミリー向けに作られた冒険SF。モンスターよ早く出ろ出ろで、引っぱるだけ引っぱってやっと出たのが背ビレを付けた大トカゲ。合成バレバレの襲撃シーンは時代を感じさせキツイものがある。しかし、共食いをしている脇をすり抜けるカットは脳裡に焼き付くほどショッキング。味わい深いハリーハウゼンのモデルアニメーションと比べるなら、こと特撮に関すると評価はカクーンと落ちる。それよりも独創性溢れるセット美術に、ワクワクドキドキ感充分のストーリーが魅力的。ヴェルヌの世界観をそこはかとなく漂わせており、初見は遠い遠い子供の頃で存分にイマジネーションを掻き立ててくれた。そんな本作にちょっと甘いが7点です。[地上波(吹替)] 7点(2005-09-16 23:38:38)
2. 地上最大のショウ
監督はあのスペクタクル史劇「十戒」の巨匠セシル・B・デミルなんですが、本作はエンターテイメント作品としてなかなか良く出来ています。世界を代表するリング・リング・サーカスとバーナム・ベイリー・サーカス。この二大サーカスの全面協力を得たことが大きいのは言うまでもなく、適度なサスペンスを散りばめたドラマ仕立てにしたのが良かったのかもしれない。ヴィクター・ヤングの胸躍るテーマ曲が流れるタイトルロールからしてワクワクさせてくれた。サーカスの華である空中ブランコのハラハラドキドキするシーン、象や犬たちのユーモラスな芸などなど、見せ場をふんだんに盛り込んでおり最後まで観客を飽きさせない。ラストに用意されたサーカス列車のスペクタクルシーンなんかも、さすがデミル監督らしくサービス度は満点。そんな中、個人的にはジェームズ・スチュワート演じる謎のピエロのエピソードが胸を打ちましたね。(何と、この時すでに安楽死の問題についてふれている) 観客に夢と感動を与える団員たちのプロ意識にはただただ脱帽。そんな彼らを取り仕切るボスこと座長の苦労の何と多いことか。古き良きアメリカを映し出すテクニカルカラーも印象的な、郷愁を存分に誘う名作です。9点(2005-01-25 12:13:40)(良:1票)
3. 地球の静止する日
宇宙人侵略ものである同年に出された「遊星よりの物体X」や、「宇宙戦争」と対極に位置される友好型宇宙人を描いたSF映画の古典的名作。その後、「未知との遭遇」や「アビス」、そして「サイン」などSF映画に多大な影響を与え続けており、かなり高得点を付けてもおかしくはないエポックメーキング的な作品と個人的には思う。特撮や描写は時代を感じさせなくはないが(もっとも本作は社会派ドラマとして見るのが正解でしょう)、宇宙人による人類に対しての文明批判や警鐘というメッセージ性は当時としては斬新で、未来永劫語り継がれるべく永遠のテーマ。冒頭の主人公宇宙人と地球人側のファースト・コンタクトは大変考えさせられるシーンであり、さらに人間側との交流の中、会話のやりとりも深遠で味わい深い。このような説得力のあるドラマチックな演出は、さすが名匠ロバート・ワイズと言ったところか。不安を煽る不気味なテーマ曲も印象的だった。9点(2004-04-12 20:58:45)(良:2票)
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