|
プロフィール |
コメント数 |
1648 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。 |
|
21. デッド・ドント・ダイ
《ネタバレ》 完全にアイデア倒れな映画。ジム・ジャームッシュwithゾンビ、というその魅力は大いに認めるが、今作はそこから一歩たりとも前に進んでおらず、何が言いたいのかも伝わらないし、具体的にゾンビ+ジャームッシュでどんなシーンを撮りたかったのかもイマイチ分かんないしで、これじゃあジャームッシュファンにとっては至極微妙なジャームッシュ映画、ゾンビファンにとっては最早スカタンでしかない。
ネタの枯渇、というゾンビ映画側の事情と、言っても未だにキャッチーなその題材特性からしても、今後もこの手の企画はワンサカ登場し続けるであろう。しかし、ゾンビというのは食べるラー油では無いのである。何に入れても美味しくなるなどとゆーことは無いのであって、どういう味に纏めるのかをもう少し考えてから使って欲しい。
ひとり、ティルダ・スウィントンは奇妙なそのキャラクターの表現も中々に優れていたが、こんな下らない映画を撮るために明らかに刀の取扱いを相当に訓練した様子が垣間見えて、やっぱ一流は違うなと思った。もうひとり、ダイナーの店員役で『ストレンジャー・ザン・パラダイス』のエスター・バリントが出てたんですね(相変わらずなんか可愛かったです)。[映画館(字幕)] 4点(2020-06-07 18:15:11)《改行有》
22. デビルズ・メイド/死霊家政婦
《ネタバレ》 再生ボタンを押して3秒後には「あ、これB級のレベルに達してないヤツだ」と気づいたワケですが(今回は狙ったのではなく、ホントに知らなかったんですって)オープニングロールを観てゆくと(パペマで有名なあの)製作総指揮チャールズ・バンドと来た…というワケで今作、全体的な質感はかつてのパペマ、或いは『チャイルド・プレイ』的なチョイ低年齢層向け(=少し子供騙し)な雰囲気をいくぶん醸してるのを、これでもかと滅茶苦茶チープにした、という感じですかね(実は私、パペマの旧シリーズって観たことないんですけど、大体そんな感じじゃねーかと思ってます)。
しかし、内容は極めていい加減ですね。そもそも邦題が超絶いい加減で、主役のババアはデビルですがメイドでは更々ありません(じゃあ何なんだ、と言われてもサッパリ分からないのもまた事実ですが)。要は、このババアは人間の皮を被った悪魔で、だから背中に皮を閉じ合わせる時に出来た「紐の結び目」が在るのですよ。原題の『STITCHES』というのはそれを指しています。
とにかく、何の目的だかは分からないけどみんなが集まってる家に、このババアが特に説明も無く紛れ込む所から話はスタートします。が、あとはほぼこのババアがやりたい放題やってるだけで、家人は抵抗も疑いも為す術も無く毒牙にかかってゆく…というだけです(マジで)。諸々の描写のチープさは極め付きで、普通のホラーなら絶対あるハズのババアが正体を顕すシーン(=皮を脱ぐ)も無いという肩透かしぶり。ほぼ観る価値の無い正真正銘のC級作品に間違いはありません。[DVD(字幕)] 2点(2021-02-17 10:58:51)《改行有》
23. デビルシャーク
《ネタバレ》 これは彼の『ジュラシック・シャーク』よりも更に酷いかもしれない。ストーリーは皆無に近く、サメの襲撃シーン(しかしサメのCGはただ単独で泳いでるだけで人と映ってるシーンは何と無い!という究極の手抜き)+よく分かんない憑依シーン(血糊被ってのたうち回ってるだけ!という至高の手抜き)の単調な繰り返しのみという何ともアホな構成。女優が妙にたくさん(無駄に)登場して水着までは見せてくれるが(せめてオッパイ出せよ)、揃いも揃って微妙なルックスという残念さ加減(タトゥー入れまくりな所を見ても到底プロには見えん)。私はこの映画に何を期待したのだろう。紛う事無き最低映画。[DVD(字幕)] 1点(2020-04-12 10:15:27)(良:1票)
|